国鉄H10形コンテナ
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国鉄H10形コンテナ | |
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基本情報 | |
種別 | ホッパコンテナ |
所有者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
製造メーカー | 三菱重工業 |
製造年 | 1966年(昭和41年) - 1970年(昭和45年) |
製造数 | 467*個 |
形式消滅年 | 1985年(昭和60年) |
主要諸元 | |
外面色 | 黄緑6号 |
専用種別 | 塩化ビニル樹脂 |
全長 | 3,240 mm |
全幅 | 2,300 mm |
全高 | 2,350 mm |
ホッパ材質 | ステンレス鋼 |
荷重 | 5 t |
内容積 | 11.5 m3 |
自重 | 1.7 t - 1.8 t |
備考 | *形式変更による編入数を含む |
国鉄H10形コンテナ(こくてつH10がたコンテナ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1966年(昭和41年)度にH91形を改番して生まれた、鉄道輸送用一種規格[注 1](11 ft)ホッパコンテナである。
概要
[編集]国鉄H91形コンテナは、1966年(昭和41年)度に塩化ビニル樹脂専用クレーン取り扱いホッパコンテナとして三菱重工業にて2個が製作された。程なくH91形はH10形へ改番された。改番後同年度に63個、1967年(昭和42年)度に113個、1968年(昭和43年)度に57個、1969年(昭和44年)度に137個、1970年(昭和45年)度に95個の合計465個が製作された。日本国有鉄道所有ホッパコンテナのなかでは最大個数形式である。多年度にわたり製作されてきたため形態的に6つのグループ分けができる。
ホッパ材質はステンレス鋼であり、屋根上には内径450 mmの積込口2個、内径220 mmの排気口4個が設けらた。寸法関係は全長3,240 mm、全幅2,300 mm、全高2,350 mm、荷重5 t、自重1.7 t - 1.8 t、容積は11.5 m3である。
1985年(昭和60年)度に最後まで使用された15個が廃止され形式消滅した。
注釈
[編集]- ^ ※この規格は1996年(平成8年)に改訂され現在の一種規格とは異なる。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967。
- 吉岡心平『国鉄コンテナのすべて』 下、ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 122〉、2009年11月。ISBN 978-4-77705265-3。