国鉄H12形コンテナ
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(国鉄H92形コンテナから転送)
国鉄H12形コンテナ | |
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基本情報 | |
種別 | ホッパコンテナ |
所有者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
製造メーカー | 富士重工業 |
製造年 | 1969年(昭和44年) |
製造数 | 31個 |
形式消滅年 | 1981年(昭和56年) |
主要諸元 | |
外面色 | 黄緑6号 |
専用種別 | カーボンブラック |
全長 | 3,238 mm |
全幅 | 2,297 mm |
全高 | 2,350 mm |
ホッパ材質 | 普通鋼(一般構造用圧延鋼材) |
荷重 | 5 t |
内容積 | 12.5 m3 |
自重 | 1.7 t |
国鉄H12形コンテナ(こくてつH12がたコンテナ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1969年(昭和44年)度に製作した、鉄道輸送用一種規格[注 1](11 ft)ホッパコンテナである。
概要
[編集]1968年(昭和43年)度にカーボンブラック専用クレーン取り扱いホッパコンテナとして富士重工業にて1個が製作された。形式名はH92形と定められた。積荷は低比重のためホッパ内にゴム袋を設置し、積載時は萎ませ搬出時には膨らませる構造とした。
1969年(昭和44年)度にH92形の使用実績を反映したH12形を31個富士重工業にて製作した。屋根の補強梁を内側から外側に変更したことがH92形との相違点である。H92形と合わせて32個が共通運用されたがH92形は一足早く1975年(昭和50年)度に廃止され形式消滅した。
ホッパ材質は普通鋼(一般構造用圧延鋼材)であり、寸法関係は全長3,238 mm、全幅2,297 mm、全高2,350 mm、荷重5 t、自重1.7 t、容積は12.5 m3である。
1981年(昭和56年)度に最後まで使用された8個が廃止され形式消滅した。晩年はポリエチレン輸送に転用された。
注釈
[編集]- ^ ※この規格は1996年(平成8年)に改訂され現在の一種規格とは異なる。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967。
- 吉岡心平『国鉄コンテナのすべて』 下、ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 122〉、2009年11月。ISBN 978-4-77705265-3。