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日本のダービーマッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本のダービーマッチ (にほんのダービーマッチ)は、日本における「ダービーマッチ」と称される試合の事をいう。

変遷

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日本国内では、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)発足以前の日本サッカーリーグ(JSL)でも、「○○決戦」という表現が「ダービーマッチ」に近い性格を帯びて用いられてきた。JSLでこのような呼び方をされていたものは以下のものがある。

対戦クラブ
天竜川決戦 ヤマハ発動機×本田技研工業[1]

当時、こうした「○○決戦」では観衆数は少ないものの、そのほとんどが選手の家族や会社関係者だったため、「天竜川決戦」のように会社自体がライバル関係にあった「決戦」は盛り上がりを見せた。同時に「天竜川決戦」はダービーマッチが本来持っている地域性を内包しており、これを日本の「ローカルダービー」の一つの原型とみなすこともできる。

現在のように、従来の「○○決戦」に代わり、日本で「ダービー」という言葉・表現が用いられるようになったのは1993年のJリーグ開幕後のことである。発足初年こそ、「ダービーマッチ」と呼ばれたのはローカルダービーの横浜ダービー横浜マリノス×横浜フリューゲルス)とナショナルダービー(ヴェルディ川崎×横浜マリノス)の2つしかなかった。 現在では、サッカーが盛んな地域性などから静岡ダービーさいたまダービー大阪ダービーが日本で最も盛り上がりを見せる典型的なダービーマッチといえる。

なお、元々の「ダービー」という語源は英国発祥のフットボール競技から由来しているため、その流れから考えれば主にサッカーラグビーなどにおいて用いられてきた言葉であった。しかし、近年の日本国内ではプロ野球などといった英国以外から発祥した競技スポーツでも頻繁に使用されている。

現状

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日本におけるダービーマッチの具体的な特徴として、歴史上の因縁や地域の共通点をからめるなど本来のダービーマッチが持っている地域性による試合以外にも「ダービー」と呼ぶ傾向が見られる点にある。例えば、「川中島ダービー (平成の川中島合戦)」や「天地人ダービー」などがこれに当たり、これらは従来用いられてきた「○○対決」の延長上にあるもので、容易にその言い換えが可能であるためである。

このような狭義の「ダービー」とは異なる用法がされる理由としては以下の点が挙げられるが、実際にローカルダービーとして盛り上がりを見せるのは、本拠地が同一都道府県、または本拠地が隣接する府県にある場合くらいである。異なった用法によって作られたダービーマッチの中には観客動員増加など、一定の成功を収めているカードもあるものの、本来のダービーマッチに比べサポーターの意識は低く、盛り上がりに欠ける傾向にある。また、天地人ダービーのように、ダービーが定着せず、クラブ公式でもその名称を用いなくなる事例も存在する。

  1. 本来の意味を知らずに起こった誤用または拡大解釈。
  2. クラブの商業的な戦略。
  3. サポーターがいわゆる「ネタ」として広めたもの。

サッカー

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Jリーグ

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ナショナルダービー

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Jリーグを代表する2チームによる決戦をナショナルダービーと呼称することがある。

1993年の開幕から固定化された強豪クラブが存在しないとも言われるJリーグでは、ナショナルダービーと呼ばれる対戦カードが過去いくつか存在している。

【過去例】

東京ヴェルディ×横浜F・マリノス

ローカルダービー

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ダービー名 対戦クラブ
市町村 さいたまダービー 浦和レッズ×大宮アルディージャ
横浜ダービー 横浜F・マリノス×横浜FC×Y.S.C.C.横浜
都道府県 福島ダービー 福島ユナイテッドFC×いわきFC
茨城ダービー 鹿島アントラーズ×水戸ホーリーホック
千葉ダービー ジェフユナイテッド市原・千葉×柏レイソル
東京ダービー FC東京×東京ヴェルディ1969
東京クラシック 東京ヴェルディ1969×FC町田ゼルビア
神奈川ダービー 川崎フロンターレ×横浜F・マリノス / 横浜FC / Y.S.C.C.横浜×湘南ベルマーレ×SC相模原
信州ダービー 松本山雅FC×AC長野パルセイロ
富士山ダービー ヴァンフォーレ甲府×清水エスパルス
静岡ダービー 清水エスパルス×ジュビロ磐田×藤枝MYFC×アスルクラロ沼津[3][4]
大阪ダービー ガンバ大阪×セレッソ大阪×FC大阪
伊予決戦 愛媛FC×FC今治
福岡ダービー アビスパ福岡×ギラヴァンツ北九州
地域 東北 東北ダービー ヴァンラーレ八戸×ブラウブリッツ秋田×いわてグルージャ盛岡×モンテディオ山形×ベガルタ仙台×福島ユナイテッドFC / いわきFC[5][6]
南部ダービー ヴァンラーレ八戸×いわてグルージャ盛岡
みちのくダービー ベガルタ仙台×モンテディオ山形
奥州合戦 いわてグルージャ盛岡×ブラウブリッツ秋田×モンテディオ山形
北東北ダービー いわてグルージャ盛岡×ブラウブリッツ秋田×ヴァンラーレ八戸
奥羽本戦 モンテディオ山形×ブラウブリッツ秋田[7]
関東 北関東ダービー 水戸ホーリーホック×栃木SC×ザスパクサツ群馬
多摩川クラシコ FC東京×川崎フロンターレ
武相決戦 FC町田ゼルビア×SC相模原[8]
甲信越 甲信ダービー ヴァンフォーレ甲府×松本山雅FC
信越ダービー 松本山雅FC / AC長野パルセイロ×アルビレックス新潟
北陸 北陸ダービー カターレ富山×ツエーゲン金沢
東海 東海ダービー 清水エスパルス / ジュビロ磐田 / 藤枝MYFC / アスルクラロ沼津×名古屋グランパスエイト
名岐ダービー 名古屋グランパスエイト×FC岐阜
関西 関西ダービー 京都サンガF.C.×ヴィッセル神戸×ガンバ大阪 / セレッソ大阪 / FC大阪
生駒山ダービー FC大阪×奈良クラブ
四国 四国ダービー 徳島ヴォルティス×愛媛FC / FC今治
東四国クラシコ 徳島ヴォルティス×カマタマーレ讃岐[10]
北四国クラシコ カマタマーレ讃岐×愛媛FC / FC今治
九州 九州ダービー アビスパ福岡 / ギラヴァンツ北九州×サガン鳥栖×大分トリニータ×ロアッソ熊本×V・ファーレン長崎×テゲバジャーロ宮崎×鹿児島ユナイテッドFC×FC琉球
  • さいたまダービー:同一自治体(さいたま市)内で異なる本拠地を持つクラブ(浦和は埼玉スタジアム、大宮はNACK5スタジアム大宮)によるダービーマッチである。また、本拠地のほか、同一の自治体内でありながら地域名が異なるのは日本で唯一である[注 1][注 2][注 3]。2001年 - 2004年・2015年・2018年 - は大宮がJ2もしくはJ3在籍のため、リーグ戦においては開催されない[11]
  • 千葉ダービー:1995年から開催されている、ジェフユナイテッド市原・千葉柏レイソルとの対戦。毎年プレシーズンマッチとして、ちばぎんカップが開催されている(会場:柏のホーム日立柏サッカー場(or 柏の葉公園総合競技場)、千葉のホームフクダ電子アリーナ (市原緑地運動公園臨海競技場は2005年を最後に開催されていない)。
  • 東京ダービー:2012年に町田がJ2昇格(2013年はJFL降格・2014年はJ3所属)した際、東京Vとの対戦は「東京クラシック」の名が付けられている。
  • 神奈川ダービー:2023年の横浜FM対川崎戦で、直近6年間(2017-22)でこの2クラブのみがリーグ優勝していることから、イングランドの「ビッグロンドン・ダービー」になぞらえて、「BIG神奈川ダービー[12] と称された。
  • 甲信ダービー:山梨県と長野県の隣県で、戦国時代より「甲州」「信州」と呼ばれ、総称して甲信地方と呼ばれている。2012年に甲府がJ2降格、松本がJ2昇格で対戦が実現した。2013年 - 2014年にかけての2年間は甲府がJ1、松本がJ2にそれぞれ所属するため開催されなかったが、2015年に松本のJ1昇格に伴いJ1で初開催された。
  • 大阪ダービー:2016年 - 2020年はJ3リーグにおいて解禁されたセカンドチーム(U-23)の加盟により、「U-23版大阪ダービー」も行われていた。
  • 九州ダービー:福岡ダービーを含む九州勢同士の対決は2010年から「バトルオブ九州」と名付けられている[13]
※なお、関東勢の直接対決で多摩川クラシコ、北関東決戦などごく一部を除いた、他の都県をまたいだチーム間の対戦ではほとんど「関東ダービー」と紹介されることはない。

交流のある地域同士の対戦

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ダービー名 対戦クラブ
常磐線ダービー 水戸ホーリーホック、いわきFC
川中島ダービー ヴァンフォーレ甲府アルビレックス新潟
天地人ダービー モンテディオ山形、アルビレックス新潟
白山ダービー ツエーゲン金沢FC岐阜
富士山ダービー 清水エスパルス、ヴァンフォーレ甲府
瀬戸大橋ダービー ファジアーノ岡山、カマタマーレ讃岐
海峡ダービー ヴィッセル神戸、徳島ヴォルティス
関門海峡ダービー ギラヴァンツ北九州レノファ山口FC
  • 常磐線ダービー: 両者のホームタウンである水戸といわきが常磐線で結ばれていることにちなんだダービーマッチ[14]。2023年のいわきのJ2初昇格によって実現した[15]。ただし、同じく常磐線沿線にホームタウンがある柏は常磐線ダービーには含まれない。
  • 川中島ダービー: 両ホームタウン出身の戦国大名武田信玄上杉謙信に因んだダービーマッチ。由来となった川中島の戦いでは両大名が一騎討ちを行っている。両チームの対戦はJFL所属の1998年からであるが、2003年に「平成の川中島合戦」としてこの名が付けられた。2003年および2006年は戦いの舞台であった長野県(松本アルウィン)で対戦している。
  • 天地人ダービー: 両チームのホームがある山形県新潟県が県境を接していること、また、NHK大河ドラマ天地人』で両県が主要舞台(1595年ごろまでは新潟県、関ヶ原の戦い以後は山形県米沢市。いずれも戦国大名上杉氏の本拠地である)となっていることから命名された[16][17]
  • 白山ダービー: 白山を挟んで隣接する石川県岐阜県の両Jクラブによるダービーマッチ。両クラブの対戦自体は2015年に金沢がJ2に昇格して以来行われているが、白山ダービーと銘打たれたのは白山開山1,300年となる2017年。
  • 富士山ダービー: 両者のホームタウンから見える富士山から。記念グッズも発売されている。なお、この両クラブは業務提携を結んでいたこともあり(ヴァンフォーレ甲府の2002年の項なども参照)、近しい関係となっている。2006年の甲府のJ1昇格時、リーグ開幕戦で初めて実現した。[18][19]
  • 瀬戸大橋ダービー: 瀬戸大橋で結ばれている岡山県香川県をホームタウンとする両クラブの対戦。2014年に讃岐がJ2昇格して実現した。なお岡山県と香川県は民放テレビの放送エリアが同一[20]
  • 海峡ダービー: 鳴門海峡を挟んで隣県同士の兵庫県徳島県をホームタウンとする両クラブの対戦。徳島がJリーグ昇格後、初対戦となった2006年に「海峡ダービー」の名がメディアに登場した。2014年にはJ1での対戦が実現している。
  • 関門海峡ダービー: 関門海峡を挟んで隣県同士の山口県福岡県北九州市をホームタウンとする両クラブの対戦。2016年に山口がJ2に昇格して実現した[21]。2017年は北九州のJ3降格に伴い開催されなかったが、2020年に北九州がJ2に再昇格したことにより再開された。

ダービーマッチ的な要素を持つ対戦企画

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  • PRIDE OF 中四国:中国四国地区のクラブ同士の対戦
    当時J2に所属していた岡山・徳島・愛媛に加え鳥取のJ2参入により中国地方、四国地方のJ2クラブが4クラブになったことに伴い、それぞれのクラブの地域の観光や物産を全面PRし、サポーターが楽しめる対戦企画として2011年より実施。バトルの名称は公募を基に決定した。[22]
  • バトルオブ九州:九州地区のJクラブ同士の対戦
2010年から「バトルオブ九州」と名付けられている[13]
  • プライド オブ 北アルプス
    J3に所属しているFC岐阜、カターレ富山、AC長野パルセイロの3チームのホームタウンをまたぐ北アルプスを舞台に各チームが頂上を目指し、尚且つ地域交流も深めていく。企画として2020年より実施。

現在は行われていない対戦企画

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  • MICHINOKU MITSUDOMOE:東北地区のJ3クラブ同士の対戦。
  • SKYシリーズ:神奈川県所属のクラブ同士の対戦。
    2013年にJ1所属していた3クラブ(湘南ベルマーレ、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス)の頭文字から付けられた。[23]
  • 東海北陸ダービー(2009年-2011年):FC岐阜×カターレ富山
  • TOP OF 北アルプス(2012年-2014年):FC岐阜×カターレ富山×松本山雅FC
  • 中部日本横断シリーズ(2015年):アルビレックス新潟×ヴァンフォーレ甲府×松本山雅FC×清水エスパルス[24]
  • バトルオブ上信越:上野信濃越中地区のクラブ同士の対戦
    J3に所属している富山・長野・群馬の3クラブで試合と地域を盛り上げている。また、Jリーグクラブを有効活用し、サポーター同士が地域間交流を行うことで、3県の観光PRの場として、各県の観光経済のアップにも役立てることを目的としている。企画として2019年に実施。[25]
  • 首都圏バトル5 -王の帰還-:大宮アルディージャ×ジェフユナイテッド市原・千葉×東京ヴェルディ1969×FC町田ゼルビア×横浜FC
南関東のJ2クラブによる合同企画で、マスコット対決とアウェイ入場者数で勝敗を決定する。またオリジナルグッズの販売や出張グルメ等も行っている。 2015年には当時J3に所属していた町田ゼルビアを除く4クラブで「首都圏バトル4~じゃない4の逆襲」が行われた。また、2018年は「首都圏バトル5~新たなる希望」というタイトルで行われた。2019年も開催されるが、柏レイソルはオファーしたものの辞退されたと、この企画のスポンサーであるGenkiの公式Twitterで発表されている。[26][27]

クラブの移転または合併により消滅した対戦

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  • 川崎ダービー:川崎フロンターレvsヴェルディ川崎(2000年)
    同一本拠地のクラブ同士の対戦。リーグ戦では川崎フロンターレが昇格した2000年に開催。2001年のヴェルディの東京移転に伴い消滅。
  • 横浜ダービー:横浜マリノスvs横浜フリューゲルス(1993年-1998年)
    Jリーグ発足当初から存在した同一本拠地のクラブ同士の対戦。1998年シーズン終了後、両チームの合併(現・横浜F・マリノス)に伴い消滅。

JFL・旧JFL

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JFL旧JFLにおけるダービーマッチ。

同一都道府県・同一地域

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ダービー名の太字は2023年シーズンに行われるダービーマッチ、クラブ名の太字は同シーズンに対戦が予定されているクラブ

ダービー名 対戦クラブ
東北 旧東北ダービー
(みちのくダービー)
ブランメル仙台NEC山形サッカー部福島FCソニー仙台
東北ダービー ラインメール青森FCソニー仙台ヴァンラーレ八戸コバルトーレ女川いわきFC
仙台ダービー ブランメル仙台、ソニー仙台
青森ダービー[28] ラインメール青森、ヴァンラーレ八戸
宮城ダービー ソニー仙台、コバルトーレ女川
関東 東京ダービー クリアソン新宿佐川急便東京サッカー部 (SC) 、東京武蔵野シティFC(旧横河武蔵野フットボールクラブ)、国士舘大学サッカー部
南北多摩合戦 町田ゼルビア、横河武蔵野FC
北関東ダービー ザスパ草津アルテ高崎栃木SC流通経済大学サッカー部 (流通経済大学FC)
北関東ダービー 流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎栃木ウーヴァFC
群馬ダービー ザスパ草津、FCホリコシ
境川ダービー 町田ゼルビアS.C.相模原
神奈川ダービー Y.S.C.C.S.C.相模原
旧川崎 (神奈川)ダービー 富士通サッカー部東芝堀川町サッカー部NKKサッカー部
北信越 富山ダービー アローズ北陸YKK APサッカー部
信州ダービー 松本山雅FCAC長野パルセイロ
北信越ダービー ツエーゲン金沢松本山雅FC
東海 旧静岡ダービー Honda FCジヤトコサッカー部静岡産業大学サッカー部藤枝MYFC
静岡ダービー Honda FC、アスルクラロ沼津
旧東海ダービー コスモ石油四日市FC、デンソーサッカー部、西濃運輸サッカー部FC岐阜
東海ダービー Honda FCFC刈谷FCマルヤス岡崎ヴィアティン三重鈴鹿ポイントゲッターズ
三重ダービー[29] ヴィアティン三重鈴鹿ポイントゲッターズ
三河ダービー[30] FCマルヤス岡崎、FC刈谷
関西 滋賀ダービー SAGAWA SHIGA FCMIOびわこ滋賀
京都ダービー アミティエSC京都、佐川印刷SC
旧関西ダービー SP京都FC (旧佐川印刷SC)、佐川急便大阪SC、FC京都BAMB1993、SAGAWA SHIGA FC
関西ダービー レイラック滋賀FC(旧MIOびわこ滋賀)、FC大阪奈良クラブFC TIAMO枚方
生駒山ダービー FC大阪、FC TIAMO枚方、奈良クラブ
大阪ダービー F.C.大阪、FC TIAMO枚方
中国 岡山ダービー ファジアーノ岡山三菱自動車水島FC
旧中国ダービー ファジアーノ岡山FC、ガイナーレ鳥取 (旧SC鳥取)、三菱水島FC
中国ダービー ファジアーノ岡山ネクストレノファ山口FC
九州 旧九州ダービー アルエット熊本 (ロッソ熊本)、プロフェソール宮崎ホンダロックSC
FC琉球ニューウェーブ北九州V・ファーレン長崎鹿児島ユナイテッドFC
九州ダービー ヴェルスパ大分 (旧HOYO大分)、ミネベアミツミFC(旧ホンダロックSC)
宮崎ダービー ホンダロックSC、テゲバジャーロ宮崎
  • 旧東京ダービー:1999年-2006年。佐川東京は2001年から参加、国士舘は2004年脱退、佐川東京は佐川大阪と合併のため2006年まで。
  • 北関東ダービー:2004年-、 草津は2005年にJ2参加、アルテ高崎は2004年まで「群馬FCホリコシ」、2005年は「FCホリコシ」として出場。流通経済大学は2005年から参加、栃木SCは2009年にJ2参加。2009年からはアルテ高崎と流通経済大学の対決となった。2010年からは栃木ウーヴァがJFLに昇格して3チームによる対決となる。2011年はアルテ高崎と栃木ウーヴァとの対決になったが、アルテ高崎がJFLより脱退したためこの年限りとなった。
  • 境川ダービー:2013年。[31]町田市相模原市を流れる「境川」にちなむもの。2014年は両チームともJ3に所属する為JFLにおける境川ダービーはこの年限りとなった。
  • 群馬ダービー:2004年のみ、FCホリコシの1勝1分だった。
  • 旧川崎(神奈川)ダービー:1992年は上記の3チームが対戦したが、1993年はNKKがJ2(現在のJFL相当)に降格→そのまま休部となったため、2チームのみとなった。その後1996年に東芝がコンサドーレ札幌として札幌市に本拠地を移したため、JFLにおける川崎ダービーは1995年が最後となった。
  • 富山ダービー:2001年-2007年、両者がJFLに上がる前の北信越フットボールリーグ時代から続く長いライバル関係にあり、現JFLのダービーマッチの中では屈指の好カードだった。順位はYKK APが上位にいるが、ダービーに関してほぼ互角である。天皇杯の富山県代表争いも毎年この2クラブに絞られており争いは激しかったが、両クラブが2008年よりJリーグを目指す統合クラブ(カターレ富山)となったため、富山ダービーは2007年限りで消滅した。
  • 旧静岡ダービー:1997年-2003年。1997年-1999年と2003年はHonda FC 対 ジヤトコFC。
  • 旧東海ダービー:旧JFL、1992-1997年。3クラブが直接対戦したのは1996年のみ。1992-1995年はコスモ四日市と西濃運輸の対戦。(1997年はデンソーと西濃運輸の対戦)
  • 東海ダービー:デンソーを前身とするFC刈谷と、西濃運輸サッカー部解散後に結成されたFC岐阜によるダービーマッチで、FC岐阜のJFL昇格により復活したものの、FC岐阜のJ2昇格のためこれも1年だけで一旦消滅となった。2007年のみ。
  • 三重ダービー: 2019年シーズンに実現。過去には東海社会人サッカーリーグで対戦したほか、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016・決勝ラウンド最終戦で「勝った方がJFL昇格」という状況下で対戦が行われたことがあった(ヴィアティン三重が勝利、一足早くJFL昇格を決めた)。
  • 旧関西ダービー:佐川印刷SC、佐川急便SCに関しては「佐川ダービー」を参照。2003年のみ。
  • 岡山ダービー:2008年のJFLで実現したが、2009年ファジアーノ岡山がJ2昇格、三菱水島も同年度に予算難のためJFLから脱退したため、当面リーグ戦での対決は消滅
  • 旧九州ダービー:アルエット熊本プロフェソール宮崎は2002年。ロッソ熊本とホンダロックサッカー部は2006年-2007年。ロッソ熊本とFC琉球は2007年。FC琉球とニューウェーブ北九州は2008年。ニューウェーブ北九州、V・ファーレン長崎、ホンダロックサッカー部、FC琉球は2009年。V・ファーレン長崎、ホンダロックサッカー部、FC琉球は2010年-2011年。
  • 滋賀ダービー:MIOびわこ滋賀が2008年にJFLに昇格して実現したが、SAGAWA SHIGA FCが2012年限りで活動休止となり、この年で終了となった。

その他

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ダービー名 対戦クラブ
佐川ダービー 佐川急便東京SC、佐川急便大阪SC佐川印刷SC
ホンダ・ダービー Honda FCホンダロックSC
瀬戸内ダービー 三菱自動車水島FC愛媛FC
  • 佐川ダービー:系列に同じ佐川急便グループを持つクラブ同士の直接対決。社内的には東京 対 大阪のみが重要視され、関連会社である佐川印刷戦は盛り上がらない。事実、佐川大阪社員応援団が登場するのは長居で行われる佐川東京戦のみで、この試合はJFLの観客動員の平均を10倍は上回る4,000人以上を動員した。佐川東京・大阪の合併により、2007年から佐川急便(現佐川滋賀)、佐川印刷の戦いとなり同時に関西ダービーも兼ねる。
  • ホンダ・ダービー:両クラブはいずれも本田技研工業の系列で、前者がホンダ本体のサッカー部、後者は自動車関連部品を扱っている関連企業である。それなりに社員動員はあり、都田・宮崎ともども1,000人以上動員する。2009年、ホンダロックのJFL復帰によりダービーが復活。
  • 瀬戸内ダービー:瀬戸内海を面した、岡山県(三菱水島FC)と愛媛県(愛媛FC)の対戦となった。2005年のみ。

地域リーグ

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ダービー名 対戦クラブ
旧青森ダービー アステール青森FCヴァンラーレ八戸
津軽ダービー ラインメール青森FCブランデュー弘前
盛岡ダービー
(盛岡クラシコ)
盛岡ゼブラいわてグルージャ盛岡FCガンジュ岩手
福島ダービー FCプリメーロ福島ユナイテッドFCバンディッツいわきFCいわきFC
埼玉ダービー アヴェントゥーラ川口COEDO川越FC
三重ダービー ヴィアティン三重鈴鹿アンリミテッドFCFC.ISE-SHIMA
島根ダービー デッツォーラ島根E.CFC神楽しまねSC松江
山口ダービー レノファ山口FCFC宇部ヤーマン
鹿児島ダービー ヴォルカ鹿児島FC KAGOSHIMA
  • 旧青森ダービー:アステール青森FCヴァンラーレ八戸は2006年のみ。
  • 福島ダービー(2019年):2016年以降、3年連続で天皇杯福島県予選決勝戦のカードが福島ユナイテッドFC(J3)対いわきFC(福島県リーグ→東北社会人リーグ)となり、ダービーマッチの様相を見せていた。そのような中、2019年2月24日福島第一原発事故により使用できなくなっていたナショナルトレーニングセンター、Jヴィレッジの一部再開を記念し福島ユナイテッドFCといわきFCの特別試合が「Jヴィレッジ再開記念 福島ダービーマッチ」と銘打たれ開催された[32]

WEリーグ

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浦和と大宮はJリーグ同様、さいたまダービーとしても行われる[33]
JリーグではAC長野パルセイロアルビレックス新潟の対戦は一度も実現していない。

フットサル

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Fリーグ

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2007年に発足したフットサルのFリーグにおけるダービーマッチ。

ラグビー

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JAPAN RUGBY LEAGUE ONE

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ジャパンラグビーリーグワン(旧・トップリーグ)におけるダービーマッチ。社会人チームで構成されていることから、会社の業種での競合関係でのライバル対決をダービーと称することが多い。

野球

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NPB

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21世紀に入り、プロ野球東京ヤクルトスワローズ読売ジャイアンツの「東京ダービー」などの様に、当該球団の営業サイドや一部マスコミが称している場合もあり、特に2005年セ・パ交流戦が開催されるようになった辺りから「○○ダービー」といわれる試合が多く存在するようになった。ただし、ダービーマッチ的な対戦企画を打ち出しても、定着せず数年で終了する企画が多い。

なお、野球用語にあるハーラーダービーホームランダービー競馬ダービーに由来しており、「ダービーマッチ」とは由来がまったく異なる。また、日本ではサッカーの影響から「ダービー」という語を用いる様になったが、元々は「伝統の一戦」や「○○決戦」、「××対決」、野球発祥の地であるアメリカMLBの様に「○×シリーズ」等と呼んできた。

ダービーマッチ的な要素を持つ対戦
日本シリーズにおける同ー地域での対戦

※いずれも現在では実現不可能な対戦である。

現在は行われていない企画
  • 東横シリーズ:東京ヤクルトスワローズ vs 横浜ベイスターズ
    東急電鉄広報誌「Salus」による企画。同紙持参でチケット割引などの特典を受けられる。2007年から開始されたが、2012年以降は企画が行われていない。[51]
  • GSDBプロジェクト:東京ヤクルトスワローズ、読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズ間の対戦
    首都圏に本拠地を持つセントラル・リーグ3球団による合同企画。スタンプラリーなど企画された。2012年から2014年まで開催
  • 首都圏シリーズ横浜DeNAベイスターズと埼玉西武ライオンズおよび千葉ロッテマリーンズとの対戦
    2013年開始。横浜DeNA主催の交流戦で関東地区に拠点をおく埼玉西武および千葉ロッテとの対戦が対象。両チームOBと一緒に試合観戦できるチケット販売など企画された。この企画は2014年まで行われた[52][53]
  • 埼玉vs.千葉シリーズ埼玉西武ライオンズ vs 千葉ロッテマリーンズ
    パシフィック・リーグにおいて関東に本拠地を有する球団同士の対戦。西武の黄金期に捕手を務めた伊東勤が千葉ロッテの監督に就任した2013年に「ライバルシリーズ」として企画され、それぞれ県名を記したユニフォームを着用して対戦する[54][55]。2016年まで実施。

バスケットボール

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B.LEAGUE

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B.LEAGUEにおけるダービーマッチの一覧である。

bjリーグ

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ターキッシュエアラインズbjリーグにおける対戦カード。bjリーグでは本拠地は重複しないが、九州や東北などの広義の地域間、または普段から交流の多い隣県を本拠地とするチームの対決を、ダービーと称している。

NBL

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1967年に創設された日本リーグは全て実業団チームで構成され、ホーム&アウェイという概念のない状況で試合が開催されていた。2001年発足のスーパーリーグではチーム愛称の付与、2007年発足のJBLではホームタウン制の採用、2013年発足のNBLでは地域名をチーム名に付与するなど取り組んできたが、マスコミ等でのチーム名の呼称は企業名のままであり、地域との関わりはbjリーグと比較すると希薄である。

NBDL

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Wリーグ

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バレーボール

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Vリーグ、V.LEAGUE

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2003年にホームゲーム制を導入。集客によりチームへの収益が上がる仕組みが出来上がったことから、各チームが積極的にホームゲームを開催するようになっている。

女子の部における同一地域間での対戦。
プレシーズンマッチとして、ホームアンドアウェイで2試合行われる[81]

アメリカンフットボール

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Xリーグ

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  • 千葉ダービー:オービックシーガルズ vs IBM Big Blue
    習志野市に練習場をもつオービックと八千代市に練習場を持つIBMの対戦。2011年の対戦は千葉市のZOZOマリンスタジアムにて開催、習志野高校吹奏楽部マーチングバンドの演奏などボウルゲームさながらの演出で盛り上げた。[82][83]
  • 川崎ダービー:富士通フロンティアーズ vs アサヒビールシルバースター
    アサヒビールは長年川崎球場を練習場と活動をしているが、同球場の命名権を富士通が取得し「富士通スタジアム川崎」と変更。富士通は「かわさきスポーツパートナー」に参加するなど地域活動に力をいれていることから、ともに川崎を拠点としスタッフの関わりも多い両チームの対戦を「川崎ダービー」と銘打ち、2016年6月の東日本交流戦からポスター作成など展開をはじめている。[84]

アイスホッケー

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アジアリーグアイスホッケー

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卓球

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Tリーグ

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2000年はJ2で対戦していたが、旧浦和市・旧大宮市などの合併によるさいたま市発足前であり、県名の「埼玉ダービー」としていた。またさいたま市発足後も、チーム名称は旧市名をそのまま継承しているため。
  2. ^ Jリーグに於いて、同一自治体で本拠地が異なるのはさいたま市と横浜市だけ。
  3. ^ なお、2005年 - 2007年は浦和主催だけでなく、大宮の主催分についても埼玉スタジアムを使用した(当時大宮は大宮サッカー場が改修中だったため、暫定的に浦和駒場スタジアムをメイン本拠とし、浦和戦など集客力の特に期待できる試合だけ埼スタを使っていた)。
  4. ^ ただし厳密には、阪神甲子園球場の最寄駅である甲子園駅は阪神なんば線ではなく阪神本線の駅である。
  5. ^ その後2009年に阪神電気鉄道は南海電気鉄道のターミナルがある難波駅付近に位置する大阪難波駅近鉄が管理する共同使用駅)へと乗り入れを開始したものの、この時は既に南海ホークスと大阪球場ともに消滅していた。一方、南海電気鉄道側でも梅田進出の計画が具体化しており、大阪梅田駅の徒歩圏内に大阪駅JR西日本が管理する共同使用駅)の設置も予定されているため、南海電気鉄道の梅田進出が実現した時点で、駅名および駅の位置はそれぞれで異なるものの、阪神電気鉄道と南海電気鉄道は両社ともに難波(阪神では大阪難波駅。南海では難波駅および仮称南海新難波駅)と梅田(阪神では大阪梅田駅。南海では大阪駅)の両方にターミナル駅を有することとなる。
  6. ^ A東京はトヨタ自動車時代まで府中市、SR渋谷は日立時代まで都区部千葉県柏市をそれぞれ本拠地としていた。

出典

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関連項目

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