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海野謙次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
海野謙次郎
うんの けんじろう
生年月日 1846年5月2日
出生地 日本の旗 日本 伊勢国安濃郡粟加村
(現三重県津市安濃町粟加)
没年月日 (1913-10-16) 1913年10月16日(67歳没)
所属政党 (無所属→)
(自由党→)
立憲政友会

選挙区 三重県郡部選挙区
当選回数 3回
在任期間 1902年8月 - 1903年12月11日
1904年11月4日 - 1908年3月27日

三重県の旗 第12-15代 三重県会議長
在任期間 1894年4月 - 1896年3月
1896年4月 - 1898年3月
1898年5月 - 1899年10月

三重県の旗 第12代 三重県会副議長
在任期間 1892年4月 - 1894年3月

三重県の旗 三重県会議員
在任期間 1880年11月 - 1900年3月

明合村会議員
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海野 謙次郎(うんの けんじろう、1846年5月2日(弘化3年4月7日[1][2])- 1913年大正2年)10月16日[3][4][5])は、幕末から明治期の大庄屋・銀行家・政治家衆議院議員、三重県会議長。

経歴

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伊勢国安濃郡粟加村(三重県[3]安濃郡明合村[1][5][6]大字粟加村[2][7]、協和村、安濃村、安芸郡安濃村、安濃町を経て現津市安濃町粟加)で生まれる。津藩士・野田竹渓に師事し漢学を修めた[1]大庄屋役を務める[1][2]

廃藩置県後、小区戸長に就任[1][2][3][6][8]。安濃郡書記、明合村会議員、所得税調査委員、所得税審査委員などを務める[1][3][6][7]。1880年(明治13年)11月、三重県会議員に選出され1900年(明治33年)3月まで在任し、この間、同常置委員、同副議長、同議長(4期)なども務めた[1][2][3][4][5][7][8]

1902年(明治35年)8月、第7回衆議院議員総選挙の三重県郡部(立憲政友会所属)で初当選し[2][9]第8回総選挙でも再選された。1904年(明治37年)3月の第9回総選挙では次点で落選したが[9]速水熊太郎の死去に伴い、同年11月4日、繰上補充となり[3][10][11]、衆議院議員に3期在任した[3][4][6]。この間、衆議院懲罰委員長、政友会協議員などを務めた[5]

また、1895年(明治28年)8月、伊勢銀行設立に際し取締役頭取に就任し、1898年(明治31年)12月、三重県農工銀行が設立され取締役に就任した[1][2][3][4][5][6][7][8]

国政選挙歴

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 『新選代議士列伝』126頁。
  2. ^ a b c d e f g 『人事興信録 初版』650頁。
  3. ^ a b c d e f g h i 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』95-96頁。
  4. ^ a b c d 『日本政治史に残る三重県選出国会議員』60頁。
  5. ^ a b c d e 『立憲政友会功労者追遠録』275-276頁。
  6. ^ a b c d e 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』73頁。
  7. ^ a b c d 『三重県紳士録 前編』183-184頁。
  8. ^ a b c 『新撰衆議院議員列伝』200頁。
  9. ^ a b c d e 『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』14頁。
  10. ^ 『総選挙衆議院議員当選回数調 - 第1回乃至第19回』241頁。
  11. ^ 『官報』第6412号、明治37年11月12日。
  12. ^ 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』24頁。
  13. ^ 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』84頁。

参考文献

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  • 『新選代議士列伝』金港堂、1902年。
  • 田中重策篇『新撰衆議院議員列伝』日本現今人名辞典発行所、1903年。
  • 人事興信所編『人事興信録 初版』人事興信所、1903年。
  • 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』衆議院事務局、1915年。
  • 衆議院事務局編『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』衆議院事務局、1918年。
  • 服部英雄編『三重県紳士録 前編』三重県紳士録編纂会、1916年。
  • 青野権右衛門編『立憲政友会功労者追遠録』安久社、1933年。
  • 衆議院事務局編『総選挙衆議院議員当選回数調 - 第1回乃至第19回』衆議院事務局、1936年。
  • 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
  • 廣新二『日本政治史に残る三重県選出国会議員』廣新二、1985年。
  • 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。