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「伊予西条駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 02:06時点における版

伊予西条駅
駅舎(駅前再整備前)
(2006年(平成18年)8月21日)
いよさいじょう
Iyo-Saijō
Y30 中萩 (6.4 km)
(3.5 km) 石鎚山 Y32
地図
所在地 愛媛県西条市大町字福森859番地1
北緯33度54分44.97秒 東経133度11分15.28秒 / 北緯33.9124917度 東経133.1875778度 / 33.9124917; 133.1875778 (伊予西条駅)
駅番号 Y31
所属事業者 四国旅客鉄道(JR四国)
所属路線 予讃線
キロ程 114.3 km(高松起点)
電報略号 サイ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
1,513人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1921年大正10年)6月21日
備考 みどりの窓口
テンプレートを表示
旧ホーム(石鎚山方より)
ホームにあるうちぬき

伊予西条駅(いよさいじょうえき)は、愛媛県西条市大町に設置されている、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線である。駅番号はY31

概要

西条市の代表駅であると共に、普通列車の大部分の運転系統が当駅で分断される他、当駅を始終着とする特急[1]が設定されているなど、運転上の拠点駅にもなっている。また、夜間帯は早朝・深夜に発着する列車が駅構内に留置されるほか、駅舎にある乗務員宿泊施設にはこれらの列車を担当する乗務員が宿泊している。

駅全体を見ると、電留線や乗務員宿泊施設などもあり相応の規模をもつが、みどりの窓口や待合所など旅客施設は、駅の規模から比較すると比較的こぢんまりとした印象となっている。また、発車標は長年に渡り改札中の列車種別を示す行灯式のものが設置されているのみだったが、2017年に実施されたバリアフリー化工事で、新しく跨線橋が設けられ、フルカラーLED方式の発車標が改札上と各のりばに設置された。

列車接近メロディーは、かつては「瀬戸の花嫁」であったが、2015年3月からは西条市出身のテノール歌手・秋川雅史の「千の風になって」に変更されている。

なお、当駅終着のミッドナイトEXP高松は、2018年3月現在、特急としては四国内で最も遅い時間の1時15分着となっている。

歴史

駅構造

島式・単式2面3線ホームの地上駅。互いのホームは跨線橋で結ばれている。島式ホームと駅前広場にうちぬきと呼ばれる湧き水がある。

改札前の1番乗り場は上り方面にしか出発信号がなく下り列車は入線しない。

のりば

のりば 路線 方向 行先 備考
1 予讃線 上り 新居浜伊予三島高松岡山方面  
2 予讃線 下り 今治松山伊予市宇和島方面  
3 予讃線 下り 今治・松山方面 普通列車のみ
上り 新居浜・伊予三島・高松方面 快速・普通のみ

駅施設

利用状況

2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員1,513人である[3]

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである[4]

年度 1日平均
乗車人員
2000年 1,469
2001年 1,471
2002年 1,351
2003年 1,326
2004年 1,275
2005年 1,359
2006年 1,403
2007年 1,430
2008年 1,439
2009年 1,425
2010年 1,435
2011年 1,503
2012年 1,512
2013年 1,580
2014年 1,529
2015年 1,552
2016年 1,530
2017年 1,549
2018年 1,513

駅周辺

駅前再整備前の様子。(2006年)
駅前再整備後の様子。(2011年)

西条市や市域の海岸沿いに立地する工業地帯および、石鎚山への玄関口となっている。西条市役所などが立地する街の中心は北に1kmほど離れており、市の規模に比して駅前はやや閑散とした雰囲気である。

駅前には1967年にロータリーなどが設置されたが、歩道などの老朽化が進んでいたことから、都市再生のための整備[5]の一環として、駅東側にある鉄道歴史パーク in SAIJOなどとあわせ、交通結節点としてだけではなく市域の特色に相応する駅前として再整備がなされた。なお、一連の整備は住民代表や商工業団体のほか、JR四国および日本ナショナルトラストなどを交えて計画が策定された[6][7]

駅前広場

バス乗り場とタクシー乗り場が設けられている。なお、かつては駐車場が設けられていたが、駅前再整備(後述)に伴い営業を休止した[8]

バス乗り場には、主にせとうちバスの各路線が乗り入れている。特に、石鎚ロープウェイ線(石鎚登山ロープウェイのりば方面)は当駅を起終点としており、お山開きの時には臨時バスも運行される。このほか、伊予鉄バスとの共同運行による特急バス「新居浜〜松山線」や、阪神バスとの共同運行による高速バス「いしづちライナー」も乗り入れている。なお、東京行き夜行高速バス「パイレーツ号」は当駅を経由しない。

隣の駅

四国旅客鉄道
予讃線
快速「サンポート」・普通
中萩駅 (Y30) - 伊予西条駅 (Y31) - 石鎚山駅 (Y32)

脚注

  1. ^ 当駅が始発となる特急列車は、それぞれ早朝に駅を発つ岡山行き「しおかぜ」と高松行き「いしづち」である。また、当駅が終着となる特急は、深夜帯に運転される高松発の特急「ミッドナイトエクスプレス高松」である。なお、2駅先の新居浜駅が終着となっている「ミッドナイトエクスプレス松山」は、以前は当駅が終着となっていたほか、現在も同列車は運転終了後に当駅まで回送され車内整備ののち翌朝まで留置される。
  2. ^ “JR四国 予讃線新居浜、伊予西条駅バリアフリー化完成”. 交通新聞 (交通新聞社). (2017年10月5日) 
  3. ^ 会社案内 - JR四国
  4. ^ 出典:『西条市統計データ』
  5. ^ まちづくり基盤整備事業。期間は、2004年度から2008年度まで。
  6. ^ 西条市主要施策一覧 - 西条市(2011年5月23日閲覧)
  7. ^ 都市再生整備計画 中央地区(第9回変更) p.2 - 西条市(2009年3月付、2011年5月23日閲覧)
  8. ^ 代替施設として、鉄道歴史パーク in SAIJO前の駐車場を利用するよう案内されている。

外部リンク