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|画像説明 = 駅舎(2013年7月) |
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|よみがな = おわせ |
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|ローマ字 = Owase |
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2020年2月15日 (土) 06:37時点における版
尾鷲駅 | |
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駅舎(2013年7月) | |
おわせ Owase | |
◄相賀 (6.7 km) (4.1 km) 大曽根浦► | |
所在地 | 三重県尾鷲市中村町7-60 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 紀勢本線 |
キロ程 | 123.3 km(亀山起点) |
電報略号 | ワセ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
426人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)12月19日[1] |
備考 |
駅長配置駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
* 開業時から1959年までは「おわし」と呼称。 |
尾鷲駅(おわせえき)は、三重県尾鷲市中村町にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅である。
尾鷲市の代表駅となっており、特急「(ワイドビュー)南紀」を含む全ての列車が停車する。
歴史
1934年12月、国鉄紀勢東線の三野瀬駅から当駅までの開通に伴い開業した。開業当初は多気駅から延びる同線の終着駅であり、その状態は1957年1月に当駅から九鬼駅までの延伸がなされるまで、およそ20年続いた。当駅の開業により尾鷲への旅客・貨物輸送はほぼ鉄道が独占することになり、尾鷲から矢ノ川峠を越えて木本町(現熊野市)へ至る県道(現国道42号)が開通すると1936年(昭和11年)10月16日より尾鷲 - 上木本間(45km、所要2時間45分)に省営自動車(後の国鉄バス)「紀南線」が運行されるようになった[2]。
なお、駅の読みは開業当初は「おわし」であったが、紀勢本線の全通にさいして現在の「おわせ」に改めている[3]。また、三重県内の紀伊木本駅・相可口駅・山田駅でも同日にそれぞれ駅名を熊野市駅・多気駅・伊勢市駅に変更している[3]。
年表
- 1934年(昭和9年)12月19日:国鉄紀勢東線の尾鷲駅(をわしえき(旧かな))として開業[1][4][5]。開業当日は尾鷲港で開通式が挙行され、各種余興で盛り上げられた[2]。
- 1957年(昭和32年)1月12日:国鉄紀勢東線が当駅から九鬼駅まで延伸[1]。
- 1959年(昭和34年)7月15日:亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)との間が紀勢本線とされ、当駅もその所属となる。駅名の読みを「おわせえき」に変更する[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道の駅となる[1]。
- 2008年(平成20年)8月7日:信号機器室発煙により信号設備の一部が使用不可となり列車待避が行えなくなった(交換は可能)。同14日からは特急待避を他の駅に変更する。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。かつては2面3線の構造であったが、駅舎から一番遠い3番線は線路が剥がされ、ホームにフェンスが設置された。大半の列車は、駅舎に接する1番線に発着している。2番線は上り普通列車の交換時に使用しており、2014年3月15日改正ダイヤにおいては1日1本のみが使用する。また、かつては1番線と2番線の間に中線があり、貨物列車の待避および入換作業に使用されていた。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎は木造で、改装されているが、開業当初からのものである。
駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、船津駅 - 賀田駅間の各駅を管理している。自動改札機は設置されていないが自動券売機が1台設けられている[注釈 1]。みどりの窓口設置駅で、マルス端末の設備を有する。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■紀勢本線 | 下り | 新宮方面[注釈 2] | 特急含む |
上り | 松阪・名古屋方面[注釈 2] | |||
2 | 上り | 松阪・名古屋方面 | 普通列車の一部 |
- 2008年8月7日、当駅の信号機器室発煙により信号設備の一部が使用できなくなり、2010年3月13日のダイヤ改正までは、暫定的に1番線が下り専用、2番線が上り専用ホームとなっていた(対向列車との行き違いは可能)。このため、普通列車が特急列車を待避することができなくなり、2008年8月14日からは特急待避を他の駅とするダイヤに一部変更し、2009年3月14日のダイヤ改正では尾鷲で特急待避を行わないダイヤが正式なダイヤとなっていた。
利用状況
「三重県統計書」等によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1935年[2] | 364 |
1936年[2] | 401 |
1937年[2] | 412 |
1938年[2] | 435 |
1939年[2] | 570 |
1940年[2] | 671 |
1941年[2] | 829 |
1942年[2] | 1,051 |
1943年[2] | 1,436 |
1944年[2] | 1,438 |
1945年[2] | 1,674 |
1998年 | 995 |
1999年 | 983 |
2000年 | 920 |
2001年 | 856 |
2002年 | 807 |
2003年 | 797 |
2004年 | 762 |
2005年 | 735 |
2006年 | 660 |
2007年 | 623 |
2008年 | 561 |
2009年 | 531 |
2010年 | 546 |
2011年 | 533 |
2012年 | 584 |
2013年 | 571 |
2014年 | 534 |
2015年 | 509 |
2016年 | 445 |
2017年 | 426 |
駅周辺
尾鷲市中心街の西端に位置する。尾鷲市役所をはじめとする行政機関などに近い。また、駅前にはコンビニエンスストアなどの商業施設がある。
名勝ほか
行政機関
市・県などの機関
- 尾鷲市役所
- 三重紀北消防組合 尾鷲消防署
- 三重県の機関
国の機関
- 法務省関連
- 財務省関連
- 厚生労働省関連
- 農林水産省関連
- 国土交通省関連
- 裁判所
文教施設
その他
バス路線
- 三重交通 尾鷲駅口バス停
- 長島駅前 行き
- 島勝 行き
- 国道相賀 行き
- 瀬木山 行き
- 南紀特急バス(三重交通と三重急行自動車の共同運行)
- 熊野古道センター 行き
- 松阪中央総合病院 行き
- 尾鷲市ふれあいバス(コミュニティバス)
- 紀伊松本 行き
- 尾鷲駅 行き
- 夢古道おわせ前 行き
隣の駅
※特急「南紀」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 三重県尾鷲市役所 編 編『尾鷲市史 下巻』三重県尾鷲市役所、1971年5月3日、874頁。
- 熊野市史編纂委員会 編 編『熊野市史 中巻』熊野市、1983年3月31日、1377頁。全国書誌番号:88024262
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 三重県道203号尾鷲港尾鷲停車場線
- 石和温泉駅 - 山梨県にある中央本線の駅。類似の構造を持つ(2面3線→相対式ホーム2面2線:駅舎から一番遠い3番線が廃止されたことにより)。