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=== 電源調達入札制度について === |
=== 電源調達入札制度について === |
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* [[1995年]](平成7年)の電気事業制度改革において電源調達入札制度が創設され、卸供給事業者(IPP・[[独立系発電事業者]])4社と供給契約を結んでいる<ref>参考資料:{{PDFlink|[ |
* [[1995年]](平成7年)の電気事業制度改革において電源調達入札制度が創設され、卸供給事業者(IPP・[[独立系発電事業者]])4社と供給契約を結んでいる<ref>参考資料:{{PDFlink|[https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/minutes/wg/2007/0425/item_070425_07.pdf 3.我が国の卸電力市場の状況]}} 内閣府 規制改革会議 第3回 IT・エネルギー・運輸TF(平成19年4月25日)</ref>。 |
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4箇所、69万6,100kW |
4箇所、69万6,100kW |
2020年2月27日 (木) 12:37時点における版
中部電力本店ビル | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
大証1部(廃止) 9502 2013年7月12日上場廃止 |
略称 | 中電、中部電 |
本店所在地 |
日本 〒461-8680 愛知県名古屋市東区東新町1番地 |
設立 | 1951年(昭和26年)5月1日 |
業種 | 電気・ガス業 |
法人番号 | 3180001017428 |
事業内容 | 電気事業、電気機械器具の製造・販売、熱供給事業他 |
代表者 |
水野明久(代表取締役会長) 勝野哲(代表取締役社長兼社長執行役員) 増田義則(代表取締役兼副社長執行役員) 片岡明典(代表取締役兼副社長執行役員) 倉田千代治(代表取締役兼副社長執行役員) 小野田聡(代表取締役兼副社長執行役員) |
資本金 |
4307億7736万円 (2019年3月31日現在) |
発行済株式総数 |
7億5,800万株 (2019年3月31日現在) |
売上高 |
連結:3兆350億82百万円 単体:2兆7,430億24百万円 (2019年3月期) |
営業利益 |
連結:1,259億24百万円 単体:1,055億56百万円 (2019年3月期) |
純利益 |
連結:794億22百万円 単体:660億24百万円 (2019年3月期) |
純資産 |
連結:1兆8,443億62百万円 単体:1兆4,800億6百万円 (2019年3月31日現在) |
総資産 |
連結:5兆9,875億26百万円 単体:5兆4,028億56百万円 (2019年3月31日現在) |
従業員数 |
連結:30,321名 単体:16,086名 (2019年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要株主 |
明治安田生命保険相互会社 5.21% (2019年3月31日現在) |
主要子会社 |
トーエネック 51.9% JERA 50% |
関係する人物 |
福澤桃介 加藤乙三郎(元社長) 田中精一(元社長) 松永亀三郎(元社長) 川口文夫(元社長) 三田敏雄(元社長) |
外部リンク | https://www.chuden.co.jp/ |
中部電力株式会社(ちゅうぶでんりょく、英: CHUBU Electric Power Co.,Inc.)は、日本の電力会社である。
略称は中電(ちゅうでん)であり、一般に中部地方で「中電」と言えば中部電力を指す。日本の中国地方に本店を置く中国電力(ドメインは energia.co.jp)も、当該地域では通称で「中電」と言われているため、両者の混同を防止するために、株式市場では中部電力は「中部電」、中国電力は「中国電」と呼ばれている。
名古屋の有力企業四摂家[1]の1社だった。(他の3社は東邦瓦斯・名古屋鉄道・松坂屋)
沿革
- 1951年(昭和26年)5月1日 松永安左エ門(電気事業再編成審議会委員長)のGHQへの説得による、国会決議より効力が強いGHQポツダム政令を元に、戦時統合によって発足した中部配電(株)の配電部門と日本発送電(株)の発電・送電部門を再編成、発電から配電までの電力一貫管理会社として創立。
- 1955年(昭和30年) - 中部電力初の新設石炭火力発電所、三重火力発電所1号機が運転開始。
- 1956年(昭和31年) - 社歌制定。
- 1959年(昭和34年) - 伊勢湾台風により電力設備に多大な被害、復旧に約20日間、長い所では約80日間を要した。
- 1959年(昭和34年) - 石炭火力発電所、新名古屋火力発電所1号機が運転開始(1972年に石油に転換)。
- 1961年(昭和36年) - 日本初の重油専焼火力発電所、三重火力発電所4号機が運転開始(既存設備についても1966年に重油専焼へ転換)。
- 1962年(昭和37年) - 飛騨川流域一貫開発計画着手、木曽川水系飛騨川流域の大規模水力発電開発に着手。
- 1963年(昭和38年) - 石油火力方式の火力発電所の四日市火力発電所1号機が運転開始(四日市ぜんそくで公害問題となった重油専焼だったが、ナフサ、原油を経てLNGに転換)。本店ビル完成。
- 1964年(昭和39年) - 石油火力発電所、尾鷲三田火力発電所1号機が運転開始。電気料金の銀行口座振替制度導入、深夜温水器用電力料金を導入。
- 1966年(昭和41年) - 石油火力発電所、知多火力発電所1号機(1985年にLNGに転換)、武豊火力発電所1号機が運転開始。
- 1970年(昭和45年) - 石油火力発電所、西名古屋火力発電所1号機が運転開始。
- 1971年(昭和46年) - 石油火力発電所、渥美火力発電所1号機が運転開始。
- 1973年(昭和48年) - 石油火力発電所、新清水火力発電所1号機が運転開始。
- 1976年(昭和51年) - 中部電力初の原子力発電所、浜岡原子力発電所1号機が運転開始。
- 1978年(昭和53年) - 中部電力初のLNG火力発電所、知多火力発電所5号機が運転開始。
- 1983年(昭和58年) - LNG火力発電所、知多第二火力発電所1号機が運転開始。
- 1986年(昭和61年) - 電気文化会館・でんきの科学館開館。
- 1987年(昭和62年) - 飛騨川流域一貫開発計画完了。
- 1988年(昭和63年) - CIを導入。花弁になぞらえた「CHUBU」の「C」を5つ並べて、同社営業エリア5県の繁栄をイメージした、 シンボルマーク・ロゴが制定された。ちなみに、それ以前のものは、名古屋市出身の画家・杉本健吉による「電」の文字を図案化したものであった。
- 1988年(昭和63年) - 中部電力初のコンバインドサイクル発電方式を採用した四日市火力発電所4号機が運転開始。
- 1989年(平成元年) - LNG火力発電所の川越火力発電所1号機が運転を開始して同じ三重県内の四日市周辺の三重火力発電所を廃止した。
- 1990年(平成2年) - 時間帯別電灯料金制度導入。
- 1991年(平成3年) - 石炭火力発電所、碧南火力発電所1号機が運転開始。
- 1992年(平成4年) - 知多火力発電所および知多第二火力発電所において、ガスタービン発電設備を追加、排気再燃型コンバインドサイクル化工事施工開始。
- 1994年(平成6年) - 中部電力所有の水力発電所では最大の発電量(150万kW)である奥美濃発電所が運転開始。
- 1996年(平成8年) - 中部電力初の1,300℃級ACCを採用した川越火力発電所3号系列が運転開始。
- 2002年(平成14年) - 碧南火力発電所5号機が運転開始。総出力410万kWとなり、石炭火力としては国内最大の発電量となる。
- 2004年(平成16年) - 新清水火力発電所廃止。
- 2007年(平成19年) - 1988年に採用されたシンボルマーク・社名ロゴをマイナーチェンジ(カラーリングと角度を変更)。株式公開買付け(TOB)によりトーエネックを連結子会社にする。
- 2008年(平成20年) - 中部電力初の1,500℃級MACCを採用した新名古屋火力発電所8号系列が運転開始。
- 2009年(平成21年) - 子会社の東邦石油株式会社を吸収合併。
- 2009年(平成21年) - 一般顧客向けの営業受付電話番号がフリーコールとなる(番号は各営業所で異なる)。
- 2010年(平成22年) - 御前崎風力発電所が営業運転開始。
- 2011年(平成23年) - メガソーラーいいだが営業運転開始。
- 2011年(平成23年)5月6日 - 同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による、東京電力・福島第一原子力発電所事故の発生を受けて、菅直人内閣総理大臣(当時)が、浜岡原子力発電所の全原子炉の運転停止を海江田万里経済産業大臣(当時)を通じて要請[2]。これに対し同社は5月9日、「現在運転中の4号機、5号機の停止、ならびに定期点検中の3号機の再稼動を延期する決定をした」旨を発表した[3]。その後、同年5月13日の13時56分には4号機、翌5月14日の13時には5号機の原子炉が、それぞれ運転を停止した。
- 2012年(平成24年)4月1日 - 子会社のシーエナジーが同じく子会社のエル・エヌ・ジー中部を吸収合併[4]。
- 2012年(平成24年)7月1日 - 中部電力初の多軸型1,300℃級ACCを採用した上越火力発電所1-1号系列が運転開始。
- 2013年(平成25年)8月 - グループ会社であるシーエナジーを完全子会社化[5]。
- 2013年(平成25年)9月 - 東邦ガスと共同で建設を進めていた「伊勢湾横断ガスパイプライン」の工事が完了[6]
- 2013年(平成25年)10月1日 - 三菱商事からダイヤモンドパワーの株式80%を取得し子会社化[7]。
- 2014年(平成26年)1月30日 - 大阪ガスと共同で建設を進めていた天然ガスパイプライン「三重・滋賀ライン」が開通[8]。
- 2014年(平成26年)4月1日 - 三重県より蓮水力発電所、宮川第一水力発電所、宮川第二水力発電所を譲り受け[9]。
- 2014年7月 - 中部電力で政界工作を長年担当した元役員が、裏金2億5千万円から1999年と再選した2003年の知事選告示前、神田真秋前知事宅を訪問し現金300万円と500万円を本人に直接手渡したと証言したが、神田真秋がこれを一部認めた。[10]
- 2015年(平成27年)1月15日 - 太陽光発電所メガソーラーしみず営業運転開始[11]。
- 2015年(平成27年)4月1日 - 三重県より長水力発電所、宮川第三水力発電所(不動谷ダム)、三瀬谷水力発電所(三瀬谷ダム)、大和谷水力発電所、青田水力発電所を譲り受け[12]。
- 2015年(平成27年)4月30日 - 東京電力と共同で火力発電会社「JERA」を設立[13]。
- 2017年(平成29年)9月29日 - 西名古屋火力発電所7-1号機が運転開始。
- 2018年(平成30年)3月27日 - 西名古屋火力発電所7-1号機が世界最高効率のコンバインドサイクル発電設備としてギネス世界記録認定(発電効率63.08%を達成)。
- 2018年(平成30年)3月30日 - 西名古屋火力発電所7-2号機が運転開始。
- 2018年(平成30年)9月7日 - 日本エスコンを資本業務提携により持分法適用関連会社化[14]。
歴代社長
- 初代 井上五郎
- 第2代 横山通夫
- 第3代 加藤乙三郎
- 第4代 田中精一
- 第5代 松永亀三郎
- 第6代 安部浩平
- 第7代 太田宏次
- 2001年 川口文夫
- 2006年 三田敏雄
- 2010年 水野明久
- 2015年 勝野哲
営業地域
中部地方、関東地方、近畿地方、中国地方、四国地方などで電力小売り事業を行う。
次の区域を送配電事業の区域としている。ほぼすべての地域において周波数60Hzの電気を供給しているが、長野県の一部に周波数50Hzの地域もある[15]。
- 愛知県:全域
- 長野県:全域(一部地域は周波数50Hz)
- 岐阜県:大半の地域(飛騨市(旧神岡町全域、旧宮川村の一部[16])、郡上市(旧白鳥町石徹白地区[17])、関ケ原町(今須地区)を除く。これらの除外地域のうち関ケ原町今須地区は関西電力の管轄、そのほかは北陸電力の管轄)
- 三重県:大半の地域(熊野市(飛鳥町、有馬町、育生町、五郷町、井戸町、金山町、神川町、木本町、紀和町、久生屋町)以南の地区を除く。これらの地域は関西電力の管轄)
- 静岡県:富士川以西(富士市の旧富士川町域、富士宮市内房地区も含む。富士川以東は東京電力の管轄)
発電施設
合計 211箇所、3,313万8,330kW(2016年度現在)[18]
- 総出力には長期計画停止中、定期点検中の号機を含む。廃止された号機、建設中の号機は含まない。
水力発電所
196か所の発電所 出力545万180kW
- 主な水力発電所(5万kW以上の発電所)[19]
発電所名 | 水系名 | 方式 | 総出力 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
畑薙第一発電所 | 大井川 | ダム式(揚水式) | 8.6万kW | 静岡県静岡市葵区 |
畑薙第二発電所 | ダム水路式 | 8.66万kW | 静岡県静岡市葵区 | |
井川発電所 | ダム式 | 6.2万kW | 静岡県静岡市葵区 | |
奥泉発電所 | ダム水路式 | 9.2万kW | 静岡県静岡市葵区 | |
大井川発電所 | ダム水路式 | 6.82万kW | 静岡県榛原郡川根本町 | |
川口発電所 | ダム水路式 | 5.8万kW | 静岡県榛原郡川根本町 | |
泰阜発電所 | 天竜川 | ダム水路式 | 5.25万kW | 長野県下伊那郡泰阜村 |
平岡発電所 | ダム水路式 | 10.1万kW | 長野県下伊那郡天龍村 | |
奥矢作第一発電所 | 矢作川 | ダム水路式(揚水式) | 32.3万kW | 愛知県豊田市 |
奥矢作第二発電所 | ダム水路式(揚水式) | 78万kW | 愛知県豊田市 | |
矢作第一発電所 | ダム式 | 6.12万kW | 愛知県豊田市 | |
高根第一発電所 | 木曽川 | ダム式(揚水式) | 34万kW | 岐阜県高山市 |
馬瀬川第一発電所 | ダム式(揚水式) | 28.8万kW | 岐阜県下呂市 | |
馬瀬川第二発電所 | ダム式 | 6.64万kW | 岐阜県下呂市 | |
新上麻生発電所 | ダム水路式 | 6.14万kW | 岐阜県加茂郡七宗町 | |
奥美濃発電所 | ダム式(揚水式) | 150万kW | 岐阜県本巣市 | |
横山発電所 | ダム式 | 7万kW | 岐阜県揖斐郡揖斐川町 | |
徳山発電所 | 揖斐川 | ダム水路式 | 16.19万kW | 岐阜県揖斐郡揖斐川町 |
- 中部電力で最古、最小の水力発電所
発電所名 | 水系名 | 方式 | 総出力 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
岩津発電所 | 矢作川 | 水路式 | 140kW | 愛知県岡崎市 |
- 他の水力発電所については、電力会社管理ダム#中部電力を、管理する発電用ダム一覧については日本の発電用ダム一覧#中部電力を参照のこと。
火力発電所
2019年4月1日付でJERAに継承したため、自社では所有していない。
内燃力発電所
1箇所、400kW
発電所名 | 使用燃料 | 総出力 | 所在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|
神島発電所 | 重油 | 400kW | 三重県鳥羽市 | 内燃力発電方式。 |
原子力発電所
1箇所、361万7,000kW[20]
発電所名 | 原子炉型式 | 総出力 | 号機 | 出力 | 運転開始 | 所在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
浜岡原子力発電所 | 沸騰水型軽水炉、 改良型沸騰水型軽水炉 |
361.7万kW | 3号機 4号機 5号機 |
110万kW 113.7万kW 138万kW |
1987年8月28日 1993年9月3日 2005年1月18日 |
静岡県御前崎市 | 1・2号機は2009年1月30日に運転終了。 3~5号機は2011年5月14日以後運転停止中。 6号機(138万kW)計画中。 |
新エネルギー
4箇所、3万6,750kW[21]
発電所名 | 方式 | 総出力 | 運転開始 | 所在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
御前崎風力発電所 | 風力発電 | 2.2万kW | 3基:2010年2月19日 8基:2011年1月28日 |
静岡県御前崎市 | |
メガソーラーいいだ | 太陽光発電 | 0.1万kW | 2011年1月28日 | 長野県飯田市 | |
メガソーラーしみず | 太陽光発電 | 0.8万kW | 2015年1月15日 | 静岡県静岡市清水区 | |
メガソーラーかわごえ | 太陽光発電 | 0.75万kW | 2017年5月31日 | 三重県三重郡川越町 | メガソーラーたけとよを移設。 |
関連会社運営
発電所名 | 方式 | 総出力 | 運転開始 | 所在地 | 運営会社 |
---|---|---|---|---|---|
ウインドパーク久居榊原 | 風力発電 | 3,000kW | 1999年2月[22] | 三重県津市 | シーテック |
ウインドパーク美里 | 風力発電 | 16,000kW | 2006年2月 | 三重県津市 | シーテック |
ウインドパーク笠取 | 風力発電 | 38,000kW | 第1期 2010年2月(10基) 第2期 2010年12月(9基) |
三重県津市、伊賀市 | シーテック |
ソーラーファームとよはし | 太陽光発電 | 1,000kW | 2013年3月 | 愛知県豊橋市 | シーテック |
浜松・浜名湖太陽光発電所 | 太陽光発電 | 1,990kW | 2013年7月 | 静岡県浜松市西区 | シーテック |
ソーラーパークひちそう | 太陽光発電 | 1,000kW | 2013年10月 | 岐阜県七宗町 | シーテック |
ソーラーパークしまだ | 太陽光発電 | 1,500kW | 2014年1月 | 静岡県島田市 | シーテック |
ソーラーパークかいづ | 太陽光発電 | 1,990kW | 2014年2月 | 岐阜県海津市 | シーテック |
ソーラーパークすずか | 太陽光発電 | 1,500kW | 2014年2月 | 三重県鈴鹿市 | シーテック |
ソーラーパークおとわ | 太陽光発電 | 1,000kW | 2014年10月 | 愛知県豊川市 | シーテック |
ソーラーパークしおみ | 太陽光発電 | 1,250kW | 2014年10月 | 愛知県名古屋市港区 | シーテック |
ソーラーパーク新舞子 | 太陽光発電 | 9,020kW | 2015年10月 | 愛知県知多市 | シーテック |
過去および建設中止された発電施設
火力発電所
発電所名 | 使用燃料 | 総出力 | 廃止時期 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
尾鷲三田火力発電所 | 重油、原油 | 125万kW | 2018年 | 三重県尾鷲市 |
新清水火力発電所 | 重油、軽油 | 15.6万kW | 2004年 | 静岡県清水市 |
三重火力発電所 | 重油 | 34.1万kW | 1989年 | 三重県四日市市 |
原子力発電所
発電所名 | 原子炉型式 | 総出力 | 廃止時期 | 所在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
芦浜原子力発電所 | 計画中止 | 三重県度会郡南伊勢町、大紀町 | 2000年計画中止。 | ||
珠洲原子力発電所 | 計画中止 | 石川県珠洲市 | 2003年計画凍結。北陸電力および関西電力との共同運営が予定されていた。 |
電源調達入札制度について
4箇所、69万6,100kW
卸供給事業者 | 契約電力 | 供給開始 | 所在地 |
---|---|---|---|
明海発電(豊橋発電所) | 13.5万kW | 2000年4月 | 愛知県豊橋市 |
中山共同発電(名古屋発電所) | 13.55万kW | 2000年4月 | 愛知県知多郡武豊町 |
出光興産(愛知製油所) | 22.56万kW | 2004年7月 | 愛知県知多市 |
コスモ石油(四日市霞発電所) | 20万kW | 2003年7月 | 三重県四日市市 |
- 事業者名はいずれも契約当時。
見学施設
- 名古屋港ワイルドフラワーガーデン ブルーボネット(愛知県名古屋市港区)
- でんきの科学館 (愛知県名古屋市中区)
- 電力史料館[24](愛知県日進市)
- 浜岡原子力館 (静岡県御前崎市)
- 新エネルギーホール
- 井川展示館 (静岡県静岡市葵区)
※以下の3施設については2019年4月1日に火力発電所と共にJERAが承継している。
関連会社
エネルギー事業
- 知多エル・エヌ・ジー(株)
- (株)シーエナジー
- 浜松熱供給(株)
- 名古屋熱供給(株)
- 中部国際空港エネルギー供給(株)
- 北陸エルネス(株)
- (株)CDエナジーダイレクト(大阪ガスとの合弁)
- (株)JERA(東京電力フュエル&パワーとの合弁)
情報通信業
- (株)中電シーティーアイ
- 中部テレコミュニケーション(株)(現KDDIグループ 資本は残っている)
- 中部ケーブルネットワーク(株)
- スターキャット・ケーブルネットワーク(株)(旧ヘラルドコーポレーショングループ)
建設業
製造業
- 中部精機(株)
- 愛知電機(株)
- 東海コンクリート工業(株)
- 愛知金属工業(株)
運輸業
不動産業
サービス業等
- 中電興業(株)
- 中電配電サポート(株)
- (株)中電オートリース
- 中電防災(株)
- 中部冷熱(株)
- (株)テクノ中部
- 中部住宅保証(株)
- 中電ウイング(株)
- (一財)中部電気保安協会
- Chubu Electric Power Company International B.V. (CEPC0I)
- 中電ビジネスサポート(株)
- 東邦産業(株)
- 知多桟橋管理(株)
- 愛知衣浦バイオ(株)
- (同)充電網整備推進機構
- e-暮らし(株)(サンヨーホームズとの合弁会社)
子会社からの出資会社
- 霞桟橋管理(株)
- (株)リブネット
- 中部液酸(株)
- 知多炭酸(株)
- 日本マレニット(株)
- ネットワークサポートサービス(株)
- (株)御前崎ケーブルテレビ
- (株)武豊ニューテレビ
- (株)エスエナジーサービス
- Chubu Electric Power (Thailand) Co., Ltd.
歴代キャッチフレーズ
- みなさまの中部電力(創立時?-1987)
- 未来へ スイッチオン(1987-1996)
- TRY NEXT(1996-2003)
- Along the New Way(2003-2007)
- ON!(2009-2010)
- 時代の先へ。ひとりのそばへ。 (2011-2020)
- むすぶ。ひらく。 (2020-)
CM出演者
過去
- かとうかずこ
- 宮崎萬純
- 緒形直人
- 裕木奈江
- 西崎幸広
- 高橋リナ(CMソングも歌う)
- 唐沢寿明
- 小堺一機
- 藤谷美紀
- 平野孝
- 久藤清一
- 久本雅美
- 蛭子能収
- 髙田万由子
- アニメ「ぼのぼの」
- 大地康雄
- 加山雄三
- 飯島直子
- 小林稔侍
- 酒井法子
- 落合博満
- 小雪
- 小西博之
- 岡田奈々
- 江口ともみ
- 大槻義彦
- 北村晴男
- 北村晴男
- 勝間和代
- 薬丸裕英
- 上川隆也
- 宮崎あおい
- 吉田くん
- 香川照之
- 鈴木ちなみ
- 馬場徹
- 板橋駿谷
- 大河原恵
- 真矢ミキ
- 友近
- 佐野岳
- 柳美稀
歌のみ
提供番組
他の電力会社と同じく、エリア内の有力スポンサーである。
かつてラジオで天気予報を提供した際には、その時々の社歌がBGMとして流れるケースが多かった。CIまではピアノバージョンだった。
同一県内に複数社がエリア展開している静岡県や、東京電力の発電所および電力体験館(PR館)がある長野県では他社(東京電力)との共同提供や共同制作CMの放送なども行っている。ちなみに、静岡県での共同制作CMは「夏場の節電啓蒙キャンペーン」など共通テーマで放送できるものに限られており、もともと頻度は少なかったが最近は共通テーマであってももっぱら東京電力と中部電力双方の独自CMの放送がされることが多い。
また木曽川水系に水力発電所を保有している関係から、東海三県のみ夏季には関西電力と共同でダム放流注意を促すラジオCMが流されていた。現在では関西電力独自のCMが流されている。
加えて2010年からは、民放のBSデジタル放送において、同社が提供している番組が放送されており、全国での視聴が可能となっている。
なお、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴う影響から下記の番組での中部電力の番組提供を見合わせとなったため(番組によっては休止しているものがある)、CMがすべてACジャパンのものに差し替えられていた。その後、同年5月の浜岡原子力発電所の停止[27]の影響に伴い、同年の夏場と、同年末から2012年春までは、同社からの節電のお願いを伝える社告形式のCMが放送されていた。
他に「時代の先へ。ひとりのそばへ。」のコーポレートスローガンを伝える、企業イメージCMなども放映されている。
また、2013年度からは『安心チェック でんきとくらし』というタイトルで電気の安全使用などを呼び掛けるCMを放送している。
2017年4月時点での提供番組
- でんじろう先生のはぴエネ!(中京テレビ、一社提供)
- ワッツくん(テレビ静岡)
- 天気予報(東海テレビ、一社提供)
- the NEXT ステキなあしたへ(静岡第一テレビ、一社提供)
- デイリーECOランキング(企画ネット番組)
- 下川みくにのがんばれエコリーマン!(東海ラジオ、一社提供)
過去
- ちきゅう屋駄菓子店(CBCテレビ、一社提供)
- a life(東海テレビ、一社提供)
- 下川みくにのぐるっと東海エコめぐり(東海ラジオ、一社提供)
- 中部電力 ヒネモス PRECIOUS STYLE A TO Z(ZIP-FM、一社提供)
- ハッピー!エコCUTE(三重テレビ)
- トコトンハテナ(テレビ愛知ローカルスポンサー)
- CONTACT CAFE C(メ~テレ、一社提供)
- Dramatic Game 1844(BS日テレ放送分、2011年はクレジット無しで提供後、この年限りで降板)
備考
- スポーツでは、ボート競技に力を入れており、国民体育大会に数名出場するほか、オリンピックに出場した社員もいる。また、中部電力ラグビー部は、2015年現在地域リーグ「トップウェスト」に所属している。2008年(平成20年)からは名古屋グランパスのユニフォームスポンサーになっている。2008年(平成20年)にはナゴヤドームに看板広告を拠出していたが、わずか1年で撤退した。しかし、2010年(平成22年)からまた復活した。カーリング部は、2011年~2014年に日本選手権を4連覇し、2017年、2019年にも優勝している。
- マスコットキャラクターは、家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」内にいる「カテエネコ」。他に一部の展示館それぞれにマスコットが存在したり、小学生向けパンフレット「エルゴン」内に独自のキャラクター「たまゴン」が存在する。過去に、マスコットキャラクターとして「おはよう君」、「ゆらら」、「怪獣君(ヒーラン)」などがいた。
その他
天下り問題
- 福島第一原子力発電所事故以降、経済産業省と電力会社の天下り問題が監督官庁である経産省の原子力発電所の安全基準のチェックを甘くさせる構造として批判が集まった。
知事候補らへの裏金
脚注
- ^ 以前は、旧東海銀行も含めた五摂家と呼ばれていた。また松坂屋も、大丸との経営統合(J.フロント リテイリング・大丸松坂屋百貨店の発足)により、本社機能は東京へ移転した。
- ^ “浜岡原発、全面停止へ…首相が中部電力に要請”. 読売新聞. (2011年5月6日) 2011年5月7日閲覧。
- ^ "浜岡原子力発電所の運転停止要請への対応について" (Press release). 中部電力. 9 May 2011. 2016年5月25日閲覧。
- ^ “株式会社シーエナジーと株式会社エル・エヌ・ジー中部との合併について” (PDF). シーエナジー (2012年2月23日). 2013年8月7日閲覧。
- ^ “株式会社シーエナジーの完全子会社化、同社への当社空調設備受託事業の移管および増資による資本強化について”. 中部電力 (2013年7月31日). 2016年5月25日閲覧。
- ^ 「伊勢湾横断ガスパイプライン」共同敷設工事の完了について
- ^ “ダイヤモンドパワー株式会社の株式取得と発電事業会社の設立について”. 中部電力株式会社 (2013年8月7日). 2016年5月25日閲覧。
- ^ “「三重・滋賀ライン」の開通について”. 中部電力株式会社 (2014年1月30日). 2014年2月15日閲覧。
- ^ “三重県企業庁水力発電事業に係る資産等(3発電所)の譲り受け”. 中部電力株式会社 (2014年4月1日). 2016年5月25日閲覧。
- ^ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140721-00000021-asahi-soci
- ^ “「メガソーラーしみず」の営業運転開始について”. 中部電力株式会社 (2015年1月15日). 2016年5月25日閲覧。
- ^ “三重県企業庁水力発電事業に係る資産等(5発電所2ダム)の譲り受け”. 中部電力株式会社 (2015年4月1日). 2016年5月25日閲覧。
- ^ 「株式会社JERA」(呼称:ジェラ)の設立について(2015年4月15日、東京電力・中部電力プレスリリース)
- ^ “日本エスコン、中部電と資本業務提携 不動産を共同開発”. 日本経済新聞 (2018年8月28日). 2018年12月7日閲覧。
- ^ お届けする電気の周波数(長野県50Hz地区一覧表:2009年10月現在) - 中部電力
- ^ 旧坂下村にあたる、小豆沢、鮎飛、打保、加賀沢、桑野、塩屋、杉原、巣納谷、戸谷、中沢上、祢宜ヶ沢上、洞、万波および山之山の各地区。
- ^ 旧福井県大野郡で、1958年に越境合併した。
- ^ 中部電力 設備概要
- ^ 中部電力の水力発電所
- ^ 中部電力 浜岡原子力発電所 設備データ
- ^ 中部電力 新エネルギーについて お知らせ
- ^ 2012年7月津市より取得
- ^ 参考資料:3.我が国の卸電力市場の状況 (PDF) 内閣府 規制改革会議 第3回 IT・エネルギー・運輸TF(平成19年4月25日)
- ^ 電力史料館 (PDF)
- ^ 知多電力館
- ^ 中部電力 分社に関するテレビCMの放送開始について
- ^ それ以降は、提供クレジット表示とスポンサーの読み上げ(いわゆる、提供読み)が自粛されている(2012年5月時点)
- ^ 中部電、4県の知事候補に裏金 愛知前知事認める 朝日新聞 2014年7月21日
関連項目
- 松永安左エ門(9電力設立者)
- 中部電気保安協会
- 電力会社管理ダム - 日本の発電用ダム一覧
- 飛騨川流域一貫開発計画
- ちゅうでん教育振興財団 - ちゅうでん児童文学賞
- 音メガネ
- 国際原子力開発株式会社 - 電力会社9社・メーカー3社・産業革新機構の出資により、2010年10月22日に設立された。
- 中部電力千代田ビル
- 中部電力ラグビー部