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|style="text-align: center;"|第9回||1961年7月2日||中山||2600m||[[ホマレボシ]]||牡4||2:41.2||[[八木沢勝美]]||稗田敏男||川口文子
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|style="text-align: center;"|第10回||1962年7月8日||中山||2600m||[[オンスロート (競走馬)|オンスロート]]||牡5||2:40.7||[[山岡つとむ|山岡忞]]||[[中村広]]||田村喜志
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|style="text-align: center;"|第11回||1963年6月23日||中山||2600m||[[ヤマノオー]]||牡4||2:45.2||森安弘明||[[内藤潔]]||山口米吉
|style="text-align: center;"|第11回||1963年6月23日||中山||2600m||[[ヤマノオー]]||牡4||2:45.2||森安弘明||[[内藤潔]]||山口米吉

2020年9月14日 (月) 23:06時点における版

日経賞
Nikkei Sho[1]
2012年日経賞
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中山競馬場
創設 1953年6月28日
2020年の情報
距離 芝2500m
格付け GII
賞金 1着賞金6700万円
出走条件 サラ系4歳以上(国際)(指定)
負担重量 別定
出典 [2][3]
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日経賞(にっけいしょう)は、日本中央競馬会 (JRA) が中山競馬場で施行する中央競馬重賞競走GII)である。

寄贈賞を提供する日本経済新聞社は、東京大阪に本社を置く新聞社[4]

正賞は日本経済新聞社賞[2][3]

概要

1953年に、5歳(現4歳)以上の馬による重賞として「日本経済賞」の名称で創設[4][5][6]。1979年より現名称となった[5][6]

創設時の施行距離は中山競馬場の芝3200mだったが、施行場・距離・開催時期は幾度かの変遷を経て、距離は1967年より中山競馬場の芝2500m[注 1]で定着[4][5][6]。施行時期は1984年より3月 - 4月の中山開催で行われるようになり、天皇賞(春)の重要な前哨戦として位置づけられた[5][6]。2014年からは本競走の1着馬に、天皇賞(春)の優先出走権が与えられている[4][5][6]

外国産馬は1989年から、地方競馬所属馬は1995年からそれぞれ出走可能になったほか、2002年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[7][6]

競走条件

以下の内容は、2020年現在[2][3]のもの。

出走資格: サラ系4歳以上

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)

負担重量: 別定

  • 4歳55kg/5歳以上56kg、牝馬2kg減
    • 2019年3月23日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、GII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
    • 2019年3月22日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

天皇賞 (春)のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は天皇賞(春)の出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている[5][8][9]。また、地方競馬所属馬は本競走で2着以内の成績を収めた馬に天皇賞(春)の優先出走権が与えられる[8][9]

賞金

2020年の1着賞金は6700万円で、以下2着2700万円、3着1700万円、4着1000万円、5着670万円[2][3]

歴史

  • 1953年 - 4歳以上の馬による重賞競走として「日本経済賞」の名称で創設、中山競馬場の芝3200mで施行[5]
  • 1979年 - 名称を「日経賞」に変更[5]
  • 1984年 - グレード制施行によりGII[注 2]に格付け。
  • 1989年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[5]
  • 1995年 - 指定交流競走となり、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能になる[7]
  • 2002年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が4頭まで出走可能になる[10]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[11]
  • 2014年 - この年から1着馬に天皇賞(春)の優先出走権を付与[5]
  • 2020年 - COVID-19の感染拡大防止のため「無観客競馬」として実施[12]

歴代優勝馬

コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第26回まで「日本経済賞」[5]

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1953年6月28日 中山 3200m タカハタ 牝4 3:30 0/5 保田隆芳 尾形藤吉 川内安忠
第2回 1954年6月27日 中山 3200m フソウ 牡4 3:37 1/5 高橋英夫 鈴木信太郎 中村正行
第3回 1955年6月26日 中山 3200m クリチカラ 牡5 3:28 4/5 森安弘明 尾形藤吉 栗林友二
第4回 1956年7月1日 東京 3200m フクリユウ 牝4 3:32 1/5 野平祐二 稗田敏男 吉田権三郎
第5回 1957年6月30日 中山 3200m ハクチカラ 牡4 3:36 3/5 保田隆芳 尾形藤吉 西博
第6回 1958年6月22日 中山 2600m オンワードゼア 牡4 2:43 2/5 野平好男 二本柳俊夫 樫山純三
第7回 1959年6月28日 中山 2600m ヒシマサル 牡4 2:43.0 小野定夫 矢野幸夫 阿部雅信
第8回 1960年6月26日 中山 2600m オーテモン 牡5 2:41.6 野平好男 田中和夫 永田雅一
第9回 1961年7月2日 中山 2600m ホマレボシ 牡4 2:41.2 八木沢勝美 稗田敏男 川口文子
第10回 1962年7月8日 中山 2600m オンスロート 牡5 2:40.7 山岡忞 中村広 田村喜志
第11回 1963年6月23日 中山 2600m ヤマノオー 牡4 2:45.2 森安弘明 内藤潔 山口米吉
第12回 1964年6月28日 東京 2500m ヤマトキヨウダイ 牡4 2:36.4 梶与四松 稲葉幸夫 門井みち
第13回 1965年6月27日 中山 2600m フジイサミ 牡4 2:46.1 山岡忞 松永光雄 保坂勇
第14回 1966年6月26日 東京 2600m スピードキング 牡4 2:41.8 松永勇 松永光雄 相良キヨ
第15回 1967年6月25日 中山 2500m スピードシンボリ 牡4 2:38.1 野平祐二 野平富久 和田共弘
第16回 1968年5月26日 中山 2500m ヒシヤクシン 牡5 2:36.9 小野定夫 稗田敏男 阿部雅信
第17回 1969年6月15日 中山 2500m ライトワールド 牡4 2:34.1 吉永正人 三井末太郎 渡辺光一
第18回 1970年6月21日 中山 2500m アカネテンリュウ 牡4 2:41.4 丸目敏栄 橋本輝雄 関野栄一
第19回 1971年5月30日 東京 2500m マキノホープ 牡5 2:34.1 野平祐二 田中和夫 田中角栄
第20回 1972年7月2日 東京 2500m カツタイコウ 牡4 2:33.9 徳吉一己 柄崎義信 勝本正男
第21回 1973年7月1日 中山 2500m トーヨーアサヒ 牡4 2:35.0 増沢末夫 古山良司 (有)トーヨークラブ 
第22回 1974年6月30日 中山 2500m タケクマヒカル 牡5 2:35.6 矢野照正 中村広 武隈水雄
第23回 1975年6月29日 中山 2500m ホワイトフォンテン 牡5 2:35.8 高橋司 大久保勝之 吉橋計
第24回 1976年7月4日 中山 2500m ホワイトフォンテン 牡6 2:37.1 高橋司 大久保勝之 吉橋計
第25回 1977年7月3日 中山 2500m グリーングラス 牡4 2:33.8 嶋田功 中野隆良 半沢吉四郎
第26回 1978年7月2日 中山 2500m カネミノブ 牡4 2:34.3 加賀武見 阿部新生 金指利明
第27回 1979年7月8日 福島 2400m ダンケンジ 牡5 2:26.9 増沢末夫 奥平真治 塩入通之
第28回 1980年3月30日 中山 2500m ホウヨウボーイ 牡5 2:41.9 加藤和宏 二本柳俊夫 古川嘉治
第29回 1981年5月17日 東京 2500m ウエスタンジェット 牡4 2:39.2 柴田政人 柴田欣也 西川商事(株)
第30回 1982年5月16日 東京 2500m メジロティターン 牡4 2:32.8 伊藤正徳 尾形盛次 メジロ商事(株)
第31回 1983年5月15日 東京 2500m アサヒテイオー 牡4 2:35.8 蛯沢誠治 加藤修甫 寺内倉蔵
第32回 1984年4月1日 中山 2500m ハヤテミグ 牡4 2:38.2 郷原洋行 野平好男 川部宏
第33回 1985年3月31日 中山 2500m シンボリルドルフ 牡4 2:36.2 岡部幸雄 野平祐二 シンボリ牧場
第34回 1986年3月30日 中山 2500m チェスナットバレー 牡5 2:35.2 郷原洋行 奥平真治 (有)ハイランド牧場
第35回 1987年4月5日 中山 2500m ミホシンザン 牡5 2:33.8 柴田政人 田中朋次郎 堤勘時
第36回 1988年4月3日 東京 2500m メジロフルマー 牝4 2:35.5 田村正光 奥平真治 (有)メジロ牧場
第37回 1989年4月2日 中山 2500m ランニングフリー 牡6 2:33.3 菅原泰夫 本郷一彦 藤島泰輔
第38回 1990年4月1日 中山 2500m オースミシャダイ 牡4 2:34.6 河内洋 武邦彦 山路秀則
第39回 1991年3月31日 中山 2500m キリサンシー 牡6 2:38.8 田中勝春 西塚安夫 畔蒜英雄
第40回 1992年3月22日 中山 2500m メジロライアン 牡5 2:38.3 横山典弘 奥平真治 (有)メジロ牧場
第41回 1993年3月21日 中山 2500m ライスシャワー 牡4 2:35.8 的場均 飯塚好次 栗林英雄
第42回 1994年3月20日 中山 2500m ステージチャンプ 牡4 2:32.8 岡部幸雄 矢野進 古岡秀人
第43回 1995年3月19日 中山 2500m インターライナー 牡4 2:41.0 横山典弘 柄崎孝 松岡正雄
第44回 1996年3月17日 中山 2500m ホッカイルソー 牡4 2:37.3 蛯名正義 田中清隆 (有)北海牧場
第45回 1997年3月23日 中山 2500m ローゼンカバリー 牡4 2:42.5 横山典弘 鈴木康弘 (有)社台レースホース
第46回 1998年3月29日 中山 2500m テンジンショウグン 牡8 2:34.4 江田照男 矢野照正 (株)テンジン
第47回 1999年3月28日 中山 2500m セイウンスカイ 牡4 2:35.3 横山典弘 保田一隆 西山牧場
第48回 2000年3月26日 中山 2500m レオリュウホウ 牡5 2:35.4 菊沢隆徳 杉浦宏昭 (株)レオ
第49回 2001年3月24日 中山 2500m メイショウドトウ 牡5 2:33.7 安田康彦 安田伊佐夫 松本好雄
第50回 2002年3月23日 中山 2500m アクティブバイオ 牡5 2:37.0 後藤浩輝 崎山博樹 バイオ(株)
第51回 2003年3月29日 中山 2500m イングランディーレ 牡4 2:31.3 小林淳一 清水美波 吉田千津
第52回 2004年3月27日 中山 2500m ウインジェネラーレ 牡4 2:32.8 蛯名正義 国枝栄 (株)ウイン
第53回 2005年3月26日 中山 2500m ユキノサンロイヤル 牡8 2:33.3 小野次郎 増沢末夫 井上基之
第54回 2006年3月25日 中山 2500m リンカーン 牡6 2:33.0 横山典弘 音無秀孝 近藤英子
第55回 2007年3月24日 中山 2500m ネヴァブション 牡4 2:31.8 北村宏司 伊藤正徳 (株)ティーエイチ
第56回 2008年3月29日 中山 2500m マツリダゴッホ 牡5 2:32.7 蛯名正義 国枝栄 高橋文枝
第57回 2009年3月28日 中山 2500m アルナスライン 牡5 2:31.2 蛯名正義 松元茂樹 (有)サンデーレーシング
第58回 2010年3月27日 中山 2500m マイネルキッツ 牡7 2:34.1 松岡正海 国枝栄 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第59回 2011年4月2日 阪神 2400m トゥザグローリー 牡4 2:25.4 福永祐一 池江泰寿 (有)キャロットファーム
第60回 2012年3月24日 中山 2500m ネコパンチ 牡6 2:37.4 江田照男 星野忍 桐谷茂
第61回 2013年3月23日 中山 2500m フェノーメノ 牡4 2:32.0 蛯名正義 戸田博文 (有)サンデーレーシング
第62回 2014年3月29日 中山 2500m ウインバリアシオン 牡6 2:34.4 岩田康誠 松永昌博 (株)ウイン
第63回 2015年3月28日 中山 2500m アドマイヤデウス 牡4 2:30.2 岩田康誠 橋田満 近藤利一
第64回 2016年3月26日 中山 2500m ゴールドアクター 牡5 2:36.8 吉田隼人 中川公成 居城要
第65回 2017年3月25日 中山 2500m シャケトラ 牡4 2:32.8 田辺裕信 角居勝彦 金子真人ホールディングス(株)
第66回 2018年3月24日 中山 2500m ガンコ 牡5 2:33.9 藤岡佑介 松元茂樹 杉澤光雄
第67回 2019年3月23日 中山 2500m メイショウテッコン 牡4 2:34.2 武豊 高橋義忠 松本好雄
第68回 2020年3月28日 中山 2500m ミッキースワロー 牡6 2:32.9 横山典弘 菊沢隆徳 野田みづき

脚注・出典

参考文献

  • 「日経賞(GII)」『中央競馬全重賞競走成績集【古馬関東編】』日本中央競馬会、2006年、475-545頁。 

注釈

  1. ^ 有馬記念と同一のコースである。
  2. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典

  1. ^ Nikkei Sho”. IFHA(国際競馬統括機関連盟). 2020年6月21日閲覧。
  2. ^ a b c d 重賞競走一覧(レース別・関東)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 10. 2020年6月21日閲覧。
  3. ^ a b c d 令和2年第3回中山競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年6月21日閲覧。
  4. ^ a b c d 2020年度第3回中山競馬特別レース名解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 1. 2020年6月21日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k レースについて:日経賞 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2020年6月21日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 日経賞特集(レースガイド)”. netkeiba.com. 2015年3月10日閲覧。
  7. ^ a b 中央競馬全重賞競走成績集【古馬関東編】
  8. ^ a b 「地」が出走できるGI競走とそのステップ競走について(平成29年度)” (PDF). 日本中央競馬会. 2017年1月28日閲覧。
  9. ^ a b 平成29年度競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年6月21日閲覧。
  10. ^ 2002年の成績表参照。
  11. ^ 第3回 中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 901-902. 2016年3月23日閲覧。(索引番号:08011)
  12. ^ 3月28日(土曜)、29日(日曜)、31日(火曜)の中央競馬の開催等について”. 日本中央競馬会 (2020年3月26日). 2020年6月21日閲覧。


各回競走結果の出典

外部リンク