「2021年日本の補欠選挙」の版間の差分
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=== 補欠選挙実施選挙区と実施事由 === |
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* 選挙区:衆議院[[北海道第2区]] |
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* 選挙事由:[[吉川貴盛]]([[自由民主党 (日本)|自由民主党]])が、自らの体調不良を理由として2020年12月22日に議員を辞職したことによる<ref name="Jiji 20201222"/>。 |
* 選挙事由:[[吉川貴盛]]([[自由民主党 (日本)|自由民主党]])が、自らの体調不良を理由として2020年12月22日に議員を辞職したことによる<ref name="Jiji 20201222"/>。 |
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; 参議院 |
; 参議院[[長野県選挙区]] |
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* 選挙事由:[[羽田雄一郎]]([[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]、[[第25回参議院議員通常選挙|第25回]]選出)が、[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス感染症]]罹患を主因とする急病によって2020年12月27日に死去したことによる<ref name="Sankei 20201227"/><ref>{{Cite news2|url= https://www.asahi.com/articles/ASNDX62CHNDXUTFK00Y.html |title= 死去の羽田氏、新型コロナ陽性 国会議員、初の死者 |newspaper= 朝日新聞デジタル |date= 2020-12-28 |agency=朝日新聞社|accessdate= 2020-12-28 }}</ref>。 |
* 選挙事由:[[羽田雄一郎]]([[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]、[[第25回参議院議員通常選挙|第25回]]選出)が、[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス感染症]]罹患を主因とする急病によって2020年12月27日に死去したことによる<ref name="Sankei 20201227"/><ref>{{Cite news2|url= https://www.asahi.com/articles/ASNDX62CHNDXUTFK00Y.html |title= 死去の羽田氏、新型コロナ陽性 国会議員、初の死者 |newspaper= 朝日新聞デジタル |date= 2020-12-28 |agency=朝日新聞社|accessdate= 2020-12-28 }}</ref>。 |
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* 選挙事由:[[河井案里]](無所属、第25回選出)が、公職選挙法違反([[河井夫妻選挙違反事件]])で2021年x月xx日に有罪判決が確定したことに伴い議員失職となったことによる。 |
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=== 衆議院北海道第2区 === |
=== 衆議院北海道第2区 === |
2021年1月23日 (土) 04:27時点における版
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2021年日本の補欠選挙(2021ねんにほんのほけつせんきょ)では、日本における立法機関である衆議院および参議院における国会議員の欠員を補充するための2021年(令和3年)の補欠選挙について取り上げる。
概要
補欠選挙は、議員が辞職あるいは死亡したこと等で、欠員が生じた場合にその欠員を補充するために行われる選挙である。2000年(平成12年)の公職選挙法改正[1]によって、衆議院と参議院の補欠選挙は4月と10月の年2回にまとめて実施されている。なお、補欠選挙の期日については、公職選挙法第33条の2において以下のように定められている。
- 9月16日から翌年の3月15日(第1期間)までに衆議院議員及び参議院議員の再選挙又は補欠選挙を行う事由が生じた場合は、当該期間直後の4月の第4日曜日に補欠選挙を行う。
- 3月16日から9月15日(第2期間)までに衆議院議員及び参議院議員の再選挙又は補欠選挙を行う事由が生じた場合は、当該期間直後の10月の第4日曜日に補欠選挙を行う。
以上を踏まえると、2020年に補欠選挙の行われるタイミングとしては以下の通りとなる。
- 2020年(令和2年)9月16日から2021年(令和3年)3月15日までの間に補欠選挙を行う事由が生じた場合:2021年4月25日(4月第4日曜日)に投票
- 2021年(令和3年)3月16日から2021年(令和3年)9月15日までの間に補欠選挙を行う事由が生じた場合:2021年10月24日(10月第4日曜日)に投票
現時点で、参議院長野県選挙区選出(2019年選出・2025年改選)の羽田雄一郎が2020年12月27日に死去した[2]ため、4月の補欠選挙の実施は確実となっている。また衆議院については北海道2区選出の吉川貴盛が2020年12月22日付で議員辞職したため[3]、解散総選挙がなければ同時に実施される。さらに、2019年(令和元年)に行われた第25回参議院議員通常選挙の広島県選挙区で河井夫妻選挙違反事件が発生し、同選挙で当選した河井案里の公設秘書に対する有罪判決が翌2020年11月28日付で確定、これにより連座制の適用による議員失職がほぼ確実となったため、第25回参議院広島選挙区での補欠選挙の実施も事実上不可避な状況となっている。また、この選挙に関しては、選挙執行直後から弁護士グループなどにより一票の格差訴訟が提起され、各地の高等裁判所での審理・判決を経て最高裁判所での審理が続いていたが、2020年11月18日に最高裁判所大法廷(裁判長:大谷直人長官)での判決公判に於いて「憲法違反には当たらず」として合憲判断が行われ、選挙無効の訴えも退けられた[4]。これにより最高裁判所判決の最終確定以後に補欠選挙を実施することが可能となる。
現在の任期中の議員では。
- 当年10月までに第49回衆議院議員総選挙が執行される予定なので、第48回衆議院議員総選挙選出議員は4月の補欠選挙
- 第24回参議院議員通常選挙選出議員は当年10月の補欠選挙
- 第25回参議院議員選挙選出議員は2024年10月の補欠選挙
が最終となる。
4月の補欠選挙
概要
補欠選挙実施選挙区と実施事由
- 衆議院北海道第2区
- 参議院長野県選挙区
衆議院北海道第2区
- 立候補者をめぐる動き
- 立憲民主党は元衆議院議員の松木謙公が出馬に向けて準備を進めている。
- 日本共産党は元札幌市議会議員(東区選出)の平岡大介が出馬に向けて準備を進めている。
- 自由民主党は2021年1月下旬をめどに候補者を選ぶ方針で、自由民主党北区支部及び東区支部は札幌市議会議員(北区選出)の高橋克朋に立候補を要請していた[6]。しかし、1月15日に吉川が収賄の容疑で在宅起訴されたことを受け、山口泰明選挙対策委員長は候補者の擁立を見送ることを表明した[7]。
- 日本維新の会所属参議院議員の鈴木宗男は、一旦は自身の出馬の可能性に言及したが[8]、その後の記者会見で否定した[9]。一方で、日本維新の会としては候補者を擁立する方針であると改めて表明した[9]。
- NHKから自国民を守る党は党広報局長の新藤加菜か幹事長の上杉隆の擁立を検討している[10]。
- 政治団体代表の小田々豊が1月19日に無所属での立候補を表明した[11]。
- 2011年・2015年の札幌市長選挙に出馬し落選した元総務官僚の本間奈々も出馬を検討していると報じられた[9]。
参議院長野県選挙区
- 立候補者をめぐる動き
脚注
出典
- ^ 公職選挙法第33条の2 (平成12年法律第62号の改正による)。戦後の補欠選挙、国立国会図書館『レファレンス』No659(2005年12月)78ページ頁の脚注17。
- ^ a b "立民・羽田雄一郎元国交相が死去 53歳". 産経ニュース. 産経デジタル. 27 December 2020. 2020年12月27日閲覧。
- ^ a b "吉川元農水相が議員辞職 現金授受疑惑で事実上の引責". 時事ドットコム. 時事通信社. 22 December 2020. 2020年12月22日閲覧。
- ^ "「一票の格差」昨年参院選は合憲 最高裁、裁判官15人中3人は「違憲」判断". 産経ニュース. 産経デジタル. 18 November 2020. 2020年11月18日閲覧。
- ^ "死去の羽田氏、新型コロナ陽性 国会議員、初の死者". 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 28 December 2020. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “2区補選 地元市議に立候補要請”. (2021年1月9日) 2021年1月11日閲覧。
- ^ “自民、北海道2区補選の候補者擁立見送りを表明…吉川元農相の在宅起訴受け”. (2021年1月15日) 2021年1月15日閲覧。
- ^ “北海道2区 自民擁立せず あの人が出馬か?”. (2021年1月18日) 2021年1月18日閲覧。
- ^ a b c “「保守が必要」野党一本化は"野合"北海道2区補選乱立か…元札幌市長候補も出馬検討”. (2021年1月19日) 2021年1月19日閲覧。
- ^ “北海道2区補選 "自民見送り"で候補乱立か 維新やN国で動き… 立憲&共産は「野党共闘」”. UHBニュース. (2021年1月18日) 2021年1月21日閲覧。
- ^ “政治団体代表が出馬表明 衆院補選”. 時事ドットコム. (2021年1月18日) 2021年1月19日閲覧。
- ^ “4月の参院長野補選 自民、小松氏で調整”. (2021年1月12日) 2021年1月12日閲覧。
- ^ “羽田氏弟の次郎氏擁立へ 参院長野補選”. (2021年1月20日) 2021年1月20日閲覧。