草賀純男
草賀 純男(くさか すみお、1953年3月7日[1] - )は、日本の外交官。外務省アフリカ部長、儀典長、ニューヨーク総領事を経て、駐オーストラリア特命全権大使。
経歴・人物
[編集]岡山県出身。1974年(昭和49年)岡山県立天城高等学校(現岡山県立倉敷天城高等学校)卒業、1978年(昭和53年)中央大学法学部を卒業して外務省に入省する。1979年からスワースモア大学に留学し、1981年卒業。同年在オーストラリア日本国大使館書記官、1983年5月外務省アジア局南東アジア第一課課長補佐、1986年1月外務省情報調査局企画課首席事務官、1989年7月在カナダ日本国大使館一等書記官。その後在タンザニア日本国大使館一等書記官を務めた。
1995年1月外務省経済局サミット担当企画官、1995年12月外務省経済局開発途上地域課長、1997年7月内閣官房長官秘書官事務取扱、1999年(平成4年)7月ハーバード大学国際問題研究所(CFIA)フェロー。
2000年(平成12年)7月から在アメリカ合衆国日本国大使館公使、2002年9月外務省大臣官房総務課長、2004年8月財務省大臣官房参事官(副財務官)、2006年8月外務省経済局審議官、2008年(平成20年)8月在英国日本国大使館総括公使兼ロンドン総領事、2010年(平成22年)8月外務省アフリカ審議官(大使)。組織改正で2012年(平成24年)8月、外務省アフリカ部長。2012年(平成24年)9月11日、外務省儀典長(大使)[2]を経て、2013年(平成25年)6月28日からニューヨーク総領事(大使)。2015年3月18日から駐オーストラリア特命全権大使[3]。2019年退官。富士通シニアアドバイザー、東京都市大学特別教授[4]、日本管財顧問[5]、日本国際問題研究所客員研究員[6]。2021年アフリカ協会理事[7]。2024年ニューヨーク日本商工会議所&日本クラブOB/OG会賛同者代表[8]。好きな音楽はフォークソング。二人の姉を持つ長男。
同期
[編集]- 宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、立命館大学客員教授)
- 新井勉(13年駐カメルーン大使)
- 小井沼紀芳(13年駐ザンビア大使)
- 大嶋英一(12年駐フィジー大使)
- 辻優(13年駐オランダ大使・12年駐クロアチア大使)
- 水上正史(12年駐アルゼンチン大使・10年外務省中南米局長)
- 菅沼健一(12年駐ブルネイ大使・09年駐ジュネーブ日本政府代表部大使)
- 猪俣弘司(13年駐パキスタン大使・10年駐サンフランシスコ総領事)
- 貝谷俊男(13年駐グルジア大使)
- 二石昌人(13年駐ブルキナファソ大使)
- 篠原守(13年駐コスタリカ大使)
- 岡田憲治(16年駐ベネズエラ大使)
- 梅田邦夫(14年駐ブラジル大使)
- 松富重夫(14年駐イスラエル大使・12年外務省国際情報統括官・10年外務省中東アフリカ局長)
- 軽部洋(16年駐コンゴ民主共和国大使)
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.190
- ^ (新社長)駐米大使に佐々江氏決定 駐中国大使には西宮氏 草賀 純男氏(くさか・すみお=儀典長)”. 日本経済新聞 NIKKEI.NET (2012年9月11日). 2014年4月25日閲覧。 “
- ^ 人事、外務省”. 日本経済新聞 NIKKEI.NET (2013年6月28日). 2014年4月26日閲覧。 “
- ^ 法学部講演会中央大学
- ^ 特別職国家公務員の再就職状況の公表について(平成31年4月1日~令和2年3月31日) 令和2年10月 9日 内閣 官房
- ^ 研究スタッフ
- ^ 役員名簿2021年6月16日現在アフリカ協会
- ^ 日本クラブとNY日本商工会議所、東京にOGOB会発足週刊NY生活 02/29/2024
外部リンク
[編集]- 草賀純男 総領事(大使)メッセージ - Consulate General of Japan in New York(在ニューヨーク日本総領事館ホームページ)
- Canberra and Tokyo together can find right path on China - 日豪間での対中政策協力の推進を呼び掛けると共に日本のファイブアイズ参加を提言した『オーストラリアン』紙寄稿の英文記事、2020年10月8日