六甲駅
六甲駅 | |
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駅舎(2024年1月、1階はバスターミナル併設) | |
ろっこう Rokko | |
◄HK-12 御影 (1.8 km) (1.8 km) 王子公園 HK-14► | |
所在地 | 神戸市灘区宮山町三丁目1番[1] |
駅番号 | HK13 |
所属事業者 | 阪急電鉄 |
所属路線 | ■神戸本線 |
キロ程 | 27.4 km(大阪梅田起点) |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[2] |
ホーム | 2面2線*[2] |
乗車人員 -統計年度- |
19,902人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年次- |
(通年平均)25,879人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1920年(大正9年)7月16日[2] |
* 他に通過線2本あり[2] |
六甲駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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六甲駅(ろっこうえき)は、兵庫県神戸市灘区宮山町三丁目にある、阪急電鉄神戸本線の駅である[2]。駅番号はHK-13。
準特急(早朝・夜間に運行)以下の種別の列車が停車する。
歴史
[編集]- 1920年(大正9年)7月16日:阪神急行電鉄(当時の社名)神戸線開通と同時に開業[3]。
- 1968年(昭和43年)4月7日:神戸高速鉄道の開通に伴い、当駅まで山陽電気鉄道(山陽)の列車が乗り入れるようになる[3]。これに合わせ、ホームを島式2面4線から相対式2面4線に変更[2]。
- 1984年(昭和59年)5月5日:駅構内で山陽の回送列車と阪急車両の衝突事故が発生[2][4]。詳細は阪急神戸線六甲駅列車衝突事故を参照[注 1]。
- 1987年(昭和62年)12月13日:快速急行の停車駅となる。
- 1995年(平成7年)
- 1998年(平成10年)2月15日:当駅まで乗り入れていた山陽との相互直通運転を廃止。
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)4月9日:橋上駅舎の使用を開始[2]。
- 2013年(平成25年)12月21日:駅番号導入[5][6]。
- 2020年(令和2年)11月23日:駅東側の高羽踏切で軽ワゴン車と列車が衝突し、脱線[7][8]。現場付近の信号機が破損。夙川駅 - 新開地駅間の上下線で運転見合わせ[7]。翌24日午前9時20分頃に運転を再開[9][10]。
駅構造
[編集]地上駅だが、駅舎は2000年(平成12年)に橋上化されている[2]。
開業当初のホームは島式2面4線であったが、山陽電鉄本線との直通運転と神戸本線の8両編成運転に備え、1968年(昭和43年)までに待避線2線の外側に相対式2面2線を配し、主本線を通過線とした新幹線(主要駅)型の構造に改良された[1]。阪急線内でこのような構造のホームを有するのは当駅のみである[注 2]。
山陽電鉄から乗り入れる列車は1998年2月まで設定され、当駅を起終点としていた。到着後は隣の御影駅の西側にある引き上げ線まで回送して折り返していた。
かつて普通の多くは当駅で特急の通過待ちを行っていたが、1995年に岡本駅が特急と快速急行の停車駅となり、それ以降は当駅での通過待ち設定が消滅した(平日ダイヤの昼間のみ実施)。
のりば
[編集]号線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■神戸本線 | 下り | 神戸三宮・新開地・山陽電鉄線方面 |
4 | 上り | 大阪梅田・西宮北口・京都・宝塚方面 |
- 付記事項
- 2・3号線は通過線で、ホームはない。この通過線が主本線であるため、停車列車が使用する1号線と4号線は副本線である。
- 1号線の大阪梅田方にも出発信号機が設置されており、1号線から大阪梅田方面への逆線出発も可能である。
-
ホーム(2007年8月)
利用状況
[編集]2023年(令和5年)の通年平均の乗降人員は25,879人である[11]。同社の駅では園田駅に次いで第24位。
近年の1日平均乗降・乗車人員は下表のとおりである。
- 2007年度から2015年度までのデータは、平日の1日平均乗降・乗車人員である。
- 2016年度以降のデータは、1日平均乗降・乗車人員である。
年次 | 平日限定 乗降人員 |
平日限定 乗車人員 |
通年平均 乗降人員 |
通年平均 乗車人員 |
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2007年(平成19年) | 33,727 | 16,550 | - | - |
2008年(平成20年) | 34,191 | 16,776 | ||
2009年(平成21年) | 33,550 | 16,478 | ||
2010年(平成22年) | 33,977 | 16,714 | ||
2011年(平成23年) | 34,069 | 16,791 | ||
2012年(平成24年) | 34,181 | 16,866 | ||
2013年(平成25年) | 34,182 | 16,872 | ||
2014年(平成26年) | 34,206 | 16,899 | ||
2015年(平成27年) | 34,132 | 16,907 | ||
2016年(平成28年) | - | - | 29,566 | 14,646 |
2017年(平成29年) | 29,516 | - | ||
2018年(平成30年) | 29,233 | - | ||
2019年(令和元年) | 29,523 | - | ||
2020年(令和2年) | 20,370 | |||
2021年(令和3年) | 21,932 | |||
2022年(令和4年) | 24,672 | |||
2023年(令和5年) | 25,879 |
駅周辺
[編集]六甲山への南側の玄関口で、山上へはバスに乗り換える。六甲ケーブルへはこのバスで連絡している[2]。JR神戸線の六甲道駅は当駅から南へ700メートル(徒歩で約9分)にある。なお、当駅は神戸大学や神戸松蔭女子学院大学や六甲学院中学校・高等学校や親和中学校・親和女子高等学校などの最寄り駅でもあるため、ラッシュ時を中心に学生の利用が多い。
- ローソンHA 阪急六甲店(駅舎内)
- タクシー乗り場(駅舎内北側 阪急タクシー専用・駅北側六甲駅前ビル前)
- 六甲八幡神社
- 兵庫縣神戸護國神社
- 高羽丹生神社
- 六甲地域福祉センター
- 神戸大学[2]
- 山口誓子記念館
- 神戸松蔭女子学院大学[2]
- 六甲中学校・高等学校
- 神戸市立長峰中学校
- 神戸市立六甲小学校
- 六甲幼稚園
- 親和女子中学校・高等学校
- 神戸海星病院(阪急バス乗り場より送迎バスあり)
- 六甲病院
- 神戸篠原郵便局
- 神戸高羽郵便局
- 神戸将軍郵便局
- 池田泉州銀行六甲支店(旧:池田銀行店)
- 三井住友銀行六甲支店・御影支店・六甲アイランド支店(旧:さくら銀行店)
- 阪急オアシス六甲店
- いかり 六甲店
- 神港教会
- カトリック六甲教会
- 兵庫県道95号灘三田線
- 神戸市道神戸六甲線
バス路線
[編集]神戸市道神戸六甲線沿いに「阪急六甲」停留所があり、神戸市バスの路線が乗り入れる。
- 神戸市バス[12]
かつては阪急バスの路線(六甲山方面)も乗り入れていたが、2023年3月19日をもってすべて廃止となった[13]。
登場する作品
[編集]- 槙明夫(石原裕次郎)が、三宮駅(当時)から阪急電車に乗って逃げる大貫哲次(中谷一郎)を同じ電車で追跡し、六甲駅であと一歩まで追い詰めるも、大貫が一度ホームに降りて扉が閉まる直前に再び同じ電車に飛び乗ってしまったため槙は取り逃がしてしまう、というシーンで登場。なお、映画で登場するのは現在の相対式2面4線ホームではなく、改良前の島式2面4線時代のものである。また、大貫が乗ってそのまま逃げたのは当時としては最新型の2000系(中間車2018が映っている)であったが、槙が見送った車両は800系(855)であった。また、ホームに入線するシーンでは同じく800系(805)が映し出されている。
その他
[編集]- 神戸電鉄有馬線にも「六甲」の名を冠する神鉄六甲駅が北区にあるが、六甲山をはさんで7キロメートル以上離れている。神鉄駅へは、鉄道では新開地駅経由で約56分、三宮駅乗換神戸市営地下鉄経由(谷上駅でも乗換)で約41分ほどかかる。
- また、近隣のJR六甲道駅と区別するため「阪急六甲駅」とも呼ばれる。また山陽からの乗り入れ列車は、阪神本線方面の列車との区別を明確にする意味で、当駅発着列車の方向幕表記を「阪急六甲」としていた。
- 登山シーズンには、六甲ケーブルを利用して六甲山上へ向かうため、神戸市バスに乗り換える乗客が多い。しかし、神戸大学生が多く乗車する朝の時間帯を中心に、二つ手前の六甲道駅で満員になることもあり、バスの便数の不足に対して不満の声も上がっている。行楽客が見込まれる土曜・日曜などに阪急六甲駅や六甲道駅を始発とする臨時バスが出ることがあるが、行楽期によく臨時ダイヤを設定する六甲ケーブルとは対照的に、続行便を出すなどの対応が不十分と感じる人からダイヤの改良を求める声もある[15]。
隣の駅
[編集]- 阪急電鉄
- ■神戸本線
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、63頁。ISBN 4-89485-051-6。
- ^ a b c d e f g h i j k l 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、81頁。ISBN 9784343006745。
- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 12号 阪神電気鉄道 阪急電鉄 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、27-29頁。ISBN 978-4-02-340142-6。
- ^ “4.鉄道事故等と再発防止 4-4-4 事故風化防止” (PDF). 安全報告書 2011年度 |安全・快適への取り組み - 阪急電鉄. 阪急電鉄. pp. 38-39. 2022年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。 “六甲事故(1984年5月5日発生)”
- ^ 『「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します』(PDFlink)(プレスリリース)阪急電鉄株式会社、2013年4月30日。オリジナルの2013年12月15日時点におけるアーカイブ 。2016年4月8日閲覧。
- ^ “阪急電鉄:21日から駅名変更 宝塚線、中山駅→中山観音駅 神戸線、三宮駅→神戸三宮駅 京都線新駅開業に合わせ”. 毎日新聞(朝刊) (毎日新聞社): p. (地方版/兵庫)p.24. (2013年12月19日)
- ^ a b “阪急電車と車が衝突、けが人なし 六甲駅近くの踏切”. 朝日新聞社 (2020年11月23日). 2022年11月28日閲覧。
- ^ “Ⅰ 阪急電鉄株式会社 神戸線 六甲駅~御影駅間 列車脱線事故” (PDF). 鉄道事故調査報告書. 運輸安全委員会 (2022年2月17日). 2022年11月28日閲覧。
- ^ “3連休明け、通勤客ら10万人に影響 阪急神戸線脱線事故”. 神戸新聞NEXT. 神戸新聞社 (2020年11月24日). 2022年11月28日閲覧。
- ^ “阪急脱線事故から14時間後に運転再開 調査官を派遣”. 関西発 産経WEST-産経ニュース. 産経新聞社 (2020年11月24日). 2022年11月28日閲覧。
- ^ Corporation, Hankyu. “駅別乗降人員 | 路線・駅”. 阪急電鉄. 2024年11月25日閲覧。
- ^ “神戸市バス 系統一覧”. 神戸市交通局. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “【2023年3月20日(月)より】表六甲線 運行内容の変更について” (PDF). 阪急バス (2023年3月3日). 2023年11月10日閲覧。
- ^ “黒い海峡”. 日活. 2023年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “憤懣本舗「神戸の乗れない乗り物」”. 毎日放送(MBSテレビ)『VOICE』 (2011年10月10日). 2012年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月8日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 六甲駅 - 阪急電鉄