1995年の中日ドラゴンズ
1995年の中日ドラゴンズ | |
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成績 | |
セントラル・リーグ5位 | |
50勝80敗0分 勝率.385[1] | |
本拠地 | |
都市 | 愛知県名古屋市 |
ナゴヤ球場 | |
球団組織 | |
オーナー | 加藤巳一郎→大島宏彦 |
経営母体 | 中日新聞社 |
監督 |
高木守道(6/2まで) 徳武定祐(6/3-7/23・代行) 島野育夫(7/29以降・代行) |
選手会長 | 川又米利 |
« 1994 1996 » |
1995年の中日ドラゴンズ(1995ねんのちゅうにちドラゴンズ)では、1995年の中日ドラゴンズにおける動向をまとめる。
この年の中日ドラゴンズは、高木守道監督の4年目のシーズンである。
概要
[編集]開幕カードの対阪神戦を連勝でスタートしたものの、4月後半からは黒星が先行する。打線はメル・ホール・金村義明・仁村徹がケガでリタイヤするなど誤算が相次ぎ、アロンゾ・パウエル、立浪和義、大豊泰昭の活躍もむなしく投手陣の崩壊やホールの素行不良によるチーム自体の士気低下もありシーズン前半は最下位に低迷。そんな中6月3日には高木監督が休養し徳武定祐ヘッドコーチが監督代行となってチームの指揮をとるものの投手陣の崩壊と故障者の続出は止まらず、徳武監督代行もシーズン途中で解任され島野育夫二軍監督に監督代行が交代。9月以降は14勝12敗と勝ち越し最下位を脱出し5位で終えたが、優勝したヤクルトに32ゲーム差、4位の横浜には16ゲーム差をつけられた。前年2位の原動力となった投手陣はエース今中慎二が3年連続の2ケタ勝利をあげたものの、前年最多勝の山本昌広が故障でわずか2勝に終わり、この年から先発陣入りした野口茂樹と古池拓一はそれぞれ3勝、6勝にとどまり、中継ぎでも山田喜久夫、小島弘務、落合英二、野中徹博などが防御率4点台から6点台を記録し、守護神として期待された中山裕章や郭源治はわずか4セーブに終わるなどチーム防御率は4.75とリーグ最下位。打撃陣はパウエルが2年連続の首位打者を獲得、前年最終戦でのケガから復帰の立浪が打率.301とセ・リーグ打撃十傑(8位)入り、4番の大豊がチームトップの24本塁打と活躍したが、故障者の続出もありチーム本塁打はリーグ4位、打率もリーグ5位に終わった。オフには星野仙一の新監督就任が発表された。
チーム成績
[編集]レギュラーシーズン
[編集]1 | 二 | 立浪和義 |
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2 | 遊 | 種田仁 |
3 | 一 | 大豊泰昭 |
4 | 左 | ホール |
5 | 中 | パウエル |
6 | 三 | 金村義明 |
7 | 右 | 山崎武司 |
8 | 捕 | 中村武志 |
9 | 投 | 今中慎二 |
順位 | 4月終了時 | 5月終了時 | 6月終了時 | 7月終了時 | 8月終了時 | 最終成績 | ||||||
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1位 | ヤクルト | -- | ヤクルト | -- | ヤクルト | -- | ヤクルト | -- | ヤクルト | -- | ヤクルト | -- |
2位 | 広島 | 4.0 | 広島 | 5.5 | 広島 | 5.5 | 広島 | 3.5 | 広島 | 6.0 | 広島 | 8.0 |
3位 | 巨人 | 4.5 | 巨人 | 巨人 | 7.5 | 横浜 | 8.5 | 巨人 | 10.5 | 巨人 | 10.0 | |
4位 | 横浜 | 横浜 | 横浜 | 8.0 | 巨人 | 8.5 | 横浜 | 12.5 | 横浜 | 16.0 | ||
5位 | 中日 | 6.0 | 阪神 | 10.5 | 阪神 | 13.0 | 阪神 | 21.0 | 阪神 | 30.0 | 中日 | 32.0 |
6位 | 阪神 | 8.0 | 中日 | 12.0 | 中日 | 17.0 | 中日 | 24.5 | 中日 | 31.0 | 阪神 | 36.0 |
順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
1位 | ヤクルトスワローズ | 82 | 48 | 0 | .631 | 優勝 |
2位 | 広島東洋カープ | 74 | 56 | 1 | .569 | 8.0 |
3位 | 読売ジャイアンツ | 72 | 58 | 1 | .554 | 10.0 |
4位 | 横浜ベイスターズ | 66 | 64 | 0 | .508 | 16.0 |
5位 | 中日ドラゴンズ | 50 | 80 | 0 | .385 | 32.0 |
6位 | 阪神タイガース | 46 | 84 | 0 | .354 | 36.0 |
オールスターゲーム1995
[編集]- コーチ
- 監督推薦
選手・スタッフ
[編集]表彰選手
[編集]リーグ・リーダー | |||
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選手名 | タイトル | 成績 | 回数 |
パウエル | 首位打者 | .355 | 2年連続2度目 |
ベストナイン | ||
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選手名 | ポジション | 回数 |
パウエル | 外野手 | 3年連続3度目 |
ゴールデングラブ賞 | ||
選手名 | ポジション | 回数 |
立浪和義 | 二塁手 | 初受賞[注 1] |
ドラフト
[編集]網掛けの選手は逆指名による入団
順位 | 選手名 | 守備 | 所属 | 結果 |
---|---|---|---|---|
1位 | 荒木雅博 | 内野手 | 熊本工業高 | 入団 |
2位 | 門倉健 | 投手 | 東北福祉大学 | 入団 |
3位 | 藤井優志 | 捕手 | 大阪学院大学 | 入団 |
4位 | 渡辺博幸 | 内野手 | 三菱自動車川崎 | 入団 |
5位 | 大塔正明 | 投手 | 近畿大学 | 入団 |
6位 | 益田大介 | 外野手 | 龍谷大学 | 入団 |
7位 | 日笠雅人 | 投手 | 新日本製鐵君津 | 入団 |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1988年に遊撃手部門で受賞しており、通算2度目。
出典
[編集]- ^ “年度別成績 1995年 セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2017年4月10日閲覧。
- ^ 『日本プロ野球80年史 1934-2014』 【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
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優勝 | ヤクルトスワローズ | 2位 | 広島東洋カープ | 優勝 | オリックス・ブルーウェーブ | 2位 | 千葉ロッテマリーンズ |
3位 | 読売ジャイアンツ | 4位 | 横浜ベイスターズ | 3位 | 西武ライオンズ | 4位 | 日本ハムファイターズ |
5位 | 中日ドラゴンズ | 6位 | 阪神タイガース | 5位 | 福岡ダイエーホークス | 6位 | 近鉄バファローズ |
:日本一 :日本シリーズ出場 | |||||||