2015年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ
2015年のナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズ | |||||||
第1戦試合前のシティ・フィールドの様子 | |||||||
| |||||||
シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月17日–21日 | ||||||
観客動員 | 4試合合計:17万3247人 1試合平均: 4万3312人 | ||||||
MVP | ダニエル・マーフィー(NYM) | ||||||
責任審判 | テッド・バレット[1] | ||||||
NLDS | NYM 3–2 LAD CHC 3–1 STL | ||||||
チーム情報 | |||||||
ニューヨーク・メッツ(NYM) | |||||||
シリーズ出場 | 9年ぶり8回目 | ||||||
GM | サンディ・アルダーソン | ||||||
監督 | テリー・コリンズ | ||||||
シーズン成績 | 90勝72敗・勝率.556 東地区優勝 | ||||||
分配金 | 選手1人あたり30万[2] | 757.78ドル||||||
| |||||||
シカゴ・カブス(CHC) | |||||||
シリーズ出場 | 12年ぶり4回目 | ||||||
GM | ジェド・ホイヤー | ||||||
監督 | ジョー・マドン | ||||||
シーズン成績 | 97勝65敗・勝率.599 中地区3位=第2ワイルドカード | ||||||
分配金 | 選手1人あたり12万2327.59ドル[2] | ||||||
| |||||||
| |||||||
ワールドシリーズ |
2015年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月6日に開幕した。ナショナルリーグの第46回リーグチャンピオンシップシリーズ(英語: 46th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、17日から21日にかけて計4試合が開催された。その結果、ニューヨーク・メッツ(東地区)がシカゴ・カブス(中地区)を4勝0敗で下し、15年ぶり5回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
両球団がポストシーズンで対戦するのはこれが初めて。メッツは、初戦の初回表にダニエル・マーフィーのソロ本塁打で先制して以降、カブスに1イニングも得点を先行させないままシリーズを制した。ポストシーズンの7戦4勝制シリーズにおいて相手に一度もリードを許さなかったのは、2012年アメリカンリーグ優勝決定戦でのデトロイト・タイガース以来3年ぶり6球団目である[3]。マーフィーはその一打を皮切りに全4試合で本塁打を放つなど、打率.529・4本塁打・6打点・OPS 1.294という成績を残し、シリーズMVPに選出された。しかしメッツは、ワールドシリーズではアメリカンリーグ王者カンザスシティ・ロイヤルズに1勝4敗で敗れ、29年ぶり3度目の優勝を逃した。
両チームの2015年
[編集]10月13日にまずカブス(中地区3位=第2ワイルドカード)が、そして15日にはメッツ(東地区優勝)が、それぞれ地区シリーズ突破を決めてリーグ優勝決定戦へ駒を進めた。
カブスは2014年、73勝89敗で2年連続の地区最下位に沈んだ。若手選手の育成に目処がついたことからオフは積極的な補強に転じ、監督にジョー・マドンを招聘したほか、先発投手ジョン・レスターや外野手デクスター・ファウラーなど実績のある選手も加えた[4]。2015年は序盤、地区首位セントルイス・カージナルスに次ぐ2位につける。だが徐々に差を広げられ、6月にはピッツバーグ・パイレーツにも抜かれて3位に落ちた。前半戦終了時点では47勝40敗で、上位とのゲーム差は首位カージナルスと8.0、2位パイレーツと5.5離された。ただワイルドカード争いでは2位を確保し、3位メッツに1.0ゲーム差をつけた。後半戦に入ると、ジェイク・アリエータが15先発・107.1イニングで防御率0.75と好投を続け[5]、チームも勢いに乗って球団史上79年ぶりの25戦21勝を記録するなど上位を追う[6]。結局こうした追い上げも及ばず地区では3位にとどまったものの、ワイルドカード争いでは3位以下を引き離していき、9月25日にポストシーズン進出を確定させた[7]。平均得点4.25はリーグ6位、防御率3.36はリーグ3位。野手陣ではクリス・ブライアントの147試合をはじめ新人が4人も50試合以上の先発機会を得たが[8]、それでいて打線はリーグ最多の四球を選びつつ2桁本塁打達成者を9人擁するという強力なものとなった[9]。ワイルドカードゲームではパイレーツに4-0で勝利し[10]、地区シリーズではカージナルスを3勝1敗で下した[11]。
メッツは2014年を、地区2位タイながら79勝83敗の負け越しで終えた。ワシントン・ナショナルズがその年の東地区を制し、翌2015年もワールドシリーズ優勝の有力候補とみられていた[12]。メッツは2015年へ向け、投手陣ではマット・ハービーがトミー・ジョン手術から復帰するほか、ジェイコブ・デグロムら若手の成長が見込めたものの、打線はOPS.673と低迷した割にオフの補強がマイケル・カダイアーのみにとどまり不安を残した[13]。シーズンが開幕すると、4月11日に抑え投手ヘンリー・メヒアが禁止薬物使用で80試合の出場停止処分を受ける[14]。しかしメッツはその翌日から11連勝を記録し地区首位に浮上、その後もナショナルズと首位争いを展開し、前半戦終了時点では2.0ゲーム差の2位につけた。メヒアに代わる抑えとしてジェウリス・ファミリアが定着、11連勝中に8セーブを挙げ[15]、先発ローテーションのデグロムやハービーらとともに首位争いの原動力となった[16]。後半戦に入ってトレードで複数の選手を補強すると、そのなかでも特にヨエニス・セスペデスが57試合で17本塁打・44打点を記録するなどの活躍を見せ、チームの勢いを増す。8月3日に単独首位に立ってからも、ナショナルズが後半戦35勝40敗と失速するのを尻目に勝利を積み重ね、9月26日に9年ぶりの地区優勝を決めた[17]。平均得点4.22はリーグ7位、防御率3.43はリーグ4位。地区シリーズではロサンゼルス・ドジャースを3勝2敗で下した[18]。
リーグ優勝決定戦の第1・2・6・7戦を本拠地で開催できる "ホームフィールド・アドバンテージ" は、地区優勝球団どうしが対戦する場合はレギュラーシーズンの勝率がより高いほうの球団に、地区優勝球団とワイルドカード球団が対戦する場合は地区優勝球団に与えられる。したがって今シリーズでは、メッツがアドバンテージを得る。この年のレギュラーシーズンでは両球団は7試合対戦し、カブスが全勝していた[19]。
ロースター
[編集]両チームの出場選手登録(ロースター)は以下の通り。
- 名前の横の★はこの年のオールスターゲームに選出された選手を、#はレギュラーシーズン開幕後に入団した選手を示す。
- 年齢は今シリーズ開幕時点でのもの。
シカゴ・カブス | ニューヨーク・メッツ | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
守備位置 | 背番号 | 出身 | 選手 | 投 | 打 | 年齢 | 守備位置 | 背番号 | 出身 | 選手 | 投 | 打 | 年齢 |
投手 | 49 | ジェイク・アリエータ | 右 | 右 | 29 | 投手 | 46 | タイラー・クリッパード# | 右 | 右 | 30 | ||
53 | トレバー・ケーヒル# | 右 | 右 | 27 | 40 | バートロ・コローン | 右 | 右 | 42 | ||||
39 | ジェイソン・ハメル | 右 | 右 | 33 | 48 | ジェイコブ・デグロム★ | 右 | 左 | 27 | ||||
52 | ジャスティン・グリム | 右 | 右 | 27 | 27 | ジェウリス・ファミリア | 右 | 右 | 26 | ||||
28 | カイル・ヘンドリックス | 右 | 右 | 25 | 36 | ショーン・ギルマーティン | 左 | 左 | 25 | ||||
34 | ジョン・レスター | 左 | 左 | 31 | 33 | マット・ハービー | 右 | 右 | 26 | ||||
33 | クレイトン・リチャード# | 左 | 左 | 32 | 32 | スティーブン・マッツ | 左 | 右 | 24 | ||||
57 | フェルナンド・ロドニー# | 右 | 右 | 38 | 49 | ジョナソン・ニース | 左 | 左 | 28 | ||||
56 | ヘクター・ロンドン | 右 | 右 | 27 | 43 | アディソン・リード# | 右 | 左 | 26 | ||||
46 | ペドロ・ストロップ | 右 | 右 | 30 | 47 | ハンセル・ロブレス | 右 | 右 | 25 | ||||
37 | トラビス・ウッド | 左 | 右 | 28 | 34 | ノア・シンダーガード | 右 | 左 | 23 | ||||
捕手 | 47 | ミゲル・モンテロ | 右 | 左 | 32 | 捕手 | 7 | トラビス・ダーノー | 右 | 右 | 26 | ||
3 | デビッド・ロス | 右 | 右 | 38 | 22 | ケビン・プラウェッキー | 右 | 右 | 24 | ||||
内野手 | 9 | ハビアー・バエズ | 右 | 右 | 22 | 内野手 | 21 | ルーカス・ドゥーダ | 右 | 左 | 29 | ||
17 | クリス・ブライアント★ | 右 | 右 | 23 | 4 | ウィルマー・フローレス | 右 | 右 | 24 | ||||
13 | スターリン・カストロ | 右 | 右 | 25 | 55 | ケリー・ジョンソン# | 右 | 左 | 33 | ||||
44 | アンソニー・リゾ★ | 左 | 左 | 26 | 28 | ダニエル・マーフィー | 右 | 左 | 30 | ||||
11 | トミー・ラステラ | 右 | 左 | 26 | 56 | マット・レイノルズ | 右 | 右 | 24 | ||||
外野手 | 5 | クインティン・ベリー# | 左 | 左 | 30 | 5 | デビッド・ライト | 右 | 右 | 32 | |||
15 | クリス・デノーフィア | 右 | 右 | 35 | 外野手 | 52 | ヨエニス・セスペデス# | 右 | 右 | 29 | |||
8 | クリス・コグラン | 右 | 左 | 30 | 30 | マイケル・コンフォルト | 右 | 左 | 22 | ||||
24 | デクスター・ファウラー | 右 | 両 | 29 | 23 | マイケル・カダイアー | 右 | 右 | 36 | ||||
27 | オースティン・ジャクソン# | 右 | 右 | 28 | 3 | カーティス・グランダーソン | 右 | 左 | 34 | ||||
12 | カイル・シュワーバー | 右 | 左 | 22 | 12 | フアン・ラガーレス | 右 | 右 | 26 | ||||
68 | ホルヘ・ソレア | 右 | 右 | 23 | 9 | カーク・ニューエンハイス# | 右 | 左 | 28 |
カブスは地区シリーズのロースターから、内野手のアディソン・ラッセルに代えて外野手のクインティン・ベリーを登録した。ラッセルは今ポストシーズンで正遊撃手を務めていたが、地区シリーズ第3戦で三塁打を放った際に左ハムストリングを痛めた。ラッセルが復帰を急いで怪我を再発させることのないように、カブスはラッセルをロースターから外して治療に専念させ、遊撃には控えのハビアー・バエズを起用することにした[20]。ベリーはポストシーズンも含めた通算で33度の盗塁企図中失敗が1度だけという足を武器としており、今シリーズでも代走での起用が見込まれる[21]。
メッツは地区シリーズのロースターから救援投手を入れ替え、右腕エリック・ゴーデルを外して左腕ショーン・ギルマーティンを登録した。ゴーデルは地区シリーズ第3戦の9回表に今ポストシーズン初登板を果たしたが、4打者と対戦して単打→単打→本塁打→単打とひとりもアウトにすることができずに降板し、翌日以降の2試合では出番を与えられなかった。唯一の救援左腕ジョナソン・ニースの身内が今シリーズ開幕前日に亡くなり、ニースが忌引でチームを一時的に離脱する可能性が浮上したことから、メッツはギルマーティンを加えることで左腕の枚数を増やすことにした[22]。
試合結果
[編集]2015年のナショナルリーグ優勝決定戦は10月17日に開幕し、途中に移動日を挟んで5日間で4試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 | |
---|---|---|---|---|---|---|
10月17日(土) | 第1戦 | シカゴ・カブス | 2-4 | ニューヨーク・メッツ | シティ・フィールド | |
10月18日(日) | 第2戦 | シカゴ・カブス | 1-4 | ニューヨーク・メッツ | ||
10月19日(月) | ||||||
10月20日(火) | 第3戦 | ニューヨーク・メッツ | 5-2 | シカゴ・カブス | リグレー・フィールド | |
10月21日(水) | 第4戦 | ニューヨーク・メッツ | 5-2 | シカゴ・カブス | ||
優勝:ニューヨーク・メッツ(4勝0敗 / 15年ぶり5度目) |
第1戦 10月17日
[編集]映像外部リンク | |
---|---|
動画共有サイト "YouTube" にMLB公式アカウントが投稿したハイライト映像(英語、5分7秒) |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シカゴ・カブス | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 5 | 0 |
ニューヨーク・メッツ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | X | 4 | 8 | 1 |
- 勝利:マット・ハービー(1勝)
- セーブ:ジェウリス・ファミリア(1S)
- 敗戦:ジョン・レスター(1敗)
- 本塁打
CHC:カイル・シュワーバー1号ソロ
NYM:ダニエル・マーフィー1号ソロ、トラビス・ダーノー1号ソロ - 審判
[球審]ロブ・ドレイク
[塁審]一塁: ティム・ティモンズ、二塁: テッド・バレット、三塁: ポール・エメル
[外審]左翼: エリック・クーパー、右翼: ビル・ミラー - 試合開始時刻: 東部夏時間(UTC-4)午後8時8分 試合時間: 2時間55分 観客: 4万4287人 気温: 48°F(8.9°C)
詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / Fangraphs
シカゴ・カブス | ニューヨーク・メッツ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
打順 | 守備 | 選手 | 打席 | 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | ||
1 | 中 | D・ファウラー | 両 | 1 | 右 | C・グランダーソン | 左 | ||
2 | 左 | K・シュワーバー | 左 | 2 | 三 | D・ライト | 右 | ||
3 | 三 | K・ブライアント | 右 | 3 | 二 | D・マーフィー | 左 | ||
4 | 一 | A・リゾ | 左 | 4 | 左 | Y・セスペデス | 右 | ||
5 | 二 | S・カストロ | 右 | 5 | 捕 | T・ダーノー | 右 | ||
6 | 右 | J・ソレア | 右 | 6 | 一 | M・カダイアー | 右 | ||
7 | 遊 | J・バエズ | 右 | 7 | 遊 | W・フローレス | 右 | ||
8 | 捕 | D・ロス | 右 | 8 | 中 | J・ラガーレス | 右 | ||
9 | 投 | J・レスター | 左 | 9 | 投 | M・ハービー | 右 | ||
先発投手 | 投球 | 先発投手 | 投球 | ||||||
J・レスター | 左 | M・ハービー | 右 |
メッツは初回裏、相手先発投手の左腕ジョン・レスターから、3番ダニエル・マーフィーのソロ本塁打で先制した。マーフィーはこの年のレギュラーシーズンでは14本塁打で、そのうち左投手からのものは1本のみだったのが、今ポストシーズンでは6試合目でこれが対左投手3本目の本塁打となった[23]。メッツ先発投手のマット・ハービーは、最初の4イニングでひとりの走者も許さない。初回先頭打者デクスター・ファウラーと2番カイル・シュワーバーから連続三振を奪ったところで、本拠地球場シティ・フィールドに「ハー・ビー! ハー・ビー!」とチャントが発生し始め、その声量はイニングが進むごとに大きくなっていった[24]。今シーズンのカブス打線は95mph(約152.9km/h)以上の速球に打率.228と弱かったのに対し、この日のハービーは速球の平均球速がその水準を超えていただけでなく、スライダーやチェンジアップなどの変化球も効果的に織り交ぜていた[25]。
5回表、ハービーは先頭打者アンソニー・リゾへの死球で初めて走者を出すと、続くスターリン・カストロの適時二塁打で同点に追いつかれる。一死後、7番ハビアー・バエズの左前打でカストロは二塁から勝ち越しのホームを狙ったが、左翼手ヨエニス・セスペデスの送球に生還を阻まれた。カストロは、セスペデスが強肩で知られていることや、打球が自分の右側に飛んだためスタートが遅れたことから、三塁コーチのゲイリー・ジョーンズが本塁突入を指示したことに驚いたという[26]。その裏、メッツは二死一・二塁から1番カーティス・グランダーソンの適時打で1点を勝ち越す。さらに6回裏にはバックスクリーンへ飛び込む5番トラビス・ダーノーのソロ本塁打で、7回裏には一死三塁から1番グランダーソンの犠牲フライで、それぞれ1点ずつ加えた。レスターが失点した場面は、ダーノーの本塁打を除きいずれもレスターの得意球であるカッターが打たれたものだった[25]。8回表、カブスは二死から2番シュワーバーのソロ本塁打で2点差に詰め寄る。メッツはここでハービーから抑え投手ジェウリス・ファミリアへ継投、ファミリアはイニングまたぎの4アウトセーブで試合を締めた。
シティ・フィールドのバックスクリーンには、巨大なリンゴ型オブジェ "ホームラン・アップル" がある。これは、メッツの本拠地都市ニューヨーク州ニューヨークの愛称が "ビッグ・アップル" であることに因むもので、メッツの選手が本塁打を放つとせり上がってファンの目を楽しませる。ダーノーの本塁打がオブジェを直撃したため、翌日の試合前、打球が当たった箇所に×型の絆創膏があてがわれた。球団関係者によれば、メッツの選手が試合で放った本塁打がオブジェを直撃したのは、開場初年度の2009年以来6年ぶりではないかという[27]。絆創膏は打撃練習終了後、第2戦が始まる前に剥がされた[28]。
第2戦 10月18日
[編集]映像外部リンク | |
---|---|
動画共有サイト "YouTube" にMLB公式アカウントが投稿したハイライト映像(英語、4分8秒) |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シカゴ・カブス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 |
ニューヨーク・メッツ | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 5 | 0 |
- 勝利:ノア・シンダーガード(1勝)
- セーブ:ジェウリス・ファミリア(2S)
- 敗戦:ジェイク・アリエータ(1敗)
- 本塁打
NYM:ダニエル・マーフィー2号2ラン - 審判
[球審]ティム・ティモンズ
[塁審]一塁: テッド・バレット、二塁: ポール・エメル、三塁: エリック・クーパー
[外審]左翼: ビル・ミラー、右翼: ロブ・ドレイク - 試合開始時刻: 東部夏時間(UTC-4)午後8時9分 試合時間: 3時間7分 観客: 4万4502人 気温: 45°F(7.2°C)
詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / Fangraphs
シカゴ・カブス | ニューヨーク・メッツ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
打順 | 守備 | 選手 | 打席 | 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | ||
1 | 中 | D・ファウラー | 両 | 1 | 右 | C・グランダーソン | 左 | ||
2 | 左 | K・シュワーバー | 左 | 2 | 三 | D・ライト | 右 | ||
3 | 三 | K・ブライアント | 右 | 3 | 二 | D・マーフィー | 左 | ||
4 | 一 | A・リゾ | 左 | 4 | 中 | Y・セスペデス | 右 | ||
5 | 二 | S・カストロ | 右 | 5 | 一 | L・ドゥーダ | 左 | ||
6 | 右 | C・コグラン | 左 | 6 | 捕 | T・ダーノー | 右 | ||
7 | 捕 | M・モンテロ | 左 | 7 | 左 | M・コンフォルト | 左 | ||
8 | 遊 | J・バエズ | 右 | 8 | 遊 | W・フローレス | 右 | ||
9 | 投 | J・アリエータ | 右 | 9 | 投 | N・シンダーガード | 左 | ||
先発投手 | 投球 | 先発投手 | 投球 | ||||||
J・アリエータ | 右 | N・シンダーガード | 右 |
カブス先発投手のジェイク・アリエータはこの年、チームが敗れた次の試合に先発登板するとチームが14戦11勝、また敵地での先発登板時は自身が14勝1敗を記録していた[注 1][29]。この日は、前日敗戦かつ敵地開催といずれの条件も満たしているものの、最初のアウトを奪う前から失点し、結果的にはそれが決勝点となって敗れることとなる。メッツは初回裏、先頭打者カーティス・グランダーソンが右前打で出塁後、続くデビッド・ライトの適時二塁打でまず1点を先制、さらに3番ダニエル・マーフィーの本塁打で2点を加えた。マーフィーはこれで、地区シリーズ第4戦から続く連続試合本塁打を4に伸ばした。単一年のポストシーズンで4試合連続本塁打は史上5人目、歴代2位タイである[注 2][30]。マーフィーはベースを一周してダグアウトへ戻ると、観客からのカーテンコールに応えた[31]。
2回表、メッツ先発投手ノア・シンダーガードに対し、カブス5番クリス・コグランが右中間へ本塁打性の飛球を放つ。しかしこれを、右翼手グランダーソンがフェンス際でジャンプしフェンス上に手を伸ばして捕球した。コグランは本塁打を阻止され「ああいうプレイがあると流れが相手に大きく傾くんだよな」と述べた[32]。さらにグランダーソンは3回裏、先頭打者として四球で出塁後に2盗塁で三塁へ進み、4番ヨエニス・セスペデスの適時内野安打で4点目のホームを踏んだ。アリエータは6回表、自らの打順で代打を出され、5回4失点でこの日の登板を終えた。この回、カブスは二死二塁から3番クリス・ブライアントの適時二塁打で1点を返し、シンダーガードを降板に追い込む。しかし、4番アンソニー・リゾがジョナソン・ニースに空振り三振に仕留められ、2点目は奪えず。その後メッツは、7回表をアディソン・リードが、8回表をタイラー・クリッパードが、そして9回表を抑え投手ジェウリス・ファミリアが封じ、4-1で勝利した。
第3戦 10月20日
[編集]映像外部リンク | |
---|---|
動画共有サイト "YouTube" にMLB公式アカウントが投稿したハイライト映像(英語、5分2秒) |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニューヨーク・メッツ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 5 | 11 | 0 |
シカゴ・カブス | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 1 |
- 勝利:ジェイコブ・デグロム(1勝)
- セーブ:ジェウリス・ファミリア(3S)
- 敗戦:トレバー・ケーヒル(1敗)
- 本塁打
NYM:ダニエル・マーフィー3号ソロ
CHC:カイル・シュワーバー2号ソロ、ホルヘ・ソレア1号ソロ - 審判
[球審]テッド・バレット
[塁審]一塁: ポール・エメル、二塁: エリック・クーパー、三塁: ビル・ミラー
[外審]左翼: マーク・ウェグナー、右翼: ティム・ティモンズ - 試合開始時刻: 中部夏時間(UTC-5)午後7時7分 試合時間: 3時間1分 観客: 4万2231人 気温: 72°F(22.2°C)
詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / Fangraphs
ニューヨーク・メッツ | シカゴ・カブス | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
打順 | 守備 | 選手 | 打席 | 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | ||
1 | 右 | C・グランダーソン | 左 | 1 | 中 | D・ファウラー | 両 | ||
2 | 三 | D・ライト | 右 | 2 | 左 | K・シュワーバー | 左 | ||
3 | 二 | D・マーフィー | 左 | 3 | 三 | K・ブライアント | 右 | ||
4 | 中 | Y・セスペデス | 右 | 4 | 一 | A・リゾ | 左 | ||
5 | 一 | L・ドゥーダ | 左 | 5 | 二 | S・カストロ | 右 | ||
6 | 捕 | T・ダーノー | 右 | 6 | 右 | J・ソレア | 右 | ||
7 | 左 | M・コンフォルト | 左 | 7 | 捕 | M・モンテロ | 左 | ||
8 | 遊 | W・フローレス | 右 | 8 | 投 | K・ヘンドリックス | 右 | ||
9 | 投 | J・デグロム | 左 | 9 | 遊 | J・バエズ | 右 | ||
先発投手 | 投球 | 先発投手 | 投球 | ||||||
J・デグロム | 右 | K・ヘンドリックス | 右 |
前年まで5年連続地区5位だったカブスが、この年レギュラーシーズンで97勝を挙げポストシーズンも勝ち進んだことで、ファンの期待は大いに高まっていた[33]。チケット再販仲介業者 "TiqIQ" によると、リグレー・フィールドで開催される3試合のチケット平均価格はシリーズ開幕時点で1,228.16ドルと、同社がリーグ優勝決定戦のチケット価格について統計を取り始めた2010年以降では最高額となった[34]。第3戦当日、一部のファンは当日券が急遽販売される可能性に備え、球場のチケット売場に朝4時から行列を作っていた[35]。
初回表、メッツは二死一塁から4番ヨエニス・セスペデスの適時二塁打で先制点を挙げる。しかしその裏、カブスは2番カイル・シュワーバーのソロ本塁打で同点に追いつく。その後も相手先発投手ジェイコブ・デグロムを攻め立て、4番アンソニー・リゾと5番スターリン・カストロの連打で二死一・二塁とするが、6番ホルヘ・ソレアが遊ゴロに倒れ勝ち越し機を逸した。3回表、メッツは3番デビッド・マーフィーのソロ本塁打で再び1点を先行する。地区シリーズ第4戦から続くマーフィーのポストシーズン連続試合本塁打はこれで5に伸び、2004年のカルロス・ベルトランが樹立した最長記録に並んだ[36]。これに対しカブスは、4回裏に6番ソレアのソロ本塁打で同点に追いついた。
6回表、カブスは3番手の投手としてトレバー・ケーヒルを登板させた。メッツは先頭打者セスペデスが右前打で出塁し、続くルーカス・ドゥーダの犠牲バントで二塁へ進んだあと、6番トラビス・ダーノーの打席で三塁への盗塁を決めた。カブスはレギュラーシーズンの許盗塁数も盗塁阻止率も全30球団中ワースト2位なだけに、レギュラーシーズンの三盗数が5しかないメッツも、今シリーズはこれで3個目の三盗成功となった[37]。ダーノーは三ゴロでセスペデスは三塁から動けず、次打者マイケル・コンフォルトは2ストライクに追い込まれる。5球目にケーヒルはナックルカーブを投じ、コンフォルトは空振りで三振となった。だがこの投球がワンバウンドして捕手ミゲル・モンテロが後ろに逸らしたため、アウトが成立せずコンフォルトは振り逃げ、セスペデスもその間に生還しメッツが勝ち越し点を奪った。
デグロムは援護点をもらった直後の6回裏を三者凡退で片付ける。さらに7回表、打線が4番セスペデスの適時打などで2点を加えると、その裏も三者凡退として、この回限りで出番を終えた。この日のデグロムは初回裏こそ29球を費やしたものの、そのうち20球が速球という配球を2回以降改め、チェンジアップやスライダーなど変化球の割合を全投球の3分の2ほどまで高めたところ、71球で6イニングを消化して被安打はソレアのソロ本塁打のみと一転して好投した[38]。8回以降のメッツはタイラー・クリッパード→抑え投手ジェウリス・ファミリアの継投でリードを守りきり、3連勝でリーグ優勝に王手をかけた。
第4戦 10月21日
[編集]映像外部リンク | |
---|---|
動画共有サイト "YouTube" にMLB公式アカウントが投稿したハイライト映像(英語、5分1秒) |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニューヨーク・メッツ | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 8 | 11 | 0 |
シカゴ・カブス | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 6 | 0 |
- 勝利:バートロ・コローン(1勝)
- 敗戦:ジェイソン・ハメル(1敗)
- 本塁打
NYM:ルーカス・ドゥーダ1号3ラン、トラビス・ダーノー2号ソロ、ダニエル・マーフィー4号2ラン
CHC:クリス・ブライアント1号ソロ - 審判
[球審]ポール・エメル
[塁審]一塁: エリック・クーパー、二塁: ビル・ミラー、三塁: マーク・ウェグナー
[外審]左翼: ティム・ティモンズ、右翼: テッド・バレット - 試合開始時刻: 中部夏時間(UTC-5)午後7時7分 試合時間: 3時間32分 観客: 4万2227人 気温: 72°F(22.2°C)
詳細: MLB.com Gameday / ESPN.com / Baseball-Reference.com / Fangraphs
ニューヨーク・メッツ | シカゴ・カブス | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
打順 | 守備 | 選手 | 打席 | 打順 | 守備 | 選手 | 打席 | ||
1 | 右 | C・グランダーソン | 左 | 1 | 中 | D・ファウラー | 両 | ||
2 | 三 | D・ライト | 右 | 2 | 右 | J・ソレア | 右 | ||
3 | 二 | D・マーフィー | 左 | 3 | 三 | K・ブライアント | 右 | ||
4 | 中 | Y・セスペデス | 右 | 4 | 一 | A・リゾ | 左 | ||
5 | 一 | L・ドゥーダ | 左 | 5 | 二 | S・カストロ | 右 | ||
6 | 捕 | T・ダーノー | 右 | 6 | 左 | K・シュワーバー | 左 | ||
7 | 左 | M・コンフォルト | 左 | 7 | 遊 | J・バエズ | 右 | ||
8 | 遊 | W・フローレス | 右 | 8 | 投 | J・ハメル | 右 | ||
9 | 投 | S・マッツ | 右 | 9 | 捕 | D・ロス | 右 | ||
先発投手 | 投球 | 先発投手 | 投球 | ||||||
S・マッツ | 左 | J・ハメル | 右 |
メッツは初回表、先頭打者カーティス・グランダーソンの左前打をきっかけに二死一・二塁と先制の好機を迎えた。5番ルーカス・ドゥーダに対し、カブス先発投手のジェイソン・ハメルは2ボール2ストライクとし、5球目は外角へ速球を投じた。ハメルはこの球が「ストライクだと思った」といい、その通りに判定されていればメッツは今シリーズ4試合目で初めて初回を無得点で終えるところだったが、球審ポール・エメルはボールと判定した[39]。ファウルを挟んで7球目、ドゥーダは外角低めへの速球をバックスクリーン左へ運び、先制の3点本塁打とした。さらに次打者トラビス・ダーノーも本塁打で続いたうえ、後続2打者も出塁して、打順が9番・先発投手のスティーブン・マッツにまわった。こうしてマッツは今シリーズ最初の出番をマウンドではなく打席で迎えた[40]。マッツは右飛に倒れたものの、4点の援護を得てその裏のマウンドに上がり、三者凡退に封じた。
2回表、一死から2番デビッド・ライトが四球で出塁し、カブスはハメルを諦めてトラビス・ウッドへ継投する。二死一・二塁となり、5番ドゥーダの適時二塁打でメッツがリードを6点に広げた。カブス打線は4回裏、先頭打者ホルヘ・ソレアの二塁打から無死満塁の好機を作ったが、6番カイル・シュワーバーの一ゴロ間に1点を返したのみで終わった。5回裏にも、二死無走者から1番デクスター・ファウラーと2番ソレアの連打で走者を溜める。メッツはここでマッツからバートロ・コローンへ継投し、3番クリス・ブライアントを空振り三振に仕留めた。8回表、メッツは3番ダニエル・マーフィーの2点本塁打で7点差に突き放した。マーフィーはこの一打で、地区シリーズ第4戦から続くポストシーズン連続試合本塁打を6に伸ばし、歴代最長記録を更新した[41]。メッツ救援投手陣は相手打線の反撃をブライアントの本塁打による2点にとどめ、最後は4連投の抑え投手ジェウリス・ファミリアが試合を締めた。これによりメッツが初戦からの4連勝でリーグ優勝を決めた。
1989年公開の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』では、マイケル・J・フォックス演じる主人公マーティ・マクフライが1985年から2015年へタイムトラベルした際に「シカゴ・カブスがフロリダ州マイアミの球団をスウィープで下してワールドシリーズを制覇」というニュースを目にして驚く、という場面がある。劇中でカブスがスウィープ優勝を決めたとされる2015年10月21日に、奇しくも現実世界ではカブスのスウィープ敗退が決まることとなった[33]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ポストシーズンを含む。今ポストシーズン、アリエータの登板試合で前者の条件に当てはまるものはないが、後者の条件にはワイルドカードゲームが当てはまる。その試合でアリエータは完封勝利を収めた。
- ^ 過去に単一年ポストシーズン4試合連続本塁打を達成した4人は、1987年ナショナルリーグ優勝決定戦・第1戦から第4戦にかけてのジェフリー・レナード、1996年アメリカンリーグ地区シリーズ第1戦から第4戦にかけてのフアン・ゴンザレス、2004年ナショナルリーグ地区シリーズ第5戦からリーグ優勝決定戦・第4戦にかけてのカルロス・ベルトラン、2008年アメリカンリーグ優勝決定戦・第2戦から第5戦にかけてのエバン・ロンゴリア。
出典
[編集]- ^ ESPN.com news services, "John Hirschbeck, Ted Barrett named chiefs of veteran ump crews for LCS," ESPN.com, October 17, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Paul Casella, "DYK? Murphy on record 6-game HR streak / With 7 homers this postseason, 1 shy of all-time mark," MLB.com, October 22, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ AP, "Cubs look to make big leap into contention," USA TODAY, March 26, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ Carrie Muskat, "Arrieta records best second-half ERA in history / 0.75 ERA lowest mark after ASG; leads MLB with 22 victories," MLB.com, October 3, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ Paul Sullivan, "Cubs shrugging off pressure in playoff push," Hartford Courant, August 26, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ AP, "Wrigley Field sign lights up: 'Cubs Clinch Postseason Berth'," USA TODAY, September 26, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ Matt Snyder, "2015 NL Manager of the Year: The case for the Cubs' Joe Maddon," CBSSports.com, November 17, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ 出野哲也 「30球団通信簿 シカゴ・カブス "マッドン・マジック" で若手とベテランが融合」 『月刊スラッガー』2015年12月号、日本スポーツ企画出版社、2015年、雑誌15509-12、71頁。
- ^ Tom Singer and Carrie Muskat, "Deja adieu: Cubs' ace bounces Bucs," MLB.com, October 8, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ Associated Press, "Cubs beat Cardinals in Game 4 to take NLDS," ESPN.com, October 14, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ 出野哲也 「30球団通信簿 ワシントン・ナショナルズ 世界一候補最右翼がまさかのプレーオフ逸」 『月刊スラッガー』2015年12月号、日本スポーツ企画出版社、2015年、雑誌15509-12、70頁。
- ^ Albert Chen, "Talented young pitching staff gives Mets hope for breakthrough 2015," Sports Illustrated, March 25, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ Adam Rubin, ESPN Staff Writer, "Jenrry Mejia latest player suspended for use of Stanozolol," ESPN.com, April 11, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ Mike Fitzpatrick, "Mets Beat Braves 6-3, Tying Franchise Record with 11th Straight Victory," NBC New York, April 23, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ 杉浦大介 「30球団通信簿 ニューヨーク・メッツ 若手投手の成長と的確な補強で9年ぶりの栄冠」 『月刊スラッガー』2015年12月号、日本スポーツ企画出版社、2015年、雑誌15509-12、68頁。
- ^ Associated Press, "Mets secure 1st postseason berth since 2006 behind Lucas Duda's grand slam," ESPN.com, September 27, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ Associated Press, "Daniel Murphy-led Mets take down Zack Greinke, Dodgers for NLCS berth," ESPN.com, October 16, 2015. 2023年7月5日閲覧。
- ^ "Head-to-Head Records," Baseball-Reference.com. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Carrie Muskat, "Berry earns spot on Cubs' NLCS roster / Speedy outfielder replaces injured shortstop Russell," MLB.com, October 17, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ D.J. Short, "Quintin Berry replaces Addison Russell on Cubs’ roster for NLCS," NBC Sports, October 17, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Anthony DiComo, "Lefty Gilmartin replaces Goeddel on Mets' roster / NL Championship Series against Cubs begins tonight," MLB.com, October 17, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Jenifer Langosch, "Murphy's late-season power spike carries over / After hitting four homers down the stretch, infielder has four homers in postseason," MLB.com, October 18, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Anthony DiComo, "Harvey reclaims NY hearts with Game 1 gem / Ace hears cheers from Mets fans, silences doubters," MLB.com, October 18, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ a b Joe Lemire, Special for USA TODAY Sports, "Jon Lester on the Cubs' loss in Game 1: 'They found holes'," USATODAY.com, October 18, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Fred Kerber, "Yoenis Cespedes makes Cubs pay for testing his cannon arm," New York Post, October 18, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Neil Best, "Dinged-up Home Run Apple available for Game 2 of NLCS," Newsday, October 18, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Jesse Spector, "NLCS 2015: Mets commemorate d'Arnaud homer with bandage for apple," Sporting News, October 19, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Carrie Muskat, "Arrieta unable to come to Cubs' rescue / Right-hander's loss of velocity alters game plan," MLB.com, October 19, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ AJ Cassavell, "Fantastic 4-game stretch of HRs for Murphy," MLB.com, October 19, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Marc Carig, "Daniel Murphy helps power Mets past Cubs and Jake Arrieta for 2-0 NLCS lead," Newsday, October 19, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Joe Trezza, "Steady Grandy providing strong all-around work / Mets right fielder robs home run, steals two bases to set up insurance run," MLB.com, October 19, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ a b Gordon Wittenmyer / CHICAGO SUN-TIMES 「デロリアンは来なかった カブスファンの見果てぬ夢」 『月刊スラッガー』2016年1月号、日本スポーツ企画出版社、2015年、雑誌15509-1、54-55頁。
- ^ Darren Rovell, "Resale prices for NLCS games take off," ESPN.com, October 17, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ "Cubs Fans Keeping Hope Alive Despite 0-2 Hole Heading Into NLCS Game 3," CBS Chicago, October 20, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ ESPN.com news services, "Daniel Murphy homers in record-tying 5th straight postseason game," ESPN.com, October 21, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Sahadev Sharma, "Playoff Prospectus: The Cubs Have A Running Problem: NLCS Game 3," Baseball Prospectus, October 21, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Anthony DiComo, "King of deRoad: W has Met among elite / Righty regroups after 29-pitch first, relies less on fastball during rest of seven-inning outing," MLB.com, October 21, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Adam McCalvy, "Cubs' first-inning woes strike Hammel after close call / After borderline pitch is called a ball, pitcher unravels in four-run frame, exits in second," MLB.com, October 22, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Dan Martin, "Mets’ Steven Matz: Thanks for the cushion," New York Post, October 22, 2015. 2021年9月19日閲覧。
- ^ Barry M. Bloom, "Murphy hits record homer, wins NLCS MVP / Mets second baseman first player to go deep in six consecutive postseason games," MLB.com, October 22, 2015. 2021年9月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- Baseball-Reference.com
- 動画共有サイト "YouTube" にMLB公式アカウントが投稿した試合映像