GREEN (B'zのアルバム)
『GREEN』 | ||||
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B'z の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2002年1月 - 5月 | |||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | VERMILLION RECORDS | |||
プロデュース | 松本孝弘 | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
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B'z アルバム 年表 | ||||
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『GREEN』収録のシングル | ||||
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『GREEN』(グリーン)は、日本の音楽ユニット・B'zが、2002年7月3日にVERMILLION RECORDSからリリースした、12作目のオリジナル・アルバムである。
概要
[編集]前作『ELEVEN』から1年7ヶ月ぶりのオリジナル・アルバム[4]。アルバムタイトルの『GREEN』は「未熟さ」「青臭さ」の意味で、「自分達は、まだまだ(成熟していない)青二才である」という主張が盛り込まれているほか[5]、「若さ」の意味も含まれている。
アルバムジャケットはラスベガスでレッドロックを背景に撮影され[6]、一部収録曲のミュージック・ビデオもラスベガスで撮影された[7]。
オリコンアルバムチャートで通算800作目の1位獲得作品で、B'zのオリジナル・アルバムでは初めてデジパックが採用された。
第17回日本ゴールドディスク大賞でロック&ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した[8]。
本作とシングル『野性のENERGY』、次作『BIG MACHINE』は専用の「B'z」ロゴマークが使われている[注 1]。
前作『ELEVEN』のレコーディングから継続して制作が行われ、途中で『B'z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"』とソロ活動を挟み、2002年1月よりレコーディングが再開され制作された。そのためこの期間にレコーディングされた楽曲は20曲程となり、その中からバランスを考慮してまとめたのが本作であった。
5thアルバム『IN THE LIFE』以来の打ち込みを多用したポップス路線となっており、収録曲の半数のドラムが全編打ち込み[注 2]となっている。
前作『ELEVEN』以降に発売されたシングルのうち、「GOLD」は未収録となった。
かつてはオリジナル・アルバムで最も未演奏曲が多い作品だった[注 3]。また、オリジナル・アルバムでは現時点で最後のミリオンセラー作品となっている[注 4]。
2018年に結成30周年記念として『DINOSAUR』までのオリジナル・アルバムと共にアナログレコード化された[9]。
収録曲
[編集]全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
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1. | 「STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人・池田大介 | |
2. | 「熱き鼓動の果て」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
3. | 「Warp」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
4. | 「SIGNAL」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
5. | 「SURFIN' 3000GTR」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
6. | 「Blue Sunshine」 | 松本孝弘・稲葉浩志・池田大介 | |
7. | 「ultra soul (Alternative Guitar Solo ver.)」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
8. | 「美しき世界」 | 松本孝弘・稲葉浩志・池田大介 | |
9. | 「Everlasting」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人・池田大介 | |
10. | 「FOREVER MINE」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
11. | 「The Spiral」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
12. | 「GO★FIGHT★WIN」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
合計時間: |
楽曲解説
[編集]- STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜
- 本アルバムの表題曲。しかし、本作では数少ないバンドサウンドの楽曲となっている。
- サブタイトルには、「初心忘るべからず」という意味が含まれている[5]。
- 「RUN -1998 style-」のように、静かなコーラスからロックサウンドへと変わり始まる。ちなみに、このコーラスがアウトロにも付けられたバージョンも制作されており、『a BEAUTIFUL REEL. B'z LIVE-GYM 2002 GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜』のエンディングで確認できる。また、制作のデモ段階では「GREEN BOY」というコーラスも入っていた。
- PVは、ネオン置き場やリムジンのボンネットに座った2人が演奏しているシーンで構成されている。
- ライブではアルバムツアー以降長らく演奏されていなかったが、2013年の『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』で約11年ぶりに演奏された。
- 熱き鼓動の果て
- 33rdシングル。
- 前曲の終了から間を置かずに曲が始まる。
- Warp
- SIGNAL
- PlayStation 2用ゲーム『ときめきメモリアル Girl's Side』オープニングテーマ。
- 歌詞は「今では…今なら…今も…」と同様、信号待ちを題材にしている[5]。
- SURFIN' 3000GTR
- Blue Sunshine
- シェーン・ガラースとビリー・シーンが参加したハードなアレンジも存在していたが、アルバムの構成を考えて現在の緩やかなアレンジが採用された[12]。
- アルバムツアー以降も『B'z SHOWCASE 2009 "B'z In Your Town"』、『B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-』、『B'z PARTY Presents B'z Pleasure in Hawaii』、『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay3[13][14]で演奏され、いずれも稲葉がアコースティック・ギターを演奏した。
- ultra soul (Alternative Guitar Solo ver.)
- 美しき世界
- 『ときめきメモリアル Girl's Side』エンディングテーマ。
- Everlasting
- 映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』主題歌。
- 元々はゆったりとしたバラードだったらしいが、大幅なアレンジが加えられて現在の形になった[5]。
- 後に発売されるバラード・ベスト・アルバム『The Ballads 〜Love & B'z〜』にも収録されている。
- FOREVER MINE
- The Spiral
- 打ち込みを多用した静かなパートとバンドサウンドによる激しいパートが交互に繰り返される曲構成で、最後は稲葉のボーカルだけで終了する。
- GO★FIGHT★WIN
タイアップ
[編集]シングル曲については各作品の項目を参照
- コナミ『ときめきメモリアル Girl's Side』オープニングテーマ(#4)
- コナミ『ときめきメモリアル Girl's Side』エンディングテーマ(#8)
- 東宝系映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』主題歌(#9)
参加ミュージシャン
[編集]- 松本孝弘:ギター、作曲・編曲
- 稲葉浩志:ボーカル、作詞・編曲
- 徳永暁人:ベース(#2-5.7.10-12)、編曲(#1-5.7.9-12)
- 池田大介:編曲(#1.6.8.9)
- 山木秀夫:ドラム(#1-3.6.9.11.12)
- 吉田建:ベース(#1)
- バカボン鈴木:ベース(#6.9)
- 渡辺直樹:ベース(#8)
- 小野塚晃(from DIMENSION):ピアノ(#8.9.11)、Hammond B-3(#6)
- 篠崎Strings:ストリングス(#9)
ライブ映像作品
[編集]シングル曲については各作品の項目を参照
STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜
- a BEAUTIFUL REEL. B'z LIVE-GYM 2002 GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜
- B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure 〜Typhoon No.20〜
- B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER -XXV BEST-
Warp
SURFIN' 3000GTR
Blue Sunshine
- a BEAUTIFUL REEL. B'z LIVE-GYM 2002 GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜
- B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-
- B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1〜5
Everlasting
GO★FIGHT★WIN
関連項目
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ バラード・ベスト・アルバム『The Ballads 〜Love & B'z〜』とシングル『IT'S SHOWTIME!!』は、それぞれオリジナルロゴを使用。
- ^ 本作以降ベースまたはドラムが全編打ち込みの曲は「IT'S SHOWTIME!!」のシングルバージョンと「結晶」(いずれもドラムが全編打ち込み)を除き存在せず、大半の曲がバンドサウンドとなっている。
- ^ 「SIGNAL」、「美しき世界」、「FOREVER MINE」、「The Spiral」の4曲が未演奏だったが、約6年後の『B'z LIVE-GYM 2008 "ACTION"』で「FOREVER MINE」の初演奏により、ツアー前の年に発売された16thアルバム『ACTION』が最多(4/17曲)となった。
- ^ ベスト・アルバムを含めると『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』が最後。
- ^ CDケースの背表紙には「ultra soul」としか表記されていないが、公式サイトや歌詞カードの曲目表記では「(Alternative Guitar Solo ver.)」と記載されている。
- ^ 同様のシングルは本曲と「OCEAN」、配信限定シングルの「UNITE」。
出典
[編集]- ^ “GREEN | B'z”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年2月9日閲覧。
- ^ 2002年アルバムベスト50 - ウェブアーカイブ(スポニチ Sponichi Anex)
- ^ 「GOLD ALBUM 他認定作品」『THE RECORD』2002年10月号、日本レコード協会、2002年10月10日、14頁。
- ^ “待望のニューアルバム「GREEN」2002年7月3日リリース決定!!”. B'z Official Website. VERMILLION RECORDS. 2002年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月13日閲覧。
- ^ a b c d e “史上最強の青二才! B'z最新アルバム『GREEN』全曲紹介”. Music Freak Magazine. エムアールエム. 2022年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月23日閲覧。
- ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、222頁。
- ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、175頁。
- ^ “第17回ゴールドディスク大賞 受賞作品/アーティスト|THE GOLD DISC”. 日本レコード協会 (2003年). 2019年11月23日閲覧。
- ^ “B'z、アルバム全20作品をアナログ化。大型エキシビションで販売”. rockin'on.com (ロッキング・オン). (2018年3月22日) 2018年11月10日閲覧。
- ^ a b “MUSIC FREAK MAGAZINE - B'z Dictionary(「Warp」の項)”. エムアールエム. 2019年10月16日閲覧。
- ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、217頁。
- ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、245頁。
- ^ “B'z無観客配信ライブ「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day3」レポート”. ローソンチケット. 株式会社ローソンエンタテインメント. 2020年11月21日閲覧。
- ^ “B'z、無観客配信ライブ『Day3』 "道は違っても ひとりきりじゃないんだ" 今だからこそより響くメッセージ”. SPICE (イープラス). (2020年11月20日) 2020年11月21日閲覧。
- ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、163頁。
- ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、246頁。
外部リンク
[編集]- B'z DISCOGRAPHY 『GREEN』 ※楽曲の試聴が可能
通番 | 題名 | 公開日 | 脚本 | 主題歌 | 歌手 | 興行収入 | 観客動員数 |
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第1作 | 緋色の不在証明 | 2021年2月11日 | 宮下隼一 | 12.4億円 | |||
第2作 | 灰原哀物語 〜黒鉄のミステリートレイン〜 |
2023年1月6日 | |||||
第3作 | 名探偵コナン vs. 怪盗キッド | 2024年1月5日 | 大胆 | WANDS |
通番 | 題名 | 公開日 | 監督 | 脚本 | 主題歌 | 歌手 | 興行収入 | 観客動員数 |
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第1作 | ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE | 2013年12月7日 | 亀垣一 | 前川淳 | 42.6億円 | 308万人 |