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ブラバム・BT7

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブラバム・BT7
ブラバム・BT7、2012年
ブラバム・BT7、2012年
カテゴリー F1
コンストラクター イギリスの旗 ブラバム
デザイナー オーストラリアの旗 ロン・トーラナック
先代 ブラバム・BT6
後継 ブラバム・BT10
主要諸元
シャシー 鋼管スペースフレーム
エンジン コヴェントリー・クライマックス FWMV 1,500 cc (91.5 cu in) ミッドエンジン, 縦置き
トランスミッション ヒューランド HD 5速
重量 475 kg (1,047 lb)
燃料 エッソ
タイヤ ダンロップ
グッドイヤー
ファイアストン
主要成績
チーム イギリスの旗 ブラバム・レーシング・オーガニゼーション
イギリスの旗 ロブ・ウォーカー・レーシングチーム
スウェーデンの旗 ヨアキム・ボニエ・レーシングチーム
ドライバー オーストラリアの旗 ジャック・ブラバム
アメリカ合衆国の旗 ダン・ガーニー
ニュージーランドの旗 デニス・ハルム
スウェーデンの旗 ヨアキム・ボニエ
イタリアの旗 ジャンカルロ・バゲッティ
初戦 1963年モナコグランプリ
出走優勝ポールFラップ
31224
テンプレートを表示

ブラバム・BT7(Brabham BT7)(レプコ・ブラバム・BT7 Repco Brabham BT7とも)はブラバムが開発したフォーミュラ1カー1963年から1966年のF1世界選手権に投入された。設計者はロン・トーラナック。

前作BT3は開発により、1963年から1964年の間にダン・ガーニーの手で2勝を挙げその競争力を発揮した。BT7は技術的な問題により、より良い結果を得られなかった。BT7にはBT3のコロッティ-フランシスと比較して信頼性の高いヒューランドのギアボックスが装備されていた。チームはジャガー・カーズマルコム・セイヤーにシャシーの改善について相談した。空気力学を考慮したなめらかな車体はモンツァやスパのような高速サーキットで特にその性能を発揮した。後継であるBT11はロブ・ウォーカージョー・シフェールなどのカスタマー向けに少々変更されたマシンであった[1]

デニス・ハルムがグランプリレースでデビューしたのはこのBT7だった。彼は後に1967年のF1世界選手権でタイトルを獲得した。

BT7は2リッターのBMW Neue Klasseエンジンを搭載し、ヒューベルト・ハーネがF2にも参戦している。

F1における全成績

[編集]

(key) (太字ポールポジション斜体ファステストラップ

チーム タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ポイント1 順位
1963年 ブラバム・レーシング・オーガニゼーション D MON
モナコの旗
BEL
ベルギーの旗
NED
オランダの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
MEX
メキシコの旗
RSA
南アフリカの旗
28 (30)2 3位
ジャック・ブラバム Ret 4 Ret 7 4 2 13
ダン・ガーニー Ret 3 2 5 Ret Ret 14 Ret 6 2
1964年 ブラバム・レーシング・オーガニゼーション D MON
モナコの旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
AUT
オーストリアの旗
ITA
イタリアの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
MEX
メキシコの旗
303 4位
ジャック・ブラバム Ret Ret 3 3 4 12
ダン・ガーニー Ret Ret 6 1 13 10 Ret 10 Ret 1
RRCウォーカー・レーシングチーム D ヨー・ボニエ 12 Ret Ret
1965年 ブラバム・レーシング・オーガニゼーション G RSA
南アフリカの旗
MON
モナコの旗
BEL
ベルギーの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
NED
オランダの旗
GER
ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
MEX
メキシコの旗
274 3位
デニス・ハルム 8 Ret Ret
ジャンカルロ・バゲッティ Ret
RRCウォーカー・レーシングチーム D ヨー・ボニエ Ret 7 Ret Ret 7 Ret 7 7 8 Ret
1966年 ヨアキム・ボニエ・レーシングチーム F MON
モナコの旗
BEL
ベルギーの旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
NED
オランダの旗
GER
ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
MEX
メキシコの旗
0 NC
ヨー・ボニエ Ret

1 各戦とも完走者上位6名に 9-6-4-3-2-1 ポイントが与えられ、ベスト6戦(1963-1965)または5戦(1966)の結果のみがカウントされた。ポイントは各チームの上位の車のみに与えられた。括弧内の数字は総獲得ポイント。括弧外の数字はランキング対象ポイント。
2 1963年にBT7が獲得したのは28ポイント。残りの2ポイントはBT3が獲得した。
3 1964年にBT7が獲得したのは25ポイント。残りの5ポイントはBT11が獲得した。
4 1965年の全てのポイントがBT11によって獲得された。

参照

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  1. ^ Brabham BT7 Climax”. ultimatecarpage.com. 2015年1月27日閲覧。
  • David Hodges: A-Z of Grand Prix Cars. 1906-2001. Crowood Press, Marlborough 2001, ISBN 1-86126-339-2

外部リンク

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