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ワールドレディスチャンピオンシップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワールドレディスチャンピオンシップ
サロンパスカップ
トーナメント情報
創設 1973年
(ワールドレディスゴルフトーナメントとして)
開催地 茨城県(2009年 - )
開催コース 茨城GC 東C,西C (2年毎入替)
基準打数 Par72(2022年)
ヤーデージ 6665yd(2024年)
主催 日本女子プロゴルフ協会
ツアー 日本女子プロゴルフ協会(公式戦)
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 1億2000万円(2021年)[1]
開催月 5月
最新優勝者
大韓民国の旗 李曉松(2024年)
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ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップは、毎年5月第1週若しくは第2週にかけて開催されている日本の女子プロゴルフトーナメントである。

概説

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1973年日本テレビが開局20年記念としてワールドレディスゴルフトーナメントとして提唱し、日本と世界のトップ女子プロが戦うゴルフトーナメントとして創設した。

2008年までは東京都稲城市にある東京よみうりカントリークラブで開催されていたが、2009年からは茨城県つくばみらい市にある茨城ゴルフ倶楽部に舞台を移して開催されることになった。2022年現在、賞金総額1億2000万円、優勝賞金2400万円[1]。また優勝者には翌年から3年間のシード権が与えられる[1]。前回大会の優勝者には次回大会への参加が義務付けられ、違反した場合は罰金100万円を支払わなければならない[2]

2008年より日本女子プロゴルフ協会のツアー競技で最高位に当たる「公式戦」に昇格した。毎年11月末に行われているJLPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップとともに、会場固定大会となっている。

2019年以降の放映権を巡り日本テレビ及びツアーを主催する系列局との交渉が決裂。2018年12月のツアースケジュール発表の場で本大会の名称を『JLPGAウィメンズチャンピオンシップ』として会場未定のまま開催すると発表されたが[3]、2019年1月25日に従来の大会名のまま施行されることが決定し、また久光製薬の特別協賛も引き続き継続されることになった[4][5]

歴史

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  • 1973年:第1回大会開催。
  • 1985年:コニカの創業者小西六にちなみ小西六杯として開催(1987年からコニカカップとなる。1993年はノースポンサー)。
  • 1988年:4日間大会となる。
  • 1994年:グンゼが冠協賛でグンゼカップに変更。
  • 2000年:ニチレイが冠協賛でニチレイカップに変更。
  • 2005年:久光製薬が特別協賛となり、名称も「サロンパス・ワールドレディスゴルフトーナメント」に変更。
  • 2008年:大会名称を「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に変更。同時にJLPGA公式戦に昇格。
  • 2009年:大会会場を、茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部に変更。
  • 2020年:新型コロナウイルス感染拡大のため中止[6]

出場資格

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出場選手は最大120名に設定している。

  • 歴代優勝者
  • 日本女子プロゴルフ選手権JLPGAツアーチャンピオンシップ日本女子オープンゴルフ選手権競技の過去3年の歴代優勝者
  • 前年度メルセデスランク上位50名+51位〜55位までの選手
  • 前年度の当大会翌週から今年度の前週までの日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)トーナメント競技優勝者
  • 前年度JLPGAステップ・アップ・ツアー終了時点のステップ賞金ランキング上位2位までの者
  • 前年度日本女子アマチュアゴルフ選手権優勝者
  • 前年度全米女子アマチュアゴルフ選手権優勝者
  • 前年度韓国選手権優勝者
  • 大会主催&開催コース所属者
  • 永久シード権取得者
  • 当大会の最終予選会の通過者
  • JLPGAが特別に承認した選手

歴代優勝者

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JLPGAトーナメント大会
回数 開催期間 優勝者 開催地 開催ゴルフコース
第1回 1973年4月6日 - 8日 日本の旗 樋口久子 東京都 東京よみうりカントリークラブ
第2回 1974年3月30日 - 4月3日
第3回 1975年4月4日 - 6日 アメリカ合衆国の旗 ジェーン・ブラロック
第4回 1976年4月9日 - 11日
第5回 1977年4月8日 - 10日 日本の旗 岡本綾子
第6回 1978年4月14日 - 16日 日本の旗 森口祐子
第7回 1979年4月13日 - 15日 アメリカ合衆国の旗 ベス・ダニエル
第8回 1980年4月11日 - 13日 日本の旗 佐々木マサ子
第9回 1981年5月15日 - 17日 オーストラリアの旗 ジャン・スティーブンソン
第10回 1982年5月14日 - 16日 中華民国の旗 涂阿玉
第11回 1983年5月13日 - 15日 日本の旗 池渕富子
第12回 1984年5月11日 - 13日 中華民国の旗 蔡麗香
第13回 1985年5月10日 - 12日 中華民国の旗 涂阿玉
第14回 1986年5月11日 - 13日 中華民国の旗 陳麗英
第15回 1987年5月8日 - 10日 日本の旗 岡本綾子
第16回 1988年5月5日 - 8日 日本の旗 生駒佳与子
第17回 1989年5月4日 - 7日 日本の旗 谷福美
第18回 1990年5月3日 - 6日 アメリカ合衆国の旗 ベス・ダニエル
第19回 1991年5月9日 - 12日
第20回 1992年5月7日 - 10日 日本の旗 森口祐子
第21回 1993年5月6日 - 9日 日本の旗 平瀬真由美
第22回 1994年5月5日 - 8日 大韓民国の旗 元載淑(ウォン・ジェスク)
第23回 1995年5月4日 - 7日 日本の旗 肥後かおり
第24回 1996年5月2日 - 5日 日本の旗 芳賀ゆきよ
第25回 1997年5月8日 - 11日 中華民国の旗 曽秀鳳
第26回 1998年5月7日 - 10日 スウェーデンの旗 リサロッテ・ノイマン英語版
第27回 1999年5月6日 - 9日 日本の旗 井上葉香
第28回 2000年5月4日 - 7日 オーストラリアの旗 カリー・ウェブ
第29回 2001年5月3日 - 6日
第30回 2002年5月9日 - 12日 日本の旗 不動裕理
第31回 2003年5月8日 - 11日 スウェーデンの旗 アニカ・ソレンスタム
第32回 2004年5月6日 - 9日 日本の旗 北田瑠衣
第33回 2005年5月5日 - 8日 日本の旗 不動裕理
第34回 2006年5月4日 - 7日 日本の旗 大山志保
第35回 2007年5月3日 - 6日 大韓民国の旗 全美貞

JLPGA公式戦昇格後

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回数 開催期間 優勝者 開催地 開催ゴルフコース
第36回 2008年5月8日 - 11日 日本の旗 福嶋晃子 東京都 東京よみうりカントリークラブ
第37回 2009年5月7日 - 10日 日本の旗 諸見里しのぶ 茨城県 茨城ゴルフ倶楽部・西コース
第38回 2010年5月6日 - 9日 アメリカ合衆国の旗 モーガン・プレッセル
第39回 2011年5月5日 - 8日 大韓民国の旗 アン・ソンジュ
第40回 2012年5月3日 - 6日[注 1]
第41回 2013年5月9日 - 12日 日本の旗 茂木宏美
第42回 2014年5月8日 - 11日 日本の旗 成田美寿々
第43回 2015年5月7日 - 10日 大韓民国の旗 田仁智[7] 茨城GC・東C
第44回 2016年5月5日 - 8日 アメリカ合衆国の旗 レクシー・トンプソン[8]
第45回 2017年5月4日 - 7日 大韓民国の旗 キム・ハヌル[9] 茨城GC・西C
第46回 2018年5月3日 - 6日 大韓民国の旗 申智愛[10]
第47回 2019年5月9日 - 12日 日本の旗 渋野日向子[1] 茨城GC・東C
中止 2020年
第48回 2021年5月6日 - 9日 日本の旗 西村優菜 [11]
第49回 2022年5月5日 - 8日 日本の旗 山下美夢有 [12][13] 茨城GC・西C
第50回 2023年5月4日 - 7日 日本の旗 吉田優利[14]
第51回 2024年5月2日 - 5日 大韓民国の旗 李曉松(a)[15] 茨城GC・東C

テレビ放送

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脚注

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注釈

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  1. ^ 大会初日が雨のため中止。3日間54ホール競技に短縮。賞金ランキング加算額も規定により75%に減額された。

出典

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  1. ^ a b c d ルーキー渋野がツアー初とメジャー初のダブル優勝 - 日刊スポーツ、2019年5月12日配信、同日閲覧
  2. ^ 渋野日向子に100万円の罰金 前回大会覇者としての出場義務違反 - ALBA.Net、2021年5月5日配信
  3. ^ 放映権決裂で日テレ撤退 女子ゴルフ11年ぶり試合減 - ゴルフダイジェスト・オンライン、2018年12月19日
  4. ^ 2019年LPGAツアー 大会継続決定 - 一般社団法人日本女子プロゴルフ協会、2019年1月25日発表、同日閲覧
  5. ^ 3大会の開催継続決定 日本女子プロゴルフ協会/国内女子 - サンケイスポーツ、2019年1月25日配信、同日閲覧
  6. ^ 「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」開催中止について』(プレスリリース)一般社団法人日本女子プロゴルフ協会、日本テレビ放送網、2020年4月9日https://www.lpga.or.jp/news/info/397522020年4月9日閲覧 
  7. ^ 20歳の田仁智が初出場V - スポニチアネックス、2015年5月10日閲覧
  8. ^ トンプソンが日本ツアー初V 渡辺彩香は及ばず2位 - スポニチアネックス、2016年5月8日閲覧
  9. ^ キム・ハヌル2週連続V、高真英ら2位 女子ゴルフ - 日刊スポーツ、2017年5月7日閲覧
  10. ^ 申ジエ17番イーグルで逆転V、今後は「賞金王に」 - 日刊スポーツ、2018年5月6日配信、同日閲覧
  11. ^ プラチナ世代・西村優菜がメジャー初優勝 大会記録の通算14アンダーV - Alba.net 2021年5月9日配信
  12. ^ 20歳・山下美夢有がメジャー初制覇 3打差逃げ切りで完全V - Alba.net 2022年5月8日配信
  13. ^ 『2022 ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』日本女子プロゴルフ協会、2022年5月16日閲覧
  14. ^ 『2023 ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』日本女子プロゴルフ協会、2023年5月7日閲覧
  15. ^ "韓国の15歳アマ・李暁松が記録ずくめのメジャー初制覇 ツアー史上最年少&メジャー最大逆転". Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 2024年5月5日. 2024年5月5日閲覧
  16. ^ テレビ〈予定〉”. ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ. 日本テレビ放送網. 2024年5月5日閲覧。

外部リンク

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