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南知多ビーチランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南知多ビーチランド
Minami-Chita Beach Land

地図
施設情報
専門分野 総合
事業主体 名鉄インプレス
館長 長谷川修平[1]
開館 1980年4月29日[2]
所在地 470-3233
愛知県知多郡美浜町奥田428-1
位置 北緯34度47分10.82秒 東経136度51分20.55秒 / 北緯34.7863389度 東経136.8557083度 / 34.7863389; 136.8557083座標: 北緯34度47分10.82秒 東経136度51分20.55秒 / 北緯34.7863389度 東経136.8557083度 / 34.7863389; 136.8557083
公式サイト https://www.beachland.jp/
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キングペンギン

南知多ビーチランド(みなみちたビーチランド)は、愛知県知多郡美浜町伊勢湾に面する奥田海岸沿いにある総合海浜公園・レジャー施設である。水族園と海辺ゾーン、遊園地で構成される。

概要

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名古屋鉄道(名鉄)知多新線の全線開業に伴う沿線開発の一環として、1980年に名鉄によって開設された。名鉄の1999年3月期連結決算での230億円の赤字損失計上により、リストラの一環で、沿線の阿久比スポーツ村(同年経営撤退)・内海フォレストパーク(2003年閉鎖済み)と合わせて2001年を目処に閉鎖が検討された[3]が地元の反発が強く、同年9月15日に撤回され[4]、名鉄直営が維持された。2003年10月から名鉄の合理化策により新設子会社の名鉄インプレスに移管させて運営している。

水族園では2003年頃からセイウチアザラシアシカイルカなどの海獣やペンギンと“ふれあい体験”ができる参加費無料のプログラムを数多く用意しており、“ふれあい日本一”を掲げている。2006年3月にはおもちゃ王国と提携し、既存の遊園地を刷新して「南知多おもちゃ王国」を開業。同時期に2階建ての「SEA SIDE VIEW」を水族園側のおもちゃ王国入口に新設した。1階におもちゃ王国の玩具店・2階に展望レストランカフェ「ザ・ビーチ」がある。

春から秋のシーズンにかけては4人以上のグループであれば食材・機材が用意されたバーベキューが楽しめる。また、おもちゃ王国の傍に位置する奥田海岸の「海辺ゾーン」は夏季限定で出入り口が有り、潮干狩り海水浴が可能である(館外からも奥田海岸へ向かえる)。

2010年平成22年)4月29日に開業30周年を迎えた。これに合わせて同年2-3月にイルカショープールのプールサイドを拡張し、観客席に近づけさせる等の改修工事を実施した。同年6月5日には名古屋鉄道営業部が企画した2000系による団体専用列車『南知多ビーチランド30周年記念号』(金山駅知多奥田駅内海駅間、復路は『知多新線全線開業30周年記念号』となる)が運行されると共に、「南知多ビーチランド30周年記念SFトランパスカード」が名鉄主要駅の券売機で発売された。

飼育年数世界一

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イルカの「プリン」は、1993年1月27日の南知多ビーチランド産(メス)である。父ハナゴンドウ(「ネオ」)、母ハンドウイルカ(「ローラ」)の交雑種[5]。体長2m74cm、体重269Kg[5]。交雑種イルカ飼育日数記録の世界一とされる個体である[5]

2013年1月には、「プリン」の記録はギネス世界記録に申請されていると日本テレビが伝え[6]美浜町山下治夫町長(当時)からは20歳を記念した特別住民票を贈呈された[7]

主な施設

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水族園

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  • 海洋館 - 1000t級大水槽を中心に、150種7000匹の魚を展示している。
  • イルカスタジアム・イルカのふれあいプール・イルカホール
  • ペンギンプール・ペンギン館
  • アシカプール・ウミガメプール
  • トド・アザラシプール
  • バイカルアザラシプール - 新潟ロシア村(廃業)の規模縮小に伴い1999年に譲受した個体が飼育展示されている。
  • セイウチ(旧:極地どうぶつ)館 - 2022年6月4日に雌のサクラが亡くなり[8]、雄のキック(1997年鴨川シーワールド生まれ、2003年譲受)のみが展示飼育されている。 1990年代にはミナミゾウアザラシが展示されていた。
  • タッチング水槽・ふれあい・ジャブジャブ池・ペリカン池(屋外)
  • ドルフィンショップ・ビーチプラザ
  • サービス施設
    • マリンスナック・レストランカフェ ザ・ビーチ
    • 管理事務所

交通アクセス

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鉄道・バス

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備考

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かつては名鉄で使用された車両(モ852-ク2352モ3501-ク2501モ583デキ201)が園内で静態保存され、前記4両は食堂として利用されていた。しかし海辺に近いために車体の傷みが進み、解体された。

施設名から間違えられやすいが、南知多町ではなくその隣の美浜町に存在する。

脚注

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  1. ^ 正会員名簿【水族館】”. 日本動物園水族館協会. 2015年2月22日閲覧。
  2. ^ ~知多新線全線開通&南知多ビーチランド開園30周年記念商品~ 「記念乗車券」・「記念入場券」・「記念SFパノラマカード」を6月5日(土)から発売します”. 名古屋鉄道株式会社 (2010年6月2日). 2015年2月22日閲覧。
  3. ^ 1999年3月12日読売新聞中部版朝刊第二社会面「名鉄が3レジャー施設閉鎖 3月期連結予想、230億円赤字でリストラ」
  4. ^ 1999年9月16日読売新聞中部版朝刊第二社会面「名鉄、ビーチランド存続へ 愛知・美浜町の要望に配慮」
  5. ^ a b c イルカ:「プリン」20歳 触れ合い誕生祭 南知多ビーチランド/愛知2013年01月24日 毎日jp(毎日新聞) 記者・新井敦 2013-3-11閲覧
  6. ^ 飼育年数世界一! 交雑種イルカの誕生会2013年1月27日20:13 日テレNEWS24 2013-3-11閲覧
  7. ^ イルカのプリンも“成人” 南知多ビーチランド:愛知2013年1月15日 中日新聞(CHUNICHI Web) 記者・福本雅則 2013-3-11閲覧 (webarchive)
  8. ^ 【セイウチ「サクラ」が亡くなりました】2022年6月4日南知多ビーチランドお知らせ&スタッフブログ 2022年6月4日閲覧

関連項目

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外部リンク

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