「相馬市」の版間の差分
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2019年2月19日 (火) 14:21時点における版
そうまし 相馬市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 福島県 | ||||
市町村コード | 07209-5 | ||||
法人番号 | 7000020072095 | ||||
面積 |
197.79km2 | ||||
総人口 |
32,811人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 166人/km2 | ||||
隣接自治体 |
南相馬市、伊達市、相馬郡新地町、飯舘村 宮城県伊具郡丸森町 | ||||
市の木 | クロマツ | ||||
市の花 | 春:サクラ、夏:ハマナス、秋:キキョウ、冬:サザンカ | ||||
市の鳥 | ウグイス | ||||
相馬市役所 | |||||
市長 | 立谷秀淸 | ||||
所在地 |
〒976-8601 福島県相馬市中村字北町63-3 北緯37度47分48秒 東経140度55分10.7秒 / 北緯37.79667度 東経140.919639度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
福島県の浜通り北部に位置する都市である。戦国時代後期から江戸時代にかけて相馬氏の本拠地であり、特に江戸時代には中村藩6万石の城下町として栄えた。相馬市制施行以前は宇多郡に属していた。
近隣の相馬郡や南相馬市を含めた相馬エリアの中で相馬市は行政機関の出張所が集約された土地であり、福島県中通りへのアクセスに最も長けた要所としての特徴を有する。港湾や海水浴場といった海辺を活かした産業で賑わいを見せている。
相馬野馬追が有名であり、当地の藩主であった相馬氏との縁は深く、近代まで相馬野馬追の出陣式に相馬氏の当主を招いていた事からも伺える。また相馬氏が馬の紋章を用いた事に因んで、市街地には馬の銅像が点在する[1][2][3]。
また二宮尊徳が飢餓・飢饉に陥った各地の村々に仕法(村興しの有効策)を行った土地でもある。中村城跡にある相馬神社は、妙見菩薩と平将門を奉る神社として今尚参拝者が多い。相馬盆唄など多くの民謡の発祥地でもある。
地理
西に阿武隈高地・相馬丘陵と霊山を最高峰に山々が峙え、東が太平洋に面しており、宇多川と小泉川の河口にできた潟湖である松川浦が存在する[2][4]。県庁所在地の福島市(40km)へは国道115号で、浜通り地方最大都市のいわき市(90km)へは、南北に貫く常磐線・国道6号・常磐自動車道で移動する事が可能である。相馬市を含む浜通り北半分(相馬・浪江エリア)の地理的特徴として、阿武隈高地を越えて福島市、夜ノ森を越えていわき市、駒ヶ嶺を越えて宮城県境と、各主要都市へ向かうには難所を通る必要がある。
- 山:霊山[2][3]、手倉山[2][3]、天明山[2][3]
- 川:宇多川[2][3]、小泉川[2][3]、地蔵川[2][3]、日下石川[2][3]、梅川[2][3]
- 湖:松川浦[2][3]、鵜ノ尾崎[2][3]
- 港:相馬港[2][3]
広袤
国土地理院地理情報によると相馬市の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは28km、南北の長さは13kmである[1][4]。
経緯度極点 | 位置 | 経緯度 |
---|---|---|
東端 | 蒲庭字孫目[2][3] | 東経141度0分5秒[2] 北緯37度43分54秒[2][3] |
西端 | 玉野字霊山[2][3] | 東経140度40分40秒[2] 北緯37度46分59秒[2][3] |
南端 | 蒲庭字孫目[2][3] | 東経141度0分19秒[2] 北緯37度43分16秒[2][3] |
北端 | 椎木字段ノ原[2][3] | 東経140度53分04秒[2] 北緯37度50分38秒[2][3] |
気候
福島県が東北地方に区分されている事から雪が多いと思われがちだが、相馬市を含めた浜通りは冬に雪がほとんど降らない温暖な気候でありながら夏は涼しい、福島県太平洋沿岸部に見られる特徴である。 日本海からの季節風は山脈によって遮られるため、冬場でも雪が少ない。8月の平均気温は23.7℃と夏は涼しく、熱帯夜になることはほとんど無い。1月の平均気温は1.8℃と福島県の中では温暖な気候であるが、2010年2月7日の寒波で-14.0度を観測し、1976年12月の観測開始以来の最低気温記録を26年ぶりに更新した[5][2][3]。
歴史
市制施行前
奈良時代には多賀城へ送る鉄器を作る製鉄所が設けられていた。中世には中村氏が宇多郡を支配していたが、1543年に相馬氏が中村氏を滅ぼし、戦国時代から幕末まで相馬氏の統治下にあった。江戸時代には、相馬中村藩の城下町となった[1]。
- 1889年(明治22年)4月1日 : 町村制施行に伴い、宇多郡中村町、飯豊村、磯部村、大野村、松ヶ江、八幡村、山上村、玉野村が発足。
- 1896年(明治29年)4月1日 : 宇多郡が行方郡と合併し相馬郡が発足。
- 1900年(明治33年)2月13日 : 磯部村の一部が分立し日立木村が発足。
- 1905年(明治38年)4月1日 : 常磐線全通。(※相馬駅(当初の駅名は「中村駅」)開業は1897年(明治30年)11月10日)
- 1929年(昭和4年)5月3日 : 松ヶ江村が中村町に編入。
市制施行後
- 1954年(昭和29年)3月31日 : 中村町、大野村、飯豊村、八幡村、山上村、玉野村、日立木村、磯部村が対等合併し市制施行[6][7][8][1][3]。
- 1962年(昭和37年)12月28日 : 「そ」の字を図案化した市章を制定する[9][10][1][3]。
- 1967年(昭和42年)4月6日 : 市歌を制定する[11][1][3]。
- 1976年(昭和51年)3月31日 : 市民憲章・市の花と木と鳥を制定する[12][1][3]。
- 1977年(昭和52年)1月14日 : 千葉県流山市と姉妹都市を締結する[13][1][3]。
- 1983年(昭和58年)3月3日 : 北海道広尾郡大樹町・中川郡豊頃町と姉妹都市を締結する[13][1][3]。
- 1992年(平成4年)4月 : 相馬中核工業団地が完成する[14]。
- 2011年(平成23年)3月11日 : 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により沿岸部を中心に壊滅的な被害を受ける。
- 2012年(平成24年)4月8日 : 常磐自動車道の南相馬インターチェンジから相馬インターチェンジまでが開通する。
- 2017年(平成29年)3月26日 : 東北中央自動車道の相馬山上インターチェンジ - 相馬玉野インターチェンジ間開通。
- 2018年(平成30年)3月10日 : 東北中央自動車道の相馬玉野インターチェンジ - 霊山インターチェンジ間開通。
- 2018年(平成30年)7月21日 : 原釜尾浜海水浴場で、東日本大震災以後の福島県北部で初めて海水浴場で海開きが実施される。
地域
町・字一覧
中村地域 | ||||
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大野地域 | ||||
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飯豊地域 | ||||
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八幡地域 | ||||
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山上地域 | ||||
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日立木地域 | ||||
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磯部地域 | ||||
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玉野地域 | ||||
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- 相馬市は8地域に区分されている[15]。
人口
相馬市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
面積
地域名 | 面積 |
---|---|
中村 | 18.53[2][3] |
大野 | 33.53[2][3] |
飯豊 | 17.19[2][3] |
八幡 | 18.40[2][3] |
日立木 | 14.67[2][3] |
磯部 | 17.06[2][3] |
山上 | 50.30[2][3] |
玉野 | 27.99[2][3] |
※2008年10月1日現在
行政
首長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 横山宗延 | 昭和29年(1954年)4月29日 | 昭和33年(1958年)1月18日 | 元・大野村長 |
2 | 佐藤清照 | 昭和33年(1958年)1月19日 | 昭和37年(1962年)1月18日 | |
3 | 横山宗延 | 昭和37年(1962年)1月19日 | 昭和49年(1974年)1月18日 | 再任 |
4 | 濱名忠雄 | 昭和49年(1974年)1月19日 | 昭和53年(1978年)1月18日 | |
5 | 今野繁 | 昭和53年(1978年)1月19日 | 平成14年(2002年)1月18日 | |
6 | 立谷秀清 | 平成14年(2002年)1月19日 | 現職 |
市役所・出張所
警察
- 相馬警察署
- 磯部駐在所
- 大野駐在所
- 尾浜駐在所
- 山上玉野駐在所
消防
- 相馬地方広域消防本部
- 相馬消防署
行政
司法
- 福島地方裁判所相馬支部
施設
図書館
- 相馬市図書館
病院
公園
スポーツ施設
- スポーツアリーナそうま
- 光陽サッカー場
- 相馬こどもドーム
- 相馬市民プール
- 長友グラウンド
ホール
- 相馬市民会館
発電所
姉妹都市
経済
- 産業人口(2000年国勢調査)
産業種別 | 人口 |
---|---|
第一次産業就業人口 | 2,546人[2][3] |
第二次産業就業人口 | 7,269人[2][3] |
第三次産業就業人口 | 9,989人[2][3] |
農業
工業
- 相馬中核工業団地 - 隣接する新地町も跨っている[2][3]。
- ハクゾウメディカルテクノス福島工場
漁業
郵便事業
- 相馬郵便局 - 集荷業務:976-XXXXエリア
- 日立木郵便局 - 集荷業務:979-25XXエリア
預金取扱金融機関
- 七十七銀行相馬支店
- 東邦銀行相馬支店
- 福島銀行相馬支店
- 大東銀行相馬支店
- あぶくま信用金庫相馬支店
- 相双五城信用組合本店他2支店
- 東北労働金庫相馬支店
- ふくしま未来農業協同組合相馬中村総合・中村みなみ支店
教育
- 相馬市立中村第一中学校
- 相馬市立中村第二中学校
- 相馬市立向陽中学校
- 相馬市立磯部中学校
- 相馬市立玉野中学校(平成29年3月31日を以て廃校)
- 相馬市立中村第一小学校
- 相馬市立中村第二小学校
- 相馬市立桜丘小学校
- 相馬市立大野小学校
- 相馬市立飯豊小学校
- 相馬市立八幡小学校
- 相馬市立日立木小学校
- 相馬市立山上小学校
- 相馬市立磯部小学校
- 相馬市立玉野小学校(平成29年3月31日を以て廃校)
- 福島県立相馬支援学校 - 旧相馬市立養護学校、平成22年4月に市より移管
交通
福島県内の主な移動手段は、西へ福島市に国道115号が通じており、2010年代末までに東北中央自動車道が全通予定である。南北へはいわき市や宮城県境に常磐自動車道や国道6号、常磐線が通じている。
鉄道
路線バス
- 一般路線
- 高速バス
道路
- 高速道路
- 国道
- 福島県道
- 福島県道34号相馬浪江線
- 福島県道38号相馬亘理線
- 福島県道74号原町海老相馬線
- 福島県道121号日下石新沼線
- 福島県道164号鹿島日下石線
- 福島県道228号相馬大内線
- 福島県道270号山上赤木線
- 福島県道394号相馬新地線(旧国道6号)
- 道路元標
- 中村町道路元標:交差点名なし(国道115号、福島県道228号交差部)
- 道の駅
港湾
観光
- 観光地
- 祭事
- イベント施設
著名人
出身者
- 栃東知頼 - 元関脇・栃東
- 龍授山正男 - 元大相撲十両力士
- 大須賀乙字 - 俳人・俳論家
- 作山和英 - 元プロ野球選手・福岡ダイエーホークス
- 松崎伸吾 - 元プロ野球選手・東北楽天ゴールデンイーグルス
- 鈴木尚広 - 元プロ野球選手・読売ジャイアンツ
- 堀下さゆり - シンガーソングライター
- 斎藤邦吉 - 元衆議院議員
名誉市民
文献
- 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t “市勢要覧”. 相馬市. 2012年6月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at “そうまの統計データベース”. 相馬市. 2012年6月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au “そうまの統計データベース 平成19年”. 相馬市. 2012年6月1日閲覧。
- ^ a b “沿革・あゆみ”. 相馬市. 2012年6月1日閲覧。
- ^ 気象庁(相馬の観測史上1~10位の値)
- ^ 同年3月27日、総理府告示第220号「市町村の廃置分合」
- ^ 図典 日本の市区町村 p51
- ^ “市町村の廃置分合”. 相馬市例規集. 2012年6月1日閲覧。
- ^ 図典 日本の市区町村 p51
- ^ “市章”. 相馬市例規集. 2012年6月1日閲覧。
- ^ “相馬市民の歌”. 相馬市例規集. 2012年6月1日閲覧。
- ^ “相馬市民憲章”. 相馬市例規集. 2012年6月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “姉妹都市盟約書”. 相馬市例規集. 2012年6月1日閲覧。
- ^ “港・団地・高速道路”. 相馬市. 2012年6月1日閲覧。
- ^ “相馬市区長規則”. 相馬市例規集. 2012年6月1日閲覧。
- ^ a b c “相馬市出張所設置条例”. 相馬市例規集. 2012年6月1日閲覧。
- ^ “[仙台直行便]南相馬⇔仙台駅西口”. 東北アクセス. 2013年6月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 行政
- 観光