「問寒別駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(駅前通り側)<br />(2017年10月) |
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|よみがな= といかんべつ |
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|ローマ字= Toikambetsu |
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2020年2月15日 (土) 05:12時点における版
問寒別駅 | |
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駅舎(駅前通り側) (2017年10月) | |
といかんべつ Toikambetsu | |
◄W65 歌内 (5.5 km) (2.2 km) 糠南 W67► | |
所在地 | 北海道天塩郡幌延町字問寒別 |
駅番号 | ○W66 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■宗谷本線 |
キロ程 | 175.8 km(旭川起点) |
電報略号 | トヒ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1923年(大正12年)11月10日 |
備考 | 無人駅 |
問寒別駅(といかんべつえき)は、北海道(宗谷総合振興局)天塩郡幌延町字問寒別にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。駅番号はW66。電報略号はトヒ。
歴史
- 1923年(大正12年)11月10日:鉄道省天塩線誉平駅(現・天塩中川駅) - 当駅間延伸開通に伴い開業[1][2]。一般駅。
- 1924年(大正13年)6月25日:線路名を天塩南線に改称、それに伴い同線の駅となる[1]。
- 1925年(大正14年)7月20日:当駅 - 幌延駅間延伸開通に伴い中間駅となる[2]。
- 1926年(大正15年)9月25日:天塩南線と天塩北線を統合し線路名を天塩線に改称、それに伴い同線の駅となる[1]。
- 1930年(昭和5年)
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1971年(昭和46年)6月1日:幌延町営軌道全線廃止[3]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1980年代後半 - 1990年代前半:駅舎改築、貨車駅舎となる。
- 2015年(平成27年)夏:駅舎外壁を改修[6]。
- 2017年(平成29年)9月8日:構内のホーロー製第三種駅名標が盗難に遭っていることが判明[7]。10月13日にアルミと樹脂の複合板で復旧[8]。
駅名の由来
所在地名より。現在の問寒別川を指すアイヌ語の「トイカムペッ(toy-kamu-pet)」(土・被さる・川)に由来する[9][10][11][12]。食用土[13]が多かったことによる名であるとされる[9]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の北東側(稚内方面に向かって右手側)に存在する[10]。分岐器を持たない棒線駅となっている[10]。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[14]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム北側を結んだ構内踏切で連絡した[14]。駅舎側(東側)が上下本線(共用)、対向側ホームが下り線となっていた(番線表示なし)[14]。そのほか対向側ホーム外側への副本線を1線有し[14]、また上下本線の旭川方から分岐し駅舎東側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線とその途中から分岐した側線を1線有していた[14]。側線を含め交換設備運用廃止後は線路は撤去されたが、ホーム前後の線路は分岐器の名残で湾曲していた[10]。
無人駅となっている。駅舎は構内の北東側に位置しホーム中央部分に接している[10]。有人駅時代からの駅舎は改築され、ヨ3500形車掌車[15]を改造した貨車駅舎となっている[10]。旧駅舎の基礎の上に設置されている[11]。出入口には砕石で盛り土をした上にアスファルト敷きのスロープが新たに設置されている[11]。駅舎とは別棟でプレハブのトイレ棟を有する[11]。
駅の後方には鉄道林がある。
また以前は当駅から殖民軌道問寒別線(後の幌延町営軌道)が接続していた(1930年(昭和5年)9月10日開業、1971年(昭和46年)6月1日廃止)[3]。
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外壁改修前の駅舎(2005年5月)
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駅舎(ホーム側)
(2017年10月) -
ホーム(2017年10月)
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駅名標(2017年10月)
利用状況
- 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は74人[14]。
- 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は60人[10]。
- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗車人員(11月の調査日)平均は「10名以下」[16]。
- 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は1.2人[17]。
- 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は1.0人[18]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.6人[19]。
駅周辺
- 北海道道583号上問寒問寒別停車場線
- 道路沿いに植民軌道の橋台が残存する[6]。
- 北海道道541号問寒別佐久停車場線
- 北海道道395号問寒別停車場下国府線
- 幌延町問寒別集落 役場を有する幌延市街に次ぐ町内第二の集落
- 北海道大学天塩研究林[20]
- 天塩川
隣の駅
脚注
- ^ a b c d 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)179-180ページより。
- ^ a b 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)47ページより。
- ^ a b c 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)49ページより。
- ^ 書籍『北海道の鉄道』(著:田中和夫、北海道新聞社、2001年2月発行)231ページより。
- ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社、2011年6月発行)149ページより。
- ^ a b “幌延町内の各駅ご紹介”. 幌延町 (2017年11月6日). 2017年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月6日閲覧。
- ^ “「秘境駅」、駅名板相次ぎ盗難=JR宗谷線、「そっと返して」-北海道”. JIJI.COM. 時事通信社. (2017年9月14日)
- ^ “盗まれた駅名看板、そっと返してほしいけど…JR雄信内、問寒別の新看板設置”. どうしん電子版 (北海道新聞社). (2017年10月14日)
- ^ a b “アイヌ語地名リスト ツキサ~トヨコ P81-90P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年11月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)149ページより。
- ^ a b c d 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)216ページより。
- ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、(2004年2月発行))123-124ページより。
- ^ アイヌ語では、「チエトイ(ci-e-toy:我ら・食べる・土)」、あるいは単に「トイ(toy)」と呼ばれる。
- ^ a b c d e f 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)184ページより。
- ^ 書籍『ダルマ駅へ行こう!』(著:笹田昌宏、小学館文庫、2007年5月発行)19ページより。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ "宗谷線(名寄・稚内間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月30日閲覧。
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- ^ 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)149ページより。