コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

下中川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
下中川駅
しもなかがわ
Shimo-nakagawa
天塩中川 (3.9 km)
(4.5 km) 歌内
地図
所在地 北海道中川郡中川町字中川
北緯44度50分43.3秒 東経142度4分33.3秒 / 北緯44.845361度 東経142.075917度 / 44.845361; 142.075917座標: 北緯44度50分43.3秒 東経142度4分33.3秒 / 北緯44.845361度 東経142.075917度 / 44.845361; 142.075917
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 165.8 km(旭川起点)
電報略号 モカ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1955年(昭和30年)12月2日
廃止年月日 2001年(平成13年)7月1日
テンプレートを表示
1977年の下中川駅の状況。周囲約500m範囲。上が稚内方面。ホーム上左に待合室。名寄側に踏切があり、右手500m程先に「さけますセンター」がある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

下中川駅(しもなかがわえき)は、北海道上川支庁中川郡中川町字中川にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線廃駅)である。電報略号モカ事務管理コードは▲121835[1]

歴史

[編集]

廃止直前、当駅には普通列車が朝夕の2往復しか停車しなかった。

  • 1955年(昭和30年)12月2日日本国有鉄道宗谷本線の天塩中川駅 - 歌内駅間に下中川仮乗降場設定)として新設開業[2]
    • 『中川町史』では開業日について同年11月1日としている[3]

駅名の由来

[編集]

天塩中川駅より天塩川の下流に位置するため[5][6]

駅構造

[編集]

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であり、分岐器を持たない棒線駅となっていた[7]。ホームは線路の西側(稚内方面に向かって左手側)に存在し、板張りで有効長は短く、旭川方(南側)にスロープを有し駅施設外に連絡していた[7]

仮乗降場に出自を持つ無人駅となっており、駅舎は無いがホーム中央部分に待合所を有していた[8]。待合所は1981年(昭和56年)および1983年(昭和58年)出版の書籍掲載の写真では三角屋根の木造下見板張りの建物であったが[9][10]、1993年(平成5年)出版の書籍では同じく木造ながら片流れ屋根で白い壁の待合室となっている[7]

廃駅後はすべての施設が撤去され、現在は跡形もなくなっている。

利用状況

[編集]

1975年(昭和50年)に発行された『中川町史』では「主に学生が利用[3]」とされている。 乗車人員の推移は以下の通り。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで1日平均乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均
1977年(昭和52年) 1 [11]
1992年(平成04年) (0.0) [8] 1日乗降客数0人
2004年(平成16年) (0.5) [12] 1日乗降客数1人

駅周辺

[編集]

周辺は樹林と牧草地が広がっていた。

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道
宗谷本線(当駅廃止時点)
天塩中川駅 - 下中川駅 - 歌内駅

脚注

[編集]
  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、239頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年1月15日閲覧 
  2. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、14-17頁。 
  3. ^ a b c 『中川町史』中川町、1975年4月、477頁。 
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、184頁。ISBN 4-88283-123-6 
  5. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、180頁。ASIN B000J9RBUY 
  6. ^ 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 123. ISBN 4-89391-549-5 
  7. ^ a b c 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、148-149頁。ISBN 4-09-395401-1 
  8. ^ a b 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、148-149頁。ISBN 4-09-395401-1 
  9. ^ 『リイドコミック増刊 いい旅北から各駅停車』第11巻第16号、リイド社、1981年7月20日、24頁。 
  10. ^ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)183ページより。
  11. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、889頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  12. ^ 書籍『時刻表の謎』(著:三宅俊彦新人物往来社2003年6月発行)59ページより。
  13. ^ a b 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)16ページより。

関連項目

[編集]