「南美深駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅全景(2017年10月) |
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|よみがな= みなみびふか |
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|ローマ字= Minami-bifuka |
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2020年2月15日 (土) 06:09時点における版
南美深駅 | |
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駅全景(2017年10月) | |
みなみびふか Minami-bifuka | |
◄W52 智北 (2.3 km) (2.7 km) 美深 W54► | |
所在地 | 北海道中川郡美深町字美深 |
駅番号 | ○W53 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■宗谷本線 |
キロ程 | 95.6 km(旭川起点) |
電報略号 | ミカ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1956年(昭和31年)7月1日 |
備考 | 無人駅 |
南美深駅(みなみびふかえき)は、北海道(上川総合振興局)中川郡美深町字美深にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。駅番号はW53。電報略号はミカ。
歴史
- 1956年(昭和31年)7月1日:日本国有鉄道(国鉄)宗谷本線の智恵文駅 - 美深駅間に南美深仮乗降場(局設定)として新設開業[2]。旅客のみ取り扱い。
- 1959年(昭和34年)11月1日:旅客駅に昇格。南美深駅となる[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に承継。
- 2016年(平成28年)7月上旬:JR北海道が当駅と筬島駅(音威子府村)、歌内駅(中川町)を2017年(平成29年)3月のダイヤ改正に合わせて廃止する意向を地元に伝える[新聞 1]。これに対して、美深町は町が駅の維持管理費を負担する形で存続させる意向を伝えた[新聞 2][新聞 3]。
- 2017年(平成29年)4月:当駅含む上記の3駅について、JR北海道が当面の間自社の費用で存続させる意向であることが報道される[新聞 3]。
駅名の由来
「美深」の南方に位置するため[3]。
存廃議論
後述の通り、当駅の一日平均乗降者数は、2011年 - 2015年の11月調査日の平均で1人以下となっており、2016年(平成28年)7月上旬、JR北海道では当駅と、筬島駅(音威子府村)、歌内駅(中川町)を2017年(平成29年)3月のダイヤ改正に合わせて廃止する意向を各地元自治体に伝えた[新聞 2]。
これに対し、美深町長の山口信夫は「住民にとって駅は重要」という考えを示し、30万円を美深町の2017年度一般会計予算に盛り込み、JRに対し2017年3月までに維持管理費を一部負担する協定を結んだ。しかし、筬島駅の所在する音威子府村が同様の協定を結んだものの、歌内駅の所在する中川町は交渉を拒否したため、2017年(平成29年)4月に、上記の3駅について、JR北海道が当面の間自社の費用で存続させる意向であることが報道されている[新聞 3]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の北側(稚内方面に向かって右手側)に存在する[4]。分岐器を持たない棒線駅となっている[4]。
開業時からの無人駅(名寄駅管理)[5]で、ホーム北側の出入口から少し離れた位置に待合所を有する[6]。鉄板張りの窓の無い建物である[6]。出入口上部に「南美深待合所」と記載された駅銘板を掲示する[6]。ホームは木製デッキ式で[6]、稚内方にスロープを有し[7]駅施設外に連絡している。トイレは無い[6]。
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待合所(2017年10月)
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ホーム(2017年10月)
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駅名標(2017年10月)
利用状況
開業4年目(駅昇格2年目)の1960年(昭和35年)の年間乗降客数は141,300人[1]、1日あたり366人ほどの乗降があった。
- 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は26人[4]。
- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗車人員(11月の調査日)平均は「1名以下」[報道 1][新聞 1]。
- 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.8人[報道 2]。
- 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.6人[報道 3]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.4人[報道 4]。
駅周辺
数軒の農家があり、田畑となっている。
隣の駅
脚注
出典
- ^ a b “全駅DATA 石北本線②(上川~網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03).
- ^ a b 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)46ページより。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、177頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)146ページより。
- ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社、2011年6月発行)148ページより。
- ^ a b c d e 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)210ページより。
- ^ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)180ページより。
報道発表資料
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ "宗谷線(名寄・稚内間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月30日閲覧。
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新聞記事
- ^ a b “無人駅の南美深、筬島、歌内 JR、来年3月廃止方針” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(経済) (北海道新聞社). (2016年7月29日). オリジナルの2016年7月29日時点におけるアーカイブ。 2016年7月29日閲覧。
- ^ a b “JR北海道、17駅の廃止打診 名寄「北星」、幕別「稲士別」も” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(経済) (北海道新聞社). (2016年10月2日). オリジナルの2016年10月1日時点におけるアーカイブ。 2016年10月2日閲覧。
- ^ a b c “宗谷線の南美深、筬島、歌内駅 管理費JR負担で当面存続”. どうしんウェブ(北海道新聞). (2017年4月1日). オリジナルの2017年4月2日時点におけるアーカイブ。 2017年11月3日閲覧。