「上幌延駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2017年10月) |
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|よみがな= かみほろのべ |
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2020年2月15日 (土) 08:36時点における版
上幌延駅 | |
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駅舎(2017年10月) | |
かみほろのべ Kami-horonobe | |
◄W70 南幌延 (3.0 km) (4.8 km) 幌延 W72► | |
所在地 | 北海道天塩郡幌延町字上幌延 |
駅番号 | ○W71 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■ 宗谷本線 |
キロ程 | 194.6 km(旭川起点) |
電報略号 | ホノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1925年(大正14年)7月20日 |
備考 | 無人駅 |
上幌延駅(かみほろのべえき)は、北海道(宗谷総合振興局)天塩郡幌延町字上幌延にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。駅番号はW71。電報略号はホノ。
2016年(平成28年)3月26日のダイヤ改正による減便以前は通過する普通列車が存在し、下り2本、上り3本のみ停車した。
歴史
- 1925年(大正14年)7月20日:鉄道省天塩南線問寒別駅 - 幌延駅間延伸開通に伴い開業[1][2]。一般駅。
- 1926年(大正15年)9月25日:天塩南線と天塩北線を統合し線路名を天塩線に改称、それに伴い同線の駅となる[1]。
- 1930年(昭和5年)4月1日:天塩線を宗谷本線に編入、それに伴い同線の駅となる[1]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1977年(昭和52年)5月25日:貨物扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年)11月1日:CTC導入に伴う合理化により交換設備廃止。同時に完全無人化[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴いJR北海道の駅となる。
- 1980年代後半 - 1990年代前半:駅舎改築、貨車駅舎となる。
- 2016年(平成28年)3月26日:同日のダイヤ改正に伴う普通列車の減便で幌延駅 - 稚内駅間の普通列車が5往復から3往復となり、全普通列車が停車するようになる。
駅名の由来
幌延駅より天塩川の上流に位置するため[4]。
なお、同地の字名が再編により「上幌延」へ改称されたのは1959年(昭和34年)であるが、それ以前から当地から現在の南幌延駅付近にかけての地域を「上幌延」と呼んでいた旨が字名再編時の北海道告示にある[幌延町 1]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の北西側(稚内方面に向かって左手側、旧1番線)に存在する[5]。分岐器を持たない棒線駅となっている[5]。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[6]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡した[6]。駅舎側(西側)が下り1番線、対向側ホームが上り2番線となっていた[6]。そのほか1番線の稚内方から分岐し駅舎北側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[6]。交換設備運用廃止後は線路は撤去されたが、ホーム前後の線路は分岐器の名残で湾曲していた[5]。
無人駅となっている。駅舎は構内の北西側に位置しホーム中央部分に接している[5]。有人駅時代からの駅舎は改築され、ヨ3500形車掌車[7]を改造した貨車駅舎となっている[5]。旧駅舎の基礎の上に設置されている[8]。出入口にはスロープが新たに設置されている[8]。トイレを有するが閉鎖されていた[8]。
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ホーム(2017年10月)
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駅名標(2017年10月)
利用状況
- 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は15人[6]。
- 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は4人[5]。
- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗車人員(11月の調査日)平均は「1名以下」[JR北 1]。
- 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.4人[JR北 2]。
- 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.6人[JR北 3]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は0.4人[JR北 4]。
駅周辺
幌延町開基以来の集落であり、駅周辺に数件の民家がある[幌延町 2]。そのほかは原野と牧場である[8]。幌延町によると、鉄道開通までは現在の幌延市街地より栄えていたが、鉄道開通により現市街地に中心が移りさびれていったとされる[幌延町 2]。かつては郵便局、駐在所、食料・衣料・日用雑貨の商店、理髪店、旅館、運送業などの店があった[幌延町 2]。
- 北海道道645号上問寒幌延停車場線
- 北海道道256号豊富遠別線
- 北緯45度線通過点の看板[8]
- 上幌延生活改善センター - 幌延町立上幌延小学校(1982年(昭和57年)3月閉校[幌延町 3])跡地。
- 長応寺 - 1910年(明治43年)に東京から当地に移転した日蓮宗(法華宗)寺院[幌延町 4]。上幌延は法華宗の団体によって開墾された経緯を持つ。
隣の駅
脚注
出典
- ^ a b c 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)179-180ページより。
- ^ 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)47ページより。
- ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社、2011年6月発行)149ページより。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、181頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c d e f 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)150ページより。
- ^ a b c d e 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)184ページより。
- ^ 書籍『ダルマ駅へ行こう!』(著:笹田昌宏、小学館文庫、2007年5月発行)23ページより。
- ^ a b c d e 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)221ページより。
JR北海道
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ "宗谷線(名寄・稚内間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月30日閲覧。
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が空白で指定されています。 (説明) - ^ "宗谷線(名寄・稚内間)" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 2 July 2017. 2018年7月3日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年7月13日閲覧。
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が空白で指定されています。 (説明) - ^ “宗谷線(名寄・稚内間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 4 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
幌延町
- ^ “町の区域内の町及び字の区域及び名称(昭和34年4月23日北海道告示第573号)”. 幌延町例規類集第1編 総規/第1章 町制(北海道町村会法務支援室例規集データベース) (1959年4月23日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ a b c “幌延町内の各駅ご紹介”. 幌延町 (2017年11月6日). 2017年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月6日閲覧。
- ^ a b “幌延町史跡標柱等について”. 幌延町. 2017年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月19日閲覧。
- ^ 幌延町産業振興課 (2017年11月). “幌延町情報ボックス平成29年度版”. 幌延町. 2017年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月11日閲覧。