コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

石狩市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石狩町から転送)
いしかりし ウィキデータを編集
石狩市
石狩市旗 石狩市章
石狩市旗 石狩市章
1996年2月23日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道石狩振興局
市町村コード 01235-1
法人番号 4000020012351 ウィキデータを編集
面積 722.33km2
総人口 57,159[編集]
住民基本台帳人口、2024年11月30日)
人口密度 79.1人/km2
隣接自治体 札幌市石狩郡当別町
後志総合振興局小樽市
空知総合振興局樺戸郡新十津川町
留萌振興局増毛郡増毛町
市の木 カシワ
市の花 ハマナス
市の鳥 カモメ
石狩市役所
市長 加藤龍幸
所在地 061-3292
北海道石狩市花川北6条1丁目30-2
北緯43度10分17秒 東経141度18分56秒 / 北緯43.17136度 東経141.3155度 / 43.17136; 141.3155座標: 北緯43度10分17秒 東経141度18分56秒 / 北緯43.17136度 東経141.3155度 / 43.17136; 141.3155
石狩市役所庁舎(2006年8月27日撮影)
外部リンク 公式ウェブサイト

石狩市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
石狩湾新港

石狩市(いしかりし)は、北海道中央西部(道央地方)に位置し、石狩振興局管内に属する札幌市の北郊に隣接している。

地名の由来

[編集]

アイヌ語に由来する。蛇行する石狩川を表現したものとする考え方が大勢だが、解釈は以下のように諸説ある。

  • イ・シカ・ペッ i-sikar-pet - 回流(曲がりくねった)川(中流のアイヌによる説、永田方正『北海道蝦夷語地名解』より)
  • イシ・カ isi-kar - 美しく・作る(コタンカラカムイ(国作神)が親指で大地に川筋を描いた)(上流のアイヌによる説、同書より)
  • イシ・カ・ペッ isi-kar-pet - 鳥尾で矢羽を作る処(和人某の説だがアイヌの古老はこれを否定、同書より)
  • イシカリ isikari - 閉塞(川が屈曲していて上流の先が見えない)

地理

[編集]
雄冬岬
雄冬岬白銀の滝

石狩振興局では唯一の海に面する自治体である。振興局北部の海岸線に沿って、南北に長い市域を持つ。西は石狩湾に面し、石狩川河口を有する。南は発寒川茨戸川を隔てて札幌市と、東は同じく南北に長い当別町と、北部は暑寒別天売焼尻国定公園の山地で新十津川町増毛町と接している。南部は標高10 m以下の砂丘と低地、石狩川河口より北部には石狩丘陵をはじめとする丘陵地帯が広がっている。

地形

[編集]

山地

[編集]
主な山
  • 群別岳 (1376.27 m)
  • 浜益岳 (1257.70 m)
  • 雄冬山 (1197.60 m)
  • 浜益御殿 (1038.64 m)
  • 知来岳 (988.04 m)
  • 黄金山 (739.11 m)
  • 別狩岳 (726.14 m)
  • 円錐峰 (690.17 m)
  • 別狩岳(二番川)(666.24 m)
  • 安瀬山 (654.05 m)
  • 濃昼岳 (621 m)
  • 丸山 (467.65 m)
  • 阿蘇岩山 (418.07 m)
  • 望来山 (326.5m)
  • 摺鉢山 (169 m)
  • 紅葉山 (17.80 m)

河川

[編集]
主な川

湖沼

[編集]
主な湖
  • 望来ダム

島嶼

[編集]
主な島
  • トド島

気候

[編集]
石狩市
雨温図説明
123456789101112
 
 
105
 
-2
-9
 
 
88
 
-1
-9
 
 
50
 
2
-5
 
 
46
 
10
2
 
 
70
 
16
7
 
 
42
 
20
12
 
 
89
 
24
16
 
 
113
 
25
17
 
 
142
 
21
13
 
 
93
 
15
6
 
 
91
 
8
1
 
 
93
 
1
-5
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[1]
インペリアル換算
123456789101112
 
 
4.1
 
29
17
 
 
3.5
 
30
16
 
 
2
 
36
23
 
 
1.8
 
50
35
 
 
2.8
 
60
44
 
 
1.7
 
67
53
 
 
3.5
 
75
61
 
 
4.4
 
76
63
 
 
5.6
 
70
55
 
 
3.7
 
60
44
 
 
3.6
 
46
33
 
 
3.7
 
34
23
気温(°F
総降水量(in)

海洋性気候で寒暖差は小さく、対馬海流影響もあり冬は比較的温暖である。それでも、ヒートアイランドの影響が比較的小さいため、札幌市中心部よりは冷え込むことが多く、−10 以下まで冷え込むことも珍しくない。2001年平成13年)1月19日には−23.1 ℃を観測するなど、−20 ℃近くまで冷え込むこともある。北西からの季節風日本海を越えて吹きつけるため積雪が多い。また「石狩湾小低気圧」が発生すると猛烈な吹雪となる。ただし、旧石狩市の区域は、市の全人口の9割弱が集中し、札幌市の衛星都市として、大規模な住宅街が形成されており、雪への対策が比較的充実しているため、特別豪雪地帯に指定されていないが、厚田区や浜益区は特別豪雪地帯に指定されている。一年を通して風が強いため、市内には多くの防風林が設けられている。

石狩(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 7.6
(45.7)
11.6
(52.9)
16.3
(61.3)
29.8
(85.6)
32.6
(90.7)
32.4
(90.3)
35.4
(95.7)
35.3
(95.5)
31.2
(88.2)
26.1
(79)
21.8
(71.2)
13.5
(56.3)
35.4
(95.7)
平均最高気温 °C°F −1.2
(29.8)
−0.4
(31.3)
3.4
(38.1)
10.6
(51.1)
16.8
(62.2)
20.7
(69.3)
24.3
(75.7)
25.5
(77.9)
22.1
(71.8)
15.7
(60.3)
8.1
(46.6)
1.3
(34.3)
12.3
(54.1)
日平均気温 °C°F −4.6
(23.7)
−4.2
(24.4)
−0.3
(31.5)
5.8
(42.4)
11.4
(52.5)
15.6
(60.1)
19.6
(67.3)
20.9
(69.6)
17.2
(63)
10.8
(51.4)
4.2
(39.6)
−2.0
(28.4)
7.9
(46.2)
平均最低気温 °C°F −9.0
(15.8)
−8.9
(16)
−4.4
(24.1)
1.3
(34.3)
6.8
(44.2)
11.7
(53.1)
16.1
(61)
17.4
(63.3)
12.7
(54.9)
6.2
(43.2)
0.4
(32.7)
−5.7
(21.7)
3.7
(38.7)
最低気温記録 °C°F −23.1
(−9.6)
−22.1
(−7.8)
−17.2
(1)
−10.4
(13.3)
−3.0
(26.6)
2.4
(36.3)
7.4
(45.3)
8.7
(47.7)
3.0
(37.4)
−2.0
(28.4)
−10.0
(14)
−19.4
(−2.9)
−23.1
(−9.6)
降水量 mm (inch) 89.1
(3.508)
65.2
(2.567)
46.3
(1.823)
41.0
(1.614)
59.7
(2.35)
55.2
(2.173)
94.9
(3.736)
129.4
(5.094)
123.7
(4.87)
98.6
(3.882)
99.5
(3.917)
90.1
(3.547)
993.8
(39.126)
降雪量 cm (inch) 201
(79.1)
153
(60.2)
96
(37.8)
11
(4.3)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
32
(12.6)
157
(61.8)
644
(253.5)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 18.1 15.2 11.6 8.9 9.5 8.3 8.8 9.8 11.1 13.1 16.6 17.4 148.3
平均月間日照時間 66.6 81.4 145.3 178.9 194.9 169.5 163.8 173.2 167.1 142.1 87.2 65.0 1,640.2
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[1]
厚田(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 7.0
(44.6)
11.6
(52.9)
16.2
(61.2)
27.9
(82.2)
31.8
(89.2)
31.3
(88.3)
36.1
(97)
35.2
(95.4)
32.6
(90.7)
27.2
(81)
20.8
(69.4)
13.8
(56.8)
36.1
(97)
平均最高気温 °C°F −0.5
(31.1)
0.0
(32)
3.5
(38.3)
10.3
(50.5)
16.6
(61.9)
20.8
(69.4)
24.5
(76.1)
25.6
(78.1)
22.3
(72.1)
15.8
(60.4)
8.1
(46.6)
1.7
(35.1)
12.4
(54.3)
日平均気温 °C°F −3.8
(25.2)
−3.5
(25.7)
−0.1
(31.8)
5.4
(41.7)
11.2
(52.2)
15.6
(60.1)
19.6
(67.3)
20.7
(69.3)
16.9
(62.4)
10.7
(51.3)
4.3
(39.7)
−1.4
(29.5)
8.0
(46.4)
平均最低気温 °C°F −7.9
(17.8)
−8.0
(17.6)
−4.4
(24.1)
0.4
(32.7)
6.0
(42.8)
11.5
(52.7)
16.0
(60.8)
16.9
(62.4)
12.1
(53.8)
5.9
(42.6)
0.6
(33.1)
−4.8
(23.4)
3.7
(38.7)
最低気温記録 °C°F −24.1
(−11.4)
−20.7
(−5.3)
−21.0
(−5.8)
−9.7
(14.5)
−2.6
(27.3)
1.5
(34.7)
5.5
(41.9)
7.6
(45.7)
2.5
(36.5)
−2.3
(27.9)
−9.3
(15.3)
−20.0
(−4)
−24.1
(−11.4)
降水量 mm (inch) 88.8
(3.496)
58.7
(2.311)
50.2
(1.976)
51.9
(2.043)
79.0
(3.11)
61.7
(2.429)
117.5
(4.626)
141.8
(5.583)
139.0
(5.472)
121.3
(4.776)
142.3
(5.602)
114.7
(4.516)
1,166.9
(45.941)
降雪量 cm (inch) 229
(90.2)
178
(70.1)
107
(42.1)
9
(3.5)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
46
(18.1)
174
(68.5)
728
(286.6)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 20.1 16.0 13.2 10.5 10.7 8.5 9.8 10.6 11.9 15.2 19.1 21.4 167.0
平均月間日照時間 49.9 72.1 142.0 175.9 195.5 164.4 161.0 171.0 168.9 130.6 63.0 38.2 1,532.5
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[2]
浜益(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 8.2
(46.8)
11.8
(53.2)
17.2
(63)
27.1
(80.8)
29.5
(85.1)
31.5
(88.7)
33.4
(92.1)
34.6
(94.3)
31.7
(89.1)
28.0
(82.4)
20.9
(69.6)
14.4
(57.9)
34.6
(94.3)
平均最高気温 °C°F −0.3
(31.5)
0.1
(32.2)
3.6
(38.5)
10.1
(50.2)
16.1
(61)
20.2
(68.4)
24.0
(75.2)
25.4
(77.7)
22.1
(71.8)
15.7
(60.3)
8.4
(47.1)
2.0
(35.6)
12.3
(54.1)
日平均気温 °C°F −3.3
(26.1)
−3.1
(26.4)
0.3
(32.5)
5.9
(42.6)
11.6
(52.9)
16.1
(61)
20.0
(68)
21.2
(70.2)
17.5
(63.5)
11.5
(52.7)
5.0
(41)
−0.8
(30.6)
8.5
(47.3)
平均最低気温 °C°F −7.1
(19.2)
−7.3
(18.9)
−3.7
(25.3)
1.2
(34.2)
7.0
(44.6)
12.4
(54.3)
16.7
(62.1)
17.5
(63.5)
12.9
(55.2)
6.9
(44.4)
1.4
(34.5)
−4.0
(24.8)
4.5
(40.1)
最低気温記録 °C°F −20.3
(−4.5)
−21.0
(−5.8)
−19.4
(−2.9)
−8.9
(16)
−2.0
(28.4)
2.3
(36.1)
6.8
(44.2)
8.7
(47.7)
2.9
(37.2)
−2.2
(28)
−7.7
(18.1)
−21.5
(−6.7)
−21.5
(−6.7)
降水量 mm (inch) 92.3
(3.634)
64.3
(2.531)
54.1
(2.13)
53.1
(2.091)
73.7
(2.902)
57.7
(2.272)
123.9
(4.878)
135.5
(5.335)
144.6
(5.693)
133.1
(5.24)
137.6
(5.417)
104.2
(4.102)
1,174
(46.22)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 19.7 16.1 13.2 10.4 10.4 8.3 9.6 10.5 12.2 15.2 18.5 20.4 164.5
平均月間日照時間 44.6 63.3 121.3 171.7 200.3 174.9 171.8 173.1 162.3 119.9 56.5 30.2 1,491.1
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[3]

地域

[編集]

住宅団地

[編集]
  • 花川中央団地
  • 道営住宅グリーンコート花川
  • 道営住宅センターコート花川
  • 道営住宅樽川北団地
  • 花畔(ばんなぐろ)団地 - 石狩市、新住宅市街地開発法に基づく。

人口

[編集]
石狩市と全国の年齢別人口分布(2005年) 石狩市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 石狩市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
石狩市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 20,487人
1975年(昭和50年) 24,646人
1980年(昭和55年) 40,783人
1985年(昭和60年) 48,015人
1990年(平成2年) 53,143人
1995年(平成7年) 57,706人
2000年(平成12年) 59,734人
2005年(平成17年) 60,104人
2010年(平成22年) 59,443人
2015年(平成27年) 57,436人
2020年(令和2年) 56,869人
総務省統計局 国勢調査より


消滅集落

[編集]

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[4]

  • 石狩市 - 浜益区浜益本沢川、茂生川上流域、海面、浜町、新港西、新港中央、緑苑台中央

ただし、新港西、新港中央、緑苑台中央周辺は、工場地・商業施設が中心である。

隣接している自治体・行政区

[編集]
石狩振興局
後志総合振興局
空知総合振興局
留萌振興局

歴史

[編集]

慶長年間に松前藩により「石狩場所」が設けられて以来、石狩は漁業や蝦夷アイヌ)との交易の中心地として栄えた、また内陸部で切り出した木材を道外へ運ぶための木場も設けられるなど、江戸時代の石狩は石狩川流域地域との中継点として重要な役割を果たした。

沿革

[編集]

厚田村・浜益村との合併協議

[編集]

厚田村浜益村との合併について2002年(平成14年)1月に研究会、2003年(平成15年)1月に法定合併協議会を設置。2004年(平成16年)9月の住民アンケート(回収率29.9 %)では合併賛成35.5 %、反対56.1 %だった。2005年(平成17年)1月16日に住民の直接請求による住民投票が行われたが、投票率43.34 %で開票条件の60 %に達せず不成立[6]。これにより合併推進が確定。1月27日に3市村による合併協定書調印、2月8日に3市村にて合併議案可決、2月23日北海道へ合併申請書を提出。その後、官報に掲載され、2005年(平成17年)10月1日付で2村を編入合併することが確定した。

政治

[編集]

行政

[編集]

市長

[編集]

議会

[編集]

市議会

[編集]
  • 定数:20人
  • 任期:2023年5月20日 - 2027年5月19日
  • 選挙区:市全体を1選挙区とする大選挙区制単記非移譲式
  • 議長:花田和彦(無所属)
  • 副議長:片平一義(改革市民会議)

道議会

[編集]
  • 選挙区:石狩地域選挙区(石狩市・当別町新篠津村
  • 定数:2名
  • 任期:2015年(平成27年)4月30日 - 2019年(平成31年)4月29日
氏名 会派名 当選回数
内海英德 自民党・道民会議 4
池端英昭 民主・道民連合 1

財政

[編集]
  • 予算規模(2012年度当初予算)
    • 一般会計:305.9億円
    • 特別会計・企業会計:184.6億円
  • 合併後、旧厚田村・旧浜益村の区域にはそれぞれ地域自治区が設置されている。
    • 厚田区(旧厚田村)
    • 浜益区(旧浜益村)

施設

[編集]

警察

[編集]
  • 北海道札幌方面北警察署(本署は札幌市北区)
    • 花川北交番、花川南交番
    • 石狩駐在所、八幡駐在所、厚田駐在所、望来駐在所、浜益駐在所、柏木駐在所

消防

[編集]
本部
消防署

郵便局

[編集]
  • 石狩郵便局(集配局):花川・石狩湾新港・生振地区
  • 石狩北郵便局(集配局):本町・八幡町地区、厚田区望来地区
  • 厚田郵便局(集配局):望来地区を除く厚田区全域
  • 浜益郵便局(集配局):雄冬地区を除く浜益区全域

※ 浜益区雄冬地区は増毛郵便局(増毛町)が集配エリアとなっている。

  • 石狩親船郵便局
  • 石狩市役所前郵便局
  • 石狩高岡郵便局
  • 石狩花川北二条郵便局
  • 石狩花川南一条郵便局
  • 石狩花川南五条郵便局
  • 石狩花川南八条郵便局
  • 石狩南高校前郵便局
  • 幌郵便局
  • 望来郵便局
  • 石狩本町簡易郵便局

対外関係

[編集]

姉妹都市・提携都市

[編集]

海外

[編集]
姉妹都市
提携都市

国内

[編集]
提携都市
その他

経済

[編集]

農協・漁協

[編集]
  • 石狩湾漁業協同組合

第一次産業

[編集]

漁業

[編集]

かつてはサケなどの漁業が盛んだったが、戦後は札幌市のベッドタウンとして発達。

第二次産業

[編集]

工業

[編集]

石狩湾新港として港湾、工業団地を有する。

第三次産業

[編集]

商業

[編集]
ショッピングセンター
スーパーマーケット・ディスカウントストア

物流

[編集]
  • ヤマト運輸:札幌主管支店
    • 石狩花川センター
    • 石狩新港センター
  • 佐川急便:小樽営業所(小樽市)
  • 日本通運:札幌支店札幌自動車事業所(札幌市白石区)

石狩市に拠点を置く主な企業

[編集]

金融機関

[編集]

銀行

信用金庫

情報通信

[編集]

マスメディア

[編集]

新聞社

[編集]

通信

[編集]

市外局番は0133(石狩MA。市内局番は60 - 79)。

尚、当別町の市外局番も0133(市内局番は20 - 39)であるが、MAが異なる(当別MA)ため、当別町にかけるには市外局番からかけなければならない(かつて石狩町が01336、当別町が01332だったため)。厚田区、浜益区は旧局番(厚田村:01337、浜益村:013379)時代から同一MA。

局番変更

  • 1980年
    • 石狩町および厚田村の一部(01336→0133-62,64,66,73,74)
    石狩電報電話局(現・石狩ビル)の樽川への移転開設に伴い花川南・樽川の3局→73局、花川北の4局→74局、花畔・生振の4局→64局、親船の2局→62局、八幡・石狩高岡の6局→66局に。ISDNの60,71局、花川以南の72,75,76局とNCC系63,65,67,68,70局はその後の割当。現在はNTTの71 - 76局は新港および小樽市銭函の一部と花川以南全域で地域を区分せず使用。
  • 2004年
    • 厚田村および石狩市の一部(01337→0133-77,78)
    • 浜益村(013379→0133-79)

生活基盤

[編集]

ライフライン

[編集]

電力

[編集]

ガス

[編集]

教育

[編集]

小学校

[編集]
  • 石狩市立花川南小学校
  • 石狩市立南線小学校
  • 石狩市立双葉小学校
  • 石狩市立緑苑台小学校

中学校

[編集]

義務教育学校

[編集]

高等学校

[編集]

特別支援学校

[編集]

大学

[編集]

その他の教育施設

[編集]

交通

[編集]

鉄道

[編集]

市内に鉄道路線は通っていない。最寄り駅はJR北海道学園都市線篠路駅函館本線手稲駅など。なお、JTB時刻表における市の中心駅は石狩バス停となっている。

石狩市(←石狩町)内の鉄道計画は大正期より幾度も持ち上がっていた。鉄道省発足直後の1922年(大正11年)の改正鉄道敷設法では「石狩国札幌ヨリ石狩ヲ経テ天塩国増毛ニ至ル鉄道」が予定路線として盛り込まれたが、1988年昭和63年)の同法廃止により消滅した。また、軽川(現・手稲)駅 - 花畔駅間の道道44号石狩手稲線沿いには、1922年(大正11年)から馬車鉄道「軽石軌道」が運行され、さらに親船町付近までの延伸も予定していたが、1937年(昭和12年)に営業休止、1940年(昭和15年)に廃止されている。

1956年(昭和31年)には石狩町などが出資して「石狩鉄道株式会社」を設立し、桑園 - 石狩間の事業免許を取得。1959年(昭和34年)に一部区間で着工したが、資金不足により間もなく頓挫した。事実上倒産状態にあった同社はその後も事業免許を保持し続けたが、後述の軌道系交通機関整備構想と競合するため、1998年(平成10年)に免許を返上し、正式に解散した。

1995年平成7年)に石狩町によって調査が行われた建設案には、札幌市営地下鉄南北線麻生駅、または札幌市営地下鉄東豊線栄町駅からの石狩モノレール案、そしてJR北海道函館本線発寒駅からの鉄道案の3つがあり、いずれも建設費約800億円、開業から17年での赤字解消という試算が出されているが、いずれも具体化のメドは立っていない。

都市索道構想

[編集]

鉄道路線が存在しない石狩市において、札幌方面へ通勤・通学するにはバスや自家用車といった道路交通を利用しなければならないが、積雪時に安定した運行ができず、交通渋滞の原因となっている[9]。さらに、バスやタクシーの運転手不足も課題となっている[9]

このような交通事情を改善するため、石狩湾新港地区を起点に、市中心部の花川地区を通り、札幌市内の鉄道空白地帯を経由して、JR北海道札幌市営地下鉄の駅につなぐフィーダー路線としての都市索道(都市型ロープウェイ)の導入を検討している[9][10][11]。2023年11月22日に公表された事業概要書[12]では、函館本線手稲駅につなぐ「手稲ルート」、地下鉄南北線麻生駅につなぐ「麻生ルート」、地下鉄東豊線栄町駅を通って丘珠空港につなぐ「栄町ルート」の3案が候補となっている[9][10][13][14]

民間事業者との対話を通じて、新たな軌道系交通の整備・運営への参入意向、想定する施設計画、事業スキーム、各種条件などに関する意見・要望などを聞くサウンディング調査を実施し、2024年2月末に導入可能性調査の報告書とともに調査結果を公表する[14]。石狩市は、2025~26年度に建設・運営事業者の選定、27~32年度に設計・施工、32年度からの供用開始を目指している[9][10][14]

バス

[編集]

タクシー

[編集]
  • 札幌交通圏エリア(厚田区・浜益区は当別圏エリア)
主なタクシー会社
  • エスケータクシー事業協同組合
    • 三和交通(石狩営業所)
  • ダイコク交通
  • 新厚ハイヤー ほか

道路

[編集]

国道

[編集]

道道

[編集]

道の駅

[編集]

港湾

[編集]
  • 石狩湾新港重要港湾
    中国韓国との間に定期コンテナ航路が運行されている。
    北海道内での港湾貨物取扱量は6位(1位 苫小牧 2位 室蘭 3位 釧路 4位 函館 5位 小樽)
  • 石狩港
    石狩川の河口付近に位置し、古くは海運と石狩川の水運の連携拠点として重要な役割を果たした。1953年(昭和28年)に地方港湾、1973年(昭和48年)石狩湾新港と共に重要港湾に指定されるが、2000年(平成12年)地方港湾に指定が戻された。
  • 厚田漁港
  • 浜益漁港

観光

[編集]
石狩まるごとフェスタ(2009年)

文化財

[編集]

国指定

[編集]
史跡
名勝

道指定

[編集]
北海道指定
  • 石狩弁天社の鮫様(妙亀・法鮫大明神像) - 道指定有形民俗文化財、石狩弁天社蔵
  • 金龍寺の鮫様(龍神・妙亀菩薩・鮫神像) - 道指定有形民俗文化財、宝珠山金龍寺蔵

市指定

[編集]
  • 石狩弁天社
  • 旧カクニ長野商店 - (「カクニ」は屋号、漢数字「二」を正方形で囲む)
  • はまます郷土資料館(旧白鳥家鰊番屋)
  • 金子家文書 (旧花畔村村会関係文書)
  • 石狩八幡町遺跡ワッカオイ地点第20号墓出土の土器9個 - いしかり砂丘の風資料館
  • チョウザメの剥製 - いしかり砂丘の風資料館

観光スポット

[編集]

文化・名物

[編集]

祭事・催事

[編集]

音楽コンサート

名産・特産

[編集]
名物
名産
  • サケ
  • ニシン
  • シャコ
  • ルッツ - ユムシの地方名。冬の珍味として食用にされる。
  • 浜益牛 - 浜益区で生産されるブランド肉牛
  • 望来豚(もうらいとん) - 厚田区嶺泊地区のノース・ベスト・ファームで生産されるブランドブタ
  • 札幌大球キャベツ - 石狩市内では、厚田区望来地区にて生産される最大級の大きさを誇るキャベツ。
  • 厚田メロン - 厚田区で生産されるブランドメロン。ブランド名はあつたレッド。品種はルピアレッド。JA北いしかりより出荷。

スポーツ

[編集]
名称 競技種目 所属リーグ 本拠地 運営会社・団体 設立
石狩レッドフェニックス 野球 北海道フロンティアリーグ 青葉公園野球場 株式会社石狩レッドフェニックス 2020年

出身・関連著名人

[編集]

出身著名人

[編集]

ゆかりのある人物

[編集]

石狩市を舞台とした作品

[編集]

小説

[編集]

映画ロケ

[編集]
  • 『大地の侍』(1956年)石狩川河口
  • 喜びも悲しみも幾歳月』(1957年)石狩灯台
  • 『あの波の果てまで』(1961年)石狩川渡船場
  • 『あした逢う人』(1962年)
  • 『とべない沈黙』(1966年)花川小学校
  • 『こんにちはハーネス』(1983年)
  • 『ホームシック』(2000年)

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 石狩 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年3月29日閲覧。
  2. ^ 厚田 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年3月29日閲覧。
  3. ^ 浜益 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月28日閲覧。
  4. ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》』(CSV)(レポート)総務省、2017年1月27日https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?fileid=000007841019&rcount=12017年5月20日閲覧 ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  5. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 1 北海道(下巻)』1987年10月8日発行、562頁「地誌編 > 〔石狩支庁〕 > 石狩町(いしかりちょう)」(角川書店)
  6. ^ 北海道 - 市町村合併に係る住民投票等の状況
  7. ^ 国内友好都市:輪島市
  8. ^ 札幌市手稲区・小樽市との連携”. 石狩市. 2019年9月26日閲覧。
  9. ^ a b c d e 日本放送協会. “石狩市が札幌と結ぶロープウエー構想 公共交通機関の整備課題|NHK 北海道のニュース”. NHK NEWS WEB. 2024年2月2日閲覧。
  10. ^ a b c 石狩市が札幌へロープウェー計画、3ルート案公表…過去に鉄道やモノレール実現せず”. 読売新聞オンライン (2023年11月30日). 2024年2月2日閲覧。
  11. ^ R5年度先導的官民連携支援事業(第1次)採択案件概要について”. 国土交通省. 2023年4月15日閲覧。
  12. ^ 石狩市企画経済部企業連携推進課 (2023年11月22日). “官民連携手法による新たな軌道系交通の導入に関するサウンディング型調査 事業概要書”. 石狩市. 2024年2月8日閲覧。
  13. ^ “石狩市都市型ロープウェイ調査へ 24年度に参画企業呼び掛け”. 北海道建設新聞. (2023年4月7日). https://e-kensin.net/news/156516.html 2023年4月15日閲覧。 
  14. ^ a b c ロープウエーも視野に新たな軌道系交通を導入検討、石狩市がサウンディング”. 新・公民連携最前線|PPPまちづくり. 2024年2月2日閲覧。
  15. ^ http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/soshiki/h-chiikis/3376.html
  16. ^ http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/soshiki/syoukour/1576.html

外部リンク

[編集]
行政
観光