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1978年のクラウンライターライオンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1978年のクラウンライターライオンズ
成績
パシフィック・リーグ5位
年間成績:51勝67敗12分 勝率.432
後期5位:23勝36敗6分 勝率.390
前期4位:28勝31敗6分 勝率.471
本拠地
都市 福岡県福岡市
平和台野球場
球団組織
オーナー 中村長芳
経営母体 福岡野球
監督 根本陸夫
« 1977
1979 »

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1978年のクラウンライターライオンズでは、1978年のクラウンライターライオンズの動向をまとめる。

この年のクラウンライターライオンズは、根本陸夫監督の1年目のシーズンである。

このシーズン終了後、ライオンズの経営権が福岡野球から西武グループに移ったため、クラウンライターライオンズとしての最後のシーズンである。また、平和台野球場を本拠地とした最後のシーズンでもあった。

概要

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監督が鬼頭政一から根本陸夫に代わったが、ドラフト会議で指名した江川卓法政大学)に入団を拒否され、更に春季キャンプ中に江田孝コーチが急逝と次から次へと災難が起こる中のシーズン、真弓明信(118試合出場、117安打、8本塁打、38打点、打率.280、遊撃手部門ベストナイン獲得)や立花義家といった若手や、中日から移籍したウィリー・デービス巨人から移籍(1975年以来の復帰)の伊原春樹の活躍はあったものの、投手陣がエースの東尾修(45試合登板、303.1回、23勝14敗1セーブ、防御率2.94)以外は頼りにならなかった。前期は若手の台頭もあり借金3ながら4位と健闘。だが後期に入ると負けが込んで5位に転落、総合成績でも結局5位に終わった。

そしてシーズン終了後の10月12日、福岡野球が国土計画に経営権を移管する事を発表。これに伴い球団名が「西武ライオンズ」に変更となり、本拠地も福岡県から埼玉県所沢市に移動、1950年以来29年続いた福岡のライオンズの歴史は幕を降ろしたのだった。翌年からは所沢に移転するも坂井保之球団代表と根本監督は続投し、新球団での若手育成及びトレードでの大物獲得に重要な役割を果たしていくことになる。

チーム成績

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レギュラーシーズン

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開幕オーダー
1 吉岡悟
2 広瀬宰
3 立花義家
4 デービス
5 土井正博
6 ハンセン
7 竹之内雅史
8 若菜嘉晴
9 山村善則
投手 山下律夫
1978年パシフィック・リーグ順位変動
前期
順位 4月終了時 5月終了時 前期成績
1位 阪急 -- 阪急 -- 阪急 --
2位 ロッテ 2.0 近鉄 5.0 近鉄 9.0
3位 近鉄 3.5 ロッテ 日本ハム 13.0
4位 南海 8.0 日本ハム 9.0 クラウン 13.5
5位 日本ハム 9.0 クラウン 15.0 ロッテ 16.0
6位 クラウン 10.5 南海 17.0 南海 20.5
後期
順位 7月終了時 8月終了時 後期成績
1位 阪急 -- 阪急 -- 阪急 --
2位 近鉄 1.0 近鉄 3.0 近鉄 0.0
3位 ロッテ 5.5 クラウン 8.5 ロッテ 10.0
4位 クラウン 6.5 日本ハム 10.0 日本ハム 12.5
5位 南海 7.5 ロッテ 11.5 クラウン 16.0
6位 日本ハム 9.5 南海 15.0 南海 18.5
前期最終成績
順位 球団 勝率
1位 阪急ブレーブス 44 20 1 .688 優勝
2位 近鉄バファローズ 32 26 7 .552 9.0
3位 日本ハムファイターズ 29 31 5 .483 13.0
4位 クラウンライターライオンズ 28 31 6 .475 13.5
5位 ロッテオリオンズ 25 33 7 .431 16.0
6位 南海ホークス 22 39 4 .361 20.5
後期最終成績
順位 球団 勝率
1位 阪急ブレーブス 38 19 8 .667 優勝
2位 近鉄バファローズ 39 20 6 .661 0.0
3位 ロッテオリオンズ 28 29 8 .491 10.0
4位 日本ハムファイターズ 26 32 7 .448 12.5
5位 クラウンライターライオンズ 23 36 6 .390 16.0
6位 南海ホークス 20 38 7 .345 18.5


1978年パシフィック・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 阪急ブレーブス 82 39 9 .678 優勝
2位 近鉄バファローズ 71 46 13 .607 9.0
3位 日本ハムファイターズ 55 63 12 .466 25.5
4位 ロッテオリオンズ 53 62 15 .461 26.0
5位 クラウンライターライオンズ 51 67 12 .432 29.5
6位 南海ホークス 42 77 11 .353 39.0

*阪急が前後期完全優勝したため、プレーオフは行わずそのまま年間優勝

オールスターゲーム1978

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ファン投票 監督推薦
選出なし 東尾修
真弓明信
土井正博

できごと

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選手・スタッフ

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[1]

表彰選手

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リーグ・リーダー
受賞者なし
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
真弓明信 遊撃手 初受賞
土井正博 指名打者 初受賞[注 1]
ダイヤモンドグラブ賞
選出なし

ドラフト

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順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 森繁和 投手 住友金属 入団
2位 柴田保光 投手 あけぼの通商 入団
3位 山川猛 捕手 西川物産 入団
4位 黒原祐二 投手 都城工業高 入団

脚注

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注釈

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  1. ^ 外野手部門で2度受賞しており、通算3度目。

出典

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