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1956年の西鉄ライオンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1956年の西鉄ライオンズ
成績
日本一
日本S 4勝2敗(対巨人[1]
パシフック・リーグ優勝
91勝51敗7分 勝率.641[2]
本拠地
都市 福岡県福岡市
球場 平和台野球場
球団組織
経営母体 西日本鉄道
監督 三原脩
« 1955
1957 »

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1956年の西鉄ライオンズでは、1956年の西鉄ライオンズの動向をまとめる。

このシーズンの西鉄ライオンズは、三原脩監督の6年目のシーズンであり、2年ぶり2度目のリーグ優勝、球団創設初の日本一を果たしたシーズンである。

概要

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この年より新たなスター・稲尾和久が登場。当初は全くの無名だったが、シーズンに入ると大活躍を見せ、21勝6敗・防御率1.06の好成績で「新人王」と「最優秀防御率」を獲得、中西太豊田泰光と合わせて「西鉄黄金時代三羽ガラス」が誕生した。この年は前年優勝の南海ホークスに一時は7.5ゲーム差も引き離されたが、終盤で逆転、「奇跡」と呼ばれた。この「奇跡」はその後も1958年1963年で再現する事になる。そしてこの年の日本シリーズではセ・リーグ覇者・水原茂監督率いる読売ジャイアンツを破って初の日本一、ここから「三原脩×水原茂 宿命の対決」が始まる。投手陣はエースの大津守や西鉄創設期以来の主力・川崎徳次が衰え始めたが、稲尾・河村英文西村貞朗島原幸雄などが彼らをカバーし、打撃陣も中西・豊田・高倉照幸大下弘などがそれなりの成績を収め、特に中西は本塁打と打点の二冠でMVPを、豊田は首位打者をそれぞれ獲得した。

チーム成績

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レギュラーシーズン

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開幕オーダー
1 仰木彬
2 豊田泰光
3 中西太
4 大下弘
5 中谷準志
6 関口清治
7 高倉照幸
8 日比野武
9 河村久文
1956年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 南海 -- 毎日 -- 南海 -- 南海 -- 南海 -- 西鉄 -- 西鉄 --
2位 毎日 0.5 南海 0.5 西鉄 阪急 1.5 西鉄 4.0 南海 0.0 南海 0.5
3位 西鉄 2.5 西鉄 2.0 毎日 2.0 西鉄 3.5 阪急 7.0 阪急 9.0 阪急 10.5
4位 近鉄 3.0 阪急 6.0 阪急 2.5 毎日 7.0 毎日 11.5 毎日 12.0 毎日 13.5
5位 阪急 4.0 近鉄 10.5 近鉄 18.5 近鉄 19.0 近鉄 22.0 近鉄 27.5 近鉄 29.5
6位 高橋 10.5 東映 13.0 東映 21.5 東映 25.0 東映 34.0 東映 36.5 東映 39.5
7位 東映 11.5 大映 17.5 高橋 23.0 高橋 29.5 大映 40.5 大映 41.0 大映 41.0
8位 大映 12.0 高橋 18.5 大映 24.5 大映 30.5 高橋 41.0 高橋 46.0 高橋 45.5
1956年パシフィック・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 西鉄ライオンズ 96 51 7 .653 優勝
2位 南海ホークス 96 52 6 .649 0.5
3位 阪急ブレーブス 88 64 2 .579 10.5
4位 毎日オリオンズ 84 66 4 .560 13.5
5位 近鉄パールス 68 82 4 .453 29.5
6位 東映フライヤーズ 58 92 4 .387 39.5
7位 大映スターズ 57 94 3 .377 41.0
8位 高橋ユニオンズ 52 98 4 .347 45.5

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日本シリーズ

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1956年 日本シリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月10日(水) 第1戦 西鉄ライオンズ 0 - 4 読売ジャイアンツ 後楽園球場
10月11日(木) 第2戦 西鉄ライオンズ 6 - 3 読売ジャイアンツ
10月12日(金) 移動日
10月13日(土) 第3戦 読売ジャイアンツ 4 - 5 西鉄ライオンズ 平和台球場
10月14日(日) 第4戦 読売ジャイアンツ 0 - 4 西鉄ライオンズ
10月15日(月) 第5戦 読売ジャイアンツ 12 - 7 西鉄ライオンズ
10月16日(火) 移動日
10月17日(水) 第6戦 西鉄ライオンズ 5 - 1 読売ジャイアンツ 後楽園球場
優勝:西鉄ライオンズ(初優勝)

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オールスターゲーム1956

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  • 選出選手及びスタッフ
ポジション 名前 選出回数
コーチ 三原脩
投手 島原幸雄
河村久文 3
捕手 日比野武 3
三塁手 中西太 4
遊撃手 豊田泰光 2
外野手 高倉照幸
  • 太字はファン投票による選出、取消線は出場辞退。

できごと

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選手・スタッフ

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表彰選手

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リーグ・リーダー
選手名 タイトル 成績 回数
中西太 最高殊勲選手 初受賞
本塁打王 29本 4年連続4度目
打点王 95打点 3年ぶり2度目
豊田泰光 首位打者 .325 初受賞
稲尾和久 新人王
最優秀防御率 1.06 初受賞
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
中西太 三塁手 4年連続4度目
豊田泰光 遊撃手 初受賞

出典

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