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2002年の読売ジャイアンツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2002年の読売ジャイアンツ
成績
日本一
日本S 4勝0敗(対西武[1]
セントラル・リーグ優勝
86勝52敗2分 勝率.623[2]
本拠地
都市 東京都文京区
球場 東京ドーム
球団組織
オーナー 渡邉恒雄
経営母体 読売新聞グループ本社
監督 原辰徳
選手会長 松井秀喜
« 2001
2003 »

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2002年の読売ジャイアンツでは、2002年シーズンの読売ジャイアンツの動向をまとめる。

この年の読売ジャイアンツは、原辰徳監督の1年目のシーズンである。このシーズン終了後、松井秀喜フリーエージェント (FA) の権利を行使してMLBニューヨーク・ヤンキースに移籍した。

概要

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シーズン序盤は開幕7連勝で飛び出した阪神を巨人が追いかける展開になったが、前年リーグ最下位だったチーム防御率が飛躍的に改善し、リーグ1位になった巨人が6月以降首位に立ち、2位以下を突き放して独走。そのままセ・リーグ優勝を果たした。

そして日本シリーズでも西武を4勝0敗のストレートで下し、2年ぶりに日本シリーズ制覇を果たした[3]

このシーズンオフ、松井秀喜がFAによる海外移籍を表明し、ニューヨーク・ヤンキースに移籍した[4]

レギュラーシーズン

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開幕オーダー
1 二岡智宏
2 仁志敏久
3 高橋由伸
4 松井秀喜
5 清原和博
6 江藤智
7 阿部慎之助
8 元木大介
9 上原浩治
2002年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 阪神 - 阪神 - 巨人 - 巨人 - 巨人 - 巨人 -
2位 巨人 2.0 巨人 0.5 ヤクルト 2.0 阪神 10.5 ヤクルト 6.5 ヤクルト 11.0
3位 広島 3.5 ヤクルト 4.0 阪神 4.5 ヤクルト 11.0 中日 13.5 中日 15.5
4位 ヤクルト 4.5 中日 5.0 中日 5.5 広島 11.5 阪神 16.0 阪神 19.0
5位 中日 7.5 広島 6.5 広島 中日 13.5 広島 18.0 広島 21.0
6位 横浜 9.5 横浜 17.0 横浜 15.5 横浜 22.5 横浜 30.0 横浜 35.5
期間
成績
15勝10敗
勝率.600
15勝10敗
勝率.600
8勝7敗
勝率.533
17勝5敗
勝率.773
15勝10敗2分
勝率.600
16勝10敗
勝率.615


2002年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 読売ジャイアンツ 86 52 2 .623 優勝
2位 ヤクルトスワローズ 74 62 4 .544 11.0
3位 中日ドラゴンズ 69 66 5 .511 15.5
4位 阪神タイガース 66 70 4 .485 19.0
5位 広島東洋カープ 64 72 4 .471 21.0
6位 横浜ベイスターズ 49 86 5 .363 35.5

日本シリーズ

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2002年 日本シリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月26日(土) 第1戦 西武ライオンズ 1 - 4 読売ジャイアンツ 東京ドーム
10月27日(日) 第2戦 西武ライオンズ 4 - 9 読売ジャイアンツ
10月28日(月) 移動日
10月29日(火) 第3戦 読売ジャイアンツ 10 - 2 西武ライオンズ 西武ドーム
10月30日(水) 第4戦 読売ジャイアンツ 6 - 2 西武ライオンズ
優勝:読売ジャイアンツ(2年ぶり20回目)

[1]

オールスターゲーム2002

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  • 選出選手及びスタッフ
ポジション 名前 選出回数
コーチ 原辰徳
中継投手 岡島秀樹 3
抑え投手 河原純一
投手 上原浩治 4(1)
一塁手 清原和博 17(1)
外野手 松井秀喜 9
高橋由伸 5
清水隆行 2
  • 太字はファン投票による選出。選出回数のカッコ内は上記回数中不出場のもの。

個人成績

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投手成績

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選手















































W
H
I
P
 
/上原浩治 26 26 8 3 4 17 5 0 -- .773 808 204.0 173 18 23 3 6 182 2 0 65 59 2.60 0.96
桑田真澄 23 23 3 1 0 12 6 0 -- .667 640 158.1 138 13 38 2 3 108 3 0 51 39 2.22 1.11
高橋尚成 24 23 2 0 1 10 4 0 -- .714 669 163.1 143 16 39 1 6 145 4 1 58 56 3.09 1.11
工藤公康 24 24 1 1 0 9 8 0 -- .529 681 170.1 157 21 26 3 2 151 5 0 61 55 2.91 1.07
河原純一 49 0 0 0 0 5 3 28 -- .625 196 50.0 44 8 6 2 0 61 1 0 16 15 2.70 1.00

主な打撃成績

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選手











































O
P
S
 
まつい/松井秀喜 140 623 500 112 167 27 1 50 346 107 3 4 0 3 114 17 6 104 4 .334 .461 .692 1.153
高橋由伸 105 454 409 63 125 18 0 17 194 53 1 3 2 3 27 0 13 70 7 .306 .365 .474 .839
二岡智宏 112 444 398 64 112 21 1 24 207 67 3 2 16 1 27 0 2 79 7 .281 .329 .520 .850
阿部慎之助 127 511 446 62 133 26 0 18 213 73 4 1 4 3 46 12 12 81 10 .298 .377 .478 .854
清水隆行 139 646 609 92 191 26 5 14 269 58 12 6 2 3 31 6 1 69 3 .314 .346 .442 .788
仁志敏久 103 399 369 47 90 19 2 8 137 42 22 0 6 2 20 4 2 60 8 .244 .285 .371 .656

できごと

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3月

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5月

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7月

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  • 7月1日 - 読売新聞グループの再編に伴い、運営会社が株式会社よみうりから株式会社読売巨人軍に変更。合わせて球団名も東京読売巨人軍から読売巨人軍に。ビジターユニフォームの胸部分も「TOKYO」から「YOMIURI」に変更になった。

8月

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9月

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10月

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11月

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12月

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入団・退団

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本節では、前レギュラーシーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。なお、退団の去就はスポーツ関係又は芸能関係の職業に転身した場合のみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。

入団 退団
No. 選手名 入団区分 前所属 No. 選手名 退団区分 去就
投手
25 ワズディン 新外国人 アメリカ合衆国の旗オリオールズ 11 斎藤雅樹 一軍投手コーチ
29 前田幸長 FA移籍 中日ドラゴンズ 17 槙原寛己 野球解説者
30 武田一浩 自由契約 中日ドラゴンズ 25 平松一宏 FA人的補償 中日ドラゴンズ
36 石川雅実 ドラフト4位 JR東日本 30 鄭珉哲 大韓民国の旗イーグルス
43 真田裕貴 ドラフト1位 姫路工業高 42 メイ アメリカ合衆国の旗ロイヤルズ
64 鴨志田貴司 ドラフト3位 水戸短期大学附属高 45 内薗直樹 トレード 西武ライオンズ
95 十川雄二 ドラフト5位 徳島・池田高 64 進藤実 社会人・シダックス
96 林昌範 ドラフト7位 市立船橋高 95 野村空生 アメリカ合衆国の旗ブルワーズ
捕手
9 村田真一 一軍バッテリーコーチ
内野手
45 黒田哲史 トレード 西武ライオンズ 48 マルティネス
53 大須賀允 ドラフト6位 東北福祉大学 54 佐々木明義
93 吉村将生
外野手
48 クレスポ 新外国人 アメリカ合衆国の旗フィリーズ 63 大場豊千 スコアラー

選手・スタッフ

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表彰選手

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ドラフト

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順位 選手名 ポジション 所属 結果
自由獲得枠 木佐貫洋 投手 亜細亜大学 入団
自由獲得枠 久保裕也 投手 東海大学 入団
1巡目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 (選択権なし)
4巡目 長田昌浩 内野手 東海大学付属望洋高 入団
5巡目 山本光将 外野手 熊本工業高 入団
6巡目 矢野謙次 外野手 國學院大學 入団
7巡目 入野久彦 捕手 福岡大学 入団
8巡目 横川雄介 捕手 日野高 入団

出典

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  1. ^ a b 2002年度日本シリーズ”. 日本野球機構. 2015年11月2日閲覧。
  2. ^ 年度別成績 2002年 セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2015年11月2日閲覧。
  3. ^ 巨人、20度目の日本一で初の4戦全勝V
  4. ^ 破格の25億円!松井秀喜、念願のヤンキース入り決定
  5. ^ 記録メモ(個人投手編) Archived 2013年12月12日, at the Wayback Machine.パ・リーグ公式サイト[リンク切れ]
  6. ^ 川上が無安打無得点試合/巨人相手に快挙達成」『四国新聞』四国新聞社、2002年8月1日。オリジナルの2021年10月15日時点におけるアーカイブ。2021年10月15日閲覧。
  7. ^ まさかのノーヒットノーラン負け 同じ中日野口以来6年ぶり」『スポーツ報知報知新聞社、2002年8月1日。オリジナルの2002年10月14日時点におけるアーカイブ。
  8. ^ 無安打無得点試合 (ノーヒットノーラン) | 各種記録達成者一覧 | 達成記録”. NPB.jp. 日本野球機構. 2021年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月15日閲覧。
  9. ^ 巨人軍年表巨人球団公式サイト
  10. ^ 【10月30日】2002年(平14) 巨人、20度目の日本一で初の4戦全勝Vスポーツニッポン2007年10月16日配信
  11. ^ 読売巨人軍公式HP 背番号変遷”. 読売ジャイアンツ. 2015年10月5日閲覧。

関連項目

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