2014年の読売ジャイアンツ

2014年の読売ジャイアンツ
成績
CSファイナル敗退
CSFinal	1勝4敗（対阪神）
セントラル・リーグ優勝
82勝61敗1分 勝率.573
本拠地
都市	東京都文京区
球場	東京ドーム
球団組織
オーナー	白石興二郎
経営母体	読売新聞グループ本社
監督	原辰徳
選手会長	村田修一
キャプテン	阿部慎之助
スローガン
Show The Spirit～雄志
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2014年の読売ジャイアンツでは、2014年における読売ジャイアンツの動向をまとめる。

この年の読売ジャイアンツは、2回目の原辰徳監督体制の9年目（通算で11年目）のシーズンである。

概要

3連覇を目指したチームは、3・4月を16勝11敗とスタートダッシュに成功するが、3・4月に貯金10以上重ねた広島・阪神に次ぐ3位。5月に入ってもなかなか貯金が作れず、しばらくは上位2チームを追いかける展開が続いた。交流戦で巨人が2年ぶり2度目の優勝を果たし、広島・阪神が失速したため巨人が首位に立つ。その後も広島・阪神との三つ巴が続いた。7月8月は勝率5割に終わり一時は広島・阪神に１ゲーム差以内に迫られることもあったが直接対決で勝利し９月に19勝10敗と大きく勝ち越し、一気に2チームを突き放し9月26日に巨人がDeNAに勝ち、広島が阪神に敗れたため、巨人が球団創設80周年のシーズンを3年連続36度目の優勝で飾ることになった。しかしcsでは、1stステージを勝ち上がった阪神にまさかの4連敗を喫し、球団創設80周年を日本一で飾ることはできなかった。

チーム成績

レギュラーシーズン

オーダー変遷

	開幕：3/28		5/1		6/1		7/1		8/1		9/2		優勝：9/26
1	遊	坂本勇人	二	片岡治大	中	長野久義	遊	坂本勇人	遊	坂本勇人	右	長野久義	右	長野久義
2	二	片岡治大	遊	井端弘和	二	片岡治大	二	片岡治大	右	亀井善行	中	橋本到	中	橋本到
3	右	長野久義	右	長野久義	遊	坂本勇人	右	亀井善行	中	長野久義	遊	坂本勇人	遊	坂本勇人
4	三	村田修一	左	アンダーソン	左	セペダ	三	村田修一	捕	阿部慎之助	捕	阿部慎之助	捕	阿部慎之助
5	捕	阿部慎之助	三	村田修一	捕	阿部慎之助	捕	阿部慎之助	一	ロペス	三	村田修一	一	アンダーソン
6	一	ロペス	捕	阿部慎之助	三	村田修一	中	長野久義	左	セペダ	左	亀井善行	左	亀井善行
7	左	アンダーソン	一	ロペス	右	亀井善行	左	アンダーソン	三	村田修一	一	ロペス	三	村田修一
8	中	橋本到	中	橋本到	一	ロペス	一	ロペス	二	寺内崇幸	二	片岡治大	二	片岡治大
9	投	菅野智之	投	杉内俊哉	投	杉内俊哉	投	菅野智之	投	菅野智之	投	杉内俊哉	投	内海哲也

2014年セントラル・リーグ順位変動

順位	4月終了時		5月終了時		6月終了時		7月終了時		8月終了時		最終成績
1位	広島	--	広島	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--
2位	阪神	0.0	巨人	1.5	広島	2.5	阪神	3.0	広島	1.0	阪神	7.0
3位	巨人	2.0	阪神	3.0	中日	6.0	広島	3.5	阪神	2.5	広島	7.5
4位	中日	6.0	中日	6.0	阪神	7.0	中日	5.0	DeNA	8.0	中日	13.5
5位	ヤクルト	9.0	ヤクルト	8.0	ヤクルト	10.0	DeNA	10.0	中日	11.5	DeNA	14.5
6位	DeNA	10.0	DeNA	9.5	DeNA	11.0	ヤクルト	15.0	ヤクルト	13.5	ヤクルト	21.0
期間 成績	16勝11敗 勝率.593		13勝12敗 勝率.520		11勝5敗 勝率.688		10勝10敗 勝率.500		13勝13敗1分 勝率.500		19勝10敗 勝率.655

順位表

2014年セントラル・リーグ最終成績

順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
1位	読売ジャイアンツ	82	61	1	.573	優勝
2位	阪神タイガース	75	68	1	.524	7.0
3位	広島東洋カープ	74	68	2	.521	7.5
4位	中日ドラゴンズ	67	73	4	.479	13.5
5位	横浜DeNAベイスターズ	67	75	2	.472	14.5
6位	東京ヤクルトスワローズ	60	81	3	.426	21.0

セ・パ交流戦

日本生命セ・パ交流戦2014 最終成績

順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
1位	読売ジャイアンツ	16	8	0	.667	優勝
2位	福岡ソフトバンクホークス	14	8	2	.636	1.0
3位	オリックス・バファローズ	14	10	0	.583	2.0
4位	中日ドラゴンズ	13	10	1	.565	2.5
5位	横浜DeNAベイスターズ	13	11	0	.542	3.0
6位	千葉ロッテマリーンズ	12	12	0	.500	4.0
7位	北海道日本ハムファイターズ	11	12	1	.478	4.5
8位	埼玉西武ライオンズ	11	13	0	.458	5.0
9位	東京ヤクルトスワローズ	10	12	2	.455	5.0
10位	東北楽天ゴールデンイーグルス	9	15	0	.375	7.0
11位	阪神タイガース	9	15	0	.375	7.0
12位	広島東洋カープ	9	15	0	.375	7.0

クライマックスシリーズ

2014 アットホーム クライマックスシリーズ・セ ファイナルステージ

日付	試合	ビジター球団（先攻）	スコア	ホーム球団（後攻）	開催球場
アドバンテージ		阪神タイガース		読売ジャイアンツ
10月15日（水）	第1戦	阪神タイガース	4 - 1	読売ジャイアンツ	東京ドーム
10月16日（木）	第2戦	阪神タイガース	5 - 2	読売ジャイアンツ
10月17日（金）	第3戦	阪神タイガース	4 - 2	読売ジャイアンツ
10月18日（土）	第4戦	阪神タイガース	8 - 4	読売ジャイアンツ
勝者：阪神タイガース

できごと

• 3月1日 - 育成選手の土田瑞起を支配下登録、背番号は93
• 3月28日 - レギュラーシーズン公式戦の開幕戦の対阪神タイガース戦が東京ドームで行われ、12対4で巨人が勝利。坂本勇人が能見篤史から史上271人目のNPB通算100本塁打
• 4月9日 - クリス・セドンがシーズン公式戦来日初登板の対広島東洋カープ戦（東京ドーム）でNPB史上初の初登板で毎回15奪三振。試合は5対1で巨人が勝利
• 4月19日 - キューバ国内リーグ所属のフレデリク・セペダの獲得と、巨人とキューバ野球連盟との友好協定締結を発表
• 4月26日 - 大竹寛が対広島戦（MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島）で史上15人目の全球団勝利を達成

主な選手成績

選手	登 板	先 発	完 投	完 封	無 四 球	勝 利	敗 戦	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝 率	打 者	投 球 回	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	敬 遠	与 死 球	奪 三 振	暴 投	ボ 丨 ク	失 点	自 責 点	防 御 率	W H I P
すかの/菅野智之	23	23	3	0	1	12	5	0	0	.706	640	158.2	138	12	36	3	2	122	6	0	50	41	2.33	1.10
杉内俊哉	26	26	1	1	0	10	6	0	0	.625	654	159.1	144	18	41	0	5	145	1	0	59	56	3.16	1.16
大竹寛	22	22	1	0	0	9	6	0	0	.600	546	129.0	127	13	34	2	4	79	4	0	60	57	3.98	1.25
内海哲也	22	22	2	2	2	7	9	0	0	.438	603	144.2	139	11	36	1	5	105	5	0	51	51	3.17	1.21
小山雄輝	16	16	1	0	0	6	2	0	0	.750	390	93.1	85	7	28	2	3	71	5	0	27	25	2.41	1.21
マシソン	64	0	0	0	0	6	6	30	8	.500	277	65.1	59	8	23	0	1	75	7	0	27	26	3.58	1.26
山口鉄也	60	0	0	0	0	4	3	2	35	.571	246	56.1	61	1	20	3	6	42	1	1	19	19	3.04	1.44
西村健太朗	49	0	0	0	0	4	4	6	16	.500	229	51.1	59	2	22	1	1	39	1	0	21	17	2.98	1.58
久保裕也	48	2	0	0	0	4	4	0	11	.500	257	59.0	59	8	20	2	6	51	2	0	31	31	4.73	1.34

選手	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	犠 打	犠 飛	四 球	敬 遠	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率	長 打 率	O P S
坂本勇人	144	616	545	82	152	29	0	16	229	61	23	5	9	5	55	1	2	88	3	.279	.344	.420	.765
長野久義	130	523	472	67	140	29	1	13	210	62	8	4	4	2	42	0	3	75	8	.297	.356	.445	.801
村田修一	143	575	519	49	133	17	0	21	213	68	2	2	0	4	39	1	13	83	22	.256	.322	.410	.732
阿部慎之助	131	526	459	49	114	24	0	19	195	57	1	3	0	2	58	5	7	77	16	.248	.340	.425	.765
片岡治大	126	484	429	54	108	16	2	6	146	32	24	7	23	0	29	1	3	51	14	.252	.304	.340	.644
アンダーソン	87	325	295	32	94	11	1	15	152	50	1	1	0	0	25	1	5	44	4	.319	.382	.515	.897
ロペス	134	407	375	43	91	17	0	22	174	57	1	0	3	5	20	0	4	66	15	.243	.285	.464	.749

個人表彰

タイトル

• 菅野智之
  • 最優秀防御率（初）

表彰

• 菅野智之
  • 最優秀選手（初）
  • ベストナイン（初）
  • 月間MVP（4月）
  • 最優秀バッテリー賞
• 阿部慎之助
  • ベストナイン（9度目）
  • ゴールデングラブ賞（4度目）
  • 最優秀バッテリー賞
• 村田修一
  • ゴールデングラブ賞（2度目）

入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団				退団
	選手名	前所属	入団区分	選手名	退団区分	去就
投手
17	大竹寛	広島東洋カープ	FA	一岡竜司	FA人的補償	広島東洋カープ
49	セドン	SKワイバーンズ	新外国人	アコスタ	自由契約	リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル・メキシコシティ・レッドデビルズ
90	田口麗斗	広島新庄高	ドラフト3位	岸敬祐	自由契約	千葉ロッテマリーンズ育成
92	平良拳太郎	北山高	ドラフト5位	林羿豪	自由契約	台湾・義大
				辻内崇伸	自由契約	女子プロ野球・イースト・アストライアコーチ
				ホールトン	自由契約	韓国・起亜
捕手
22	小林誠司	日本生命	ドラフト1位	市川友也	金銭トレード	北海道日本ハムファイターズ
内野手
2	井端弘和	中日ドラゴンズ	自由契約	小笠原道大	FA	中日ドラゴンズ
8	片岡治大	埼玉西武ライオンズ	FA	脇谷亮太	FA人的補償	埼玉西武ライオンズ
61	和田恋	高知高	ドラフト2位	古城茂幸	自由契約	ジャイアンツアカデミーコーチ
91	奥村展征	日本大学山形高	ドラフト4位	高口隆行	自由契約	北海道日本ハムファイターズ球団職員
外野手
42	アンダーソン	米・レイズ傘下	新外国人	谷佳知	自由契約	オリックス・バファローズ
				ボウカー	自由契約	リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル・カンペチェ・パイレーツ
育成選手
008	青山誠	日本大学	育成ドラフト1位	渡辺貴洋	自由契約	BC・新潟
009	長江翔太	大阪経済大学	育成ドラフト2位	松冨倫	自由契約	福岡ソフトバンクホークス
011	北之園隆生	秀岳館高	育成ドラフト3位	丸毛謙一	自由契約	オリックス・バファローズ支配下

シーズン開幕後

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。なお、退団の去就はスポーツ関連及び芸能関係の職業に転身した場合のみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身したか去就不明を示す。

入団 選手名 前所属 備考 94 メンドーサ キューバリーグ・トロンヘロス・デ・イスラ・デ・ラ・フベントゥ 7月22日支配下登録、新外国人 外野手 23 セペダ キューバリーグ・ガジョス・デ・サンクティ・スピリトゥス 4月21日支配下登録、新外国人

選手・スタッフ

背番号変更 香月良太 17→13 中井大介 61→36 大田泰示 55→44 今村信貴 65→45 横川史学 36→51 河野元貴 95→53 辻東倫 93→65 越智大祐 22→67 土田瑞起 018→93

育成→支配下 土田瑞起（3月）

試合結果

凡例
勝利試合	敗北試合	引き分け	中止