1995年ブラジルグランプリ
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レース詳細 | |||
---|---|---|---|
日程 | 1995年シーズン第1戦 | ||
決勝開催日 | 1995年3月26日 | ||
開催地 |
インテルラゴス・サーキット ブラジル サンパウロ | ||
コース長 | 4.325km | ||
レース距離 | 71周(307.075km) | ||
決勝日天候 | 曇り(ドライ) | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | |||
タイム | 1'20.081 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | ミハエル・シューマッハ | ||
タイム | 1'20.921(Lap 51) | ||
決勝順位 | |||
優勝 |
| ||
2位 | |||
3位 |
1995年ブラジルグランプリ(1995 Brazilian Grand Prix)は、1995年のF1世界選手権開幕戦として、1995年3月26日にインテルラゴス・サーキットで開催された。
予選
[編集]予選結果
[編集]順位 | No | ドライバー | チーム | 1回目 | 2回目 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | デイモン・ヒル | ウィリアムズ・ルノー | 1'20.081 | 1'20.429 | |
2 | 1 | ミハエル・シューマッハ | ベネトン・ルノー | 1'22.131 | 1'20.382 | +0.301 |
3 | 6 | デビッド・クルサード | ウィリアムズ・ルノー | 1'21.343 | 1'20.422 | +0.341 |
4 | 2 | ジョニー・ハーバート | ベネトン・ルノー | no time | 1'20.888 | +0.807 |
5 | 28 | ゲルハルト・ベルガー | フェラーリ | 1'21.015 | 1'20.906 | +0.825 |
6 | 27 | ジャン・アレジ | フェラーリ | 1'21.655 | 1'21.041 | +0.960 |
7 | 8 | ミカ・ハッキネン | マクラーレン・メルセデス | 1'22.017 | 1'21.399 | +1.318 |
8 | 15 | エディ・アーバイン | ジョーダン・プジョー | 1'22.370 | 1'21.749 | +1.668 |
9 | 7 | マーク・ブランデル | マクラーレン・メルセデス | 1'22.821 | 1'21.779 | +1.698 |
10 | 26 | オリビエ・パニス | リジェ・無限ホンダ | 1'22.208 | 1'21.914 | +1.833 |
11 | 3 | 片山右京 | ティレル・ヤマハ | 1'24.165 | 1'22.325 | +2.244 |
12 | 4 | ミカ・サロ | ティレル・ヤマハ | 1'23.470 | 1'22.416 | +2.335 |
13 | 9 | ジャンニ・モルビデリ | フットワーク・ハート | 1'23.403 | 1'22.468 | +2.387 |
14 | 30 | ハインツ=ハラルド・フレンツェン | ザウバー・フォード | 1'24.065 | 1'22.872 | +2.791 |
15 | 25 | 鈴木亜久里 | リジェ・無限ホンダ | 1'23.251 | 1'22.971 | +2.890 |
16 | 14 | ルーベンス・バリチェロ | ジョーダン・プジョー | 1'23.350 | 1'22.975 | +2.894 |
17 | 23 | ピエルルイジ・マルティニ | ミナルディ・フォード | 1'56.532 | 1'24.383 | +4.302 |
18 | 24 | ルカ・バドエル | ミナルディ・フォード | 1'24.443 | 1'25.205 | +4.362 |
19 | 29 | カール・ヴェンドリンガー | ザウバー・フォード | 1'24.723 | 1'25.161 | +4.642 |
20 | 16 | ベルトラン・ガショー | パシフィック・フォード | 1'25.819 | 1'25.127 | +5.046 |
21 | 10 | 井上隆智穂 | フットワーク・ハート | 1'27.036 | 1'25.225 | +5.144 |
22 | 17 | アンドレア・モンテルミニ | パシフィック・フォード | 1'27.440 | 1'25.886 | +5.805 |
23 | 22 | ロベルト・モレノ | フォルティ・フォード | 1'27.204 | 1'26.269 | +6.188 |
24 | 12 | ヨス・フェルスタッペン | シムテック・フォード | 2'01.610 | 1'27.323 | +7.242 |
25 | 21 | ペドロ・ディニス | フォルティ・フォード | no time | 1'27.792 | +7.711 |
26 | 11 | ドメニコ・スキャッタレーラ | シムテック・フォード | no time | 1'28.106 | +8.025 |
- 予選で2度タイム計測を行い、速い方のタイム(太字)がグリッドに反映される
決勝
[編集]予選2位のミハエル・シューマッハがスタートで先行したが、最初のピットストップでデイモン・ヒルが前に出た。しかし、ヒルはギアボックストラブルのためスピンしてリタイアした。前年王者のシューマッハは2連覇に向けて幸先よく優勝した。
しかし、レース前の検査で採取したエルフのガソリンの成分が事前にFIA へ提出したサンプルと異なるものだったことがわかり、レース後にウィリアムズとベネトンの2チームが失格。1位シューマッハと2位デビッド・クルサードが失格したため、3位のゲルハルト・ベルガーが繰り上がり優勝と判定された。
その後両チームとエルフの抗議を受けて審理の結果、燃料はサンプルと異なるものであった一方で、その成分自体はレギュレーションに合致したものだったことから1ヵ月後に裁定が覆り、ドライバーの成績は有効とみなされ、シューマッハの優勝とクルサードの2位が復活した。
その一方で、本来と異なる燃料を使用したチームには明確な落ち度があったとされたことから、このレースでウィリアムズとベネトンが獲得したコンストラクターズポイントは無効とされた。
なお、エルフはこの失格騒動の後にこのレースで使用された燃料をサンプルとして提出し、以降のレースでも使用している[1]。
決勝結果
[編集]順位 | No | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/リタイア | グリッド | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ミハエル・シューマッハ | ベネトン・ルノー | 71 | +1:38'34.154 | 2 | 10 |
2 | 6 | デビッド・クルサード | ウィリアムズ・ルノー | 71 | +11.060 | 3 | 6 |
3 | 28 | ゲルハルト・ベルガー | フェラーリ | 70 | +1 Lap | 5 | 4 |
4 | 8 | ミカ・ハッキネン | マクラーレン・メルセデス | 70 | +1 Lap | 7 | 3 |
5 | 27 | ジャン・アレジ | フェラーリ | 70 | +1 Lap | 6 | 2 |
6 | 7 | マーク・ブランデル | マクラーレン・メルセデス | 70 | +1 Lap | 9 | 1 |
7 | 4 | ミカ・サロ | ティレル・ヤマハ | 69 | +2 Laps | 12 | |
8 | 25 | 鈴木亜久里 | リジェ・無限ホンダ | 69 | +2 Laps | 15 | |
9 | 17 | アンドレア・モンテルミニ | パシフィック・フォード | 65 | +6 Laps | 22 | |
10 | 21 | ペドロ・ディニス | フォルティ・フォード | 64 | +7 Laps | 25 | |
Ret | 9 | ジャンニ・モルビデリ | フットワーク・ハート | 62 | エンジン | 13 | |
Ret | 10 | 井上隆智穂 | フットワーク・ハート | 48 | エンジン | 21 | |
Ret | 24 | ルカ・バドエル | ミナルディ・フォード | 47 | エンジン | 18 | |
Ret | 22 | ロベルト・モレノ | フォルティ・フォード | 47 | スピンアウト | 23 | |
Ret | 29 | カール・ヴェンドリンガー | ザウバー・フォード | 41 | 電気系 | 19 | |
Ret | 5 | デイモン・ヒル | ウィリアムズ・ルノー | 30 | ギアボックス | 1 | |
Ret | 2 | ジョニー・ハーバート | ベネトン・ルノー | 30 | 接触 | 4 | |
Ret | 16 | ベルトラン・ガショー | パシフィック・フォード | 23 | ギアボックス | 20 | |
Ret | 14 | ルーベンス・バリチェロ | ジョーダン・プジョー | 16 | ギアボックス | 16 | |
Ret | 12 | ヨス・フェルスタッペン | シムテック・フォード | 16 | ギアボックス | 24 | |
Ret | 3 | 片山右京 | ティレル・ヤマハ | 15 | スピンアウト | 11 | |
Ret | 15 | エディ・アーバイン | ジョーダン・プジョー | 15 | クラッチ | 8 | |
Ret | 11 | ドメニコ・スキャッタレーラ | シムテック・フォード | 12 | ステアリング | 26 | |
Ret | 30 | ハインツ=ハラルド・フレンツェン | ザウバー・フォード | 10 | 電気系 | 14 | |
Ret | 26 | オリビエ・パニス | リジェ・無限ホンダ | 0 | 接触 | 10 | |
Ret | 23 | ピエルルイジ・マルティニ | ミナルディ・フォード | 0 | ギアボックス | 17 |
ランキング
[編集]- ドライバーズランキング
順位 | ドライバー | Pt |
---|---|---|
1 | ミハエル・シューマッハ | 10 |
2 | デビッド・クルサード | 6 |
3 | ゲルハルト・ベルガー | 4 |
4 | ミカ・ハッキネン | 3 |
5 | ジャン・アレジ | 2 |
- コンストラクターズランキング
順位 | コンストラクター | Pt |
---|---|---|
1 | フェラーリ | 6 |
2 | マクラーレン・メルセデス | 4 |
脚注
[編集]- ^ 『F検 問題集』株式会社イデア、10/13、148頁。
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