2022年スペイングランプリ
レース詳細 | |||
---|---|---|---|
日程 | 2022年シーズン第6戦 | ||
決勝開催日 | 5月22日 | ||
開催地 |
カタロニア・サーキット スペイン カタルーニャ州 バルセロナ県 ムンマロー | ||
コース長 | 4.675km | ||
レース距離 | 66周 (308.424km) | ||
決勝日天候 | 晴れ | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | |||
タイム | 1:18.750 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | セルジオ・ペレス | ||
タイム | 1:24.108(55周目) | ||
決勝順位 | |||
優勝 |
| ||
2位 | |||
3位 |
2022年スペイングランプリ(英: 2022 Spanish Grand Prix )は、2022年のF1世界選手権の第6戦として、2022年5月22日にカタロニア・サーキットにて開催。
正式名称は「Fomula 1 Pirelli Gran Premio De España 2022」[1]。
背景
[編集]- タイヤ
- 本レースでピレリが持ち込むドライ用タイヤのコンパウンドはハード(白):C1、ミディアム(黄):C2、ソフト(赤):C3の固めの組み合わせ。提供されるセット数はハード2、ミディアム3、ソフト8[2]。
エントリーリスト
[編集]前戦から変更なし。
チーム | No. | ドライバー | コンストラクター | シャシー | パワーユニット |
---|---|---|---|---|---|
メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | F1 W13 | メルセデス M13 E Performance |
44 | ルイス・ハミルトン | ||||
オラクル・レッドブル・レーシング | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | RB18 | レッドブル・パワートレインズ RBPTH001 |
11 | セルジオ・ペレス | ||||
36 | ユーリ・ビップス1 | ||||
スクーデリア・フェラーリ | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | F1-75 | フェラーリ 066/7 |
55 | カルロス・サインツ | ||||
マクラーレンF1チーム | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | MCL36 | メルセデス M13 E Performance |
4 | ランド・ノリス | ||||
BWT・アルピーヌF1チーム | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | A522 | ルノー E-Tech RE22 |
31 | エステバン・オコン | ||||
スクーデリア・アルファタウリ | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | AT03 | レッドブル・パワートレインズ RBPTH001 |
22 | 角田裕毅 | ||||
アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | AMR22 | メルセデス M13 E Performance |
5 | セバスチャン・ベッテル | ||||
ウィリアムズ・レーシング | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | FW44 | メルセデス M13 E Performance |
6 | ニコラス・ラティフィ | ||||
45 | ニック・デ・フリース2 | ||||
アルファロメオF1チーム・オーレン | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | C42 | フェラーリ 066/7 |
24 | 周冠宇 | ||||
88 | ロバート・クビサ3 | ||||
ハースF1チーム | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | VF-22 | フェラーリ 066/7 |
47 | ミック・シューマッハ | ||||
ソース: [4] |
- 追記
フリー走行
[編集]- FP1[8]
- 2022年5月20日 14:00 CEST(UTC+2)
- トップはシャルル・ルクレール。2位にカルロス・サインツが続きフェラーリの1-2となった。ハースとアルファタウリを除くチームがアップグレードを持ち込み、メルセデス勢はポーパシングに改善が見られた。レッドブルはセルジオ・ペレスに代わりユーリ・ビップス、ウィリアムズはアレクサンダー・アルボンに代わりニック・デ・フリースをFP1で走らせた。
- FP2[9]
- 2022年5月20日 17:00 CEST(UTC+2)
- トップはFP1に続き、シャルル・ルクレール。次いでメルセデス勢2台が続いた。マクラーレンのランド・ノリスはフロアにダメージを負い走行は6周に留まったほか、アルファロメオのバルテリ・ボッタスはエンジントラブルによりコース上でストップしVSCが導入された。
- FP3[10]
- 2022年5月21日 13:00 CEST(UTC+2)
- トップはシャルル・ルクレール。2位にマックス・フェルスタッペン、3,4位にジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトンのメルセデス勢が続いた。
予選
[編集]2022年5月21日 16:00 CEST(UTC+2)(文章の出典[11])
ポールはシャルル・ルクレールでシーズン4度目通算13回目の獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にカルロス・サインツとなった。Q1ではRB18との類似性で物議となっているアストンマーティン2台などがノックアウト。Q2ではアルファタウリ2台やターン12のトラック・リミットによりタイム抹消となったランド・ノリスなどがノックアウト。Q3は1回目のタイム計測でルクレールがシケインでスピンし、フェルスタッペンが暫定ポールについた。2回目のタイム計測ではルクレールが最速タイム更新、一方のフェルスタッペンはDRSに不具合が発生しタイム計測を断念した。
予選結果
[編集]順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | Q1 | Q2 | Q3 | Grid |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:19.861 | 1:19.969 | 1:18.750 | 1 |
2 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル-RBPT | 1:20.091 | 1:19.219 | 1:19.073 | 2 |
3 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1:19.892 | 1:19.453 | 1:19.166 | 3 |
4 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1:20.218 | 1:19.470 | 1:19.393 | 4 |
5 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル-RBPT | 1:20.447 | 1:19.830 | 1:19.420 | 5 |
6 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:20.252 | 1:19.794 | 1:19.512 | 6 |
7 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ-フェラーリ | 1:20.355 | 1:20.053 | 1:19.608 | 7 |
8 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース-フェラーリ | 1:20.227 | 1:19.810 | 1:19.682 | 8 |
9 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン-メルセデス | 1:20.549 | 1:20.287 | 1:20.297 | 9 |
10 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース-フェラーリ | 1:20.683 | 1:20.436 | 1:20.368 | 10 |
11 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン-メルセデス | 1:20.838 | 1:20.471 | 11 | |
12 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ-ルノー | 1:20.880 | 1:20.638 | 12 | |
13 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ-RBPT | 1:20.707 | 1:20.639 | 13 | |
14 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ-RBPT | 1:20.719 | 1:20.861 | 14 | |
15 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ-フェラーリ | 1:20.476 | 1:21.094 | 15 | |
16 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:20.954 | 16 | ||
17 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ-ルノー | 1:21.043 | 201 | ||
18 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:21.418 | 17 | ||
19 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ-メルセデス | 1:21.645 | 18 | ||
20 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ-メルセデス | 1:21.915 | 19 | ||
107% time: 1:25.451 | |||||||
ソース:[12][13] |
- 追記
決勝
[編集]2022年5月22日 15:00 CEST(UTC+2)(文章の出典[15])
レース結果
[編集]優勝はマックス・フェルスタッペン。2位にセルジオ・ペレス、3位にジョージ・ラッセル。
6番手スタートのルイス・ハミルトンを除く全車がソフトをスタートタイヤに選択。3番手スタートのカルロス・サインツは蹴り出しが悪く、ラッセルとペレスに先行された。ターン4では横並びになったハミルトンとケビン・マグヌッセンが接触、マグヌッセンはコースアウト、ハミルトンは左フロントにダメージを負いピットイン。7周目と9周目にはターン4でサインツとフェルスタッペンがそれぞれ突風によりコースアウトし順位を下げた。フェルスタッペンはその後、ペレスに順位を譲ってもらいラッセルに追い付くが、DRSに再び不具合が発生しコース上で追い抜くことが出来なかった。上位勢が1度目のタイヤ交換を終えた直後の27周目、トップ走行中のシャルル・ルクレールはパワーユニットのトラブルによりリタイアした。ルクレールの脱落により、トップ争いとなったラッセルとフェルスタッペンの攻防は、DRSに不具合があったフェルスタッペンが28周目に2度目、45周目に3度目のピットインを行い、ラッセルの前方に戻り逆転した。フェルスタッペンは49周目にもペレスに再び順位を譲ってもらいトップに立った。レース終盤には最後方から追い上げたハミルトンが4位までポジションを上げたが、冷却系に問題が発生したことによりサインツに抜き返され5位になった。
順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | Grid | Pts. |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル-RBPT | 66 | 1:37:20.475 | 2 | 25 |
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル-RBPT | 66 | +13.072 | 5 | 19FL |
3 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 66 | +32.927 | 4 | 15 |
4 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 66 | +45.208 | 3 | 12 |
5 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 66 | +54.534 | 6 | 10 |
6 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ-フェラーリ | 66 | +59.976 | 7 | 8 |
7 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ-ルノー | 66 | +75.397 | 12 | 6 |
8 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン-メルセデス | 66 | +83.235 | 11 | 4 |
9 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ-ルノー | 65 | +1 Lap | 20 | 2 |
10 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ-RBPT | 65 | +1 Lap | 13 | 1 |
11 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 65 | +1 Lap | 16 | |
12 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン-メルセデス | 65 | +1 Lap | 9 | |
13 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ-RBPT | 65 | +1 Lap | 14 | |
14 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース-フェラーリ | 65 | +1 Lap | 10 | |
15 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 65 | +1 Lap | 17 | |
16 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ-メルセデス | 64 | +2 Laps | 19 | |
17 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース-フェラーリ | 64 | +2 Laps | 8 | |
18 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ-メルセデス | 64 | +2 Laps | 18 | |
Ret | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ-フェラーリ | 28 | DNF | 15 | |
Ret | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 27 | DNF | 1 | |
ソース:[16][17] |
- 追記
- ^FL - ファステストラップの1点を含む
第6戦終了時点のランキング
[編集]ワールド・チャンピオンシップ
[編集]
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- 注:いずれもトップ5まで掲載。
順位 | ドライバー | 獲得数 | |
---|---|---|---|
1 | シャルル・ルクレール | 3 | |
2 | マックス・フェルスタッペン | 2 | |
1 | 3 | セルジオ・ペレス | 1 |
ソース:[19] |
- 注:いずれもトップ5まで掲載。
- 注:ファストテストラップアワードは同数の場合、カウントバック方式がとられている。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “Spanish Grand Prix 2022 - F1 Race”. The Official F1 Website. 2022年5月16日閲覧。
- ^ “F1、第4戦エミリア・ロマーニャから第7戦モナコまでのタイヤ選択”. Fomula1-Data (2022年4月13日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “2022 Spanish Grand Prix - Event Notes - Circuit Map.pdf” (英語). FIA.com (2022年5月18日). 2022年5月19日閲覧。
- ^ “2022 Spanish Grand Prix - Entry List.pdf” (英語). FIA.com (2022年5月20日). 2022年5月20日閲覧。
- ^ “レッドブル、F1スペインGPのフリー走行1回目でユーリ・ヴィップスを起用”. jp.motorsport.com (2022年5月19日). 2022年5月20日閲覧。
- ^ “フォーミュラE王者デ・フリーズ、F1公式セッション初走行へ「速いマシンに慣れないと!」”. jp.motorsport.com (2022年5月19日). 2022年5月20日閲覧。
- ^ “アルファロメオのクビサがF1スペインGPのFP1に登場。18インチタイヤテストも担当”. auto sport Web (2022年5月5日). 2022年5月20日閲覧。
- ^ “空力性能改善のフェラーリが1-2、アルファタウリも上々…注目デ・フリースは僚友凌ぐ / F1スペインGP《FP1》結果とダイジェスト”. Fomula1-Data (2022年5月20日). 2022年5月24日閲覧。
- ^ “メルセデス、フェラーリに迫る2番手も「レッドブルは依然として侮れない」とラッセル / F1スペインGP《FP2》結果とダイジェスト”. Fomula1-Data (2022年5月21日). 2022年5月24日閲覧。
- ^ “フェルスタッペン迫るもルクレール3連取、白熱のポール争いに期待 / F1スペインGP《FP3》結果とダイジェスト”. Fomula1-Data (2022年5月21日). 2022年5月24日閲覧。
- ^ “ルクレールPP!フェルスタッペン、DRSトラブルで最終計測叶わず…角田は奮闘虚しく / F1スペインGP《予選》結果とダイジェスト”. Formula1-Data (2022年5月22日). 2022年5月24日閲覧。
- ^ “FORMULA 1 PIRELLI GRAN PREMIO DE ESPAÑA 2022 - QUALIFYING”. Formula 1 (2022年5月21日). 2022年5月23日閲覧。
- ^ “FORMULA 1 PIRELLI GRAN PREMIO DE ESPAÑA 2022 - STARTING GRID”. Formula 1 (2022年5月21日). 2022年5月23日閲覧。
- ^ “フェルナンド・アロンソ、エンジン交換ペナルティ今季第1号…母国F1スペインGPで最後尾”. Fomula1-Data (2022年5月22日). 2022年5月23日閲覧。
- ^ “レッドブル、今季2回目の1-2!首位快走ルクレールはエンジンDNF…角田裕毅は入賞 / F1スペインGP《決勝》結果とダイジェスト”. Formula1-Data (2022年5月23日). 2022年5月24日閲覧。
- ^ “FORMULA 1 PIRELLI GRAN PREMIO DE ESPAÑA 2022 - RACE RESULT”. Formula1.com (2022年5月22日). 2022年5月23日閲覧。
- ^ “FORMULA 1 PIRELLI GRAN PREMIO DE ESPAÑA 2022 - FASTEST LAPS”. Formula1.com (2022年5月23日). 2022年5月23日閲覧。
- ^ a b “Formula One 2022 Spanish Grand Prix Standings”. Motorsport Stats (2022年5月22日). 2022年10月11日閲覧。
- ^ “2022 DHL FASTEST LAP AWARD”. Formula1.com (2022年5月23日). 2022年5月23日閲覧。
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