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2016年6月8日 (水) 03:30時点における版
なかだい たつや 仲代 達矢 | |||||||||||||||
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本名 | 仲代 元久(なかだい もとひさ) | ||||||||||||||
生年月日 | 1932年12月13日(92歳) | ||||||||||||||
出生地 | 日本・東京府東京市目黒区(現在の東京都目黒区) | ||||||||||||||
身長 | 178 cm | ||||||||||||||
血液型 | B型 | ||||||||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||||||||
ジャンル | 演劇・映画・テレビドラマ・CM | ||||||||||||||
活動期間 | 1952年 - | ||||||||||||||
活動内容 |
1952年:俳優座養成所 1955年:俳優座入団 1959年:『人間の條件』 1962年:『切腹』 1972年:『新・平家物語』 1975年:無名塾創立 1976年:『不毛地帯』 1980年:『影武者』 1985年:『乱』 1996年:紫綬褒章 2003年:勲四等旭日小綬章 2007年:文化功労者 2015年:文化勲章 | ||||||||||||||
配偶者 | 宮崎恭子 | ||||||||||||||
所属劇団 |
劇団俳優座(1952年 - 1979年) 無名塾(1979年 - ) | ||||||||||||||
事務所 | 仕事 | ||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||
演劇 『令嬢ジュリー』 / 『東海道四谷怪談』 『友達』 / 『リチャード三世』 『どん底』 / 『ソルネス』 『ドライビング・ミス・デイジー』 『バリモア』 映画 『人間の條件』 / 『用心棒』 『椿三十郎』 / 『切腹』 『天国と地獄』 / 『大菩薩峠』 『他人の顔』 / 『御用金』 『華麗なる一族』 / 『不毛地帯』 『金環蝕』 / 『闇の狩人』 『雲霧仁左衛門』 / 『影武者』 『二百三高地』 / 『鬼龍院花子の生涯』 『乱』 / 『金融腐食列島 呪縛』 『春との旅』 テレビドラマ 『ゴメスの名はゴメス』 / 『新・平家物語』 『砂の器』 / 『影狩り』 『飢餓海峡』 / 『忠臣蔵 風の巻・雲の巻』 『大地の子』 / 『秀吉』 / 『風林火山』 | |||||||||||||||
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備考 | |||||||||||||||
1996年 紫綬褒章 2003年 勲四等旭日小綬章 2007年 文化功労者 2015年 文化勲章 |
仲代 達矢(なかだい たつや、1932年12月13日 - )は、日本の俳優。無名塾主宰。
愛称はモヤ[注釈 1]。仕事所属。本名は仲代 元久(なかだい もとひさ)。
概要
劇団俳優座出身で演劇・映画・テレビドラマで活動を続け、戦後の日本を代表する名優の1人とされている。映画会社とは専属契約を結んでこなかったが、同じ監督の指名を受けるケースが多く、小林正樹、岡本喜八、五社英雄(各11本)、市川崑(6本)、黒澤明(5本)[注釈 2]、成瀬巳喜男、千葉泰樹(各5本)、豊田四郎、山本薩夫、神山征二郎(各4本)、堀川弘通、舛田利雄、丸山誠治、杉江敏男、青柳信雄(各3本)、熊井啓、勅使河原宏、村野鐵太郎、蔵原惟繕、小林政広、須川栄三、阪本順治、松林宗恵、佐伯幸三(各2本)らと仕事をしてきた。このうち10人がキネマ旬報ベストテン入選5回以上の実績を持つ監督である。市川とのコンビは48年間、岡本とのコンビは45年間に及んでいる。出演映画が米国アカデミー賞と世界三大映画祭(カンヌ・ヴェネツィア・ベルリン)の全てで受賞しており、森雅之・山形勲と並び四冠を達成している。出演作25本のキネマ旬報ベストテン入賞回数は、主演級スターとしては三國連太郎に次ぐ数字で、3位は三船敏郎である。映画会社出身の俳優であった他の2人とは異なり、仲代は劇団出身の俳優であり、活動の半分は演劇である。
日本での受賞は日本映画製作者協会新人賞(1957年)、毎日映画コンクール男優主演賞(1961年と1980年)、ブルーリボン賞主演男優賞(1962年と1980年)、キネマ旬報主演男優賞(1962年)、ゴールデン・アロー賞大賞(1980年)、毎日芸術賞(1975年)、芸術祭優秀賞(1980年)、芸術祭大賞(2005年)ほか数多いが、2013年には長年にわたる映画界、演劇界での活躍と日本文化への貢献が評価され川喜多賞並びに朝日賞が贈られている。海外での受賞歴は、シシリア・タオルミナ映画祭賞(1971年)、カンヌ国際映画祭グランプリ(1980年)、マニラ映画祭主演男優賞(1982年)、フランス文化省の芸術文化勲章シュヴァリエ(1992年)など。1996年紫綬褒章受章、2003年勲四等旭日小綬章受章。2007年に文化功労者、2015年に文化勲章を受けた。
来歴
東京市目黒区五本木生まれ。父親は茨城県の農家出身で京成電鉄のバス運転手[1]、母親は五反田小町と呼ばれた薬局の看板娘であった。
父の転勤により千葉県津田沼に移るが、小学校2年生の時に父親が死亡、東京都世田谷区瀬田に移り[2]、用賀の小学校に転校。
やがて一家で青山の弁護士事務所の留守番をすることになったため、青山の青南小学校に転校するも、一家は極貧状態で弁当のおかずもなく、母親は教師から「ここはあなた方のような貧乏人が来る学校ではない」とののしられたという。戦時中は母を青山に残したまま調布市仙川の寺に疎開。
1945年4月、小学校を卒業して青山に引き揚げると、母が住み込み先の弁護士の妾となり、弟を産んでいた。この弁護士が仲代母子のために渋谷に家を借りたのでここに住んだが、空襲に遭って世田谷区千歳烏山に移る。
1945年、青山の弁護士の弟が教頭をつとめる東京都立北豊島工業学校に入学するが空襲が激しいため通学を断念し、ここを中退して東京都立重機工業学校を卒業、敗戦を迎える。
学制改革ののち、親戚や弟と共にポン菓子屋、中華そば製麺所を起こし、世田谷区立烏山中学校の用務員なども務めながら東京都立千歳高等学校定時制卒業。
俳優の道へ
高校卒業後、定職に就けず、大井競馬場で鑑札を持たない違法な予想屋を取り締まる警備員をしたり、学歴不問ということでボクシングの三回戦ボーイの職にありつくなどしながら、映画館・芝居見物に通う。そんな日々の中、俳優座公演を観劇した際、千田是也の演技に感銘を受け、1952年(昭和27年)、俳優座養成所に第4期生として入所。同期生には佐藤慶・佐藤允・中谷一郎・宇津井健らがいた。なお、このうち佐藤允、仲代、中谷の3人は、後年岡本喜八監督作品の常連として喜八一家と呼ばれるようになり、佐藤慶も二本の岡本作品に出演している。宇津井とは性格が違ったものの仲が良く、映画『七人の侍』では、ともに浪人役のエキストラとして共演している。仲代はバーで働きながら役者修行に励んだが、この頃、俳優座へ通うための電車賃を節約するために徒歩で移動し、毎日同じ服を着て、人とはあまり話さず、目だけが異様な光を帯びていたという。
養成所時代に『七人の侍』(1954年)で、セリフなしの浪人役をつとめて映画デビュー。養成所から仕出しで派遣された数秒間のエキストラ出演[3]で、本来は出演作にカウントすべきものではないが、この出演で時代劇の歩き方ができなかった仲代は監督・黒澤明を苛立たせ、ワンカットに半日がかりの撮影となってしまい、黒澤はこのことをすぐ忘れてたらしいが、仲代にとって強烈な思い出となり、これが映画俳優・仲代のスタートとしてしばしば引き合いに出されることとなった。
1955年(昭和30年)、養成所を卒業(前年既に初舞台)、俳優座に入団した。芸名の「達矢」は射手座生まれに因んで「的に達する矢のごとく」と異母姉が命名した。同年秋の公演『幽霊』で抜擢された。この『幽霊』を見た女優・月丘夢路の推薦で、月丘の夫である映画監督・井上梅次から依頼が舞い込み、映画『火の鳥』(1956年、日活)で月丘の相手役という大役をつとめ、映画でも本格デビューを果たす。翌年には映画『黒い河』(1957年)における冷酷なヤクザ・通称人斬りジョーの演技でも存在感を示す。
1957年(昭和32年)、俳優座所属の女優(まもなく演出家、脚本家に転身)・宮崎恭子と結婚。
主演俳優に
映画会社との専属契約をせずフリーランスの道を歩み続けた。なお、原則として「1年の半分は演劇」と定めている。1959年(昭和34年)から1961年まで六部で総上映時間が約10時間の『人間の條件』で主人公・梶に起用される。撮影が1年半に及んだこの作品で、仲代は監督の小林正樹も感服する演技を見せた。同年には犯罪者に扮した『野獣死すべし』も公開。
東宝では三船敏郎に対抗できる敵役俳優として、『用心棒』(1961年)の監督・黒澤明から出演依頼を受ける。『七人の侍』出演時に黒澤から散々NGを出された記憶が残っており、当初仲代は出演を固辞したが、結局出演し、洒落者だが残忍なヤクザを演じる。翌年の『椿三十郎』でも続けて起用され、今度は剛直な武士を演じ、仲代の風格と演技力を買った黒澤の期待に応えた。1963年(昭和38年)には『天国と地獄』で誘拐事件の捜査を指揮する警部役を演じ、犯人との相似すら感じさせる異常な執念に個性を発揮した。
他映画では『鍵』(1959年)、『娘・妻・母』(1960年)、『女が階段を上る時』(1960年)、『切腹』(1962年)、『怪談』(1964年)、『上意討ち 拝領妻始末』(1967年)、『憂愁平野』(1963年)、『四谷怪談』(1965年)、『大菩薩峠』(1966年)、『殺人狂時代』(1967年)などに出演した。1968年(昭和43年)にはイタリア映画『野獣暁に死す』に出演、アジア系ではなくメキシコ・インディアンの血を引くという設定のアメリカ人の悪役であった。
1970年代には山崎豊子の政財界もの映画『華麗なる一族』(1974年)で準主役を一人二役で、『不毛地帯』(1976年)では主役を務めた。また『金環蝕』(1975年)では主人公の冷酷な官房長官役を演じた。20歳で俳優座養成所に入塾してから、個性的な眼と声、大柄で細身の体つき、綿密に演技を練り上げていく姿勢が多くの名監督を魅了し「用心棒」「切腹」「人間の条件」などに出演し、瞬く間に売れっ子スターになった。しかしながら舞台の仕事へのこだわりから、大金を積まれても映画会社との専属契約をせずフリーの道を歩み続けた。当時は映画大手5社と専属契約を結ばないと映画出演が難しい時代だった。ただ、上記の常連監督陣の顔ぶれに明らかなように、結果としては東宝映画への出演が群を抜いて多く、会社別を基本として編纂されたグラビア叢書セット「戦後日本映画黄金時代」(日本ブックライブラリー1978)では「東宝の主役」の巻に収録されている。 一方、長らく空白だったテレビドラマにおいても、1972年(昭和47年)のNHK大河ドラマ『新・平家物語』で平清盛を演じ、清盛が出家する後半では実際に剃髪している(これは、同作で後白河院を演じた滝沢修の髪が薄く、滝沢が残った髪を剃って法皇姿を演じることをスタッフに伝えていたことも理由である)。正統派の主役ヒーローだけでなく、気弱な役、コミカルな役など役柄の守備範囲は非常に広く、『雲霧仁左衛門』のようなダークヒーローや『用心棒』『金環触』のような、一切内面が描かれない純粋な悪役も演じた。
無名塾主宰
俳優座の看板俳優だった1975年(昭和50年)に、妻・宮崎恭子と共に無名塾を創立して後進の養成を開始した。1979年(昭和54年)には俳優座を退団。以後は無名塾公演で、脚本・演出を妻に任せ、自分が出演する形で演劇を継続してきた。俳優座時代、また無名塾公演でも多くのシェイクスピア作品に主演、日本を代表するシェイクスピア俳優でもある。
映画では1980年(昭和55年)の『影武者』で、監督・黒澤明との確執で降板した勝新太郎の代役として、急遽主役に抜擢され、同作はカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。同年には『二百三高地』にも主演、人情味をたたえた乃木希典を演じている。1982年(昭和57年)には『鬼龍院花子の生涯』で、傲岸で気性の激しい土佐の鬼政こと鬼龍院政五郎を演じ、全くタイプの異なる役柄を演じ分けた。1985年(昭和60年)の『乱』でも主演し、「戦国版リア王」として悲劇への道を辿る秀虎役を演じた。翌年の『熱海殺人事件』では一転して狂騒的なドタバタ喜劇に出演、それでもなお重厚さのにじみ出る演技を見せた。同作の原作と脚本・つかこうへいは、主役・木村伝兵衛の名を「仲代の名を支えきれない」と二階堂伝兵衛に変えてしまった。
時代劇・現代劇双方を演じられる俳優として、テレビドラマでは大石内蔵助を演じた『忠臣蔵』(1991年)、中国残留孤児となった子を探し続ける父親を演じた『大地の子』(1995年)、千利休を演じた『秀吉』(1996年)などで近年も活躍している。1983年に公開されたアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト 完結編』ではナレーションを務めた。
2010年(平成22年)、久々の主演映画『春との旅』が公開され、日本映画批評家大賞ダイヤモンド大賞(荻昌弘賞)、イタリアのAsian Film Festival Reggio Emilia最優秀主演男優賞を受賞した。また黒澤明誕生100年にあたり、同年の『文藝春秋』7月号[4]で、香川京子と対談した。
人物・家族
妻・宮崎恭子とは1955年(昭和30年)に舞台『森は生きている』の共演が縁で1957年(昭和32年)に結婚。その後、家庭と無名塾の公私両面を二人三脚で乗り切る。宮崎が1962年(昭和37年)に死産してから夫婦に子がなかったため、宮崎の妹宮崎総子(アナウンサー)の娘・奈緒を養女に迎えている(総子は山川建夫と離婚)。奈緒は仲代奈緒の名で歌手になった。1996年(平成8年)宮崎を癌で失う。
自叙伝『遺し書き』[6] では、テレビ東京のドキュメンタリー番組『ネシアの旅人』で太平洋全域の島を訪れ、生きることの意味を再発見して仕事に復帰したという。
脚本家で演出家だった宮崎没後、無名塾公演は演出家を招くか、時には仲代自身が演出を兼ねる形で続いている。
逸話
温厚な性格で知られるが、若き日には共演者の三船敏郎や萬屋錦之介と酒を飲んで、演技論を戦わせた末にケンカした、という血気盛んな逸話を自ら語っている。丹波哲郎は「ケンカが強いのは仲代」と述べていた。映画『黒い河』『椿三十郎』『鬼龍院花子の生涯』など傲岸な役も多かったが、素顔は前述通り温厚。数々の女優達とも共演してきたが、『さんまのまんま』では「女優さんって、みんなどうしてあんなに強いんだろうねぇ…」と語っている。
大河ドラマでは1995年の『八代将軍吉宗』の題字を書いた。何回も書き直して最後に納得がいったものをスタッフに渡したという。2007年の『風林火山』で武田信虎を演じたとき、映画『影武者』で晩年の武田信玄を演じたことを引き合いに出し、「こういった信玄像もあるのか」としきりに感心していた。
勝プロ製作の映画にも出演しており、その際、勝新太郎からは「毎晩ご馳走になった」そうで、仲代は勝を「派手で面白い人物」と語る。しかし『影武者』の一件以来、疎遠になったのも事実であり、勝が亡くなる1997年までの間、2人が顔を合わせたのは1996年、仲代の妻・恭子の葬儀のみであった。勝の『影武者』降板理由について仲代は「真相はわからない」としているが、映画評論家たちの「勝の方が良かったろうな」という声に対しては「勝さんが演じた『影武者』を見た訳じゃないだろう?」と俳優としてのプライドを覗かせた。その一方で「長谷川等伯が描いた武田信玄の肖像画は私のイメージじゃない」と外見に関しては勝に分があった事を認める発言もしている[7]。
TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』の投稿コーナー『お色気大賞』では、時折大沢悠里がさこみちよにせがまれて、仲代の声色で色艶話を披露している。
受賞・受章
- 1955年:『新劇』 新人演技賞(『幽霊』)
- 1957年:エランドール賞 新人賞
- 1961年:毎日映画コンクール 男優主演賞(『人間の條件』)
- 1961年:NHK映画賞 主演男優賞(『人間の條件』)
- 1962年:ブルーリボン賞 主演男優賞(『切腹』)
- 1962年:キネマ旬報賞 男優賞(『切腹』、『椿三十郎』)
- 1969年:京都市民映画祭 助演男優賞(『人斬り』)
- 1974年:紀伊国屋演劇賞(『リチャード三世』、『友達』)
- 1975年:毎日芸術賞(『どん底』、『令嬢ジュリー』)
- 1975年:芸術選奨文部大臣賞(『どん底』、『令嬢ジュリー』)
- 1980年:芸術祭賞 優秀賞(『ソルネス』)
- 1980年:毎日映画コンクール 男優演技賞(『影武者』)
- 1980年:ゴールデン・アロー賞 大賞・映画賞
- 1980年:ブルーリボン賞 主演男優賞(『影武者』、『二百三高地』)
- 1981年:エランドール賞 特別賞
- 1982年:マニラ映画祭 主演男優賞(『鬼龍院花子の生涯』)
- 1992年:日本シェイクスピア賞 男優賞
- 1992年:「シュヴァリエ」芸術文化勲章
- 1993年:紀伊国屋演劇賞(『リチャード三世』)
- 1995年:NHK放送文化賞
- 1996年:紫綬褒章
- 1999年:東京都文化賞
- 1999年:モンブラン国際文化賞
- 2000年:坪内逍遙大賞
- 2003年:勲四等旭日小綬章
- 2004年:松尾芸能賞 大賞
- 2005年:文化庁芸術祭賞 大賞(『ドライビング・ミス・デイジー』)
- 2006年:読売演劇大賞 選考委員特別賞(『ドライビング・ミス・デイジー』)
- 2007年:文化功労者
- 2010年:日本映画批評家大賞 ダイヤモンド大賞(荻昌弘賞)
- 2013年:山路ふみ子映画賞 功労賞
- 2013年:川喜多賞
- 2013年:朝日賞
- 2015年:三船敏郎賞
- 2015年:文化勲章
- 2016年:第39回日本アカデミー賞 協会栄誉賞
出演
演劇
- 赤いランプ(1954年、俳優座 作:真船豊 演出:千田是也)
- 若人よ蘇れ(1954年、俳優座 作:三島由紀夫 演出:千田是也)
- 女村長アンナ(1955年、俳優座 作:F.ヴォルフ 演出:千田是也)
- 馬どろぼう(1955年、俳優座 作:バーナード・ショー 演出:木村鈴吉)
- 三ちゃんと梨枝(1955年、俳優座 作:田中千禾夫 演出:島田安行)
- 森は生きている(1955年、俳優座 作:マルシャーク 演出:青山杉作)
- どれい狩り(1955年、俳優座 作:安部公房 演出:千田是也)
- 幽霊(1955年~1956年、俳優座 作:ヘンリック・イプセン 演出:大木靖) - オスワル 役
- 町人貴族(1955年、俳優座 作:モリエール 演出:田中千禾夫)
- 死せる魂(1956年、俳優座 作:ゴーゴリ 演出:土方与志) - 検事 役
- 鋏(1956年、俳優座 作:田中澄江 演出:阿部広次)
- 死水を下からとった話(1956年、俳優座 作:田中千禾夫 演出:島田安行)
- タルチュフ(1957年、俳優座 作:モリエール 演出:田中千禾夫)- ヴァレール 役
- りこうなお嫁さん(1957年、俳優座 作:千田是也 演出:岩村久雄)
- 令嬢ジュリー(1958年、俳優座 作:ストリンドベリ 演出:大木靖)
- 愛と死の戯れ(1959年、俳優座 作:ロマン・ロラン 演出:田中千禾夫)- クロード・ヴァレー 役
- 黄色い波(1961年、俳優座 作:小山祐士 演出:千田是也)
- 一度に二人の主人を持つと(1962年、俳優座 作:ゴルドーニ 演出:小沢栄太郎)- トゥルファルディーノ 役
- ものみな歌で終わる(1963年、作:花田清輝 演出:千田是也)- 名古屋山三 役
- ハムレット(1964年~1965年、俳優座 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:千田是也) - ハムレット 役
- 東海道四谷怪談(1964年、俳優座 作:鶴屋南北 演出:小沢栄太郎) - 民谷伊右衛門 役
- アンナ・カレーニナ(1966年、俳優座 作:トルストイ 演出:千田是也)- カレーニン 役
- どれい狩り(1967年、俳優座 作:安部公房 演出:千田是也)- 探検家 役
- 紅塵(1968年、俳優座 作:ショーン・オケーシー 演出:阿部広次)
- 東海道四谷怪談(1968年、俳優座 作:鶴屋南北 演出:小沢栄太郎) - 民谷伊右衛門 役
- オセロ(1970~1971年、俳優座 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:千田是也) - オセロ 役
- 愛の眼鏡は色ガラス(1973年、安部公房スタジオ 作・演出:安部公房) - 赤医者 役
- リチャード三世(1974年、俳優座 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:増見利清) - リチャード 役
- 友達(1974年、安部公房スタジオ 作・演出:安部公房) - "男" 役
- どん底(1975年~1976年、俳優座 作:マクシム・ゴーリキー 演出: 増見利清) - サーチン 役
- 令嬢ジュリー(1975年、俳優座 作:ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ 演出:隆巴、関谷幸雄) - 下男ジャン 役
- ジュリアス・シーザー(1977年、俳優座 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:増身利清)- アントニー 役
- オイディプス王(1978年、無名塾 作:ソポクレス 演出:隆巴) - オイディプス 役
- ソルネス(1980年、無名塾 作:ヘンリック・イプセン 演出:隆巴) - ソルネス 役
- 毒の華 マンドラゴラ(1981年、パルコ/仲代プロジェクト 作:ニッコロ・マキャヴェッリ 演出:隆巴)
- マクベス(1982年、パルコ/仲代プロジェクト 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:隆巴) - マクベス 役
- どん底(1985年、パルコ/仲代プロジェクト 作:マクシム・ゴーリキー 演出:隆巴)
- プァー・マーダラー 哀しき殺人者(1986年、パルコ/無名塾 作:パヴェル・コホウト 演出:隆巴)
- ルパン(1987年、パルコ/無名塾 作・演出:隆巴) - ルパンとルブランの2役
- 肝っ玉おっ母と子供たち(1988年、パルコ/無名塾 作:ベルトルト・ブレヒト 演出:隆巴) - おっ母 役
- シラノ・ド・ベルジュラック(1990年、無名塾 作:エドモン・ロスタン 演出:隆巴) - シラノ 役
- 令嬢ジュリー(1991年、俳優座 作:ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ 演出:隆巴) - 下男ジャン 役
- リチャードⅢ世(1993年、無名塾 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:隆巴) - リチャード役
- ソルネス(1995年、無名塾 作:ヘンリック・イプセン 演出:隆巴) - ソルネス役
- リチャードⅢ世(1996年、無名塾 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:隆巴、林清人) - リチャード役
- いのちぼうにふろう物語(1997年、無名塾 原作:山本周五郎 劇作:隆巴 演出:林清人) - 幾三 役
- 愛は謎の変奏曲(1998年、松竹 作:エリック=エマニュエル・シュミット 演出:宮田慶子) - ズノルコ 役
- どん底(1999年、無名塾 作:マクシム・ゴーリキー 演出:林清人)
- セールスマンの死(2000年、無名塾 作:アーサー・ミラー 演出:林清人) - ウィリー・ローマン 役
- ウィンザーの陽気な女房たち(2001年、無名塾 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:林清人) - フォルスタッフ 役
- セールスマンの死(2002年、無名塾 作:アーサー・ミラー 演出:林清人) - ウィリー・ローマン 役
- 森は生きている(2003年、無名塾 作:サムイル・マルシャーク 演出:仲代達矢)
- いのちぼうにふろう物語(2004年、無名塾 原作:山本周五郎 劇作:隆巴 演出:林清人) - 幾三 役
- ドライビング・ミス・デイジー(2005年~2009年、民藝/無名塾 作:アルフレッド・ウーリー 演出:丹野郁弓) - ホーク 役
- ドン・キホーテ(2008年、無名塾 原作:ミゲル・デ・セルバンテス 上演台本:岡山矢 演出:丹野郁弓) - セルバンテス 役
- ジョン・ガブリエルと呼ばれた男(2010年、テレビ朝日 作:ヘンリック・イプセン 演出:栗山民也) - ジョン・ガブリエル 役
- 炎の人(2011年、無名塾 作:三好十郎 演出:鵜山仁) - ゴッホ 役
- Hobson's Choice 〜ホブソンの婿選び〜(2012年、無名塾 作:ハロルド・ブリッグハウス 演出:丹野郁弓)
- 授業(2013年、無名塾 作:ウージェーヌ・イヨネスコ 演出:林清人) - 教授 役
- 青ひげ公の城(2013年、東京芸術劇場 台本:バラージュ・ベーラ 指揮:井上道義) - 吟遊詩人 役
- ロミオとジュリエット(2013年、無名塾 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:高瀬久男) - ロレンス神父 役
- バリモア(2014年~2015年、無名塾 作:ウィリアム・ルース 演出:丹野郁弓) - ジョン・バリモア 役
- おれたちは天使じゃない(2015年、無名塾 作: アルベール・ユッソン 脚色:サム&ベッラ・スピーワック 演出:丹野郁弓) - ジョゼフ 役
映画
- 七人の侍(1954年) - 通りすがりの浪人 役
- 市川馬五郎一座顛末記 浮草日記(1955年) - 組合の青年 役
- 火の鳥(1956年) - 長沼敬一 役
- 裸足の青春(1956年) - 和田雄次 役
- サザエさんシリーズ(1956年 - 1961年) - ノリスケ 役
- おしどりの間(1956年) - 安藤 役
- 黒い河(1957年) - 人斬りジョー 役
- 大番シリーズ(1957年 - 1958年) - 新どん 役
- あらくれ(1957年) - 木村 役
- ひかげの娘(1957年) - 本橋 役
- 危険な英雄(1957年) - 今村記者 役
- 肌色の月(1957年) - 滝二郎 役
- 乾杯!見合結婚(1958年) - 笹田国彦 役
- 母三人(1958年) - 河上健作 役
- 結婚のすべて(1958年) - 中山明 役
- ぶっつけ本番(1958年) - 原 役
- 風流温泉日記(1958年) - 島田和夫 役
- 炎上(1958年) - 戸刈 役
- 裸の太陽(1958年)>※ベルリン国際映画祭青少年向映画賞(西ベルリン参事会賞)
- 鍵(1959年) - 木村 役 ※カンヌ国際映画祭審査員賞、ゴールデングローブ賞 外国語映画賞
- 人間の條件 第1部 - 第6部(1959年 - 1961年)※ヴェネツィア国際映画祭サン・ジョルジョ賞、イタリア批評家賞受賞作品
- 野獣死すべし(1959年) - 伊達邦彦 役
- 銀座のお姐ちゃん(1959年) - 田村京助 役
- 暗夜行路(1959年) - 要 役
- 女が階段を上る時(1960年) - 小松謙一 役
- 娘・妻・母(1959年) - 黒木信吾 役
- みな殺しの歌より 拳銃よさらば!(1960年) - 坪田 役
- 永遠の人(1961年) - 小清水平兵衛 役
- 用心棒(1961年) - 卯之助 役 >※ヴェネツィア国際映画祭男優賞、アカデミー衣裳デザイン賞ノミネート
- 椿三十郎(1962年) - 室戸半兵衛 役
- 切腹(1962年) - 津雲半四郎 役 ※カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞
- 憂愁平野(1963年) - 巽魚次郎 役
- 天国と地獄(1963年) - 戸倉警部 役
- 白と黒(1963年) - 浜野一郎 役
- 五十万人の遺産(1963年) - 群司満 役
- みれん(1963年) - 木下涼太 役
- 女の歴史(1963年) - 秋本隆 役
- ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗 (1964年)
- 蟻地獄作戦(1964年) - 一色中尉 役
- 怪談(1964年) - 巳之吉 役 ※カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞、アカデミー外国語映画賞ノミネート
- 最後の審判(1965年) - 金井次郎 役
- 四谷怪談(1965年) - 伊右衛門 役
- 血と砂(1965年) - 佐久間大尉 役
- 大菩薩峠(1966年) - 机竜之助 役
- 五匹の紳士(1966年) - 笈田 役
- 他人の顔(1966年) - 男 役
- 沈丁花(1966年) - 金平教授 役
- 殺人狂時代(1967年) - 桔梗信治 役
- 佐々木小次郎(1967年) - 宮本武蔵 役
- 上意討ち 拝領妻始末(1967年) - 浅野帯刀 役 ※ヴェネツィア国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞
- 旅路(1967年) - 室伏雄一郎 役
- 日本のいちばん長い日(1967年) - ナレーター
- 斬る(1968年) - 源太 役
- 肉弾(1968年) - ナレーター
- 連合艦隊司令長官 山本五十六(1968年) - ナレーター
- 野獣暁に死す(1968年、イタリア映画)
- 御用金(1969年) - 孫兵衛 役
- 人斬り(1969年) - 武市半平太 役
- 日本海大海戦(1969年) - 明石元二郎 役
- 地獄変(1969年) - 絵師良秀 役
- 蝦夷館の決闘(1970年) - 本庄大膳亮 役
- 幕末(1970年) - 中岡慎太郎 役
- 無頼漢(1970年) - 片岡直次郎 役
- 座頭市あばれ火祭(1970年) - 浪人 役
- 商魂一代 天下の暴れん坊(1970年) - 吉田東洋 役
- いのちぼうにふろう(1971年) - 定七 役
- 激動の昭和史 沖縄決戦(1971年) - 高級参謀・八原博通 役
- 出所祝い(1971年) - 岩橋清治 役
- 王将(1973年) - 関根八段 役
- 人間革命(1973年) - 日蓮 役
- 朝焼けの詩(1973年) - 作蔵 役
- 哀しみのベラドンナ(1973年) - 悪魔 役 ※声優
- 華麗なる一族(1974年) - 万俵鉄平 役
- 青春の門(1975年) - 伊吹重蔵 役
- 吾輩は猫である(1975年) - 珍野苦沙弥 役
- 金環蝕(1975年) - 星野康雄 役
- 吶喊(1975年) - 土方歳三 役
- 挽歌(1976年) - 桂木節雄 役
- 続・人間革命(1976年) - 日蓮 役
- 不毛地帯(1976年) - 壱岐正 役
- 姿三四郎(1977年) - 矢野正五郎 役
- 女王蜂(1978年) - 大道寺銀造 役
- 雲霧仁左衛門(1978年) - 仁左衛門 役
- 火の鳥(1978年) - ニニギ 役
- ブルークリスマス(1978年) - 南一矢 役
- 闇の狩人(1979年) - 清右衛門 役
- 影武者(1980年) - 影武者、武田信玄 役 ※カンヌ国際映画祭グランプリ、アカデミー賞美術賞・外国語映画賞ノミネート、セザール賞外国語映画賞、英国アカデミー賞監督賞
- 二百三高地(1980年) - 乃木希典 役
- 日本の熱い日々 謀殺・下山事件(1981年) - 昭和日報矢代記者 役
- 鬼龍院花子の生涯(1982年) - 鬼龍院政五郎 役
- 遠野物語(1982年) - 乙蔵 役
- 宇宙戦艦ヤマト 完結編(1983年)- ナレーション
- 北の螢(1984年) - 月潟剛史 役
- 乱(1985年)- 一文字秀虎 役 ※アカデミー衣裳デザイン賞(ワダ・エミ)
- 食卓のない家(1985年) - 鬼童子信之 役
- 道(1986年) - 田島精治 役
- 熱海殺人事件(1986年) - 伝兵衛 役
- ハチ公物語(1987年) - 上野秀次郎 役
- 優駿 ORACION(1988年) - 和具平八郎 役
- アナザー・ウェイ ―D機関情報―(1988年) - 島村 役
- 戦場にかける橋2/クワイ河からの生還(1989年、イギリス映画) - 原田少佐 役
- 226(1989年) - 参謀本部次長・杉山元 役
- 陽炎(1991年)
- フィレンツェの風に抱かれて(1991年) - 坂崎 役
- 豪姫(1992年) - 古田織部 役
- 遠き落日(1992年) - 小林栄 役
- 妖獣都市 香港魔界編(1992年、香港映画)
- 子連れ狼 その小さき手に(1993年) - 柳生烈堂 役
- 月光の夏(1993年) - 風間森介 役
- 欽ちゃんのシネマジャック 〜蛍の光〜(1994年)
- EAST MEETS WEST(1995年) - 勝麟太郎 役
- 宮澤賢治 -その愛-(1996年) - 宮澤静次郎 役
- 金融腐食列島 呪縛(1999年) - 佐々木英明 役
- 雨あがる(2000年) - 辻月丹 役
- 助太刀屋助六(2001年) - 片倉梅太郎 役
- 白い犬とワルツを(2002年) - 中本英助 役
- 陽はまた昇る(2002年) - 松下幸之助 役
- 阿修羅のごとく(2003年) - 竹沢恒太郎 役
- 男たちの大和/YAMATO(2005年) - 神尾克己 役
- 犬神家の一族(2006年) - 佐兵衛 役
- 引き出しの中のラブレター(2009年) - 速見恭三 役
- 春との旅(2010年) - 中井忠男 役
- 座頭市 THE LAST(2010年) - 天道 役
- ツナグ(2012年) - 秋山定之 役
- 約束〜名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯〜(2013年) - 奥西勝 役
- 日本の悲劇(2013年) - 村井不二男 役
- 人類資金(2013年) - 笹倉暢彦 役
- かぐや姫の物語(2013年) - 炭焼きの老人 役 ※声優
- ジョバンニの島(2014年) - 現代の瀬能純平 役 ※声優
- 書くことの重さ〜作家・佐藤泰志(2014年) - ナレーター
- 仲代達矢「役者」を生きる(2015年) ※ドキュメンタリー
- ゆずり葉の頃(2015年) - 宮謙一郎 役
- NORIN TEN~稲塚権次郎物語(2015年) - 稲塚権次郎 役
テレビドラマ
- 忠直卿行状記(1958年、日本テレビ) - 松平忠直 役
- 仲代達矢アワー 加賀騒動(1964年、フジテレビ) - 大槻伝蔵 役
- 仲代達矢アワー 荒野の素浪人(1965年、フジテレビ)
- ゴメスの名はゴメス(1967年、フジテレビ)
- 沓掛時次郎(1967年、フジテレビ)
- 大河ドラマ(NHK)
- 木曜スペシャル 太平洋戦争秘話「緊急暗号電、祖国ヨ和平セヨ!」 - 欧州から愛をこめて(1975年、日本テレビ)テレビ大賞優秀番組賞受賞作品
- 海は甦える(1977年、TBS) - 山本権兵衛 役※テレビ大賞優秀番組賞、エランドール賞特別賞受賞作品
- 砂の器(1977年、フジテレビ) - 今西栄太郎 役
- 着ながし奉行 悪徳の巣にいどむ一匹侍(1981年、フジテレビ) - 望月小平太 役
- 丹下左膳 剣風!百万両の壺(1982年、フジテレビ) - 丹下左馬介 役
- 地獄の掟 闇の犯罪をめぐる影の証言(1982年、フジテレビ)
- 影狩り(1983年、フジテレビ)
- 樅ノ木は残った(1983年、フジテレビ) - 原田甲斐 役
- 太閤記(1987年、TBS) - 語り
- 飢餓海峡(1988年、フジテレビ) - 弓坂刑事 役※放送文化基金賞受賞作品
- 友よ静かに瞑れ(1989年、フジテレビ)
- ビジネスマンの父より息子への30通の手紙(1990年、NHK)
- 荒木又右衛門 決闘・鍵屋の辻(1990年 NHK) - 荒木又右衛門 役
- 戦艦大和(1990年、フジテレビ) - 伊藤整一役
- 忠臣蔵 風の巻・雲の巻(1991年、フジテレビ) - 大石内蔵助 役
- 風車の浜吉捕物綴(1992年、フジテレビ) - 根津の浜吉 役
- 清左衛門残日録(1993年、NHK) - 三屋清左衛門 役
- 五粒の真珠(1993年、毎日放送) - 御木本幸吉 役
- 静かなる熱狂 イサム・ノグチと女優(1993年、札幌テレビ) - イサム・ノグチ 役
- 大地の子(1995年、NHK) - 松本耕次 役※モンテカルロ・テレビ祭最優秀作品賞、文化庁芸術作品賞受賞作品
- 松本清張スペシャル・霧の旗(1997年、フジテレビ) - 大塚欽三 役
- 鏡は眠らない(1997年、NHK) - 大島恭一郎 役
- 宮之原警部 こころの事件簿 京都高瀬川殺人事件(1998年、フジテレビ)
- 袖振り合うも(2000年、NHK)※文化庁芸術祭優秀賞、日本テレビ技術賞(録音)受賞作品
- 嘱託刑事・小山田昭平(2001年、テレビ東京) - 小山田昭平 役
- 春が来た(2002年、NHK) - 太郎兵衛(甘利長門) 役
- 世界の中心で、愛をさけぶ(2004年、TBS) - 松本謙太郎 役
- 大化改新(2005年、NHK) - 南淵請安 役
- 星に願いを〜七畳間で生まれた410万の星〜(2005年、フジテレビ) - 若宮崇令 役
- 新・人間交差点(2006年、NHK) - 寺島由次 役
- 遠い国から来た男(2007年、TBS)- 津山雄作 役
- ドラマWスペシャル 學(2012年、WOWOW) - 風間信一 役
- 約束〜名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯〜(2012年、東海テレビ) - 奥西勝 役
- ドラマW 罪人の嘘(2014年、WOWOW) - 羽根田健之 役
- 土曜ドラマ 破裂(2015年、NHK) - 倉木蓮太郎 役
- 藤沢周平 新ドラマシリーズ 果し合い(2015年、BSスカパー!・時代劇専門チャンネル) - 庄司佐之助 役
ラジオ
ドキュメンタリー
- クロサワ:ザ・ラスト・エンペラー(1999年)※イギリスで放映された黒澤明についてのドキュメンタリー
- テレビ東京開局35周年記念番組 仲代達矢・海を渡りて ネシアの旅人〜もうひとつの海のシルクロード(1999年、テレビ東京)
- いのちの響(2000年、TBS)
- 毒とひまわり〜名張毒ぶどう酒事件の半世紀〜(2010年、東海テレビ) - ナレーター
バラエティ
- この人 仲代達矢ショー(NHK)
- SMAP×SMAP(フジテレビ)※エッグポーカーのゲスト
CM
- トヨタ自動車クラウン ロイヤルシリーズ(1999年 - 2000年)
- モランボン
- 塩野義製薬 ポポンS、パンテーン
- シチズン エクシード
- キリンビール ラガービール(1993年)
- キリン・シーグラム エンブレム
- サッポロビール サッポロ生ビール黒ラベル
ディスコグラフィー
- シングル
- 男の涙(作詞:高月ことば、作曲:村沢良介 / 1958年1月、テイチク)
- 東京の灯よさようなら(作詞:柴田忠男、作曲:村沢良介 / 1958年3月、テイチク)
- 青空のない男 作詞:柴田忠男、作曲:村沢良介 / 1958年3月、テイチク)
- 銀座ロックン(作詞:大高ひさを、作曲:村沢良介、編曲:伊藤恒久 / 1958年6月、テイチク)
- 小雨の駐車場(作詞:渋谷郁夫、作曲:野崎真一 / 1958年6月、テイチク)
- トランペット物語
著書
- 『役者 1955-1980』 講談社、1980年/小池書院・道草文庫、1997年
- 『遺し書き 仲代達矢自伝』 主婦と生活社、2001年/中公文庫、2010年
- 『老化も進化』講談社+α新書、2009年。聞き書
- 『仲代達矢が語る日本映画黄金時代』 聞き手春日太一、PHP新書、2013年
- 『未完。』 KADOKAWA(角川書店)、2014年
脚注
- 注釈
- ^ 元久の「モ」と、「ねえや」「ばあや」の「ヤ」をかけあわせて母親が呼び始めたものである。激しい役を演じている映画でも、カメラが回っていないときは温和でぼんやりしていることの多い仲代にうってつけの語感を持つことから、長じても多くの人にこの綽名で呼ばれ続けている。少年時代からの愛称「モヤ」は、養成所時代、また芸能界でも多くの人々に用いられてきている。理由は、本名の他、「靄」と掛けて、顔のつかみどころのない独特の雰囲気、声に抑揚があまりない、という特徴を言い表した愛称だからという。
- ^ エキストラ出演の「七人の侍」を含まない。後記の瀬戸内寂聴との対談でも、完全なアルバイト扱いであったことを認めている。
- 出典
- ^ 『「家」の履歴書』 光進社 2001年、180頁
- ^ 『「家」の履歴書』 光進社 2001年、180頁
- ^ 瀬戸内寂聴との対談で「(撮影日の前日に)養成所から明日東宝撮影所に行けと言われた」と語っている(AERA2010年6月14日)。
- ^ 仲代達矢×香川京子、「私たちのクロサワ悶絶体験 生誕100年」、文藝春秋2010年7月号
- ^ “文化勲章、ノーベル賞2氏や仲代達矢さんら7人”. YOMIURI ONLINE (読売新聞). (2015年10月30日) 2015年10月30日閲覧。
- ^ 「私の履歴書」での連載をもとに、2001年(平成13年)に主婦と生活社。2010年(平成22年)7月に中公文庫で再刊。
- ^ 日本映画専門チャンネル 「仲代達矢の日本映画遺産 第五部 時代劇の現場」