「倶知安駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2017年9月) |
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2020年2月15日 (土) 01:20時点における版
倶知安駅 | |
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駅舎(2017年9月) | |
くっちゃん Kutchan | |
◄S24 比羅夫 (6.7 km) (10.3 km) 小沢 S22► | |
所在地 | 北海道虻田郡倶知安町南3条西4丁目3番地 |
駅番号 | ○S23 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 193.3 km(函館起点) |
電報略号 | クチ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 1904年(明治37年)10月15日 |
備考 |
社員配置駅 みどりの窓口 有 |
倶知安駅 | |
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くっちゃん Kutchan | |
◄六郷 (2.6 km) | |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 胆振線 |
キロ程 | 83.0 km(伊達紋別起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線(胆振線ホーム・旧1番線) |
開業年月日 | 1919年(大正8年)11月15日 |
廃止年月日 | 1986年(昭和61年)11月1日 |
備考 | 1919年(大正8年)11月15日に京極軽便線として開業 |
倶知安駅(くっちゃんえき)は、北海道虻田郡倶知安町南3条西4丁目3にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はS23。電報略号はクチ。事務管コードは▲130107[1]。
概要
1904年(明治37年)10月15日、北海道鉄道(初代、現在の函館本線)の駅として開設された。1919年(大正8年)11月15日に京極軽便線(後の胆振線)が開通すると、両路線の分岐駅となった。
かつては倶知安機関区が設置されていたが、1974年(昭和49年)12月に廃止となり、1986年(昭和61年)11月1日には函館本線の長万部駅 - 小樽駅間から特急「北海」、急行「ニセコ」・「らいでん」など優等列車の設定がなくなり、胆振線も廃止となった。
2031年度(令和13年度)に新函館北斗駅 - 札幌駅間が延伸開業する北海道新幹線の停車駅となる。また、北海道商工会議所連合会(道商連)は新函館北斗駅から当駅まで2025年度の先行開業を働きかける方針である。開業後は1日辺りの利用者数が1500人になると想定されている[2]。
歴史
- 1904年(明治37年)10月15日:北海道鉄道歌棄駅(現在の熱郛駅) - 小沢駅間の延伸開業に伴い、同線の駅として開業。一般駅。機関庫設置。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
- 1913年(大正2年)6月2日:倶知安機関庫設置(北海道鉄道管理局の事務上制定)。
- 1919年(大正8年)11月15日:京極軽便線の当駅 - 京極駅間が開通。
- 1922年(大正11年)9月2日:京極軽便線が京極線と改称。
- 1930年(昭和5年)5月16日:倶知安機関庫を小樽築港機関庫倶知安分庫とする。
- 1936年(昭和11年)9月:小樽築港機関庫倶知安分庫から小樽築港機関区倶知安支区と改称。
- 1941年(昭和16年)10月:小樽築港機関区倶知安支区から倶知安機関区に昇格。
- 1944年(昭和19年)7月1日:胆振縦貫鉄道の国有化に伴い、京極線が胆振線に編入。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1974年(昭和49年)12月:倶知安機関区廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物の取扱い廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取扱い廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:胆振線廃止。同時に2面3線のホームのうち1番のりばを撤去し、1面2線となる。また、特急「北海」・急行「ニセコ」の廃止に伴い、優等列車の停車がなくなる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施[報道 1]。
- 2010年(平成22年)3月:駅舎内の立ち食いそば屋が閉店。
- 2015年(平成27年):駅舎内のキヨスクが閉店。
駅構造
在来線
地上駅である。元々はホームは2面3線であったが、胆振線廃止に伴い駅舎側の単式ホーム(1番のりば)を撤去し、2・3番のりばのみの1面2線島式ホームとなった。その他、構内に留置線がある。ホーム間の移動は跨線橋で行なう。社員配置駅であり、管理駅として小沢 - 目名間の各駅を管理下に置いている。駅構内では夜間滞泊が行われる。
駅舎にはみどりの窓口(営業時間は5:00 - 21:40)、自動券売機、旅行相談室がある。かつては清水立売商会が立ち食いそば屋「倶知安そば」の営業とともに「焼きジャガイモ弁当」や名物「ニセコそば」などの駅弁を調整し構内売店やホーム立売りなどで販売していたが、駅弁は1990年代に販売を終了している。その後は倶知安そばとキヨスクが駅舎内に残ったが、倶知安そばは2010年(平成22年)3月、キヨスクは2015年(平成27年)に閉店した。なお、2016年(平成28年)の北海道新幹線開業に伴い、駅構内に案内所を開設した[新聞 1]。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2 | ■函館本線 | 上り | 蘭越・長万部方面 | |
下り | 小樽・札幌方面 | 当駅折り返し | ||
3 |
-
改札口(2017年9月)
-
ホーム(2017年9月)
-
跨線橋(2017年9月)
-
駅名標(2017年9月)
北海道新幹線開業に伴う高架化
北海道新幹線の札幌方面延伸の際に当初は地上に線路が敷設される計画となっていたが、北海道と倶知安町は市街地の分断を避けるため、駅と周辺1.3 kmの高架化を要望し[新聞 2]、2016年7月に決定した[3][新聞 3][新聞 4]。そのため、駅構内の線路とホームを西側に移設するなどの工事を行う[新聞 5]。
駅周辺
倶知安厚生病院、北海道倶知安高等学校、倶知安郵便局、倶知安警察署、後志総合振興局、ようてい農業協同組合(JAようてい)本所・倶知安支所、倶知安地方合同庁舎、倶知安町役場、羊蹄山ろく消防組合消防本部・倶知安消防署、倶知安町公民館・文化福祉センターなどへの最寄駅であるほか、ニセコ観光の玄関口の1つでもあり、ニセコHANAZONOリゾートは車で約10分、ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフは車で約15分に位置している。
- 倶知安警察署駅前交番
- 駅前ビジネスホテル
- ホテルスリーエム
- コープさっぽろ倶知安店
- スマートホテル倶知安
- ホクレン農業協同組合連合会倶知安支所
- ホテル第一会館
- ラッキー倶知安店
- 倶知安商工会議所
- 北洋銀行倶知安支店
- 北海道信用金庫倶知安支店
- 北海道労働金庫倶知安支店
- 倶知安町総合体育館
- 倶知安町営プール
- 倶知安町旭ケ丘スキー場
- 倶知安町営野球場
- くっちゃん温泉 ホテルようてい
- 北海道倶知安農業高等学校
バス路線
駅前のほか、国道5号沿いには「倶知安十字街」停留所が設置されており、北海道中央バス(高速ニセコ号)[4]などが停車する。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■函館本線
- 北海道新幹線(事業中)
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道(国鉄)
- 胆振線
- 六郷駅 - 倶知安駅
脚注
出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ “シリーズ:提言 北海道新幹線札幌延伸に向けて(5)~倶知安町の取り組み~ P4”. 北洋銀行 2016年4月8日閲覧。
- ^ “北海道新幹線に30km超のトンネル誕生へ 建設計画、初の大規模変更”. 乗りものニュース (2016年7月27日). 2019年12月3日閲覧。
- ^ “倶知安十字街 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月5日閲覧。
- ^ “まちなか循環バスじゃがりん号”. 倶知安町. 2019年6月5日閲覧。
- ^ “倶知安駅前 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月5日閲覧。
- ^ “道南バス時刻表 洞爺・伊達・倶知安管内” (PDF). 道南バス. 2019年6月5日閲覧。
報道発表資料
- ^ "駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 12 September 2007. 2014年9月6日閲覧。
新聞記事
- ^ “<北海道新幹線>きょう開業*歓迎 最高潮*倶知安 駅に案内所新設/小樽 図書館に関連本”. フォト北海道. 北海道新聞社 (2016年3月26日). 2019年12月3日閲覧。
- ^ “北海道新幹線:倶知安駅を高架化 計画変更申請へ”. 毎日新聞. (2016年2月4日)
- ^ “北海道新幹線 最長トンネルさらに長く 工事計画変更”. 北海道新聞 どうしんウェブ (北海道新聞社). (2016年7月23日) 2016年7月23日閲覧。
- ^ “道新幹線・渡島トンネルが陸上最長33kmに-村山と一体化”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2016年7月22日) 2016年7月23日閲覧。
- ^ “新幹線高架化に伴い倶知安駅の線路とホームを西側に移設へ”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2019年8月26日) 2019年12月3日閲覧。