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「新得駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 01:34時点における版

新得駅
駅舎(2009年4月)
しんとく
Shintoku
地図
所在地 北海道上川郡新得町本通北1丁目
北緯43度4分56.71秒 東経142度49分56.96秒 / 北緯43.0824194度 東経142.8324889度 / 43.0824194; 142.8324889座標: 北緯43度4分56.71秒 東経142度49分56.96秒 / 北緯43.0824194度 東経142.8324889度 / 43.0824194; 142.8324889
駅番号 K23
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
電報略号 トク
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
251人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1907年明治40年)9月8日
乗入路線 2 路線
所属路線 根室本線
キロ程 136.3 km(滝川起点)
T37 落合 (28.1 km)
(9.1 km) 十勝清水 K24
所属路線 石勝線
キロ程 132.4 km(南千歳起点)
K22 トマム (33.8 km)
備考 社員配置駅
みどりの窓口
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新得駅
しんとく
Shintoku
新内 (11.1 km)
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 根室本線(旧線)
廃止年月日 1966年昭和41年)10月1日
備考 線路付け替えにより廃止。
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新得駅
しんとく
Shintoku
(1.4 km) 南新得
所属事業者 北海道拓殖鉄道
所属路線 北海道拓殖鉄道線
キロ程 0.0 km(新得起点)
開業年月日 1928年(昭和3年)12月15日
廃止年月日 1968年(昭和43年)10月1日
備考 路線廃止による。
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新得駅(しんとくえき)は、北海道上川郡新得町本通北1丁目53にある北海道旅客鉄道(JR北海道)のである。駅番号K23電報略号トク事務管コードは▲110411[1]

根室本線石勝線の分岐駅であり、特急「スーパーおおぞら」・「スーパーとかち」がすべて停車する。

概要

根室本線所属線としており[2]石勝線を加えた2路線が乗り入れる。石勝線は当駅が線路名称上の終点であるが、実際に根室本線と合流するのは上落合信号場である。そのため、上落合信号場 - 当駅間は両路線の重複区間であるが、この区間の途中には駅が存在しないため、当駅が旅客扱い上の合流・分岐駅として機能している。

歴史

1977年の新得駅と周囲約1km×1.5km範囲。下が釧路方面。駅裏にかつての狩勝峠越え補機用蒸気機関車用の転車台と扇形車庫が残る。上端にはトンネルへ入る新線横に、迂回してそのまま狩勝峠へ北上する旧線跡が見える。駅舎横帯広方面に三角状の貨物ホームを持つが、その本線側には細く短いホームが見える。このホームの駅表側(貨物ホーム側)に、かつて北海道拓殖鉄道が乗り入れており、本線と並行して南に下る軌道跡が見えるが、写真下端にあった同線の南新得駅を経て東へ向かっていた。この駅は小さいながらも転車台を持つ機関庫を持っていて、周囲には職員住宅も有り、拓殖鉄道の中核駅であった。現在、南新得駅跡は拓鉄公園として整備されている。
この後、千鳥状に駅北側にずれた1番線ホームは、貨物ホーム撤去後に北側が削られて南側に伸ばされ、同位置の相対式ホームとなった。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

  • 北海道旅客鉄道釧路支社に因るとアイヌ語の「シリ・トク(山の突起)」から転じた「シントク」に因るものだという。

駅構造

2面3線のホームを持つ。下り本線が駅舎側の1番のりば、上り本線が2番のりばとなっているが、上下列車ともすべての線路を使用可能となっている。留置用の側線が数本あり、普通列車用の車両が停泊している。特急列車は交換時を除き1番のりばに停車する。[要検証]

社員配置駅。管理駅として、十勝清水駅御影駅を管理下に置いている。

みどりの窓口(営業時間は5時20分から21時30分まで)設置。また夏季のみ駅レンタカーも営業する(事前予約貸出のみ)。

駅舎内に立ち食いそば店と新得町商工会が入居する。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 根室本線 下り 帯広釧路方面 特急は全てこのホーム[要検証]
石勝線 上り 札幌方面
2 根室本線 富良野滝川方面 現在休止中
根室本線 下り 帯広・釧路方面
3 根室本線 上り 富良野・滝川方面 現在休止中

駅前広場

駅前広場には2点のオブジェが設置されている。

「火夫の像」

新得町商工会の創立20周年を記念し、1981年(昭和56年)に建立されたもの。25‰の急勾配や峠頂点の長大トンネル(狩勝トンネル)などを擁し、難所とされていた根室本線(旧線)の狩勝峠越え区間で蒸気機関車に乗務し、投炭を行う火夫(機関助士)の姿を再現している。像の制作者は横田裕美氏。像の台座には題名と作者を記した銘板、国鉄9600型蒸気機関車の煙室扉の複製、像の説明板、1982年(昭和57年)当時の新得保健所長塚田正勝氏による句を記した銘板が設置されている。

「北海道の重心地」モニュメント

建設省国土地理院(当時)が1993年(平成5年)3月に、北海道の重心が新得町にあることを発表したことを受け、同年12月に設置されたもの。モニュメントのデザインは新得町内の小学生から募集した。なお、実際の重心地点はこのモニュメントがある場所ではなく、新得駅から北に43kmほど離れた場所(北緯43度28分2秒、東経142度49分40秒)にある。

利用状況

  • JR北海道によると、乗車人員(特定の平日の調査日)平均は以下のとおりである。
調査対象の5年間 5年間の各調査日における
平均乗車人員
(単位:人)
出典
2012 - 2015年(平成24 - 27年) 237.5 [報道 4]
2013 - 2015年(平成25 - 27年) 225.0 [報道 5]
2014 - 2015年(平成26 - 27年) 227.0 [報道 6]
  • 「新得町町勢要覧」によると、2015年度(平成27年度)の1日平均乗車人員251人である[6]。近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
1985年(昭和60年) 340 [6]
1990年(平成02年) 380
1991年(平成03年) 400
1992年(平成04年) 387
1993年(平成05年) 385
1994年(平成06年) 374
1995年(平成07年) 365
1996年(平成08年) 355
1997年(平成09年) 352
1998年(平成10年) 352
1999年(平成11年) 362
2000年(平成12年) 348
2001年(平成13年) 361
2002年(平成14年) 360
2003年(平成15年) 350
2004年(平成16年) 330
2005年(平成17年) 310
2006年(平成18年) 300
2007年(平成19年) 366
2008年(平成20年) 310
2009年(平成21年) 307
2010年(平成22年) 304
2011年(平成23年) 290
2012年(平成24年) 268
2013年(平成25年) 243
2014年(平成26年) 237
2015年(平成27年) 251

駅周辺

その他

特急料金不要の特例

石勝線新夕張駅 - 当駅間は特急列車のみの運行であり、普通列車の設定がない。そのため、同区間内相互乗車で、特急の自由席に乗車する場合に限り、特急料金が不要になる特例がある。

テレビドラマ舞台

テレビドラマ北の国から '95秘密」に登場した[4]。黒板五郎の長女・蛍が富良野に住む五郎の長男・純のもとへ金を借りに来た後、釧路行きの夜行列車「おおぞら」号に乗るために純に車で送ってもらったのが夜半の当駅だった[4]

ライブカメラ

駅舎と並んで建っている新得町商工会がライブカメラを設置しており、駅前・広場・駐車場の3方向のいずれかを選んで確認することができる。(※外部リンク欄#新得駅サイトを参照(ページ内リンク))

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線
快速(下り「狩勝」を含む)・普通
*落合駅 (T37) - (**上落合信号場) - (新狩勝信号場) - (広内信号場) - (西新得信号場) - 新得駅 (K23) - 十勝清水駅 (K24)
石勝線
※新夕張駅 - 当駅間は普通列車の設定がないため、施設上の隣の駅を記載する。
トマム駅 (K22) - (串内信号場) - (**上落合信号場) - (★) - 新得駅 (K23)
*:根室本線東鹿越駅 - 当駅間は不通・バス代行輸送
**:根室本線と石勝線の施設上の分岐点
  • (★)の区間は根室本線に同じ

かつて存在した路線

日本国有鉄道(国鉄)
根室本線(旧線。区間内の駅等は廃止)
落合駅 -(狩勝信号場)- 新内駅 - 新得駅
北海道拓殖鉄道
北海道拓殖鉄道線(廃止)
新得駅 - 南新得駅

脚注

出典

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  3. ^ a b c d e f g h i j k 新得町百年史 平成12年1月発行。
  4. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、11・14-15頁頁。 
  5. ^ 廃止になる新得機関区、象徴だった扇形車庫も無用の長物に - フォト海道/道新写真データベース/北海道新聞(2015年版/2016年1月23日閲覧)
  6. ^ a b 新得町町勢要覧 資料編(平成29年2月現在)” (PDF). p. 14 (2017年2月). 2018年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月2日閲覧。

報道発表資料

  1. ^ "一連の台風による被害状況等について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 September 2016. 2018年9月5日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年9月5日閲覧
  2. ^ "石勝線・根室線 トマム~芽室間の運行再開について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 14 December 2016. 2018年9月5日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年9月5日閲覧
  3. ^ "根室線 東鹿越駅~新得駅間 バス代行輸送の実施について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 28 March 2017. 2018年9月5日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年9月5日閲覧
  4. ^ "駅別乗車人員(2016)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 8 December 2017. p. 2. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月17日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  5. ^ "根室線(富良野・新得間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月18日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  6. ^ 根室線(富良野・新得間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。

新聞記事

  1. ^ “新得機関区が廃止 14日ダイヤ改正で 68年、栄光の歴史残し”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1985年3月6日)

関連項目

外部リンク