「北見駅」の版間の差分
Mister0124 (会話 | 投稿記録) H26-30の乗車人員平均を追記 等 |
|||
7行目: | 7行目: | ||
|pxl= 300px |
|pxl= 300px |
||
|画像説明= 駅舎(2019年9月) |
|画像説明= 駅舎(2019年9月) |
||
{{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}} |
|地図={{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}} |
||
|よみがな= きたみ |
|よみがな= きたみ |
||
|ローマ字= Kitami |
|ローマ字= Kitami |
2020年2月15日 (土) 03:37時点における版
北見駅 | |
---|---|
駅舎(2019年9月) | |
きたみ Kitami | |
◄A59 西北見 (4.7 km) (2.7 km) 柏陽 A61► | |
所在地 | 北海道北見市大通西1丁目 |
駅番号 | ○A60 |
所属事業者 |
北海道旅客鉄道(JR北海道) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | ■石北本線 |
キロ程 | 181.0 km(新旭川起点) |
電報略号 | キミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
771人/日(降車客含まず) -2015年- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)9月25日 |
備考 |
社員配置駅 みどりの窓口 有 |
北見駅 | |
---|---|
駅名標(2005年8月) | |
きたみ Kitami | |
◄北光社 (4.5 km) | |
所属事業者 | 北海道ちほく高原鉄道 |
所属路線 | ふるさと銀河線 |
キロ程 | 140.0 km(池田起点) |
開業年月日 | 1911年(明治44年)9月25日 |
廃止年月日 | 2006年(平成18年)4月21日 |
北見駅(きたみえき)は、北海道北見市大通西1丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)石北本線の駅。駅番号はA60。電報略号はキミ。事務管コードは▲122528[1]。
概要
北見市の代表駅。特別快速「きたみ」の始発・終着駅であり、特急「オホーツク」「大雪」を含めた全ての旅客列車が停車する。
歴史
- 1911年(明治44年)
- 1912年(大正元年)11月8日:湧別軽便線(後の留辺蘂軽便線、湧別線)が留辺蘂駅まで開業。跨線橋設置[3]。
- 1913年(大正2年)6月2日:野付牛機関庫設置(北海道鉄道管理局の事務上制定)。
- 1914年(大正3年)10月5日:網走線が当駅から網走駅まで延伸。
- 1932年(昭和7年)10月1日:湧別線の一部が石北線に編入され、当駅は網走本線と石北線の接続駅となる[2]。
- 1933年(昭和8年)11月30日:北聯(現・ホクレン農業協同組合連合会)野付牛薄荷工場竣工。専用線使用開始。
- 1937年(昭和12年):日清製粉野付牛工場竣工[4]。専用線使用開始?[注釈 1]。
- 1940年(昭和15年)4月:軍需工場として馬鈴薯を利用したガソリン代替燃料アルコール製造の野付牛酒精工場が操業開始[5]。専用線0.6㎞[注釈 2]。
- 1942年(昭和17年)10月1日:市制施行を機に、北見駅に改称[2]。野付牛機関区も北見機関区に改称。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道(国鉄)に移管。
- 1950年(昭和25年)2月1日:北見客貨車区設置。
- 1951年(昭和26年)6月:北見酒精工場閉鎖に伴い専用線使用停止[5]。
- 1953年(昭和28年)12月:旧・北見酒精工場を利用して北見林産興業がパルプ工場(後の北見パルプ北見工場)竣工。専用線も再使用[5][注釈 3]。
- 1961年(昭和36年)4月1日:網走本線が分割され、当駅は石北本線と池北線の接続駅となる[2]。
- 1968年(昭和43年)10月1日:みどりの窓口設置。
- 1977年(昭和52年)9月18日:日本初の地下化による連続立体交差事業が完成(北見トンネルの開通)[6][7]。
- 1981年(昭和56年)7月16日:構内を横断する地下道が完成。
- 1983年(昭和58年)10月1日:駅舎改築。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物・貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。北見コンテナセンターが設置され、自動車代行輸送を開始。
- 1987年(昭和62年)
- 1989年(平成元年)6月4日:池北線が北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線に転換。
- 2000年(平成12年)12月2日、駅南北を結ぶプロムナード(中央プロムナード)が開通[8]。
- 2006年(平成18年)
- 4月1日:北見コンテナセンターが廃止され、北見駅に編入。
- 4月21日:北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線廃止。
- 2017年(平成29年)3月18日:ツインクルプラザ(旅行センター)が閉店[新聞 1]。
-
北見トンネル 北見駅側(2004年6月)
-
北見トンネル 西北見駅側(2009年10月)
駅構造
北海道旅客鉄道(JR北海道)
駅舎側に面した単式ホーム1面1線(1番のりば)、島式ホーム1面2線(2・3番のりば)、計2面3線のホームを有する地上駅。ホーム間の移動は跨線橋を使用する。ホームのない側線も2線有する。
終日社員配置駅。みどりの窓口・自動券売機・待合所・キヨスク(北海道四季彩館[注釈 4][注釈 5])・ゆうちょ銀行ATM・駅レンタカー事務所設置。以前は立ち食いそば・うどん店があり駅弁も販売していたが、2007年(平成19年)8月に閉店した。
駅の西北見方は地下トンネル、柏陽方は高架線で立体交差化されており、それに挟まれる位置に立地する。西北見側には北見運転所があり、車両留置などが行われる。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 - 3 | ■石北本線 | 上り | 遠軽・旭川方面 | 主に1番線 |
下り | 網走・知床斜里方面 |
かつては、島式ホーム現3番のりばの遠軽方を切り欠いた切欠きホーム1線(旧3番のりば)があり、ふるさと銀河線の列車が発着していた。銀河線廃止後は撤去され、旧4番のりばが現在の3番のりばとなっている。
-
改札口(2018年7月)
-
発車標
英語表示の他、先発・次発列車は停車駅の案内が流れる。
(2016年5月) -
ホーム(2018年7月)
-
跨線橋(2018年7月)
-
駅名標(2018年7月)
日本貨物鉄道(JR貨物)
JR貨物の駅は旅客駅舎の北東にある。1面1線のコンテナホームを有している。コンテナ貨物の取扱駅で、ここでは12ftコンテナのみを取り扱っている。ホーム上に営業窓口の日本貨物鉄道北海道支社JR貨物道北支店北見営業所が設置されている。
当駅の取扱品はタマネギなどの農産物が多いため、季節によって取扱量が大きく変動する。そのため収穫期の秋・冬季のみ貨物列車が発着し、それ以外の時期はトラック便のみが運行される。なおトラック便は1年を通して運行されている。臨時高速貨物列車は北旭川駅・札幌貨物ターミナル駅との間に1日3往復[注釈 6]、トラック便は北旭川駅との間に1日5往復設定されている。農産物以外の主要取扱品には、廃乾電池・廃蛍光灯がある。これらは日本国内各地からコンテナで当駅まで輸送され、北見市内にある廃乾電池・廃蛍光灯処理施設の野村興産イトムカ鉱業所(イトムカ鉱山)へ送られる。
-
北見駅貨物ホーム(2007年10月)
利用状況
旅客
- JR北海道によると、特定の平日の調査日における乗車人員平均は以下のとおり。
- 「北見市統計書」によると、JR北海道から提供された近年の乗車人員は以下のとおり。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2002年(平成14年) | 1,201 | [9] |
2003年(平成15年) | 1,219 | |
2004年(平成16年) | 1,147 | |
2005年(平成17年) | 1,100 | |
2006年(平成18年) | 1,001 | |
2007年(平成19年) | 946 | |
2008年(平成20年) | 940 | [10] |
2009年(平成21年) | 840 | |
2010年(平成22年) | 810 | |
2011年(平成23年) | 830 | |
2012年(平成24年) | 858 | |
2013年(平成25年) | 823 | [11] |
2014年(平成26年) | 781 | |
2015年(平成27年) | 771 | |
2016年(平成28年) | 743 |
貨物
「北見市統計書」によると、近年の年間輸送貨物実績は以下のとおり。
年度 | 年間貨物トン数 | ||
---|---|---|---|
発送 | 到着 | 出典 | |
2003年(平成15年) | 244,344 | 44,730 | [9] |
2004年(平成16年) | 238,721 | 46,820 | |
2005年(平成17年) | 230,620 | 66,315 | |
2006年(平成18年) | 241,725 | 58,772 | |
2007年(平成19年) | 277,375 | 63,486 | |
2008年(平成20年) | 286,997 | 57,370 | [10] |
2009年(平成21年) | 280,758 | 53,777 | |
2010年(平成22年) | 252,617 | 48,726 | |
2011年(平成23年) | 264,447 | 44,887 | |
2012年(平成24年) | 278,469 | 49,972 | |
2013年(平成25年) | 227,669 | 46,407 | [11] |
2014年(平成26年) | 295,310 | 47,100 | |
2015年(平成27年) | 310,232 | 49,667 | |
2016年(平成28年) | 329,167 | 48,142 |
駅周辺
周辺は北見市の中心市街地となっている。北見工業大学、野付牛公園、東陵公園へは車で約10分、北見市民会館(北見市中央公民館)、北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館へは車で約5分のアクセス。駅南側へは隣接する中央プロムナード(みんとロード)を渡る。
改札口側
- まちきた大通ビル(パラボ)
- 北見警察署駅前交番
- 北見信用金庫本店
- ホテルルートインGrand北見駅前
- 東横イン北見駅前
- 北大学力増進会北見本部(進学会)
- コンフォートホテル北見
- ホテルルートイン北見大通西
- 北見練成会本校(練成会グループ)
- 日本通運北見支店
- ホテルパコJr.北見
- 北海道銀行北見支店
- 北見第一ホテル
- ホテルにしの家
- 清月一番街本店
- 北洋銀行北見中央支店
- 北見道新文化センター
- 小林病院
- 網走信用金庫北見支店
- 北見ピアソンホテル
- スーパーホテル北見
- ドーミーイン北見
- 小公園
- 北見赤十字病院
- 北海道立北見病院
- 北見郵便局
- 北見北斗病院
- ホテルベルクラシック北見(ベルクラシック)
- ホテル黒部
- ホテルクラウンヒルズ北見
- ピアソン記念館
駅南側
バス路線
- 北見バスターミナル
- 駅を出て左手。道路を隔てて隣接するまちきた大通ビル(パラボ)1階に設置されていたが、北見市都市再生整備事業に伴い2018年(平成30年)12月15日に駅前広場へ移転[12][13]。北見市内線「大通」、郊外線「北見」、都市間バス「北見バスターミナル」と呼称が異なるが、北見市内線の一部を除き北見バスターミナルを示す。
- 「北見駅」停留所
- 駅を出て右手。北見市内線の一部と端野方面郊外線が停車。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■石北本線
かつて存在した路線
- 北海道ちほく高原鉄道
- ふるさと銀河線
- 北光社駅 - 北見駅
脚注
注釈
- ^ 昭和25年版から昭和58年版全国専用線一覧にて0.4km。
- ^ 専用線は工場建設資材の運搬にも使用するため、1939年(昭和14年)3月からの建設工事当初に短期間で敷設された。軍需工場の稼働中は毎日40~50輌の貨車が入構した。戦後も監督局は変わったものの国営工場のままで飲料用アルコールの製造を行っていたが、採算が取れず工場閉鎖となった。
- ^ 昭和32年版全国専用線一覧より記載。網走本線(後の池北線)より分岐、0.6㎞。
- ^ 2016年3月16日に網走駅の店舗が閉店となり、オホーツク総合振興局管内で唯一の店舗となった。
- ^ 2016年12月に名寄駅のキヨスク閉店に伴い、日本最北のキヨスク設置駅となった。
- ^ 2010年秋から2011年春までの臨時貨物は、DD51の不足により従来の3往復分のうち2往復のみ貨物列車で、残り1往復分をトラック輸送になったと北海道新聞記事に記載有り。さらに1往復体制となった2013年3月7日には従来のDD51に加えてDF200を先頭に連結した編成で運転を行ったと2013年3月8日付けの北海道新聞記事(第3社会面)に記載されている。
出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。
- ^ 大正元年度 鉄道院年報。
- ^ 北見市史 下巻 P405。
- ^ a b c 北見叢書 第10集 『北見の町の軍需工場 -アルコール工場の顛末-』 大島乙彦著、1997年「北見叢書」刊行会発行。
- ^ “待望の北見トンネル開通 国鉄石北線”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1977年9月19日). 2017年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月21日閲覧。
- ^ “北見に2kmの地下トンネルがあるのをご存知? 日本初の「北見トンネル」”. 北海道ファンマガジン (2012年10月31日). 2015年6月27日閲覧。
- ^ “北見市の年表” (PDF). 北見市観光テキスト. 北見市観光協会連絡協議会・北見観光協会 (2014年). 2015年6月27日閲覧。
- ^ a b “第6編 交通・運輸・通信” (PDF). 北見市統計書 平成20年版. 北見市. p. 49. 2019年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月4日閲覧。
- ^ a b “第6編 交通・運輸・通信” (PDF). 北見市統計書 平成25年版. 北見市. p. 45. 2019年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月27日閲覧。
- ^ a b “第6編 交通・運輸・通信” (PDF). 北見市統計書 平成29年版. 北見市. p. 46. 2019年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月4日閲覧。
- ^ “北見市都市再生整備事業 複合交通・地域交流拠点の整備について” (PDF). 北見市. 2019年1月22日閲覧。
- ^ “北見バスターミナルの移転について”. 北海道北見バス (2018年11月22日). 2019年1月22日閲覧。
報道発表資料
- ^ "石北線(新旭川・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月10日閲覧。
{{cite press release2}}
:
で外部リンクを指定しないでください (説明); 不明な引数|work=
|deadlinkdate=
が空白で指定されています。 (説明) - ^ "石北線(新旭川・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 4. 2018年8月19日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月19日閲覧。
{{cite press release2}}
:
で外部リンクを指定しないでください (説明)|work=
- ^ “石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 4 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
新聞記事
関連項目
外部リンク
- 北見|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company
- 函館市中央図書館デジタル資料館より 野付牛停車場 大正末-昭和初期頃。左手奥に機関庫が見える。
- 国立国会図書館近代デジタルライブラリー 「網走線建設概要」(鉄道院北海道建設事務所,大正元年発行)より建設当初の野付牛駅構内
- 北海道立図書館北方資料デジタルライブラリー
- 「野付牛網走間開通記念絵はがき」より、開設工事中の美幌停車場構内(5ページ目を手動選択してください。)写真奥やや左手に平屋の駅舎と跨線橋。
- 「野付牛町風景絵葉書」より 大正期?の野付牛停車場(3ページ目を手動選択してください。) 2代目?駅舎。