「天塩中川駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2017年10月) |
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|よみがな= てしおなかがわ |
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|ローマ字= Teshio-Nakagawa |
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2020年2月15日 (土) 06:25時点における版
天塩中川駅 | |
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駅舎(2017年10月) | |
てしおなかがわ Teshio-Nakagawa | |
◄W63 佐久 (8.3 km) (8.4 km) 歌内 W65► | |
所在地 | 北海道中川郡中川町字中川 |
駅番号 | ○W64 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■宗谷本線 |
キロ程 | 161.9 km(旭川起点) |
電報略号 |
テナ ホヒ(改称前) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1922年(大正11年)11月8日 |
備考 | 無人駅 |
天塩中川駅(てしおなかがわえき)は、北海道(上川総合振興局)中川郡中川町字中川にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。駅番号はW64。電報略号はテナ。事務管コードは▲121834[1]。
歴史
- 1922年(大正11年)11月8日:鉄道省天塩線音威子府駅 - 当駅間開通に伴い誉平駅(ぽんぴら)として開業[2][3][4]。一般駅。
- 1923年(大正12年)11月10日:当駅 - 問寒別駅間延伸開通に伴い中間駅となる[4]。
- 1924年(大正13年)6月25日:線路名を天塩南線に改称、それに伴い同線の駅となる[3]。
- 1926年(大正15年)9月25日:天塩南線と天塩北線を統合し線路名を天塩線に改称、それに伴い同線の駅となる[3]。
- 1930年(昭和5年)4月1日:天塩線を宗谷本線に編入、それに伴い同線の駅となる[3]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1951年(昭和26年)7月20日:天塩中川駅に改称[2]。
- 1953年(昭和28年):現駅舎落成[5][6]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 2005年(平成17年)6月9日:簡易委託取扱廃止。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)3月:簡易委託、保線基地での指定席の扱いを終了、完全な無人駅となる。
- 乗車券類は駅前の北はるか農業協同組合中川支所で委託発売されていた[7][8]。また、駅横の別棟にある保線事務所2階(天塩中川駅工務)で指定席券類の受付(予約販売のみ)を行っていた[7][8]。
- 2016年(平成28年)4月1日:工務社員の配置を廃止。
駅名の由来
旧駅名の「誉平(ぽんぴら)」は、アイヌ語で「ポンピラ(pon-pira)」(小さい・崖)と呼ばれた、市街の西方の川崖からの地名で[9][10][11]、現在も天塩川を挟んで対岸の「誉(ほまれ)」の地名や、ぽんぴら温泉などに名残がある。
1951年(昭和26年)7月20日に自治体名(当時は中川村)に合わせて駅名を改称することとなったが、奥羽本線に中川駅が存在したため旧国名「天塩」を冠した[2][9][10]。「中川」は町が所在する中川郡が天塩川の中流に位置することに由来する[9][11]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅となっている[10]。互いのホームは駅舎側ホーム南側と対向側ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡している[10]。ホーム有効長が短いため、「宗谷」「サロベツ」が増結された場合、ホームからはみ出した車両はドアカットされる。
駅舎側の1番線は稚内方面側、名寄・旭川方面側とも出発信号機があるため上下列車とも停車可能となっている。このため、列車交換がない場合、発着列車は上下とも1番線を使用する。2017年3月26日現在、当駅での列車交換は通常行われないが、一部の上り普通列車が2番線を使用する。
そのほか1993年(平成5年)3月時点では2番線の旭川方から分岐した、南側への行き止りの側線を1線、その途中から北側に分岐した行き止りの側線を1線有していた[10]。また、1983年(昭和58年)4月時点では対向側ホーム外側への副本線を1線有し[12]、また1番線の稚内方から分岐し駅舎北側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線とその途中から分岐した側線を2線有していた[12]。これらの側線は1993年(平成5年)3月までには撤去された[10]。
無人駅となっている。駅舎は構内の西側に位置し1番線ホーム中央部分に接している[10]。現在の駅舎は1953年(昭和28年)に落成し、2014年(平成26年)に中川町がJR北海道から譲り受けた上で、地元産のトドマツを用いた改修工事を実施し、落成当初の雰囲気を再現している。床面積は110平方メートルで、改修工費は5070万円であった[5]。またこの改修工事にあわせ町設置の無料公衆Wi-fiスポットが設置されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■宗谷本線 | 下り | 稚内方面 | |
上り | 名寄・旭川方面 | |||
2 | 上り | 名寄・旭川方面 | 一部の普通列車 |
-
改修前の駅舎(2005年5月)
-
ホーム(2017年10月)
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構内踏切(2017年10月)
-
駅名標(2017年10月)
利用状況
JR北海道発表の線区データでは、名寄駅 - 稚内駅間の特急停車駅としては最低値である[13][14][15]。
- 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は173人[12]。
- 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は174人[10]。
- 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は16.8人[13]。
- 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は15.6人[14]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は12.4人[15]。
駅周辺
天塩川右岸に形成された中川町の中心部に位置し、駅前通りには商店や民家が並んでいる[8]。
天塩川右岸側(駅周辺)
- 北海道道438号天塩中川停車場線
- 北海道道541号問寒別佐久停車場線
- 西條Qマート中川店
- 中川町役場
- 中川町生涯学習センターちゃいむ(旧北海道中川商業高等学校)[16]
- 美深警察署中川駐在所
- 中川郵便局
- 北星信用金庫中川支店
- 北はるか農業協同組合(JA北はるか)中川支所
- 中川町立中川中学校
- 中川町立中央小学校
- エコ・ミュージアムセンター - 首長竜の化石などが展示されている[8]
- ぽんぴら温泉(ポンピラアクアリズイング)
天塩川左岸側
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■宗谷本線
- 特急「宗谷」「サロベツ」停車駅
脚注
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、52頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c d 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)179-180ページより。
- ^ a b 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)47ページより。
- ^ a b c 藤盛一朗 (2014年11月10日). “昭和の駅舎、地元産マツ使い復元 町がJR天塩中川駅を改修”. どうしんウェブ. 北海道新聞社. 2014年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月10日閲覧。
- ^ a b “駅を降りたらアンモナイト達がお出迎え!昭和風に再現した天塩中川駅”. 北海道ファンマガジン. 北海道リレーション (2016年6月6日). 2018年7月3日閲覧。
- ^ a b “全駅DATA 石北本線②(上川~網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03).
- ^ a b c d 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)218ページより。
- ^ a b c 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)123ページより。
- ^ a b c d e f g h 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)148ページより。
- ^ a b “アイヌ語地名リスト トヨト~ノブシ P91-100”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年11月17日閲覧。
- ^ a b c 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)183ページより。
- ^ a b "宗谷線(名寄・稚内間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月30日閲覧。
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が空白で指定されています。 (説明) - ^ a b “宗谷線(名寄・稚内間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3,4 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “教育・文化施設 中川町生涯学習センターちゃいむ”. 中川町. 2019年3月16日閲覧。