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2020年2月15日 (土) 08:23時点における版

勇知駅
駅舎(2017年10月)
ゆうち
Yūchi
W76 兜沼 (5.8 km)
(8.3 km) 抜海 W78
地図
所在地 北海道稚内市抜海村字上勇知
北緯45度15分32.9秒 東経141度41分5.8秒 / 北緯45.259139度 東経141.684944度 / 45.259139; 141.684944座標: 北緯45度15分32.9秒 東経141度41分5.8秒 / 北緯45.259139度 東経141.684944度 / 45.259139; 141.684944
駅番号 W77
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 236.7 km(旭川起点)
電報略号 ユチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1924年(大正13年)6月25日
備考 無人駅
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勇知駅(ゆうちえき)は、北海道稚内市抜海村字上勇知にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。駅番号W77電報略号ユチ

歴史

1977年の勇知駅と周囲約500m範囲。左上が稚内方面。相対式ホーム2面2線と駅舎横名寄側に貨物積卸場と引込み線がある。外側の稚内側にも引込み線がある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

当駅の所在する地域名(名)より。地域名は、アイヌ語の「イオッイ(イオチ)〔i-ot-i(i-otci)〕」〔それ(=蛇)・多くいる・ところ〕に由来する[2]

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の東側(稚内方面に向かって右手側、旧2番線)に存在する[3]。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能駅で、駅舎側(東側)が上りの2番線、対向ホームが下りの1番線となっていた。ほかに1番線側に稚内方から分岐した側線を1本有していた[4]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム中央と対向ホーム北側を結んだ構内踏切で連絡した[4]

稚内駅管理の無人駅。開業時からの駅舎は改築され、ヨ3500形[5]車掌車を改造した貨車駅舎となっている。駅舎は構内の東側に位置し、ホームに接している。駅舎内にトイレを有する[6]

利用状況

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は56人[4]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は44人[3]
  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗車人員(11月の調査日)平均は「10名以下」[7]
  • 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.6人[8]
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.0人[9]
  • 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.8人[10]

駅周辺

小さな集落が広がる。

  • 市立稚内病院附属上勇知診療所
  • 稚内警察署勇知駐在所
  • 勇知郵便局
  • 上勇知ふるさと資料館(稚内市立上勇知小・中学校の廃校舎を活用)
  • 悠遊ファーム(観光農園)
  • あとりえ華 画家高橋英生のアトリエ・カフェ
  • 六花丘茶寮(レストラン・ギャラリー)
  • 勇知川

簡易軌道勇知線

かつて当駅裏から勇知川河口の下勇知地区へ、簡易軌道勇知線が運行されていた。勇知駅前 - 下勇知間9.8km。動力は馬力で、農業開発が目的であった[11]

歴史

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線
兜沼駅 (W76) - 勇知駅 (W77) - 抜海駅 (W78)

脚注

注釈

  1. ^ 別説として1949年(昭和24年)全線開通説あり(今尾恵介 監修『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線』 1巻、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年5月、49頁。ISBN 9784107900197 
  2. ^ 別説として1957年(昭和32年)全線廃止説あり(今尾恵介 監修『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線』 1巻、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年5月、49頁。ISBN 9784107900197 

出典

  1. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、14-17頁。 
  2. ^ アイヌ語地名リスト モク~リ P131-140”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
  3. ^ a b 宮脇俊三 著、原田勝正 編『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』小学館、1993年6月、151頁。ISBN 4093954011 
  4. ^ a b c 宮脇俊三 著、原田勝正 編『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』小学館、1983年7月、186頁。ISBN 4093951012 
  5. ^ 笹田昌宏『ダルマ駅へ行こう!』小学館〈小学館文庫〉、2007年5月、19頁。ISBN 9784094116519 
  6. ^ 本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』北海道新聞社、2008年8月、225頁。ISBN 9784894534643 
  7. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  8. ^ "宗谷線(名寄・稚内間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月30日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明); 不明な引数|deadlinkdate=が空白で指定されています。 (説明)
  9. ^ "宗谷線(名寄・稚内間)" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 2 July 2017. 2017年12月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年7月13日閲覧 {{cite press release2}}: 不明な引数|deadlinkdate=が空白で指定されています。 (説明)
  10. ^ 宗谷線(名寄・稚内間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 4 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  11. ^ a b c d e 田中和夫『北海道の鉄道』北海道新聞社、2001年2月、273頁。ISBN 4894531364 

関連項目

外部リンク