コンテンツにスキップ

「尾美としのり」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 切れたアンカーの修正 - 古谷一行の金田一耕助シリーズ (古谷一行の金田一耕助シリーズ#名探偵・金田一耕助シリーズ(1983年 - 2005年)) - log
246行目: 246行目:
* [[最後の家族]](2001年10月-12月、テレビ朝日) - 柴山定之
* [[最後の家族]](2001年10月-12月、テレビ朝日) - 柴山定之
* [[水戸黄門 第31部]] 第6話「娘剣士の上意討ち - 吉田 -」(2002年、TBS) - 弥市
* [[水戸黄門 第31部]] 第6話「娘剣士の上意討ち - 吉田 -」(2002年、TBS) - 弥市
* [[古谷一行の金田一耕助シリーズ#名探偵・金田一耕助シリーズ|名探偵・金田一耕助シリーズ]](2002年 - 2004年、TBS) - 宮村巡査
* [[古谷一行の金田一耕助シリーズ#名探偵・金田一耕助シリーズ(1983年 - 2005年)|名探偵・金田一耕助シリーズ]](2002年 - 2004年、TBS) - 宮村巡査
* [[忠臣蔵〜決断の時]](2003年1月2日、テレビ東京)- [[前原宗房|前原伊助]]
* [[忠臣蔵〜決断の時]](2003年1月2日、テレビ東京)- [[前原宗房|前原伊助]]
* [[盤嶽の一生]] 第9話 げんこつ親分(2002年、フジテレビ) - 孝太郎
* [[盤嶽の一生]] 第9話 げんこつ親分(2002年、フジテレビ) - 孝太郎

2021年4月18日 (日) 07:18時点における版

おみ としのり
尾美 としのり
本名 尾美 利徳(おみ としのり)
生年月日 (1965-12-07) 1965年12月7日(58歳)
出生地 東京都目黒区
国籍 日本の旗 日本
民族 日本人
身長 174cm
血液型 B型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビ番組
活動期間 1973年? - 現在
活動内容 走れ!ケー100第15話(1973年)が確認可能な最古の出演作
配偶者 既婚
事務所 ホリプロ・ブッキング・エージェンシー
公式サイト プロフィール
主な作品
映画
火の鳥
転校生
時をかける少女
さびしんぼう
姉妹坂
ふたり
ジェネラル・ルージュの凱旋
テレビドラマ
北条時宗
鬼平犯科帳
マンハッタンラブストーリー
タイガー&ドラゴン
てっぱん
あまちゃん
集団左遷!!
舞台
『七人の恋人』
『LOVE 30 vol.2』
 
受賞
日本アカデミー賞
新人俳優賞
1983年転校生
その他の賞
テンプレートを表示

尾美 としのり(おみ としのり、1965年12月7日 - )は、日本俳優。所属事務所はホリプロ・ブッキング・エージェンシー。本名は尾美 利徳(読み同じ)。東京都目黒区出身。血液型はB型。

来歴

子役時代

幼稚園の頃に劇団ひまわりに入団。入団前は、毎日同じ時間に同じ場所に行くのがいやで、よく仮病を使って幼稚園を休んでいた。CM撮影等で欠席する友達が羨ましくて、自分から劇団に入りたいと願い出た。

当初は本名の「尾美利徳」名義で出演していた。正確なデビュー作は不明。

テレビドラマでは7歳で『走れ!ケー100』第15話(1973年7月20日放送、TBS)にゲスト出演。初出演映画はザ・ドリフターズ『チョットだけョ 全員集合!!』(1973年8月4日公開)。1977-1978年にNHK教育テレビの道徳教育ドラマ『みんななかよし』で主演。『ウルトラマンタロウ』(1973年-1974年)に子役で出演したと篠田三郎に語ったとされるが、出演の確証は見つかっていない。詳細は同番組の項目を参照。

公式には1978年、13歳で市川崑の監督映画『火の鳥』で「尾美トシノリ」名義にて子役デビューし、数々の名優に囲まれながらも重要な役柄を演じている。大河ドラマ『草燃える』(1979年、NHK)に北条泰時役で出演。

青年期 - 現在

1982年、17歳で大林宣彦監督の『転校生』の主役の一人に抜擢され、注目を集める(以後1995年の『あした』まで17本の大林作品に出演している)。

テレビドラマでは1989年から『鬼平犯科帳』に木村忠吾(うさ忠)役でレギュラー出演したほか、宮藤官九郎脚本作品に頻繁に出演していることでも有名。

2005年の宮藤官九郎作・演出舞台『七人の恋人』(ウーマンリブ公演)では7演目の中で、「転校生の尾美くん」「鬼としのり」「むねさん」等、それぞれ毛色の違うキャラクターを演じている。

CMでは、「クロレッツ」のCMの岡本麗とのキスシーン、2000年「JR東日本」においては父親役で登場、別のCMでは思春期の娘を持ちながら奮闘する姿も演じている。一方でCM「りそな銀行」や、日本生命のキャッチコピー「生きるチカラ」シリーズにおいてはナレーションを担当している。2008年にはソフトバンクにて、2011年にはハウス食品「こくまろカレー」のCMでよきパパ役を演じている。

現在バラエティにはあまり出演しないが、過去には『ねるとん紅鯨団』の芸能人SPにも出演していた。他に料理番組『料理バンザイ!』に大林監督と出演したり、お笑い番組『虎の門』では第19代目ゲストMCを務めた。

阿部寛とは『結婚できない男』以前に、『アットホーム・ダッド』、『逃亡者 RUNAWAY』で共演している。『あんどーなつ』では風吹ジュンとデビュー作『火の鳥』以来の共演。岸部一徳小林聡美とは『神はサイコロを振らない』で再共演。

NHK連続テレビ小説『てっぱん』では尾道の住職役で出演し、大林映画、尾道三部作に関連のある共演者富司純子森田直幸、また『さびしんぼう』のロケ地、西願寺が登場した。また『あまちゃん』ではヒロインの父親、黒川正宗役で出演。2013年の第64回NHK紅白歌合戦では自らが運転するタクシーで足立ユイを乗せての会場入りを正宗として演じ、『あまちゃん』キャスト総出演で歌った「地元に帰ろう」でも正宗としてマラカスを振って踊りながら歌って盛り上げた。

2020年3月プランニング・メイ有限会社を退所し、9月よりホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属となった。

人物

趣味は料理プロレス観戦。10代の頃、実際にプロレスラーに憧れて筋トレやプロテイン摂取に励んでいたが、身長が足りずに挫折した(『徹子の部屋』2011年10月14日放送)。

人間関係

大林宣彦作品には旧尾道三部作を含め、計19作品に出演している。大林は「例えばフランソワ・トリュフォーの映画に於ける、ジャン=ピエール・レオみたいなものです。僕自身の少年時代を描くには欠かせない[1]」「彼(尾美君)が僕の映画にいることは、僕の署名です」とコメントしている。29歳の時に「たまには大林監督以外のほかの仕事もしてみたい」と楽屋でこぼしたのを伝え聞いた大林は「俺を裏切ったのか」と落胆したものの、「おやじと息子」のような関係の尾美を「特に長男というものはいっぺん飛び出す」「僕の映画につき合わせ、ほかの可能性を僕も奪っていた」と考え直し、「家出息子、大きくなって帰ってこい」として自身の作品から卒業させた。以降は大林の作品に呼ばれず絶縁状態となっていたが、『この空の花 -長岡花火物語』(2012年4月7日公開)で『あした』以来17年ぶりに大林組の現場に復帰することとなった。そして大林の遺作となった『海辺の映画館―キネマの玉手箱』(2020年7月31日公開)にも出演。大林は「尾道にもう1回、里帰り」してほしいと思って尾美を呼んだという[2]。2020年4月の大林の死去に際しては「…残念です」というコメントを発表し[3]、一言で無念さを表した[4]

宮藤官九郎脚本作品の常連出演者でもあり、契機となった『マンハッタン・ラブストーリー』の出演にあたり、「台本が面白いが、役柄がそれまでとは違う粗暴な役、まるっきり逆な役がきた。どこまでやっていいのか? 表現していいのかが心配だった」と語っている(『スタジオパークからこんにちは』2010年10月9日放送)。

出演

映画

テレビドラマ

オリジナルビデオ

配信ドラマ

  • 革命ステーション5+25(2009年、LISMO Video) - ごんぱちのマスター

アニメ

テレビ番組

CM

舞台

  • 1986年 「十二夜」(演出:野田秀樹)
  • 鬼平犯科帳
    • 1991年 「本所・桜屋敷」
    • 1992年 「五年目の客」
    • 1993年 「むかしの女」
    • 1994年 「炎の色」
    • 1995年 「血闘」
    • 1998年 「本所・桜屋敷」
    • 1999年 「血頭の丹兵衛」
  • 1998年 竹中直人の会 「水の戯れ」(作・演出:岩松了)
  • 2005年 ウーマンリブシリーズ「七人の恋人」(作・演出:宮藤官九郎
  • 2007年 「LOVE 30 〜女と男と物語〜 vol.2」『アルゼンチンにて』(作:赤堀雅秋 演出:宮田慶子
  • 2014年 「キレイ〜神様と待ち合わせした女〜」 (作・演出:松尾スズキ)

脚注

  1. ^ キネマ旬報、1985年3月下旬号
  2. ^ “尾美としのり、恩師・大林宣彦監督との23年間の絶縁状態を初告白…理由を知り涙”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年4月19日). https://hochi.news/articles/20190419-OHT1T50143.html 2020年4月20日閲覧。 
  3. ^ “尾美としのり「…残念です」大林監督をひと言で悼む”. 日刊スポーツ. (2020年4月11日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202004110000298.html 2020年4月19日閲覧。 
  4. ^ “『尾道三部作』の尾美としのり 大林監督訃報に「残念です」と一言 小林聡美も富田靖子も追悼”. デイリースポーツ online. (2019年4月11日). http://origin.daily.co.jp/gossip/2020/04/11/0013264022.shtml 2020年4月20日閲覧。 
  5. ^ 《2020年大河ドラマ》“美濃編” の出演者を発表!大河ドラマ 麒麟(きりん)がくる”. NHK (2019年3月8日). 2019年3月8日閲覧。
  6. ^ E-girls・石井杏奈が吹奏楽女子に ドラマ『仰げば尊し』キャスト発表”. ORICON STYLE (2016年6月11日). 2016年6月13日閲覧。
  7. ^ “尾鷲舞台に描く40代女性の青春 TBSドラマ「それでも恋する」”. 東京中日スポーツ. (2018年9月5日). http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2018090502000183.html 2018年9月11日閲覧。 
  8. ^ 裕さんの女房”. NHK (2021年4月17日). 2021年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月18日閲覧。
  9. ^ 「三谷家」の日常を描いた新テレビCMシリーズスタート JA共済 - 保険市場タイムズ 2013年4月11日、同10月7新日閲覧
  10. ^ 役所広司塩見三省古田新太と共演(“踊りがウマイ役所広司”実は、大和ハウス最新CMの放映スタート。)。塩見、古田とは同時期に連続テレビ小説「あまちゃん」でも共演している。
  11. ^ 2014年6月26日(木)より全国で放映を開始(〜俳優『尾美としのり』さん、女優『清水美沙』さん、『福田沙紀』さん出演〜「カー用品」「車検・整備」「車買取・販売」を切り口とした新しいテレビコマーシャル 3 種を全国で放映
  12. ^ “『ラクスル』女優 のん出演 新TVCMが2月9日(土)より全国でオンエア開始!”. RakSul. (2019年2月8日). https://corp.raksul.com/news/press/190208_raksul/ 2019年9月20日閲覧。 

関連人物

参考サイト

外部リンク