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** [[10月20日]] - 据置型ゲーム機「Nintendo Switch」の情報を公開<ref name="NS">{{Cite web|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2016/161020.html|title=ニュースリリース : 2016年10月20日|publisher=任天堂|date=2016-10-20|accessdate=2016-10-26}}</ref>。 |
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** [[11月29日]] - [[ユニバーサル・パークス&リゾーツ]]が運営している[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]、[[ユニバーサル・オーランド・リゾート]]、[[ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド]]で任天堂のテーマパークを展開することを発表<ref name="us">{{Cite web|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2016/161129.html|title=ニュースリリース : 2016年11月29日|publisher=任天堂|date=2016-11-29|accessdate=2016-11-29}}</ref><ref group="注">[[2015年]][[5月8日]]に行われた[https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/150508/04.html 決算説明会]の中で、[[ユニバーサル・パークス&リゾーツ]]と合意し、任天堂[[知的財産|IP]]を用いたテーマパークを展開している計画があることを発表。</ref>。 |
** [[11月29日]] - [[ユニバーサル・パークス&リゾーツ]]が運営している[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]、[[ユニバーサル・オーランド・リゾート]]、[[ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド]]で任天堂のテーマパークを展開することを発表<ref name="us">{{Cite web|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2016/161129.html|title=ニュースリリース : 2016年11月29日|publisher=任天堂|date=2016-11-29|accessdate=2016-11-29}}</ref><ref group="注">[[2015年]][[5月8日]]に行われた[https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/150508/04.html 決算説明会]の中で、[[ユニバーサル・パークス&リゾーツ]]と合意し、任天堂[[知的財産|IP]]を用いたテーマパークを展開している計画があることを発表。</ref>。 |
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** [[12月15日]] - [[IOS (Apple)|iOS]]向けゲームアプリ『[[SUPER MARIO RUN]]』を150の国と地域の[[App Store]]で配信開始。開始4日間のダウンロード数が4000万を超えて、App Storeにおける最速記録になった<ref>{{Cite web|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2016/161221.html|title=ニュースリリース : 2016年12月21日|publisher=任天堂|date=2016-12-21|accessdate=2017-01-05}}</ref>。 |
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* [[2017年]] |
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** [[3月3日]] - 日本、アメリカ、[[ヨーロッパ]]などで携帯型ゲーム機としても利用できる据置型ゲーム機「Nintendo Switch」を発売<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ03H2X_T00C17A3EAF000/|title=任天堂「スイッチ」発売 据え置き型 4年半ぶり|work=日本経済新聞|date=2017-03-03|accessdate=2017-03-04}}</ref>。 |
** [[3月3日]] - 日本、アメリカ、[[ヨーロッパ]]などで携帯型ゲーム機としても利用できる据置型ゲーム機「Nintendo Switch」を発売<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ03H2X_T00C17A3EAF000/|title=任天堂「スイッチ」発売 据え置き型 4年半ぶり|work=日本経済新聞|date=2017-03-03|accessdate=2017-03-04}}</ref>。 |
2021年5月20日 (木) 22:57時点における版
任天堂本社 | |
種類 | 株式会社[1] |
---|---|
機関設計 | 監査等委員会設置会社 |
市場情報 |
OTC Pink NTDOY BMV NTDOYN
WBAG NTO
|
本社所在地 |
日本 〒601-8501[2][3] 京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11-1[1] 北緯34度58分11秒 東経135度45分22.3秒 / 北緯34.96972度 東経135.756194度座標: 北緯34度58分11秒 東経135度45分22.3秒 / 北緯34.96972度 東経135.756194度 |
設立 |
1947年11月20日[3] (創業は1889年9月23日) |
業種 | その他製品[3] |
法人番号 | 1130001011420 |
事業内容 | 家庭用レジャー機器の製造・販売[1] |
代表者 |
代表取締役社長 古川俊太郎 代表取締役 フェロー 宮本茂 |
資本金 | 100億6540万円 |
発行済株式総数 |
1億3166万9000株 (2020年3月31日現在)[4] |
売上高 |
連結:1兆3085億1900万円 単独:1兆768億5200万円 (2020年3月期)[4] |
営業利益 |
連結:3523億7000万円 単独:3001億800万円 (2020年3月期)[4] |
経常利益 |
連結:3604億6100万円 単独:2962億400万円 (2020年3月期)[4] |
純利益 |
連結:2586億8300万円 単独:2108億4200万円 (2020年3月期)[4] |
純資産 |
連結:1兆5409億円 単独:1兆511億4700万円 (2020年3月31日現在)[4] |
総資産 |
連結:1兆9340億8700万円 単独:1兆3677億6600万円 (2020年3月31日現在)[4] |
従業員数 |
連結:6,200名 単独:2,395名 (2020年3月31日現在)[4] |
決算期 | 3月31日[5] |
会計監査人 | PwC京都監査法人[4] |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 6.43% ジェーピー モルガン チェース バンク 385632 6.32% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 4.77% 京都銀行 4.10% 野村信託銀行(退職給付信託三菱UFJ銀行口) 3.53% ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505010 2.19% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口5) 2.10% SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT 1.89% ジェーピー モルガン チェース バンク 385151 1.73% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口7) 1.55% (自己保有株式を除く) (2020年3月31日現在)[4] |
主要部門 |
技術開発本部 企画制作本部 ビジネス開発本部 開発総務本部 経営統括本部 総務本部[6] |
主要子会社 | 詳しくは「連結子会社」を参照 |
外部リンク |
www |
任天堂株式会社(にんてんどう、英: Nintendo Co., Ltd.[1][7])は、主に玩具やコンピュータゲームの開発・製造・販売を行う日本の企業。TOPIX Core30の構成銘柄の一つである。
概要
明治時代の1889年に創業した老舗企業で、娯楽に関する様々な事業を展開している。創業以来、多くの種類の玩具を製作しており、特に花札やトランプは創業初期から現在に至るまで製造・販売を続けている。
1970年代後期からは家庭用と業務用のコンピュータゲーム機の開発を開始。1983年発売の据置型ゲーム機「ファミリーコンピュータ」のゲームソフトとして1985年に発売した『スーパーマリオブラザーズ』は世界的にヒットし、任天堂はゲーム機やゲームソフトを開発する会社として広く認知されるようになった。
『スーパーマリオブラザーズ』の主人公「マリオ」など、任天堂のゲームソフトに登場するキャラクターは世界で知られているものが多く、2010年代からはキャラクターIPのゲーム外での活用を進めている。
沿革
山内房治郎社長時代(1889年 - 1929年)
当時は会社の形態ではないが、便宜上「社長」と表記している。
山内積良社長時代(1929年 - 1949年)
山内溥社長時代(1949年 - 2002年)
- 1949年9月 - 代表取締役社長に山内溥が就任[8]。丸福かるた販売株式会社に商号変更[9]。
- 1950年3月 - 任天堂かるた株式会社に商号変更[9]。合名会社山内任天堂(現:株式会社山内)よりかるた製造業務を継承[9]。
- 1951年7月 - 任天堂骨牌株式会社に商号変更[8]。
- 1952年10月 - 京都府京都市東山区福稲上高松町に工場(現:京都リサーチセンター)を設置[9]。
- 1953年 - 日本初となるプラスチックトランプの製造に成功[8]。
- 1959年9月 - 工場のある京都市東山区福稲上高松町に本社を移転[8][9]。
- 1962年1月 - 大阪証券取引所市場第二部、京都証券取引所に株式上場[9](現在は市場統合)。
- 1963年10月 - 任天堂株式会社に商号変更[8][9]。
- 1971年 - 簡易複写機「NCMコピラス」を発売。10万台以上を出荷するヒット商品になる[10]。
- 1973年 - 業務用レジャーシステム「レーザークレー射撃システム」を開発[8]。
- 1975年 - 業務用メダルゲーム機「EVRレース」を開発[11]。
- 1977年 - 三菱電機と共同で開発した据置型ビデオゲーム機「カラーテレビゲーム15」と「カラーテレビゲーム6」を発売。
- 1978年 - 業務用ビデオゲーム機の販売を開始。
- 1980年
- 1981年7月9日 - アーケードゲーム版『ドンキーコング』の稼動を開始。この中で、後に任天堂を代表するキャラクターとなる「マリオ」が初めて登場している[13][14]。
- 1982年
- 1983年
- 7月 - 東京証券取引所市場第一部に株式上場[9]。
- 7月15日 - 据置型ゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売。
- 1985年9月13日 - ファミリーコンピュータ用ゲームソフト『スーパーマリオブラザーズ』を発売。後に世界で最も売り上げたゲームソフトとしてギネス世界記録に認定された。
- 1989年4月21日 - 携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」を発売。
- 1990年
- 1993年2月 - フランスに現地法人「Nintendo France S.A.R.L.」を設立[9]。
- 1995年7月21日 - 3Dゲーム機「バーチャルボーイ」を発売。
- 1996年
- 6月21日 - 任天堂公式サイトを開設。
- 6月23日 - 据置型ゲーム機「NINTENDO64」を発売[8]。
- 任天堂製品の流通問屋親睦団体「初心会」が日本の流通環境の変化に伴い解散[16]。
- 2000年11月 - 京都府京都市南区に本社を移転[8][9]。
- 2001年
- 3月21日 - 携帯型ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」を発売。
- 9月14日 - 据置型ゲーム機「ニンテンドーゲームキューブ」を発売[8]。
岩田聡社長時代(2002年 - 2015年)
- 2002年6月 - 代表取締役社長に岩田聡が就任。代表取締役増員による集団指導体制を開始[17][18]。
- 2004年
- 2006年
- 2009年
- 2011年2月26日 - 裸眼3D液晶ディスプレイを搭載した携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」を発売[26]。
- 2012年
- 2015年
君島達己社長時代(2015年 - 2018年)
- 2015年9月15日 - 代表取締役社長に君島達己が就任。組織再編により、統合開発本部とシステム開発本部を統合して技術開発本部を、情報開発本部と企画開発本部を統合して企画制作本部を設立し、ビジネス開発本部を新設[6][35][36]。
- 2016年
- 6月29日 - 組織再編により、監査等委員会設置会社に移行し、執行役員制度を導入。外国人役員としてレジナルド・フィサメィが執行役員に就任[37][38]。
- 7月6日 - 海外で株式会社ポケモン(開発・配信・運営はNiantic, Inc.)からゲームアプリ『Pokémon GO』をリリース。その爆発的な人気から以降約半月にわたり任天堂の株価が高騰する[39]。7月22日に株式会社ポケモンが任天堂の持分法適用関連会社であることを発表して以降は株価が落ち着く[40]。
- 8月22日 - Nintendo of America Inc.が保有しているシアトルマリナーズ運営会社の持分の一部を売却[41]。
- 8月25日 - 2017年4月3日付でジェスネット株式会社を子会社化と同時にジェスネット株式会社が株式会社アジオカより、ビデオゲーム卸売事業を譲受することを取締役会において決議[42]。
- 10月20日 - 据置型ゲーム機「Nintendo Switch」の情報を公開[43]。
- 11月29日 - ユニバーサル・パークス&リゾーツが運営しているユニバーサル・スタジオ・ジャパン、ユニバーサル・オーランド・リゾート、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで任天堂のテーマパークを展開することを発表[44][注 1]。
- 12月15日 - iOS向けゲームアプリ『SUPER MARIO RUN』を150の国と地域のApp Storeで配信開始。開始4日間のダウンロード数が4000万を超えて、App Storeにおける最速記録になった[45]。
- 2017年
- 2018年
- 2月1日 - ユニバーサル・スタジオとの共同出資により、ユニバーサルの傘下であるイルミネーション・エンターテインメントと共同でスーパーマリオのアニメーション映画の製作を開始したことを発表[48][49]。
- 4月 - 3月期決算で7年ぶりに売上高1兆円超を計上[50][51]。
- 4月27日 - 株式会社サイバーエージェントの傘下である株式会社Cygamesの発行済み株式数の約5%を取得し、スマートデバイス向けゲーム事業での業務提携を行うことを発表[52]。
古川俊太郎社長時代(2018年 - )
- 2018年6月28日 - 代表取締役社長を務めていた君島の退任により、代表取締役社長に古川俊太郎が就任[53][54][55]。
- 2019年
- 2020年
- 2021年
- 3月1日 - Next Level Gamesを子会社化[61]。
- 3月18日 - ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープン[62]。
-
創業当時の任天堂本店
-
旧合名会社山内任天堂本社ビル(京都府京都市下京区鍵屋町)[注 2]
-
旧合名会社山内任天堂本社ビルに掲げられた看板
-
任天堂の花札
事業
ゲームソフト事業
任天堂はハードウェアとソフトウェアの開発を共に手がけるビジネスを展開している。ハードウェアに関しては、堅牢性と耐久性を重視している。かつてハードウェア開発責任者を務めていた竹田玄洋によると、それは子供ユーザーに配慮したものであり、ゲーム機が壊れてしまった時に「僕が壊した」ではなく、「勝手に壊れた」となってしまう事態を見越した上での設計文化が出来上がっているのだという[65]。任天堂ハードウェアの頑丈さを顕著に示す事例として、湾岸戦争で爆撃に巻き込まれたゲームボーイが正常に動作した事例が有る[66]。
任天堂名義の外部向けの開発は行っていないが、電通との合併で外部向けの開発を専業とした子会社「株式会社マリオ」を設立したことがあり、任天堂の開発スタッフを、そのまま利用している。また、株式会社サンリオのゲーム会社であるキャラクターソフトの『ハローキティワールド』と『サンリオカーニバル2』の開発を行っていた。
2000年代中期のニンテンドーDSとWiiの時代からは「ゲーム人口の拡大」を基本戦略とし、幅広い年代を対象としたハードウェアとソフトウェアの開発を行っている[67]。任天堂元社長の岩田聡は、2004年の経営方針説明会の中でユーザーのゲーム離れによるゲーム市場縮小の現状と熟練者・初心者間の意識の乖離について触れて、その打開策としてタッチパネルや音声認識機能を搭載したニンテンドーDSを制作し、全員が同じスタートラインに立てることを目指したと語っている[68]。なお、近年は「ゲーム人口の拡大」の定義を広げて「任天堂IP(知的財産)に触れる人口を拡大する」とし、後述のようにIPの活用にも注力している[69]。
任天堂は有料追加コンテンツというビジネスを否定していない。代表取締役社長を務めていた岩田の時代では高額課金を誘発する「ガチャ課金」については、一時的に高い収益が得られたとしてもユーザーとの関係が長続きするとは考えていないため行わないとしていた[70]。
QOL事業
任天堂は自社を娯楽企業であるとしているが、2014年以降は、その娯楽の定義を「QOL(Quality of Life、生活の質)を楽しく向上させるもの」と再定義し、事業領域の拡大を目指している[71]。これは、自社内だけで完結するものではなく、アイデアを持っている様々なパートナーが参加できるようにしたいとしている[72]。
事業の第1弾として「健康」をテーマに掲げている。この事業では「QOLセンサー」という装置を用いる。この装置を用いて睡眠や疲労状態に関するデータをクラウドサーバーに送信し、その分析結果に基づいてQOL改善のための提案がなされる。これを日々続けることで傾向を探り、QOLの向上を目指すことを目的としている[71]。
スマートデバイス事業
2016年配信の『Miitomo』より、スマートデバイスでのゲームビジネスを展開している。この事業単体での収益化を実現した上でゲーム専用機事業との相乗効果を生み出し、任天堂の事業全体の最大化を目指すとしている[32][73]。
ゲームアプリの販売方式については「売り切り型」、「アイテム課金型」とあるがゲームの種類によって使い分けていくとしている。なお、「アイテム課金型」のゲームについて一般的には「Free to Play(プレイ無料、無料で遊べる)」という言葉が用いられるが、任天堂はゲームの価値を維持したいという観点から「Free to Start(始めるのは無料)」という呼称を用いている[74]。
知的財産の活用
任天堂にとって、世界で支持される豊富なIP(知的財産)を抱えていることは強みの一つである。以前まではそうしたキャラクターIPをゲーム外で用いることに消極的な立場をとっていたが2014年以降は、その方針を転換し、積極的に活用するようになった[75]。
活用例の一つとして、色々なゲームと連動させることができるフィギュア「amiibo」の販売を2014年12月より展開している。このamiiboが店頭に並ぶことで任天堂キャラクターの存在感を維持する効果も期待されている[76]。
また、ユニバーサル・パークス&リゾーツが展開しているテーマパークへの登用[44]、映像コンテンツ化、商品化など様々な計画を予定している[77]。
玩具の製造・販売
花札、トランプ、かるた(百人一首)、麻雀(麻雀牌)、将棋(将棋盤、駒)、囲碁(碁盤、碁石)の製造・販売を行っている[78]。
以前行っていた事業
上記の玩具のほか、以前にはウルトラハンド、ウルトラマシン、ラブテスター、光線銃シリーズ、テンビリオンなどの独自製品や、ルーレット、野球盤、ボードゲーム、ツイスター(ライセンス生産)、組立式コースター、組立ブロック、トランシーバー、ラジコンカー、人形といった玩具を製造・販売していた。
玩具以外では、家庭用綿あめ製造機、ベビーカー「ママベリカ」、簡易コピー機「NCMコピラス」、電気時計、電子楽器、無線式簡易掃除機など多種多様な製品の製造、販売、タクシー、食品事業などの経営も行っていた[79][10]。
製品
据置型ゲーム機
- カラーテレビゲーム15(1977年)
- カラーテレビゲーム6(1977年)
- レーシング112(1978年)[80]
- ブロック崩し(1979年)[81]
- コンピュータTVゲーム(1980年)[81]
- ファミリーコンピュータ(1983年)[8]
- ファミリーコンピュータ ディスクシステム(1986年)[82]
- スーパーファミコン(1990年)[8]
- AV仕様ファミリーコンピュータ(1993年)
- サテラビュー(1995年)
- NINTENDO64(1996年)[8]
- スーパーファミコンジュニア(1998年)
- 64DD(1999年)
- ニンテンドーゲームキューブ(2001年)[8]
- Wii(2006年)[8]
- Wii Family Edition(2011年)[83]
- Wii mini(2012年)[84]
- Wii U(2012年)[8]
- Nintendo Switch(2017年)[8][注 3]
携帯型ゲーム機
- ゲーム&ウオッチ(1980年)[8]
- ゲームボーイ(1989年)[8]
- ゲームボーイポケット(1996年)
- ゲームボーイライト(1998年)
- ゲームボーイカラー(1998年)
- ゲームボーイアドバンス(2001年)
- ゲームボーイアドバンスSP(2003年)
- ニンテンドーDS(2004年)
- ゲームボーイミクロ(2005年)
- ニンテンドーDS Lite(2006年)
- ニンテンドーDSi(2008年)
- ニンテンドーDSi LL(2009年)[85]
- ニンテンドー3DS(2011年)[8][86]
- ニンテンドー3DS LL(2012年)[86]
- ニンテンドー2DS(2013年)※日本では2016年に販売[86]
- Newニンテンドー3DS(2014年)[86]
- Newニンテンドー3DS LL(2014年)[86]
- Newニンテンドー2DS LL(2017年)
- Nintendo Switch Lite(2019年)
業務用ゲーム機
- EVRレース(1975年)[11]
- コンピューターオセロ(1978年)[87]
- スペースフィーバー(1979年)[88]
- シェリフ(1979年)[11]
- スペースファイアバード(1980年)[11]
- スカイスキッパー(1981年)[89]
- レーダースコープ(1981年)[90]
- ドンキーコング(1981年)[13][89]
- ドンキーコングJR.(1982年)
- ポパイ(1982年)[11]
- マリオブラザーズ(1983年)
- パンチアウト!!(1983年)[11]
- 任天堂VS.システム(1984年)[91]
- ドンキーコング3(1984年)
- スーパーパンチアウト!!(1985年)[11]
- F-ZERO AX(2003年)※セガが開発[92]
- マリオカート アーケードグランプリ(2005年)※ナムコが開発[93]
- マリオカート アーケードグランプリ2(2007年)※バンダイナムコゲームスが開発[94]
- リズム天国(2007年)※セガが開発[95]
- マリオカート アーケードグランプリ デラックス(2013年)※バンダイナムコゲームスが開発[96]
- ルイージマンション アーケード(2015年)※カプコンが開発[97]
- マリオ&ソニック AT リオオリンピック アーケードゲーム(2016年)※セガ・インタラクティブとの共同開発[98]
- マリオカート アーケードグランプリVR(2017年)※バンダイナムコエンターテインメントが開発[99]
ゲームソフトウェア
- マリオシリーズ(1981年 - )
- ドンキーコングシリーズ(1981年 - )[13]
- スーパーマリオシリーズ(1985年 - )[100]
- マリオスポーツシリーズ(1987年 - )
- マリオゴルフシリーズ(1987年 - )
- マリオテニスシリーズ(2000年 - )
- スーパーマリオスタジアムシリーズ(2005年 - )
- マリオストライカーズシリーズ(2006年 - )
- マリオ&ソニックシリーズ(2007年 - )
- ドクターマリオシリーズ(1990年 - )
- ヨッシーシリーズ(1991年 - )
- マリオカートシリーズ(1992年 - )
- ワリオシリーズ(1994年 - )
- ワリオランドシリーズ(1994年 - 2008年)
- メイド イン ワリオシリーズ(2003年 - )
- ゲームボーイギャラリーシリーズ(1997年 - 2002年)
- マリオパーティシリーズ(1998年 - )
- マリオRPGシリーズ(2000年 - )
- ペーパーマリオシリーズ(2000年 - )
- マリオ&ルイージRPGシリーズ(2003年 - )
- ルイージマンションシリーズ(2001年 - )
- マリオvs.ドンキーコングシリーズ(2004年 - )
- ゼルダの伝説シリーズ(1986年 - )[101]
- メトロイドシリーズ(1986年 - )[102]
- パルテナの鏡シリーズ(1986年 - )
- 役満シリーズ(1989年 - )
- MOTHERシリーズ(1989年 - 2006年)
- ファイアーエムブレムシリーズ(1990年 - )[103]
- F-ZEROシリーズ(1990年 - 2004年)
- 星のカービィシリーズ(1992年 - )[104]
- ウェーブレースシリーズ(1992年 - )
- スターフォックスシリーズ(1993年 - )[105]
- ポケットモンスターシリーズ(1996年 - )[106]
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ(1999年 - )
- カスタムロボシリーズ(1999年 - )
- くるくるくるりんシリーズ(2001年 - )
- どうぶつの森シリーズ(2001年 - )[107]
- ピクミンシリーズ(2001年 - )[108]
- 伝説のスタフィーシリーズ(2002年 - )
- nintendogsシリーズ(2005年 - )
- ちびロボ!シリーズ(2005年 - )
- 脳トレシリーズ(2005年 - )
- リズム天国シリーズ(2006年 - )
- ザ・ローリング・ウエスタンシリーズ(2012年 - )
- ハコボーイ!シリーズ(2015年 - )
- スプラトゥーンシリーズ(2015年 - )
その他
- ウルトラハンド(1966年)
- ウルトラマシン(1968年)[80][109]
- N&Bブロック(1969年)
- ラブテスター(1969年)[109][110]
- 光線銃シリーズ (1970年 - 1977年、1984年)[注 4][109]
- ウルトラスコープ(1971年)[注 5]
- NCMコピラス(1971年)[10]
- ママベリカ(1972年)[10]
- タイムショック(1972年)
- レフティRX(1973年)
- ニンテンドー ペーパーモデル(1974年)
- チリトリー(1979年)
- テンビリオン(1980年)
- コンピューター麻雀 役満(1983年)[109]
- ファミリーコンピュータ ロボット(1985年)
- スーパーファミコンマウス(1992年)
- スーパースコープ(1993年)
- スーパーゲームボーイ(1994年)
- バーチャルボーイ(1995年)[111]
- スーパーゲームボーイ2(1998年)
- モバイルアダプタGB(2001年)
- カードeリーダー (2001年)
- ゲームボーイプレーヤー(2003年)[112]
- ポケモーション(2003年)[113]
- プレイやん(2005年)[114]
- PLAY-YAN micro(2005年)
- ニンテンドーDSブラウザー(2006年)[115]
- ワンセグ受信アダプタ DSテレビ(2007年)[116]
- amiibo(2014年 - )[117][118]
- Nintendo Labo(2018年 - )
- ニンテンドークラシックミニシリーズ
- ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(2016年)[119]
- ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(2017年)[120]
- ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン(2018年)
- ポケットピカチュウシリーズ
- ポケットピカチュウ(1998年)[121]
- ポケットハローキティ(1998年)
- ポケットピカチュウカラー 金・銀といっしょ!(1999年)
- カードゲーム
- 花札、株札(1889年 - )[122][123]
- かるた、百人一首(1890年 - )[124]
- トランプ(1902年 - )[78][123]
- マリー・オリギンのカード占い (1970年)
- ドンキーコングカードゲーム(1999年)[125]
- トレード&バトル カードヒーロー(1999年 - 2001年)[126]
- ファイアーエムブレム0(2015年 - 2020年)[127]
- ボードゲーム
- テーブルゲーム
-
カラーテレビゲーム15
-
ゲーム&ウオッチ
-
ファミリーコンピュータ
-
ファミリーコンピュータ ディスクシステム
-
ゲームボーイ
-
スーパーファミコン
-
バーチャルボーイ
-
NINTENDO64
-
64DD
-
ゲームボーイカラー
-
ゲームボーイアドバンス
-
ゲームボーイアドバンスSP
-
ニンテンドーゲームキューブ
-
ニンテンドーDS
-
Wii
-
ニンテンドー3DS
-
Newニンテンドー3DS
-
Wii U
-
Nintendo Switch
サービス
- ニンテンドーネットワーク
- 「Miiverse」や「ニンテンドーeショップ」などのネットワークサービスの総称。利用には「ニンテンドーネットワークID(NNID)」を登録する必要がある(登録は無料)[131]。
- ニンテンドーアカウント
- 2015年12月1日に登録がスタートしたアカウントサービス。従来のNNIDのほかにGoogle+、Twitter、facebookのアカウントを用いた登録も可能[132]。後述の「マイニンテンドー」を利用する際に用いられる。
- マイニンテンドー
- 2016年3月17日に開始された任天堂の会員制サービス。ログイン時にはニンテンドーアカウントを利用する。登録費、会費は無料[133][132]。ゲームソフトの購入や対応ソフトのプレイ等により、ポイントが得られて、そのポイントを様々な景品と交換できる。また、登録されたプロフィールやゲームのプレイ状況に応じた通知が任天堂から届くほかに、任天堂ホームページからのゲームソフトのダウンロード購入や体験版のダウンロード、任天堂が運営している販売サイト「マイニンテンドーストア」の利用が可能になる[133]。
- クラブニンテンドー
- 2003年10月1日に開始されたマイニンテンドーの開始以前に行われていた会員制サービス。登録費、会費は無料。ゲームソフト購入時に得られたポイントを様々な景品と交換できたほか、ポイントを多くためた会員は「ゴールド会員」、「プラチナ会員」となり、任天堂から特別な景品が贈られていた。2015年9月30日にサービスを終了[134]。
- 修理
- 故障したゲーム機の修理は任天堂ホームページで受け付けている。以前は任天堂サービスセンターへの持ち込みにも応じていたが2016年8月31日に受け付けを終了[135]。
情報発信の取り組み
- Nintendo Direct(ニンテンドーダイレクト)
- インターネットを通じてゲームの最新情報を伝えるプレゼンテーション。2011年10月21日より開始[136]。元代表取締役社長の岩田聡によると開始当時は、情報を公式に発表する前に歪んだ形で拡散されてしまうことが大きな問題になっていたため、ゲームの情報を直接発信すべきと考えたことがきっかけだという[137]。
- ニャニャニャ! ネコマリオタイム(英: The Cat Mario Show)
- 2014年2月26日に開始されたニンテンドーeショップ、Nintendo Switch、YouTubeのゲームニュースで公開されているゲーム情報番組[138]。パペットのネコマリオとネコピーチが進行役を務めている。
- Indie World(インディーワールド)
- 任天堂のゲーム機向けに発売された、または発売予定のインディーゲームを任天堂の担当者が紹介するオンライン番組。日本では2018年5月11日に放映して同日に公式サイトと公式Twitterを公開[139]。北米では「Nindies Showcase」、欧州では「Indie Highlights」の名称で同様の配信を行っていたが、2019年8月19日配信より、名称を「Indie World」に改称[140]。
- 社長が訊く(英: Iwata Asks)
- 元代表取締役社長の岩田が開発者に様々なプロジェクトの裏話を訊いていたインタビュー企画。2006年9月8日から開始し、2015年6月24日まで更新していた[141]。
- トピックス
- 任天堂に関するさまざまな情報をブログ形式で伝えるサービス。2015年12月1日より開始[142]。
- Nintendo News(ニンテンドーニュース)
- 子ども層を対象に任天堂の情報などを伝えていたページ[143]。
- ニンテンドーキッズスペース
- 2015年12月2日に「Nintendo News」がリニューアルして子ども層を対象に任天堂の情報などを伝えていたページ。2017年1月13日付で「トピックス」に統合された[144]。
- ニンテンドーゲームフロント
- パナソニックセンター東京と関西空港にある任天堂のゲームを自由にプレイできる常設ショールーム[145][146][147]。
- 任天堂スペースワールド
- かつて任天堂が幕張メッセで開催していたゲームイベント。グッズ販売やゲーム大会などが行われた[148]。
- 月刊任天堂店頭デモ
- 「ゲームは動いてるものを見ないと判らない」などの声に応えて2002年4月より、店頭に設置されていた「ニンテンドーゲームキューブ」の試遊台。ゲーム内容は毎月更新されていた[149]。2006年に設置を終了。
- ニンテンドーブック
- 2002年前後に店頭で配布されていた季刊の無料冊子。当時の新作ゲームやE3の情報などが載っているほか開発者のインタビューの収録されているDVDなどが同梱していた[150]。
- Nintendo Power(ニンテンドーパワー)
- アメリカでかつて刊行されていた任天堂公式のゲーム雑誌。1987年から7号が発行された「Nintendo Entertainment System」購入者向けの会報「Nintendo Fun Club News」の後を受けて[151]1988年に「Nintendo Power」が隔月刊誌として創刊[152][153]。2007年にFutureが刊行を引き継いだが[153]2012年12月に刊行を終了[154]。創刊号には『スーパーマリオブラザーズ』の高得点獲得者として少年時代のクリフ・ブレジンスキーの名が掲載されている[155][156]。
事業拠点
事業所名 | 事業内容 | 所在地 |
---|---|---|
本社 | 管理・販売・開発・製造 | 京都府京都市南区 |
本社開発棟 | 開発 | |
宇治工場 | 製造・修理 | 京都府宇治市槇島町 |
東京支店 | 管理・販売 | 東京都千代田区神田錦町 |
名称 | 事業内容 | 所在地 |
---|---|---|
Nintendo of America Inc. | 販売 | アメリカ合衆国 ワシントン州 レドモンド |
Nintendo of Europe GmbH | ドイツ連邦共和国 ヘッセン州 フランクフルト・アム・マイン | |
Nintendo of Canada Ltd. | カナダ ブリティッシュコロンビア州 バンクーバー | |
Nintendo France S.A.R.L. | フランス共和国 ヴァル=ドワーズ県 セルジー | |
Nintendo Benelux B.V. | オランダ王国 ユトレヒト州 ニーウェガイン | |
Nintendo Ibérica, S.A. | スペイン王国 マドリード州 アルコベンダス | |
Nintendo RU LLC. | ロシア連邦 モスクワ | |
Nintendo Australia Pty Limited | オーストラリア連邦 ビクトリア州 スコアーズビー | |
韓国任天堂株式会社 | 大韓民国 ソウル特別市 | |
任天堂(香港)有限公司 | 中華人民共和国 香港特别行政区 | |
任天堂販売株式会社 | 東京都千代田区神田錦町 | |
Nintendo Technology Development Inc. | 開発 | アメリカ合衆国 ワシントン州 |
Nintendo Software Technology Corporation[160] | アメリカ合衆国 ワシントン州 レドモンド | |
Retro Studios, Inc.[161] | アメリカ合衆国 テキサス州 オースティン | |
Next Level Games | カナダ ブリティッシュコロンビア州 バンクーバー | |
Nintendo European Research and Development SAS[160] | フランス共和国 | |
神游科技有限公司(iQue Ltd.) | 中華人民共和国 江蘇省 蘇州市 蘇州工業園区 | |
株式会社モノリスソフト | 東京都目黒区上目黒 | |
エヌディーキューブ株式会社 | 東京都中央区明石町 | |
1-UPスタジオ株式会社 | 東京都千代田区神田錦町 | |
マリオクラブ株式会社 | 京都府京都市東山区 |
- 持分法適用関連会社[157]
名称 | 議決権所有割合 | 所在地 |
---|---|---|
株式会社ワープスター | 50% | 東京都千代田区神田錦町 |
株式会社ポケモン | 32% | 東京都港区六本木 |
PUX株式会社 | 27% | 大阪府大阪市中央区 |
-
任天堂本社開発棟
-
任天堂京都リサーチセンター(旧任天堂本社)(京都市東山区福稲上高松町)
-
Nintendo of America
-
Nintendo of Europe
人物
歴代社長
代数 | 氏名 | 在職期間 |
---|---|---|
1 | 山内房治郎[注 9] | 1889年 - 1929年 |
2 | 山内積良[注 10] | 1929年 - 1949年 |
3 | 山内溥 | 1949年 - 2002年 |
4 | 岩田聡 | 2002年 - 2015年(在職中に逝去) |
5 | 君島達己 | 2015年 - 2018年 |
6 | 古川俊太郎 | 2018年 - 現任 |
役員
役名 | 職名 | 氏名 | その他の職名、兼職 | 備考 |
---|---|---|---|---|
代表取締役社長 | 古川俊太郎 | |||
代表取締役 | フェロー[36] | 宮本茂 | 『ドンキーコングシリーズ』、『マリオシリーズ』、『ゼルダの伝説シリーズ』の生みの親[164] | |
取締役 | 専務執行役員 | 高橋伸也 | 企画制作本部長、開発総務本部管掌 | |
上席執行役員 | 塩田興 | 技術開発本部長 | ||
柴田聡 | 営業本部長、業務本部長、企画部担当 | |||
取締役 (監査等委員) |
野口直樹 | 常勤監査等委員 | ||
社外取締役 (監査等委員) |
梅山克啓 | 梅山税理士法人 代表社員、梅山公認会計士事務所 所長 | ||
山嵜正雄 | 山嵜正雄税理士事務所 所長 | |||
新川麻 | 西村あさひ法律事務所 パートナー、東京大学大学院法学政治学研究科 客員教授 |
職名 | 氏名 | その他の職名、兼職 | 備考 |
---|---|---|---|
上席執行役員 | 大和聡 | 任天堂販売株式会社 代表取締役社長 | |
進士仁一 | 製造本部長 | ||
小泉歓晃 | 企画制作本部副本部長 | 『スーパーマリオシリーズ』、『ゼルダの伝説シリーズ』などの開発に関わる | |
執行役員 | 手塚卓志 | 企画制作本部上席統括 | 『スーパーマリオシリーズ』、『ゼルダの伝説シリーズ』、『ヨッシーシリーズ』、『どうぶつの森シリーズ』などの開発に関わる[166] |
村上元 | 管理本部長、IR担当 | ||
別府裕介 | ビジネス開発本部長 | ||
山岸健太郎 | 総務本部長、品質保証部担当 | ||
ダグ・バウザー | Nintendo of America 代表取締役社長 | ||
ステファン・ボール | Nintendo of Europe 代表取締役社長 |
開発者
- 坂本賀勇 - 企画開発本部企画開発部統括。『メトロイドシリーズ』、『メイド イン ワリオシリーズ』、『リズム天国シリーズ』などのプロデューサー[167]。
- 江口勝也 - 企画制作本部副本部長。『どうぶつの森シリーズ』、『Wii Sports』、『はじめてのWii』、『Wii Sports Resort』、『Nintendo Land』などのプロデューサー[6][168]。
- 青沼英二 - 情報開発本部制作部[注 11]。『ゼルダの伝説シリーズ』のプロデューサー[169]。
- 紺野秀樹 - 情報開発本部制作部[注 11]。『マリオカートシリーズ』のプロデューサー[170]。
- 社外
- 桜井政博 - 有限会社ソラ 代表取締役社長。『星のカービィシリーズ』、『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』の生みの親[171]。
訴訟一覧
- ドンキーコング裁判(ユニバーサル・シティ・スタジオ対任天堂裁判)
- 1982年、ユニバーサル・スタジオは任天堂の『ドンキーコング』が『キングコング』の商標権と著作権を侵害しているとして訴訟を起こした。しかし、1975年のユニバーサル・スタジオとRKOとの訴訟で『キングコング』のプロットはパブリックドメイン(知的財産権が発生していない状態)にあると判示されていることから、ユニバーサル・スタジオは商標権と著作権を持っていないことが判明。1984年、消費者が『ドンキーコング』と『キングコング』を混同することもないとして、アメリカ連邦控訴裁判所は任天堂勝訴の判決を下した[172]。また、任天堂からユニバーサル・スタジオに対する反訴となる損害賠償請求訴訟についても、1986年にアメリカ連邦控訴裁判所が任天堂勝訴の判決を下している[173]。
- アタリ・テンゲン裁判(英語版)
- Nintendo Entertainment Systemには、任天堂のライセンスを受けていないソフトウェアの動作を防ぐロックアウト機構が搭載されていたが、1988年に著作権局からソースコードを得たアタリはロックアウト機構のリバースエンジニアリングを行い、ライセンス外のソフトウェアの動作を可能にした。任天堂はアタリの著作権侵害を主張し、アタリはフェアユース(公正な利用)を主張して訴訟を行った。1992年に任天堂の主張が認められて、アメリカ連邦控訴裁判所は任天堂勝訴の判決を下した[174]。
- 競争法抵触
- 1983年、任天堂は日本における1980年から1982年頃の電子玩具の販売活動[注 12]について独占禁止法違反として公正取引委員会の排除勧告審決を受けた[175]。2002年、ヨーロッパで任天堂と現地の卸売業7社がゲーム機とゲームソフトの並行輸入を妨害したとして、欧州委員会が任天堂らに対して合計1億6780万ユーロの課徴金の支払いを命じ、首謀者と認定された任天堂は、このうち1億4912万8千ユーロの支払いが課せられた[176]。
- ゲームジニー裁判(英語版)
- 1990年、Nintendo of Americaは「Nintendo Entertainment System」用のチート機である「ゲームジニー」が任天堂の著作権を侵害しているとして製造元であるLewis Galoob Toys, Inc.に販売差し止めを求める訴訟を起こした。アメリカ連邦地裁は仮差し止めを認めたが、1991年にゲームジニーは著作権を侵害していないとして仮差し止め命令を破棄。連邦控訴裁判所も地裁を支持して任天堂の訴えを退けた[177]。また、仮差し止めによる損失の賠償としてLewis Galoob Toys, Inc.に対する1500万ドルの支払いを命じられた任天堂は、この金額についても争ったが、連邦控訴裁判所は再び退けた[178]。
- マジコンによる著作権侵害被害
- ニンテンドーDS上で不正にプログラムを動作させる「マジコン」と呼ばれる装置について、任天堂及びソフトメーカー49社は販売業者に対して各地で著作権被害を訴えて訴訟を起こした[179]。被害総額は全世界で4兆円近くとも試算されている[180]。2013年7月、東京地裁で任天堂側勝訴の判決が下された[179]。2016年1月、最高裁で上告が棄却され、任天堂側の勝訴が確定した[181]。
- 株式会社マリカー訴訟
- 2017年2月24日、任天堂は公道カートのレンタルサービスを行う「株式会社マリカー(現商号:株式会社MARIモビリティ開発)」に対して賠償を求める訴訟を東京地裁に提起した。この中で任天堂は、株式会社マリカーがマリオカートの略称として知られる「マリカー」の標章を会社名に用いていることに加えて、マリオ等の衣装の貸与やその衣装の宣伝・営業利用などを任天堂に無断で行っていることが不正競争行為および著作権侵害行為に当たると主張している[182]。2018年9月27日、地裁判決で被告会社に対し、マリオ等の衣装の貸与の禁止など不正競争行為の差止と損害賠償金の支払い等が命じられた[183]。2020年1月29日、知的財産高等裁判所において、5000万円の損害賠償金の支払いと不正競争行為の差止等を被告会社に命じる終局判決が下された[184]。その後、控訴審判決に対して、被告らから上告受理の申し立てがなされたが、2020年12月24日付で最高裁判所第一小法廷において、本件を上告審として受理しないとする決定が下された。これにより、知的財産高等裁判所において被告会社に対する不正競争行為の差止等及び被告らに対する5,000万円の損害賠償金の支払いを命じた控訴審判決が確定した[185]。
- コロプラ訴訟
- 2018年1月10日、任天堂はスマートフォンアプリ『白猫プロジェクト』を開発・運営しているコロプラに対して「タッチパネル上でジョイスティック操作を行う際に使用される特許技術」等、合計5件の特許侵害があるとして『白猫プロジェクト』のサービス停止と44億円の賠償を求める訴訟を東京地裁に提起した[186]。2016年10月、任天堂は特許侵害を指摘し、交渉していたが決裂したという。時間経過を理由に請求額は5.5億円増額され49.5億円となっていた[187]が、コロプラは2021年4月21日、任天堂側が時間経過を理由に更に請求金額が96.99億円に引き上げられたと発表した[188]。
- 違法ROM配布サイト訴訟
- 2018年7月19日、任天堂及びNintendo of Americaは海外のゲーム用ROM配布サイト「LoveROMS.com」と、「LoveRETRO.co」の運営者に対する訴訟をアメリカのアリゾナ州にある合衆国地方裁判所に提起した。当該サイトでは歴代の任天堂ハード用ROMやハードのBIOSを無断で配布しており、任天堂は著作権侵害、商標権侵害、不正競争を提訴の理由に挙げている。侵害されたゲームごとに15万ドル、各商標の侵害にあたり最高200万ドルの賠償金を求めており、損害賠償金は1億ドル規模になると見られている[189]。
- 派遣労働者からの正規雇用をめぐる訴訟
- 2018年から同社に紹介予定派遣として派遣され、総務部で保健師として勤務していた女性2人が、上司にあたる産業医からのパワーハラスメントで関係が悪化したのを理由として正規雇用されなかったとして、2020年9月8日に同社を相手取り地位確認や損害賠償などを求め京都地方裁判所に提訴した。紹介予定派遣に於ける雇用拒否をめぐる訴訟は日本国内では初のこととなる[190]。
過去の問題
ペアレンタルコントロール
Wii以降の任天堂のゲーム機には、子供にふさわしくないコンテンツの使用を保護者が制限できるペアレンタルコントロール(保護者による使用制限)という機能がある[191]。
ただ、子供がその機能を設定することなく利用している場合があり、「ニンテンドー3DS」のソフトウェアである『いつの間に交換日記』や『うごくメモ帳 3D』において、一部の子供ユーザーがインターネットでフレンドコードを交換して公序良俗に反する画像をやり取りしてしまう問題が発生していた。こうした事態を受けて、任天堂は該当サービスを中止した[192]。
任天堂は、ペアレンタルコントロール機能をユーザーに理解して貰えるよう務めるとして[192]、「Newニンテンドー3DS」と「Newニンテンドー3DS LL」において、子供が安心して利用できるよう最初からフィルタリング機能が有効の状態で販売している。解除には、クレジットカードでの認証と手数料30円(税別)が必要となっている[193]。
2017年3月2日、Nintendo Switch本体と連動してゲームのプレイ状況を管理できるスマートフォン向けの無料アプリ『Nintendo みまもり Switch』(英名:Nintendo Switch Parental Controls)を配信している[194][195]。
不正ログインの発生
2020年4月24日、ニンテンドー3DSシリーズやWii Uで使用しているニンテンドーネットワークID(以下「NNID」)に約16万件の不正ログインが発生した[196]。不正ログインを受けたNNIDから「ニックネーム、生年月日、国 / 地域、メールアドレス」が第三者に閲覧された可能性があるという。また、NNIDを経由したニンテンドーアカウントへの不正ログインも発覚した。これに対して任天堂は、不正ログインの被害拡大を防止するためNNID経由でニンテンドーアカウントにログインする機能を廃止。加えて不正アクセスされた可能性のあるNNIDやニンテンドーアカウントに対し、順次パスワードリセットを行う措置をとった[197]。今回の不正ログインにより発生した不正購入に対しては、個別に調査した上で購入の取り消し等の対応を行うという。
メディアやインターネットでの風評被害
一部のメディアにより、任天堂が公式に発表したわけではない情報を公式のように報じられたり、関係者の発言を歪めた形で伝えられたりすることがある[198]。こうした状況について任天堂は、全てに反応してしまうとデマの拡散に繋がりかねないため、会社や株主に迷惑がかかると判断した場合に機動的に対応するとしている[199]。また、対策としてインターネットプレゼンテーション「Nintendo Direct」やTwitterなどで情報を直接発信する取り組みを行っている。
2012年2月20日、日本経済新聞が報じた記事について、社長の岩田聡はTwitterで「月曜日に電子版媒体で当社に対する不正確な報道がありました。このようなことが何度か続いていますが、文脈を無視して恣意的に言葉を抜き出したり、事実と憶測を混ぜて書いたり、まるでゴシップ誌のような手法を採られていることに驚いています」と言及している[200]。さらに、日本経済新聞は2012年6月5日にも「『Wii U』にカーナビゲーションや電子書籍などの機能を搭載」という憶測記事を掲載し[201]、任天堂が同日に否定した[202]。
2012年6月8日、朝日新聞の記事の中で、岩田がインタビューを受けていないにもかかわらず、任天堂ホームページ上の動画から岩田の発言部分を抜き出しインタビューのように仕立てて掲載、これに対し、任天堂は直ちに抗議した。朝日新聞は抗議に対して謝罪したとしているが、その時点では記事を訂正せず、2014年9月14日付の紙面に任天堂と新聞読者に対する謝罪文を掲載した[203][204]。
2015年1月、任天堂が開始したサービス「Nintendo Creators Program」について、一部で「YouTubeで同プログラムに登録していない任天堂のゲーム動画は削除される」というデマが広まっていた[要出典]が、そうした規約はない。2014年5月27日、サービス開始前の任天堂公式Twitterでは「任天堂は以前より、不適切なものを除いて、YouTube上の任天堂の著作物を含む映像を正式に許諾しています。」とコメントしている[205]。
2016年10月20日、任天堂が公開したNintendo Switchの紹介動画の中でベセスダ・ソフトワークスのゲームソフト『The Elder Scrolls V: Skyrim(以下「スカイリム」)』の映像を用いた際、既にベセスダが公式に歓迎のコメントを出していたにもかかわらず、まとめサイトの一つ「はちま起稿」は、「スカイリム映像、無断使用だった」と報じた。この問題を取り上げたメディア「BuzzFeed Japan」の取材に対し、任天堂広報は、「今回の映像で使用されているゲームはすべて許可をとっております」と、はちま起稿の記事を否定している。10月21日、はちま起稿は捏造を認めて記事を訂正した[206]。
ゲーム実況
2015年1月、YouTubeにゲーム動画をアップロードした制作者が広告収益を任天堂とシェアできるサービス「Nintendo Creators Program」の提供を開始[207][208]。YouTubeでは新ガイドラインができるまでは自社のゲーム動画の広告収益は任天堂が付与されていたが、この仕組みにより動画制作者側も利益が得られるようになる。また、ニコニコ動画における同様のサービス「クリエイター奨励プログラム」にも参加している[209]。OPENREC.tvでも任天堂タイトルの動画配信が可能になっている[210]。
2018年11月、任天堂は「Nintendo Creators Program」を終了すると発表。そして新たな任天堂の著作物の利用に関するガイドラインを発表した[211]。
新ガイドライン
「Nintendo Creators Program」では広告収益を受け取るには動画の審査が必須だったのに対して新ガイドライン「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」は動画の審査が不要で実況できる任天堂ソフトの制限もなくなった[211]。
新ガイドラインは個人を対象にしているため法人は対象外であるが、YouTuberの事務所(MCN)である UUUM株式会社のように包括的許諾をとる所もある[212]。また、タレント事務所に所属するタレントやMCNに所属するYouTuberなどが個人でやる場合はガイドライン対象となるが業務として投稿する場合はガイドライン対象外となる[213]。
eスポーツ
2017年10月、任天堂は海外で盛り上がりを見せているeスポーツの取り組みについて聞かれ、ユーザーの関心が広がっており世界的にも広がりを見せていることは認識している。任天堂のゲームを使って「任天堂らしい」と多くの皆様から感じていただけ、勝った⽅に喜んでいただける、そんな「ご褒美のようなものは⼀体何なのか」そういう事を考えながらいろんな活動に取り組んできているとしている[214]。現在eスポーツ団体「日本eスポーツ連合」には様々なゲームメーカーが加盟して賞金大会を開いているが、任天堂は加盟していない。
2018年7月、日本野球機構がeスポーツに参入し、第2弾で「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」を開催するにあたって任天堂は協力をしている。大会では成績に応じて賞金が貰える大会ではないが一律参稼手当有りである[215]。他には好成績をあげているプロのスマブラプレイヤーを集めた「スマブラSP 東西リーグ大会(スマッシュボール杯 東西リーグ)」を任天堂公式大会として毎月開催してWeb番組で配信している[216]。賞金は出ないが一律参稼手当有りである。現状は賞金こそ出ないものの優勝商品や一律参稼手当有りという形でのeスポーツ参加をしている。
提供番組
現在
- 日本テレビ系列
- 世界まる見え!テレビ特捜部
- ザ!鉄腕!DASH!!
- ザ!世界仰天ニュース
- 世界一受けたい授業
- ZIP!(火曜7時台前半ナショナルセールス枠の「ZIP!NEWS 7」)
- 沸騰ワード10
- THE突破ファイル
- テレビ東京系列
過去
- 日本テレビ系列
- 少年シンドバッド
- ドラえもん(1973年版)
- マジカル頭脳パワー!!
- 踊る!さんま御殿!!
- ぐるぐるナインティナイン
- 行列のできる法律相談所
- しゃべくり007
- 嵐にしやがれ
- ゲーマーズTV 夜遊び三姉妹 〜今夜も上上下下左右左右BA〜
- テレビ朝日系列
- 敏江・玲児だ、みんな集まれ!(ABC制作)※関西ローカル[217]
- ミュージックステーション
- 知って見て得する情報バラエティ シルシルミシル
- 知って見て得する情報バラエティ シルシルミシルさんデー
- ドラえもん(2005年版)
- TBS系列
- 加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ
- 関口宏の東京フレンドパークII
- 星のカービィ(CBC制作)
- リンカーン
- ひみつの嵐ちゃん!
- 飛び出せ!科学くん
- 奇跡ゲッター ブットバース!!
- 世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー
- ニンゲン観察バラエティ モニタリング
- 水曜日のダウンタウン
- テレビ東京系列
- スーパーマリオクラブ
- スーパーマリオスタジアム
- 64マリオスタジアム
- マリオスクール
- おはスタ
- マジック王国
- Mr.マリック魔法の時間
- ポケットモンスター(1997年版)
- ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
- ポケットモンスター ダイヤモンド&パール
- ポケットモンスター ベストウイッシュ
- ポケットモンスター XY
- ポケットモンスター サン&ムーン
- 週刊ポケモン放送局
- ポケモン☆サンデー
- ポケモンスマッシュ!
- ポケモンゲット☆TV
- ポケモンの家あつまる?
- ドンキーコング
- F-ZERO ファルコン伝説
- ピラメキーノ
- フジテレビ系列
- 遠山の金さん捕物帳
- 紫頭巾
- 火曜ワイドスペシャル
- 森田一義アワー 笑っていいとも!
- 笑っていいとも!増刊号
- オレたちひょうきん族
- 志村けんのだいじょうぶだぁ
- 平成教育委員会
- 熱血!平成教育学院
- HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP
- SMAP×SMAP(KTVと共同制作)
- こちら葛飾区亀有公園前派出所
- めちゃ×2イケてるッ!
- 奇跡体験!アンビリーバボー
- グータンヌーボ(KTV制作)
- ザ・ベストハウス123
- 人志松本の○○な話
- 痛快TV スカッとジャパン
- その他
脚注
注釈
- ^ 2015年5月8日に行われた決算説明会の中で、ユニバーサル・パークス&リゾーツと合意し、任天堂IPを用いたテーマパークを展開している計画があることを発表。
- ^ 2020年現在は創業家資産管理会社の株式会社山内が所有、現存建物の改修と一部新築を行い、2021年夏に20室のホテルとして開業予定となっている[63][64]。
- ^ 公式の分類は「家庭用据置型テレビゲーム機」だが、従来の携帯型ゲーム機のように屋外に持ち出して遊ぶこともできる。
- ^ 1970年代には玩具として発売。1984年にはファミリーコンピュータの周辺機器として発売。
- ^ ウルトラコープの名称で販売されたこともある。
- ^ かつては大阪府大阪市に支店、北海道札幌市、愛知県名古屋市、岡山県岡山市、福岡県福岡市に営業所を設けていた。
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外部リンク
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