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2021年8月17日 (火) 23:50時点における版
1956年 こちらもご覧下さい |
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1956年の映画(1956ねんのえいが)では、1956年(昭和31年)の映画分野の動向についてまとめる。
出来事
→「1956年 § できごと」も参照
世界
日本
- 1月
- 3月
- 4月
- 5月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
- 月日不詳
日本の映画興行
配給会社 | 年間配給収入 | 前年対比 |
---|---|---|
松竹 | 47億7304万円 | 100.2% |
東宝 | 40億9396万円 | 127.1% |
大映 | 45億9931万円 | 112.8% |
新東宝 | 16億1703万円 | 86.5% |
東映 | 50億8683万円 | 112.3% |
日活 | 32億3753万円 | 136.9% |
- 出典: 井上雅雄「映画産業の戦後「黄金期」の実態(下) : ポスト占領期の映画産業と大映の企業経営・補論」『立教經濟學研究』第71巻第2号、立教大学経済学研究会、2017年10月、102頁、doi:10.14992/00015468。
各国ランキング
日本配給収入ランキング
順位 | 題名 | 配給 | 配給収入 |
---|---|---|---|
1 | 任侠清水港 | 東映 | 3億5319万円 |
2 | 蜘蛛巣城 | 東宝 | 1億9800万円 |
3 | 恐怖の空中殺人 | 東映 | 1億9291万円 |
4 | 曽我兄弟 富士の夜襲[21] | 東映 | 1億9009万円 |
5 | 旗本退屈男 謎の幽霊船 | 東映 | 1億8678万円 |
6 | 銭形平次捕物控 まだら蛇 | 松竹 | 1億8676万円 |
7 | 太陽の季節 | 日活 | 1億8564万円 |
8 | 月形半平太 花の巻・嵐の巻 | 大映 | 1億8543万円 |
9 | 米 | 東映 | 1億7511万円 |
10 | 歌う弥次喜多 黄金道中[22] | 松竹 | 1億7456万円 |
- 出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、128頁。ISBN 978-4873767550。
順位 | 題名 | 製作国 | 配給 | 配給収入 |
---|---|---|---|---|
1 | ジャイアンツ | ワーナー・ブラザース | 2億1926万円 | |
2 | 海底二万哩 | 大映 | 2億1561万円 | |
3 | 戦争と平和 | パラマウント映画 | 2億0942万円 | |
4 | 征服者[23] | RKO | 1億8305万円 | |
5 | 八月十五夜の茶屋 | MGM | 1億7824万円 | |
6 | わんわん物語 | 大映 | 1億7515万円 | |
7 | 空中ぶらんこ[24] | ユナイテッド・アーティスツ 松竹 |
1億7020万円 | |
8 | ピクニック | コロンビア ピクチャーズ | 1億6236万円 | |
9 | トロイのヘレン[25] | ワーナー・ブラザース | 1億5873万円 | |
10 | 捜索者 | ワーナー・ブラザース | 1億4507万円 |
- 出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、129頁。ISBN 978-4873767550。
日本公開作品
→詳細は「1956年の日本公開映画」を参照
受賞
- 第14回ゴールデングローブ賞
- 作品賞 (ドラマ部門) - 『八十日間世界一周』
- 主演男優賞 (ドラマ部門) - カーク・ダグラス - 『炎の人ゴッホ』
- 主演女優賞 (ドラマ部門) - イングリッド・バーグマン - 『追想』
- 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) - 『王様と私』
- 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - カンティンフラス - 『八十日間世界一周』
- 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - デボラ・カー - 『王様と私』
- 監督賞 - エリア・カザン - 『ベビイ・ドール』
- 助演男優賞 - アール・ホリマン - 『雨を降らす男』
- 助演女優賞 - アイリーン・ヘッカート - 『悪い種子』
- 外国映画賞
- Before Sundown - 西ドイツ
- The Girl in Black - ギリシャ
- 『リチャード三世』 - イギリス
- 『太陽とバラ』 - 日本
- 『戦争と平和』 - イタリア
- The White Reindeer - フィンランド
- 第22回ニューヨーク映画批評家協会賞
- 作品賞 - 『八十日間世界一周』
- 第9回カンヌ国際映画祭
- パルム・ドール - 『沈黙の世界』 - ジャック=イヴ・クストー、ルイ・マル監督、 フランス
- 第17回ヴェネツィア国際映画祭
- 金獅子賞 - 受賞無し
- 第30回キネマ旬報ベスト・テン
- 外国映画第1位 - 『居酒屋』
- 日本映画第1位 - 『真昼の暗黒』
- 第11回毎日映画コンクール
- 日本映画大賞 - 『真昼の暗黒』
生誕
- 1月3日 - メル・ギブソン、 アメリカ合衆国、男優・映画監督
- 1月7日 - デヴィッド・カルーソ、 アメリカ合衆国、男優
- 1月9日 - キンバリー・ベック、 アメリカ合衆国、男優
- 1月21日 - ジーナ・デイヴィス、 アメリカ合衆国、女優
- 1月27日 - ミミ・ロジャース、 アメリカ合衆国、女優
- 2月3日 - ネイサン・レイン、 アメリカ合衆国、男優
- 2月11日 - キャスリーン・ベラー、 アメリカ合衆国、女優
- 3月1日 - ティモシー・デイリー、 アメリカ合衆国、男優
- 3月7日 - ブライアン・クランストン、 アメリカ合衆国、男優・映画監督
- 3月13日 - ダナ・デラニー、 アメリカ合衆国、女優
- 4月12日 - アンディ・ガルシア、 キューバ アメリカ合衆国、男優
- 7月1日 - アラン・ラック、 アメリカ合衆国、男優
- 7月9日 - トム・ハンクス、 アメリカ合衆国、男優・映画監督
- 7月11日 - セーラ・ウォード、 アメリカ合衆国、女優
- 7月31日 - マイケル・ビーン、 アメリカ合衆国、男優
- 8月12日 - ブルース・グリーンウッド、 カナダ、男優
- 8月20日 - ジョアン・アレン、 アメリカ合衆国、女優
- 8月21日 - キム・キャトラル、 イングランド カナダ、女優
- 9月20日 - ゲイリー・コール、 アメリカ合衆国、男優
- 9月26日 - リンダ・ハミルトン、 アメリカ合衆国、女優
- 10月20日 - ダニー・ボイル、 イングランド、映画監督・脚本家
- 10月21日 - キャリー・フィッシャー、 アメリカ合衆国、女優
- 11月8日 - リチャード・カーティス、 ニュージーランド イギリス、映画監督・脚本家
- 11月20日 - ボー・デレク、 アメリカ合衆国、女優・モデル
死去
日付 | 名前 | 出身国 | 年齢 | 職業 | |
1月 | 12日 | ノーマン・ケリー | 61 | 男優 | |
23日 | アレクサンダー・コルダ | 62 | 映画監督・ロンドン・フィルムズの設立者 | ||
3月 | 25日 | ロバート・ニュートン | 50 | 男優 | |
4月 | 15日 | キャスリーン・ハワード | 71 | オペラ歌手・女優 | |
6月 | 6日 | マーガレット・ワイチャーリイ | 74 | 女優 | |
30日 | トリーネ・ルンド | 76 | 男優 | ||
7月 | 16日 | ウーロフ・ビンネルストランド | 80 | 男優 | |
8月 | 16日 | ベラ・ルゴシ | 73 | 男優 | |
10月 | 9日 | マリー・ドロ | 74 | 女優 | |
14日 | ジュアンヌ・ダルシー | 91 | 女優 | ||
11月 | 10日 | アードマン・ペナー | 51 | 脚本家 | |
30日 | ヴィゴ・ヴィーイ | 81 | 男優 | ||
12月 | 12日 | エドワード・アンドレ・デュポン | 64 | 映画監督 | |
29日 | ホームズ・ハーバート | 74 | 男優 |
映画デビュー
脚注
注釈
- ^ 『松竹九十年史』では「外国映画賞」となっている[1]。また、『東宝五十年史』では「外国語映画賞」となっている[5]。
- ^ 〔引用者註〕『松竹九十年史』では「カラー撮影賞」が「色彩映画特別賞」となっている[1]。また、『東宝五十年史』では「カラー撮影賞」が「銀熊賞(色彩撮影)」となっているだけでなく、日付が「7月4日」となっているが、第6回ベルリン国際映画祭の最終日は「7月3日」なので誤植だと思われる[2][9]。
- ^ 『松竹九十年史』では「記録映画銀熊賞」が「シルバー・ベア賞」となっている[1]。
- ^ 『松竹九十年史』では「7月」となっている[1]。
- ^ 〔引用者註〕『松竹九十年史』では11月開館となっていたが[1]、『渋谷経済新聞』の12月開館を採用した。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 松竹 1985, p. 682.
- ^ a b c d e f 東宝 1982b, p. 73.
- ^ a b “沿革 - 会社情報”. 東宝オフィシャルサイト. 東宝. 2020年1月31日閲覧。
- ^ a b “東映クロニクル”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
- ^ a b c d e f 東宝 1982b, p. 72.
- ^ “宮本武蔵(1954)”. allcinema. スティングレー. 2019年9月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 谷川 1993, p. 128.
- ^ a b c d e 山川 1987, p. 245.
- ^ “6th Berlin International Film Festival - June 22 - July 3, 1956” (英語). Berlin International Film Festival. 2019年12月31日閲覧。
- ^ a b c “沿革”. 日活公式サイト. 日活. 2020年4月1日閲覧。
- ^ “溝口健二(みぞぐちけんじ)とは”. コトバンク. 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ). 朝日新聞社. 2019年12月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 東宝 1982b, p. 74.
- ^ “壁あつき部屋”. キネノート. キネマ旬報社. 2019年9月30日閲覧。
- ^ “団体概要 - 沿革”. 日本シナリオ作家協会公式サイト. 日本シナリオ作家協会. 2019年9月14日閲覧。 “昭和31年(1956) 旧ビル「シナリオ会館」(東京都港区麻布霞町。木造2階建)を竣工”
- ^ “渋谷のシンボルが47年の歴史に幕 サヨナラ「渋谷東急文化会館」”. 渋谷経済新聞 (みんなの経済新聞ネットワーク). (2003年6月6日) 2019年9月13日閲覧. "1956(昭和31)年12月1日、渋谷駅東口に渋谷東急文化会館がオープンした。"
- ^ “沿革”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
- ^ 角川春樹、藤岡和賀夫、阿久悠『ザ・ブーム』角川書店、1982年1月25日、204頁。
- ^ “小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ “主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年)” (Excel). 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ a b “過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
- ^ “曽我兄弟 富士の夜襲”. KINENOTE(キネノート). 2018年9月17日閲覧。
- ^ “歌う弥次喜多 黄金道中”. KINENOTE(キネノート). 2018年9月17日閲覧。
- ^ “征服者”. allcinema. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “空中ぶらんこ”. allcinema. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “トロイのヘレン”. allcinema. 2018年9月17日閲覧。
参考文献
- 井上雅雄「映画産業の戦後「黄金期」の実態(下) : ポスト占領期の映画産業と大映の企業経営・補論」『立教經濟學研究』第71巻第2号、立教大学経済学研究会、2017年10月、67 - 107頁、doi:10.14992/00015468。 - 1953年から1956年の邦画各社の状況について書かれている。
- 松竹『松竹九十年史』松竹、1985年12月。全国書誌番号:87001945。
- 谷川義雄『年表・映画100年史』風濤社、1993年5月。ISBN 4-89219-113-2。
- 東宝『東宝五十年史』東宝、1982年11月。全国書誌番号:83041631。
- 渋沢社史データベース版(1982年11月刊行本が底本)
- 山川浩二『昭和広告60年史』講談社、1987年。ISBN 4-06-202184-6。