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1960年の映画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1960年の映画(1960ねんのえいが)では、1960年(昭和35年)の映画分野の動向についてまとめる。

1959年の映画 - 1960年の映画 - 1961年の映画

出来事

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世界

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日本

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周年

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日本の映画興行

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  • 入場料金(大人)
    • 200円(東京の邦画封切館)[29][30]
    • 119円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[31] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[32]
  • 入場者数 10億1436万人[33]
  • 興行収入 727億9800万円[33]
    • 配給収入 397億3100万円[33] - テレビの事業収入が映画の配給収入を上回る[34]。テレビが、メディアとしての地位を確立[34]
1960年配給会社別年間配給収入
配給会社 年間配給収入

(単位:百万円)

前年対比
しようちく松竹 4,261 079.1%
とうほう東宝 4,781 104.0%
たいえい大映 4,608 097.9%
しんとうほう新東宝 1,321 064.0%
とうえい東映 9,749 113.9%
につかつ日活 6,246 112.7%
出典: 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月、48頁。 

各国ランキング

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日本配給収入ランキング

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1960年邦画配給収入トップ10
(対象期間:1960年4月 - 1961年3月)
順位 題名 配給 配給収入
1 天下を取る[35] 日活 3億2392万円
2 波濤を越える渡り鳥 日活 3億0012万円
3 闘牛に賭ける男[36] 日活 2億9133万円
4 喧嘩太郎 日活 2億7669万円
5 娘・妻・母[37] 東宝 2億7561万円
6 あじさいの歌[38] 日活 2億7037万円
7 水戸黄門 東映 2億6694万円
8 名もなく貧しく美しく 東宝 2億5154万円
8 ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐 東宝 2億5154万円
10 新吾二十番勝負 東映 1億7789万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、170頁。ISBN 978-4873767550 
1960年洋画配給収入トップ10
(対象期間:1960年1月 - 1961年6月)
順位 題名 製作国 配給 配給収入
1 ベン・ハー アメリカ合衆国の旗 MGM 5億9025万円
2 アラモ アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・アーティスツ 2億6754万円
3 眠れる森の美女 アメリカ合衆国の旗 日本RKO 1億7824万円
4 チャップリンの独裁者 アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・アーティスツ 1億6800万円
5 許されざる者 アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・アーティスツ 1億3330万円
6 連邦警察[39] アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース 1億2791万円
7 太陽がいっぱい フランスの旗イタリアの旗 新外映配給 1億2441万円
8 バッファロー大隊 アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース 1億1922万円
9 スパルタカス アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ 1億1014万円
10 サイコ アメリカ合衆国の旗 パラマウント映画 1億0512万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、171頁。ISBN 978-4873767550 

北米配給収入ランキング

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1960年北米配給収入トップ10
順位 題名 スタジオ 配給収入
1. スパルタカス ユニバーサル映画 $14,000,000
2. サイコ パラマウント映画 $9,100,000
3. 栄光への脱出 ユナイテッド・アーティスツ $8,500,000
4. スイスファミリーロビンソン ウォルト・ディズニー $7,900,000
4. アラモ ユナイテッド・アーティスツ $7,900,000
6. アパートの鍵貸します ユナイテッド・アーティスツ $6,700,000
7. バターフィールド8 MGM $6,000,000
8. オーシャンと十一人の仲間 ワーナー・ブラザース $5,500,000
9. ママは腕まくり英語版 MGM $5,300,000
10. 孤独な関係 20世紀フォックス $5,200,000
出典:Finler, Joel Waldo (2003). The Hollywood Story. Wallflower Press. pp. 358–359. ISBN 978-1-903364-66-6 

日本公開映画

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1960年の日本公開映画を参照。

受賞

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誕生

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死去

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日付 名前 国籍 年齢 職業
1月 3日 ヴィクトル・シェストレム スウェーデンの旗 80 映画監督
2月 21日 ジャック・ベッケル フランスの旗 53 映画監督
11月 5日 マック・セネット アメリカ合衆国の旗カナダの旗 80 映画監督・俳優
16日 クラーク・ゲーブル アメリカ合衆国の旗 59 俳優
12月 15日 ヴェラ・クルーゾー フランスの旗 46 女優
18日 寿々喜多呂九平 日本の旗  61 映画監督・脚本家

脚注

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注釈

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  1. ^ 『東宝五十年史』では「NHKなど八局」となっている[13]

出典

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  1. ^ a b c d e f g 石原良太 1986, p. 89.
  2. ^ THOMAS DOHERTY (2023年7月18日). “The Last Time Actors and Writers Both Went on Strike: How Hollywood Ended the 1960 Crisis” (英語). The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/business/business-news/sag-wga-1960-hollywood-strike-reagan-history-1235538551/ 2023年11月19日閲覧。 
  3. ^ 1960s SAG-AFTRA” (英語). SAG-AFTRA公式サイト. SAG-AFTRA. 2023年11月19日閲覧。 “SAG theatrical strike March 7-April 18 halts 8 major productions, (後略).”
  4. ^ 甘い生活 (1960) - Release info” (英語). IMDb. 2023年11月19日閲覧。
  5. ^ a b c d 東宝 1982b, p. 85.
  6. ^ 勝手にしやがれ (1960) - Release info” (英語). IMDb. 2023年11月8日閲覧。
  7. ^ a b c d e f 東宝 1982b, p. 86.
  8. ^ a b c d e f g h 谷川 1993, p. 136.
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 松竹 1985, p. 685.
  10. ^ a b c 山川 1987, p. 277.
  11. ^ 「通夜の客」より わが愛(1960)”. allcinema. スティングレー. 2019年10月8日閲覧。
  12. ^ 若者のすべて (1960) - Release info” (英語). IMDb. 2023年11月19日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g 東宝 1982b, p. 87.
  14. ^ ルネ・クレール - 略歴・フィルモグラフィー”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2023年11月19日閲覧。
  15. ^ a b c d e 東映 1992, p. 28.
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n 東宝 2010b, p. 213.
  17. ^ a b 東映 1992, pp. 28–29.
  18. ^ 波多 伸二(ハタ シンジ)とは”. コトバンク. 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治 - 平成」(2010年刊). 朝日新聞社. 2019年10月7日閲覧。
  19. ^ 松竹 1985, p. 270.
  20. ^ a b c 東映 1992, p. 29.
  21. ^ 日本初のカラーテレビ受像機”. 東芝未来科学館. 2019年7月13日閲覧。 “カラーテレビの本放送開始に先駆け日本初のカラーテレビ受像機21型D-21WEを開発し、7月1日に市販を開始した。”
  22. ^ 続々べらんめえ芸者”. 映画.com. 2023年3月21日閲覧。
  23. ^ 沿革”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
  24. ^ 海賊八幡船”. 日本映画製作者連盟公式サイト. 日本映画製作者連盟. 2023年3月21日閲覧。
  25. ^ 小学館. “日本映画史(年表)”. コトバンク. 日本大百科全書』(ニッポニカ). 朝日新聞社. 2019年7月6日閲覧。 “1960松竹ヌーベル・バーグ、大島渚、篠田正浩、吉田喜重ら若手台頭。大島渚『日本の夜と霧』(松竹)、上映4日で打ち切り”
  26. ^ a b 東宝 2010b, p. 214.
  27. ^ 松竹 1985, p. 686.
  28. ^ 東宝 1982b, p. 88.
  29. ^ 角川春樹藤岡和賀夫阿久悠『ザ・ブーム』角川書店、1982年1月25日、212頁。 
  30. ^ 週刊朝日 編『戦後値段史年表』朝日新聞出版〈朝日文庫〉、1995年、23頁。ISBN 4-02-261108-1 
  31. ^ 小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  32. ^ 主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年)” (Excel). 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  33. ^ a b c 過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
  34. ^ a b 日活 2014, p. 114.
  35. ^ 天下を取る - KINENOTE
  36. ^ 闘牛に賭ける男 - KINENOTE
  37. ^ 娘・妻・母 - KINENOTE
  38. ^ あじさいの歌 - KINENOTE
  39. ^ 連邦警察 - allcinema
  40. ^ 第21回 ベネチア国際映画祭(1960年)”. 映画.com. 2019年7月17日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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