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2023年1月27日 (金) 04:51時点における版

ドミンゴ・サンタナ
Domingo Santana
東京ヤクルトスワローズ #25
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 サントドミンゴ
生年月日 (1992-08-05) 1992年8月5日(32歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2009年 アマチュアFA
初出場 MLB / 2014年7月1日
NPB / 2021年4月23日
年俸 2億6500万円(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ドミンゴ・アルベルト・サンタナDomingo Alberto Santana1992年8月5日 - )は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。

愛称は「ショウミンゴShowmingo)」[2]

経歴

プロ入りとフィリーズ傘下時代

2009年3月にフィラデルフィア・フィリーズと契約してプロ入り。

アストロズ時代

ヒューストン・アストロズ時代
(2014年7月2日)

2011年7月29日にハンター・ペンスとのトレードで、ジョン・シングルトンジャレッド・コザートジョシュ・ゼイドと共にヒューストン・アストロズへ移籍した[3]

2013年11月20日に40人枠入りを果たした[4]

2014年3月10日にAAA級オクラホマシティ・レッドホークスへ異動した[5]。7月1日にメジャーへ昇格し[6]、同日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー。「8番・左翼手」で先発起用され、4打数無安打3三振だった[7]。その後は3試合に出場したが、9打席で無安打8三振を喫し、7月6日にAAA級オクラホマシティへ降格した[8]

ブルワーズ時代

ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2017年7月20日)

2015年7月30日にカルロス・ゴメスマイク・ファイヤーズとのトレードで、ブレット・フィリップスジョシュ・ヘイダーエイドリアン・ハウザーと共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[9]。ブルワーズ加入後は38試合に出場した。

2016年右翼手で起用され、77試合に出場した。打率は.256だったが、二塁打14本と11本塁打を放った。

2017年は自己最多の151試合に出場し、30本塁打を放った。

マリナーズ時代

シアトル・マリナーズ時代
(2019年5月24日)

2018年11月21日にベン・ギャメルノア・ザボラス[10]とのトレードで、マリナーズへ移籍した。

2019年東京ドームで開催されたシーズン開幕戦で逆転満塁弾を放つ[11]など本塁打を21本打ったものの、オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[12]

インディアンス時代

2020年2月14日にクリーブランド・インディアンスと単年(2021年のオプション付き)契約を結んだ[13]。8月31日にDFAとなり[14]、9月3日にマイナー契約となった[15]。その後、10月30日に球団が延長オプションの放棄を発表したため、FAとなった[16]

ヤクルト時代

2020年12月2日に東京ヤクルトスワローズと契約した[17]。背番号は25、推定年俸は1億400万円+出来高払い[18]

2021年4月25日の中日ドラゴンズ戦で起用され、来日初本塁打を放った。主に6番と7番で打線を繋ぐ役割を担い安定した出塁率を残す。前半戦は7本塁打にとどまったが、後半戦は12本塁打を記録。特に10月は打線全体が調子を落とす中で打率.377、7本塁打、OPS1.216と高い打撃成績を残した。優勝を決めた横浜DeNAベイスターズ戦では5番打者を務め決勝適時打を放った。下位打線を担った期間が長く故障による欠場もあり規定打席にはわずかに届かなかったが、打率.290、19本塁打、62打点を記録した[1]オリックス・バファローズとの日本シリーズでは第3戦に吉田凌から逆転2点本塁打[19]、第4戦には山崎颯一郎から先制となる2試合連続のソロ本塁打を放ち、日本シリーズ優勝に貢献し、日本シリーズ優秀選手に選出された[20]。オフに、推定年俸1億9000万円で残留することが発表された[1]

2022年3月25日の阪神タイガースとの開幕戦では「5番・右翼」で先発出場し、同点の9回表にカイル・ケラーから勝ち越し2点本塁打を放った[21]。この日は4安打5打点と大暴れを見せた[22]。翌日の開幕第2戦でも先制適時打を打つなど[23]、開幕カードで13打数6安打、打率.462、8打点と存在感を示した[24]。10試合出場時点でも打率.343、4本塁打、10打点と打撃好調だったものの、4月6日対中日2回戦(神宮)において、4回裏先頭打者として左前打で出塁した後、5回表守備から途中交代、下半身のコンディション不良により翌7日に登録抹消となり、同月14日、再検査を受けるためアメリカに帰国したことが球団から発表された[25]。同月末に「左半月板のクリーニング手術」を受け、リハビリを経て7月2日に再来日、同月17日に一軍登録。復帰直後は復帰前と変わらず絶好調で変わらずハイペースで本塁打を重ねたが、8月から9月にかけて不振に陥り打順を下げたり欠場することもあった。トータルでは、わずか60試合で15本塁打と高い本塁打率を記録し、OPS.904と高水準の打撃成績を残しリーグ連覇に貢献した。

人物

父親はかつてアストロズ傘下のマイナー選手で、強肩の外野手と投手だった。また、1つ上の兄がいたが、2009年にパーティーで銃撃され死去している[26]

学生時代はトロンボーンを演奏していた。今でも吹くことができる[27]

ヤクルト入団後、チームメイトとはすぐに仲良くなれたという[27]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2014 HOU 6 18 17 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 14 0 .000 .056 .000 .056
2015 14 42 39 6 10 2 0 2 18 8 2 1 0 0 2 0 1 17 1 .256 .310 .462 .771
MIL 38 145 121 14 28 5 0 6 51 18 2 0 0 2 18 0 4 46 1 .231 .345 .421 .766
'15計 52 187 160 20 38 7 0 8 69 26 4 1 0 2 20 0 5 63 2 .238 .337 .431 .768
2016 77 281 246 34 63 14 0 11 110 32 2 3 0 1 32 0 2 91 7 .256 .345 .447 .792
2017 151 607 525 88 146 29 0 30 265 85 15 4 0 3 73 2 6 178 12 .278 .371 .505 .875
2018 85 235 211 21 56 14 1 5 87 20 1 1 0 3 20 1 1 77 3 .265 .328 .412 .740
2019 SEA 121 507 451 63 114 20 1 21 199 69 8 3 0 2 50 1 2 164 11 .253 .329 .441 .770
2020 CLE 24 84 70 6 11 3 0 2 20 12 0 0 0 0 13 0 1 25 2 .157 .298 .286 .583
2021 ヤクルト 116 418 372 39 108 23 1 19 190 62 2 0 0 1 42 2 3 103 12 .290 .366 .511 .877
2022 60 215 189 26 52 7 0 15 104 35 0 0 0 2 23 0 1 73 6 .275 .353 .550 .904
MLB:7年 516 1919 1680 233 428 87 2 77 750 244 30 12 0 11 209 4 17 612 37 .255 .341 .446 .788
NPB:2年 176 633 561 65 160 30 1 34 294 97 2 0 0 3 65 2 4 176 18 .285 .362 .524 .886
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績



左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF) 外野(OF)
















































2014 HOU 3 4 1 0 0 1.000 - 2 2 0 0 0 1.000 -
2015 3 1 0 0 0 1.000 1 2 0 0 0 1.000 19 15 0 0 0 1.000 -
MIL 11 4 0 0 0 1.000 23 35 0 1 0 .972 16 21 1 2 0 .949 -
'15計 14 5 0 0 0 1.000 24 37 0 1 0 .974 25 36 1 2 0 .949 -
2016 4 1 0 0 0 1.000 3 1 0 0 0 1.000 62 104 2 2 0 .981 -
2017 - - 144 224 4 5 1 .979 -
2018 - - 55 82 1 1 0 .988 -
2019 SEA 59 101 2 9 0 .920 - 42 83 2 3 1 .966 -
2020 CLE 9 11 0 0 0 1.000 - 16 24 1 0 0 1.000 -
2021 ヤクルト - - - 107 139 5 2 3 .986
2022 - - - 58 81 0 2 0 .976
MLB 89 122 3 9 0 .933 27 38 0 1 0 .974 346 555 11 13 2 .978 -
NPB - - - 165 220 5 4 3 .983
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

NPB

記録

NPB

初記録

背番号

  • 13(2014年 - 2015年)
  • 16(2015年途中 - 2019年)
  • 24(2020年)
  • 25(2021年 - )

登場曲

  • 「Bajo Mundo」Bulin 47, Breyco En Producidera(2021年)
  • 「Party」Tivi Gunz(2021年 - )

脚注

  1. ^ a b c ヤクルトのドミンゴ・サンタナ残留 シリーズで2戦連発、日本一に貢献”. 日刊スポーツ (2021年12月7日). 2021年12月8日閲覧。
  2. ^ Explaining Crew Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月17日閲覧
  3. ^ Pence-sylvania: Phils acquire Astros outfielder MLB.com
  4. ^ Astros add Cruz, Santana, Wojciechowski to 40-man MLB.com
  5. ^ “Astros option four to minor league camp”. (March 10, 2014). http://houston.astros.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140310&content_id=69045864&vkey=pr_hou&c_id=hou March 11, 2014閲覧。 
  6. ^ “Astros call up Chapman, Hernandez, Santana”. MLB.com Astros Press Release. (July 1, 2014). http://houston.astros.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140701&content_id=82527032&vkey=pr_hou&c_id=hou July 9, 2014閲覧。 
  7. ^ “Scores for Jul 1, 2014”. ESPN MLB. (July 1, 2014). http://espn.go.com/mlb/boxscore?id=340701118 July 9, 2014閲覧。 
  8. ^ Brian McTaggart (July 6, 2014). “Astros option Santana, recall reliever Martinez”. MLB.com. July 10, 2014閲覧。
  9. ^ Astros add Gomez, Fiers from Brewers” (英語). MLB.com (2015年7月30日). 2015年8月2日閲覧。
  10. ^ Noah Zavolas Stats, Highlights, Bio | MiLB.com Stats | The Official Site of Minor League Baseball” (英語). MiLB.com. 2019年2月21日閲覧。
  11. ^ "期待のマ軍サンタナ、驚異の逆転満塁弾! 衝撃のパワーに東京ドーム騒然". Full-Count. Creative2. 20 March 2019. 2021年12月17日閲覧
  12. ^ Mark Feinsand (2019年12月3日). “These players just joined the free-agent pool” (英語). MLB.com. 2019年12月9日閲覧。
  13. ^ Mandy Bell (2020年2月14日). “Tribe bolsters OF with Domingo Santana signing” (英語). MLB.com. 2020年2月17日閲覧。
  14. ^ Indians Designate Domingo Santana” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月1日閲覧。
  15. ^ Indians Outright Domingo Santana, Release Jake Elmore” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月4日閲覧。
  16. ^ Indians Decline Options For Carlos Santana, Domingo Santana, Brad Hand; Pick Up Roberto Perez's Option” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年10月31日閲覧。
  17. ^ Domingo Santana To Sign With Japan's Yakult Swallows” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月3日閲覧。
  18. ^ ヤクルトがメジャー通算77発のドミンゴ・サンタナと1年契約”. サンケイスポーツ (2020年12月3日). 2021年2月7日閲覧。
  19. ^ ヤクルト・サンタナ「マダオワッテナイ」 殊勲の逆転2ランに笑顔弾ける”. Full-Count (2021年11月23日). 2022年1月14日閲覧。
  20. ^ ヤクルト日本一 MVPは“ムーチョ”中村悠平 優秀選手賞に高橋奎二ら”. 日刊スポーツ (2021年11月28日). 2021年11月28日閲覧。
  21. ^ 阪神、悪夢の大逆転負け 最大7点差も終盤2イニングで7失点…好投の藤浪報われず”. Full-Count (2022年3月25日). 2022年3月29日閲覧。
  22. ^ サンタナ大逆転弾!ヤクルト7点差ひっくり返した 2発4安打5打点「素晴らしい1日」/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2022年3月29日閲覧。
  23. ^ 【ヤクルト】サンタナが2戦連続の先制打”. スポーツ報知 (2022年3月26日). 2022年3月29日閲覧。
  24. ^ 【データ】ヤクルト・サンタナがプロ野球史上初の快挙 開幕から3試合連続でV打点 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年3月29日閲覧。
  25. ^ “ヤクルト・サンタナが再検査のため米国へ帰国”. サンスポ. (2022年4月14日). https://www.sanspo.com/article/20220414-VB6HYTQS7RMSXNI7VJPQVTSFSM/ 2022年4月15日閲覧。 
  26. ^ Santana's family fuels him as he begins 2016” (英語). MLB.com. 2016年3月26日閲覧。
  27. ^ a b ヤクルト・サンタナの勝負飯はTKG 山田哲&村上のオススメ気に入った!”. SANSPO.COM(サンスポ) (2021年5月7日). 2021年7月18日閲覧。

関連項目

外部リンク