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「あべのハルカス」の版間の差分

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2023年2月26日 (日) 20:45時点における版

阿部野橋ターミナルビル > あべのハルカス
あべのハルカス
Abeno Harukas
地図地図
施設情報
所在地 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1番43号
状態 完成
着工 2010年平成22年)1月9日
竣工 2014年(平成26年)3月7日[1]
開業 2013年(平成25年)6月13日(百貨店先行開業)
2014年3月7日(全面開業)
用途 鉄道駅百貨店事務所ホテル美術館展望台
建設費 約760億円
地上高
屋上 300.0 m
最上階 60階[2]
各種諸元
階数 地上60[2]階、地下5階、塔屋1階
敷地面積 28,738.06
建築面積 24,975.25
※うちタワー館6,123.74 m2
延床面積 352,981.73 [注釈 1]
※うちタワー館212,207.71 m2
構造形式 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
エレベーター数 56基(東芝製36基、三菱電機製12基、フジテック製3基、日立製5基)※東芝はオフィス用・ホテル用・非常用兼人荷用などを、三菱は展望台直通用・百貨店用のエレベーターを、日立は一部の百貨店内のエレベーターを、フジテックは展望台の移動用・美術館用を担当。
駐車台数 約180台
関連企業
設計 竹中工務店(設計全般)、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(外装監修)
施工 竹中工務店、奥村組大林組大日本土木銭高組
デベロッパー 近畿日本鉄道
管理運営 近鉄不動産 アセット事業本部 ハルカス事業部[3]
高さに関する記録
2012年以降日本で最も高い建築物
先代 横浜ランドマークタワー
次代 麻布台ヒルズ森JPタワー
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あべのハルカス: Abeno Harukas)は、大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目に立地する近畿日本鉄道超高層ビル近畿日本鉄道(近鉄)大阪阿部野橋駅近鉄百貨店 あべのハルカス近鉄本店大阪マリオット都ホテルなどを内包する複合商業ビルである。通称は「ハルカス」。高さは300 mで、2022年時点では日本で最も高いビル。

あべのハルカス
ABENO HARUKAS
一番奥に見えている高層の建物があべのハルカスである。
店舗概要
所在地 店舗により異なる
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
開業日
  • 2010年(平成22年)1月9日
  • (全面開業は 2014年(平成26年)3月7日)
施設所有者 近鉄不動産株式会社
施設管理者 近畿日本鉄道株式会社
敷地面積 約28,700 m²
延床面積 約306,000 m²
※タワー館部分:約212,000 m2
店舗数 15店舗以上
営業時間 店舗により異なる
駐車台数 約180台
※オフィス、ホテル専用駐車場などを含むと200台以上
最寄駅 #交通アクセスを参照
外部リンク https://www.abenoharukas-300.jp/
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概説

2010年1月9日に着工され、2014年3月7日に全面開業した[4][5][6]百貨店・オフィス・ホテル・美術館・展望台などで構成される超高層複合商業ビルである。キタミナミに次ぐ大阪第3の繁華街である天王寺・阿倍野のランドマークであり、近畿日本鉄道(近鉄)および近鉄グループのシンボル的存在である。

近鉄南大阪線ターミナル駅である大阪阿部野橋駅に直結している。また、JR西日本Osaka Metro天王寺駅とも隣接している。

高さは300 mで、2022年時点では日本で最も高いビルであり、日本初のスーパートール高層ビル・都市居住協議会の基準による300 m以上の超高層建築物)でもある。

ビル固有の郵便番号は545-60xx(xxは階層。地下・階層不明は545-6090)。

2017年、グッドデザイン賞を受賞[7]

近鉄の前身である大阪鉄道大阪阿部野橋駅構内で1937年から営業を行ってきた阿部野橋ターミナルビル旧本館(百貨店西館。久野節による設計)の建替計画により建築された建物であり、建築規模は高さ300 m、延床面積21万2,000 m2、地上60階・地下5階(SRCS造)である[8][注釈 2]。2011年2月から地上工事が始まり、2014年3月に竣工、同年3月7日にグランドオープンした[9]。工事中の2012年8月時点で高さ300 mに到達し横浜ランドマークタワー(高さ296 m)の高さを抜き、「日本一高いビル」の称号が大阪に移った[10][11][12][13]

旧本館の老朽化に伴う建替計画は、2006年の秋頃から具体的な検討作業が始まった。計画当初は航空法による高さ制限が約295mの制限区域に入っていたために、270m前後の高さを予定していたが[14]、2007年春の航空法の改正により制限がなくなったことを受け、日本一の高さとなるビルを建設する計画へ変更し[8]、同年8月8日に総事業費約1,300億円をかけ高さ300 mの超高層ビルに建て替える計画を発表した[15]。300 mとした理由については、切りの良い数字であり、日本初のスーパートールになることと、高さ制限が青天井ではいずれ抜かされるところまで考慮したものであり、同日の記者会見で近鉄の岡本直之副社長(当時)は「平成通天閣として親しまれるビルにしたい」と意気込みを語った[16]

ビル名称の「ハルカス」は古語の「晴るかす」に由来しており、平安時代に書かれた『伊勢物語』の第九十五段では、「いかで物ごしに対面して、おぼつかなく思ひつめたること、すこしはるかさん」という一節が記されている[17]。この言葉には「人の心を晴れ晴れとさせる」という意味があり、ビルの上層階から晴れやかな景色を見渡して爽快感を味わえることや、多彩で充実した施設で来訪者に心地よさを感じてもらいたい、という思いが込められている[18]。なお、地名は「あべの」であるが、これに関しては「大阪」「天王寺」「上方」などの案もあった。しかし、日本一の超高層ビルになることで、知名度を上げていけるのなら「あべの」を全国区にしたいという意図により「あべの」が採用された[19]

外観デザインに関しては、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ代表のシーザー・ペリが監修を務めた。ペリは、台湾台北101が建設されるまでは世界最高層ビルであったマレーシアペトロナスツインタワーなど、数々の超高層建築物の設計を務めていた。大阪では過去に国立国際美術館大阪歴史博物館などを設計している。建物は全面がガラス(旭硝子(現:AGC)製)[20][21]で覆われたカーテンウォールLIXIL製品)[22]であり、三段階にセットバックする立体構造となっている。各段階の屋上空間には緑地空間が設けられ、周辺の公園施設と協調して緑のネットワークを形成するほか、建物内部では吹き抜け空間を利用した「光と風の道」を創出することでエネルギー消費量を低減するなどの環境対策が取られている[8]

あべのハルカスの低層階には近鉄百貨店(あべのハルカス近鉄本店)と美術館あべのハルカス美術館[23][24][25]、中層階にはオフィス[26]、高層階にはホテル大阪マリオット都ホテル)や展望台(ハルカス300)が入居している。

歴史

施工技術・環境性能

あべのハルカスは、設計全般を竹中工務店、外観デザインを竹中工務店とシーザー・ペリ(ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ代表)、施工を竹中工務店、奥村組大林組大日本土木銭高組からなる共同企業体が担当した。

施工場所は道路鉄道が複雑に入り混じる交通の結節点であることに加え、百貨店の東館(ターミナルビル新館・現:ウイング館)を営業しながら、立体的に複雑な構造の超高層ビルを敷地一杯に建設するという工事であり、竹中工務店の作業所長に「日本一難しい現場」と言わしめるほどの難所であった。

準備段階として大阪阿部野橋駅のプラットホームを移動させた上、百貨店の仮店舗の設置や増床工事に取り掛かった。2009年3月より旧館の解体工事を開始、同年内にはほぼ完了し、2010年1月よりタワー館の基礎工事を開始した。

耐震性能は、最新の耐震技術と免震技術を組み合わせている。阪神・淡路大震災はもとより、今後発生が想定される上町断層地震や東海・東南海・南海地震に対し、充分なシミュレーションを行い、最高水準の安全性を確保している[19]

地下部分の施工は逆打ち工法を採り入れ、地上部の工事を並行して進めており、PC化やユニット化を徹底することで作業効率の向上や安全の確保を図っている。余分なスペースがない中で、大きな課題の一つであった資材および機材置場の確保については、セットバック構造により生まれる空間を有効活用することで解決する計画であった[8]。また、竹中工務店では施工における各分野のスペシャリストを結集し、幾重もの徹底した検証を経てあらゆる不安要素を排除した[8]

2015年に、日本建設業連合会主催の第56回BCS賞を受賞している[27]

CO2を削減するための環境性能の特徴として二つある。一つ目はボイド空間である。ボイド空間は建物の中央部分に筒状に設けた吹き抜けのことである。これにより、自然光と風を建物内部に取り込むことができ、建物内でも自然光で明るく、自然通気させることにより、夜の冷たい空気により朝の空調負荷を軽減される。二つ目はバイオガス発電である。バイオガス発電はビル内の生ごみを利用して発電を行うものである。ホテルや百貨店、レストランで非常に多くの生ごみが出るので、これをバイオガス発電により電気に変えて、オフィスの照明に回している[19]

フロア構成

階層別の主な施設

あべのハルカス
RF (300m) ヘリポート・EDGE THE HARUKAS
60F (288m) ハルカス300 屋内回廊「天上回廊」
59F (282m) ハルカス300 ショップ「SHOP HARUKAS 300」
58F (278m) ハルカス300 屋外広場「天空庭園」・カフェレストラン「SKY GARDEN 300」
57F 大阪マリオット都ホテル レストラン「ZK」
56F トラス階・機械室
39F - 55F 大阪マリオット都ホテル 客室
38F 大阪マリオット都ホテル 客室・クラブラウンジ
37F トラス階・機械室
26F - 36F オフィス
25F オフィス 貸会議室・カフェテリア
23F - 24F オフィス キャンパスフロア ハルカス大学
21F - 22F メディカルプラザ
20F 大阪マリオット都ホテル 中小個室
19F 大阪マリオット都ホテル ホテルロビー・ライブキッチン「COOKA」
ロビーラウンジ「LOUNGE PLUS」・バー「BAR PLUS」、リテールショップ「M-Boutique」
18F オフィス 金融フロア
17F オフィス ロビーフロア
16F (81m) あべのハルカス美術館・ハルカス300 チケットカウンター・ハルカスシャトル乗り口・屋上庭園
15F トラス階・機械室
12F - 14F あべのハルカス近鉄本店 あべのハルカスダイニング
02F - 11F あべのハルカス近鉄本店
01F 大阪阿部野橋駅・あべのハルカス近鉄本店
B2F - B1F あべのハルカス近鉄本店 あべのフードシティ ビル防災センター
天王寺駅直結
B3F 車寄せ・駐車場
B4F 駐車場・搬入口
B5F 機械室

近鉄百貨店 あべのハルカス近鉄本店

あべのハルカス近鉄本店

地下2階から地上14階には、核店舗としてあべのハルカス近鉄本店が既存の本館と併せて売り場面積10万m2と単独の百貨店としては日本最大の規模に増床して入居しており、近鉄百貨店はこの増床に約230億円を投資している[28]。2012年11月、近鉄百貨店はあべのハルカスの全面開業に先行して、低層部の百貨店タワー館部分を2013年夏に開業させると同時に、店舗名を「近鉄百貨店阿倍野本店」から「あべのハルカス近鉄本店」に改めると発表した[29]

そして、2013年5月には「あべのハルカス近鉄本店タワー館」の先行開業日が同年6月13日と発表され[30]、タワー館の概要資料が公開された[31]。6月13日にタワー館が開業した後は、旧新館を順次改装しウイング館としてリニューアルが進められ、10月10日には第2期分としてウイング館の4階から8階までがオープン[32]、2014年2月22日にはウイング館の地下2階の一部と地上2階から4階までが専門店街「ソラハ」としてオープンした。これにより、ウイング館の残りを含めて「あべのハルカス近鉄本店」が全面グランドオープンした[33][34][35]

オフィスエリア

16階屋上庭園
17階オフィスロビー

オフィスエリアは1フロア2,400m2と大阪地区有数の広さである。照明設備にLEDや内部吹き抜け空間を利用し、自然採光や自動調光システムを利用するなど最先端設備を多数導入しており、省エネルギー性を実現するように工夫されている[19]。なお、オフィスのメイン照明、廊下およびロビー照明に設置されるLED照明には、同オフィスに入居しているシャープ製の製品が採用された[36][37]。オフィスワーカーのサポート機能には金融機関カフェなどの利便施設のほか、「近鉄ほいくえんハルカス」が設けられている[38][39]。「近鉄ほいくえんハルカス」は近畿日本鉄道が初めて運営する保育園である[40]。同オフィスで働くオフィスワーカーの子供だけではなく、近鉄あべのハルカス本店やホテル、美術館に来場した客の子供の一時預かりサービスも実施されている[19]

なお、高層階オフィスフロア(25・31-36階)に行く際には、17階のセキュリティゲートを通らなければならない。部外者は訪問時には訪問先での事前登録のうえ、17階の受付で許可を得て、ICカードの貸与を受けなければ、入場できない。

主なテナントには、シャープの営業拠点が入居している。大阪市内に複数ある営業拠点を集め、経営効率を高めるのが主な理由であるが[41]、あべのハルカスが関西の玄関口である関西国際空港からのアクセスの良さに加え、最高級ホテルや百貨店が入居するため日本国外から訪れる取引相手との商談に便利であることも入居の決め手となった[42]。また、18階の銀行や証券会社を集積する金融フロアに、池田泉州銀行が入居している[43]。23階・24階には大阪大谷大学四天王寺大学大阪芸術大学阪南大学が100坪 - 300坪程度のサテライトキャンパスを開設している[44][45][46]。 上記の大学の連携として、2014年3月「ハルカス大学」プロジェクトが始動。

その他、大阪市立大学医学部附属病院が、公立大学法人として全国初の健診施設である「先端予防医療部附属クリニックMedCity(メッドシティ)21」を21階に開設した[47][48]関西電力奥村組など50社以上からも入居の申し込みが寄せられている[49]

美術館

16階には「あべのハルカス美術館」があり、特別顧問にはシカゴ美術館東洋部長や大阪市立美術館金沢21世紀美術館兵庫県立美術館の館長を歴任した蓑豊が[23]、また館長には大和文華館館長の浅野秀剛が就任している。

ターミナル立地にふさわしい、誰もが気軽に芸術・文化を体験し楽しめる都市型美術館」をコンセプトにし、国宝重要文化財の展示や、近鉄沿線の文化財に焦点を当てた企画、西洋美術・現代美術などジャンルにとらわれず、多彩で魅力のある展覧会が開催される[50]。また、火曜日から金曜日までは仕事帰りでも立ち寄りやすいように、20時まで開館している。

ホテル

展望台「ハルカス300」

58階から60階は、「ハルカス300」という展望台として、一般客に有料で開放。年中無休で、基本の営業時間を9:00 - 22:00に定めている。営業時間中には、ハルカス側が極度の混雑を見込んだ場合を除いて、入場者に滞在時間の制限を課していない。また、時期によっては、開場時間の繰り上げで営業時間を延長することもある。

なお、以下に記す料金やサービスは、2018年3月時点での情報に基づいている。そのため、今後の状況によっては、変更の可能性がある。

特別営業

大阪マリオット都ホテルの宿泊者には、上記の営業開始時間より早く、「早朝特別営業」扱いで「ハルカス300」へ無料で入場できる特典がある[51][注釈 3](入場時間は季節によって異なる)。

また、教祖祭PL花火芸術なにわ淀川花火大会の当日には、展望台フロア内から打ち上げ花火の観覧を見込めることから「特別営業」を実施[注釈 4]。花火が上がる方向に「特別観覧エリア」を設けるとともに、そのエリアへの観覧希望者に向けて、通常の入場券より高額な「特別入場券」を枚数限定で事前に販売している。ただし、「特別営業」を実施する場合でも、チケットカウンターでは当日入場券を発売。特別入場券以外の入場券を購入した入場者にも、「特別観覧エリア」以外のフロアで花火を観覧することを条件に、「特別営業」の時間帯での入場を認めている[52]

さらに、オープン後最初の元日であった2015年1月1日には、初日の出の出現を見越した入場者限定の「早朝特別営業」を出現予想時刻の前後 (6:00 - 7:30) に実施。展望台フロア内の観覧エリアからの観覧希望者向けの「レギュラーコース」と、屋上のヘリポート(後述)からの観覧希望者が対象の「プレミアムコース」を設定した上で、枚数限定の「特別入場券」を2014年10月31日から発売した。ちなみに、2015年の元日には、大阪マリオット都ホテルの宿泊者も「レギュラーコース」と同等の扱いで「早朝特別営業」に入場。「早朝特別営業」が終了した7:30には、通常より30分早く一般営業を開始した[53]

入場・退場方法

「ハルカス300」の入退場口は、16階に設けられている。2階・地下1階の北南角にある「ハルカスシャトル」(低層用直通エレベーター)で16階へ移動した上で、ゲート近くにあるハルカス16階チケットカウンター当日券を購入し、当日券に印刷されているQRコードを改札機タイプの入場ゲートにタッチして入場する。あらかじめネットやくつろぎの森(旧ハルカス2階チケットカウンター→ハルカス300ご案内カウンター)で日時指定券を確保した場合には、指定した時間までに「ハルカスシャトル」で移動し、ハルカス16階チケットカウンターで「入場券」と引き換えれば当日券と同じ方法で入場できる。前述の大阪マリオット都ホテル宿泊者向け早朝営業時は、チェックイン時に渡される入場時間が指定された入場チケットを直接係員に渡して入場する。

入場ゲートの先には、16階(地上80.6m)から60階(地上287.6m)までの間を分速360mで移動する「展望台エレベーター」(高層用直通エレベーター、いずれも三菱電機製)を2基稼働[54]。展望台への移動中には、現在の高度をデジタル映像で表示するほか、宇宙の星をかたどったイルミネーションや光の帯を後部の壁に組み込まれたスクリーンへ次々と映し出している[55]

59階には退場用のフロアを設置。「ハルカス300」から退場する場合には、展望台エレベーターに乗って、16階の入退場口へ移動する。入退場口を出た後には、「ハルカスシャトル」で下層階に降りるか、入退場口の外にあるエスカレーターで1回の乗り継ぎをはさんで14階(「あべのハルカス近鉄本店タワー館」の最上階)まで移動できる。

東京スカイツリーなどの展望施設と同じく、入場券を入場ゲートへのタッチに使用した場合には、「ハルカス300」をいったん退場するとその券では再び入場できない。1dayチケットの場合は購入時に手に押されるブラックライトに反応するスタンプと1dayチケットを、プレミアムパスの場合は裏面(写真とバーコードがある面)をそれぞれ提示し、新たに入場券を入手し再入場する。

フロアの概要

15階入口
60階の内装

58階から60階までのフロアではいずれも、LIXILグループが開発したインターロック工法のガラスカーテンウオールで壁面を構成(総使用面積6,000平方メートル)[22]大阪平野全体や大阪湾の他、気候条件が良ければ、北方に京都から六甲山系や丹波高地比叡山比良山地、西方に神戸神戸空港明石海峡大橋から淡路島、東方に生駒山系や笠置山地、南方に金剛山系や関西国際空港和泉山脈紀伊山地、さらに空気が澄んでいればはるかに四国の山々(四国山地讃岐山脈など)、中国山地吉備高原家島諸島小豆島などの瀬戸内海の島々、鈴鹿山脈布引山地高見山地台高山脈などを一望できる[56]。また、58階の「天空庭園」以外のエリアでは冷暖房を完備。58階・59階・60階の間には、入場者が自由に移動できるようにエスカレーターを設けている。

58階には、三層吹き抜け構造の屋外広場「天空庭園」、「SKY GARDEN 300」、男女トイレを配置。「SKY GARDEN 300」では、「天空庭園」の一部にも座席を設けているほか、テイクアウトにも対応した飲食物(パインアメソフトクリームなど)を「天空庭園」内で飲食することを認めている。

59階には、前述の退場口に加えて、「あべのハルカス」に関するグッズを販売するショップ「SHOP HARUKAS 300」を設置[57]。ビル内のトイレとしては日本一高い場所 (280m) にある東側の男女トイレには、東方の景色を一望できるように、壁面の一部にガラスカーテンウオールを使用している[58]。なお、時間帯によっては、60階でも一部のグッズを小型ワゴンで販売することがある。

SKY GARDEN 300
天上回廊から見た「SKY GARDEN 300」

「ハルカス300」では、いずれのフロアでも外部からの飲食物の持ち込みを禁じている。その一方で、58階で「SKY GARDEN 300」(カフェダイニングバー形式のレストラン)を営業しているため、58階から移動しない限り食事は可能である。

「SKY GARDEN 300」では、地元・近畿地方の食材を用いたメニューや、「パインアメソフトクリーム」(大阪市天王寺区に本社のあるパインとのコラボレーションによる世界で唯一のソフトクリーム)などを提供している[59]。また、元日の一般営業では、時間帯・数量限定で甘酒を入場者に無料で振る舞っている[53]

天空庭園

「天空庭園」では、イベントの開催・テレビ番組の生中継に対応したウッドデッキを中央部へ設けるとともに、窓際に植栽や四季折々の花を配している。また、ウッドデッキと西側の窓の間には、人間が1人往来できる程度の隙間を挟んで、60階まで達する高さの柱状構造物を2本設置。4月下旬 - 5月中旬および7月下旬 - 8月上旬には、この隙間を縫う格好で太陽が大阪湾方面に沈む光景(ハルカスヘンジ)を、「ハルカス300」内の全フロアで鑑賞できる。

また、天候や季節に応じて、さまざまなイベントを開いてている。過去には、吉本新喜劇史上初めての「天空ライブ」や、「あべのハルカス近鉄本店」の福袋企画と連動した公開結婚式、「ウッドデッキ」をスクリーン代わりに利用した『HARUKAS 300 光と音のShow』の上演(夜間に1日3回のペースで4分間上演)などを実施した。

2015年からは、5月下旬から9月下旬までの期間限定で「ハルカス300[60]ビアガーデン」を営業。また、従来は不定期で実施していた公開結婚式を、10月から「ハルカスウェディング」(展望台での挙式・都シティ 大阪天王寺(旧:天王寺都ホテル)での二次会・新郎新婦の大阪マリオット都ホテルのスイートルームへの宿泊などを組み込んだ事前予約式・50名まで列席可能の結婚式プラン)のメインイベントとして本格的に開催する[61]

2018年には、西側のツインタワー部分をモニターにして、大画面でテトリスがプレイできるイベント「PLAY! TETRIS TOWER」が開かれた。

天上回廊

60階は、フロア全体にガラスを配した屋内回廊「天上回廊」で構成。床部分の高さは約288m[62](287.6m) で、日本の屋内展望台では、東京スカイツリーに次いで2番目に高い。また、ビルにおける展望台としては、日本一の高さである。

なお、西側の窓際には、58階まで見通せる強化ガラス製の床を敷設。58階への吹き抜けに面する壁にもガラスカーテンウォールを入れているため、吹き抜けを通じてガラス越しに「天空庭園」の様子を一望できる。また、前述の「特別営業」では、フロアの一部に入場者限定の展望エリアを設けている。

ヘリポート

地上300mにある屋上には、災害時・非常時に備えてヘリポートを設置している。また、北東と南西の角では、大阪市消防局が火災監視用の高所カメラを1台ずつ稼働[63]。吹き抜けと接する中央部では、風向風速計発信器を通じて、日夜風を観測している[64]。このため、オープン当初は原則として、ハルカス側の許可を受けた関係者にしか屋上への立ち入りを認めていなかった[注釈 5]

しかし、「ハルカス300」では2014年5月7日から、入場者への有料オプションサービスとして「ハルカス300ヘリポートツアー」を試験的に実施[65]。当初は5月31日で終了する予定だったが、入場者からの評判が高いことなどから、6月1日以降も継続している[66]。2015年9月20日から一時休止していたが[67]、同年11月21日から再開した[68]

ヘリポートツアーは、悪天候時や非常時などを除いて、開場後から1日に数回開催。移動を含めて約30分間のツアーで、「ハルカス300」への入場料とは別に、参加料として一律500円を徴収している[注釈 6]。1回につき先着順・最大30名単位で、原則として日没の直前まで実施。季節や天候によっては、日没後から20:00までの時間帯に「夜のヘリポートツアー」を催すこともある。また、基本として60階のインフォメーションカウンターで、参加当日に申し込みを受付。60階とヘリポートの間に傾斜の急な階段や段差があることから、参加者には年齢・健康状態・携行できる荷物などの制限や条件を課している。ヘリポートへの滞在時間は約15分間で、手持ちの撮影機器による写真撮影を条件付きで認めているほか、「ハルカス300」60階と同様の有料フォトサービスをヘリポート上で実施する。

なお、2015年9月から11月までのヘリポートツアーの休止期間中に、忍び返し、侵入防止ネット、階段手摺柵乗り越え防止ネットを設置。再開後は、申込時のツアー最低参加人数を2名に変更するとともに、参加者には注意事項を遵守する同意書の受領を義務付けるようになった。その一方で、再開前は特別営業時を除いて実施していなかった参加日・時間の予約受付を、近畿日本ツーリストグループの主要支店・営業所やJTBグループの大半の店舗限定で開始している[69]

2015年の元日早朝特別営業では、初日の出の出現が予想される時間帯に、「プレミアムコース」での入場者だけを対象にしたヘリポートツアーを開催[53]。悪天候などを理由に主催者の判断でツアーを中止した場合には、「プレミアムコース」での入場者に対して、60階のインフォメーションセンターで当日中にツアー相当分の料金を払い戻すことになっていた[53]。実際には、ヘリポート上でフォトサービスを実施しなかったものの、ツアー自体は予定どおり開催。その結果、ツアーの参加者は、ヘリポート上から初日の出を鑑賞できた[70]。2016年以降も、同様のコースで早朝特別営業を実施している。

EDGE THE HARUKAS
EDGE THE HARUKAS の参加者
(2018年6月)

2018年には、地上300mの最頂端部(ヘリポートの南西側)に、幅約60cm・全長20mの手すり付きデッキを逆三角形状に設置。「ハルカス300」のオープン4年目に当たる同年3月7日から、このデッキを、「EDGE THE HARUKAS(エッジ・ザ・ハルカス)」という有料のアトラクションに使用している[71]

「EDGE THE HARUKAS」では、衣服の上から専用のユニフォーム、ハーネス、安全ベルトを装着した上で、およそ7分間にわたってデッキの上を歩行。断崖絶壁さながらに、地上300mから真下を見下せるほか、同行するスタッフがデッキ上で参加者の記念写真を撮影する。1日に数回実施(荒天時には中止)。ハルカス300の入場料とは別に、参加料として一律1,000円を支払うことを条件に、1回につき5名まで参加できる。また、参加者には、フォトサービス(ヘリポートツアーではオプション扱い)を無料で提供。前述した記念写真に記載されるQRコードやURLからのダウンロードによって、当該写真のデジタル画像を入手できる。当初は10時から18時までの営業だったが、2018年7月14日からは21時までの夜間営業を開始した[72]。ただし、低温の強風がデッキに吹き込む可能性が高い冬期(12月上旬 - 3月上旬)には営業を休止する。

サービス

60階の南西角には、記念撮影用のフォトスポットを設けた上で、1枚1,200円のフォトサービスを随時実施。撮影機器(デジタルカメラやカメラ機能を内蔵した携帯電話・スマートフォン・タブレット)を持参している場合には、スタッフに撮影を依頼すれば、有料分の撮影に入る前にその機器で写真を1枚撮影する(無料)。有料分の写真については、撮影の直後に現像。利用者は、現像内容を確認した上で、写真の仕上がりに納得すれば購入できるようになっている。なお、購入を希望した場合には、撮影した写真を「あべのハルカス」のシルエットをかたどった立体台紙に無料で封入する[73]

60階のインフォメーションカウンターでは、希望者に対して、「HARUKAS WINDOW」(4種類のオリジナルアプリを内蔵したタブレット)を1時間500円で貸し出している。この端末では、実際の方位と連動させたマルチメディア型の解説アプリや、好天時や夜間に撮影した風景の動画を閲覧できるアプリなどを利用できる[74]

交通アクセス

天王寺駅周辺

付記

  • 大阪阿部野橋駅のコンコースには、全面開業を前に「あべのハルカス情報ビジョン」を設置[75]。あべのハルカスに関する情報を映像で紹介するほか、ビジョンの付近にパンフレットの無料頒布スペースを設けている。
  • タワー館百貨店開業に伴い、2013年6月13日より近鉄大阪線のターミナルである大阪上本町駅から大阪阿部野橋駅までの運賃100円のシャトルバスを近鉄バスによって運行している[76]
  • あべのハルカスの周辺地域に、予想外に多大な数の放置自転車が止められるようになった。近所に公営・民営の駐輪場があり、7,000台が駐輪可能であるにもかかわらず、認知度の低さで利用が進んでいないためとされる。阿倍野区は、地域住民もハルカスを訪れる観光客も迷惑を蒙るとして、対策に乗り出している[77]
  • 2014年3月7日の全面開業まで100日を切った2013年11月27日から、全面開業前日の3月6日までは、ハルカスの室内照明を使って全面開業までの残り日数を表示するカウントダウンを毎日17時から23時まで実施していた[78][79]
  • 全面開業前の2014年1月13日(成人の日)には、新成人限定のイベント「ハルカスウォーク 地上300メートルの成人式」を実施。96名の新成人が、自ら抱負を書き込んだ襷を掛けながら、1階から「ハルカス300」60階までの階段(1637段)を上り切った[80][81][82]。このイベントは、開業後の2015年以降も続けられている[83]
  • タワー館の地下5階には省エネルギー設備(雨水貯留槽・燃料用バイオガス抽出設備)、15階にはメガプレース(耐震斜材)・自主発電設備、56階には制震振り子を設置。以上の設備があるエリアでは、原則として関係者以外の人物の立ち入りを禁じている。ただし、2015年3月5日からは、地下5階から58階までをエレベーターで移動しながら以上の設備を見学できる「あべのハルカス探検ツアー」(事前予約・特別料金制で最大定員20名程度の見学ツアー)を毎週木曜日の午前と午後に1時間程度実施。ツアーの参加者は、58階でツアーを解散した後も、追加料金不要で当日の営業終了まで「ハルカス300」内に滞在できる。なお、定員まで余裕がある場合にのみ、ツアー開始時間の直前まで2階のチケットカウンターで当日の飛び入り参加を受付。20名以上の団体から見学の要望が寄せられた場合には、「探検ツアー」とは別の料金・スケジュールによる団体向けオプションツアーを随時実施する[84]
  • 「ハルカス300」では、グランドオープンから1年2ヶ月後の2015年5月16日土曜日)に、累計の入場者数が300万人に到達[85]。その一方で、「あべのハルカス」全体では、開業1年目での年間来客者数や年間売上高が当初の目標を下回った[86]。近畿日本鉄道と近鉄百貨店では、このような状況を背景に、同じ大阪市内にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンとの間で2015年1月に「あべのハルカス」をめぐるコーポレート・マーケティング・パートナーシップ契約を締結[87]。「あべのハルカス近鉄本店」では、低価格ファッション専門店などとの競合によって集客が伸び悩んでいた「ソラハ」を中心に、開店後から2015年5月までの間に売場の改装・再編を2度にわたって実施した。この間に催事場を旧本店と同じ規模にまで拡大したこともあって、開店当初には約1万1,000平方メートルだった「あべのハルカス近鉄本店」の売場総面積が、2度目の改装後には約8,000平方メートルにまで減少している[88]
  • 東京都内では、虎ノ門・麻布台地区の再開発によって、2023年に高さ330mの超高層ビル「麻布台ヒルズ森JPタワー」が竣工する予定。三菱地所千代田区の常盤橋街区で実施している再開発でも、2027年度に390mの超高層ビル(トーチタワー)を完成させることを計画している[89]。ただし、上記のビルはいずれも地上駅との一体型ではないため、あべのハルカスが日本で最も高い駅ビル、かつ西日本で最も高いビルであることに変わりはない。

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ うち建設時に容積率算定の対象となった延床面積は334,120.34 m2(タワー館204,234.64 m2)である。
  2. ^ 建築基準法上では地上62階・地下6階であるが、これは屋上階と、ウイング館との階高が異なることを考慮しているためである。本稿では公式の表記に倣い、地上60階・地下5階と記す。
  3. ^ 時期によっては早朝特別営業ではなく、通常営業時間帯に入場できる引換券になることがある。
  4. ^ 開業初年の2014年には、平成26年台風第11号接近の影響でなにわ淀川花火大会が中止になったため、大会開催予定日(8月9日)の「特別営業」を急遽中止した。
  5. ^ ただし、「ハルカス300ヘリポートツアー」開催前の2014年4月20日には、ジャニーズWEST(同月23日にCDデビュー)が「あべのハルカス」でのデビュー会見後にヘリポート上で報道陣を前にデビュー曲「ええじゃないか」を披露している(ジャニーズWEST「てっぺん取ったる!」日本一「あべのハルカス」頂上から宣言!を参照)。
  6. ^ ツアーを開催した場合には、ヘリポート上から遠景が見えない(または見えにくい)状況であっても、原則として参加料の払い戻しを実施しない。

出典

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参考文献

外部リンク

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