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「村上頌樹」の版間の差分

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'''{{By|2022年}}'''、[[ウエスタン・リーグ]]で最優秀防御率(3.09)、最高勝率(.700)の投手2冠を獲得<ref name="sanspo20221128">{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20221128-DAFF6VZANNNJXLOBZP4ILWXYB4/ |title=阪神・村上頌樹は同姓のヤクルト・村上斬りに意欲 「村上」と呼ばれると「パッと体がピャッと動く」 |website=サンスポ |date=2022-11-28 |access-date=2023-11-28 |author=織原祥平}}</ref>。同リーグの表彰対象ではないが、奪三振(74奪三振)も最多だった<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2022/stats/lp_so_w.html |title=2022年度 ウエスタン・リーグ 【奪三振】 リーダーズ(投手部門) |website=一般社団法人日本野球機構 |date= |access-date=2023-11-28}}</ref>。しかし一軍での登板はなくシーズンを終える{{R|sanspo20221128}}。
'''{{By|2022年}}'''、[[ウエスタン・リーグ]]で最優秀防御率(3.09)、最高勝率(.700)の投手2冠を獲得<ref name="sanspo20221128">{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20221128-DAFF6VZANNNJXLOBZP4ILWXYB4/ |title=阪神・村上頌樹は同姓のヤクルト・村上斬りに意欲 「村上」と呼ばれると「パッと体がピャッと動く」 |website=サンスポ |date=2022-11-28 |access-date=2023-11-28 |author=織原祥平}}</ref>。同リーグの表彰対象ではないが、奪三振(74奪三振)も最多だった<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2022/stats/lp_so_w.html |title=2022年度 ウエスタン・リーグ 【奪三振】 リーダーズ(投手部門) |website=一般社団法人日本野球機構 |date= |access-date=2023-11-28}}</ref>。しかし一軍での登板はなくシーズンを終える{{R|sanspo20221128}}。


'''{{By|2023年}}'''、4月1日の対[[横浜DeNAベイスターズ]]戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])で先発の[[秋山拓巳]]をリリーフする形で2シーズンぶりに一軍登板を果たし、1回1安打無失点でプロ初ホールドを記録した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20230402-4VHCZESQMNNV5DJXOGJV2QNYCI/ |title=阪神・村上領樹は「苦しかったけど、無失点でよかった」とプロ初ホールド |website=サンスポ |date=2023-04-02 |access-date=2023-11-28}}</ref>。4月12日の対[[読売ジャイアンツ]]戦([[東京ドーム]])では2シーズンぶりに一軍公式戦で先発<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20230412-TYECIV32OBCR3MTDJDIMNH5ASU/ |title=2年ぶりに1軍戦先発の阪神・村上は初回を完璧な立ち上がり |website=サンスポ |date=2023-04-12 |access-date=2023-11-28}}</ref>。7回まで無安打無四死球の[[完全試合]]状態だったが<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202304120001704.html |title=【阪神】7回完全の村上頌樹「これから、どうせ自分が迷惑次かけると思うので、はい」一問一答 |website=日刊スポーツ |date=2023-04-12 |access-date=2023-11-28}}</ref>、1-0とリードした8回表の攻撃で[[原口文仁]]を代打として送られ、勝ち投手の権利を持ったまま降板した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20230412-O6XSK6H6HNBEBKWDBMUWVF3BPI/ |title=阪神・村上頌樹が七回までパーフェクト投球も代打を送られて降板 「ええー」と虎党から声 |website=サンスポ |date=2023-04-12 |access-date=2023-11-28}}</ref>{{Efn2|その後、2番手として登板した[[石井大智]]が[[岡本和真]]に同点本塁打を打たれ、村上の勝ち投手の権利も消滅した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20230412-K7FHCE2RA5NBXNOKUPA5GF34HM/ |title=阪神が接戦制して今季初G倒 先発・村上が7回パーフェクトピッチ |website=サンスポ |date=2023-04-12 |access-date=2023-11-29}}</ref>。なお、延長10回表に[[近本光司]]の左前打で勝ち越し点を奪い、阪神が2-1で勝利した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/04/12/0016238611.shtml |title=騒然となった阪神・岡田采配 なぜ交代?評論家は「正解だと思う」その理由は2つ「奪三振がなくなっていた」村上7回完全投球 |website=デイリースポーツ online |date=2023-04-12 |access-date=2023-11-29}}</ref>。}}。翌登板となる4月22日の対[[中日ドラゴンズ]]戦([[ナゴヤドーム|バンテリンドーム ナゴヤ]])でも4回裏まで完全試合(前試合から11イニング連続)を演じた<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2023/games/s2023042200996.html |title=2023年4月22日 【公式戦】 試合結果 (中日vs阪神) |website=一般社団法人日本野球機構 |date= |access-date=2023-11-28}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.chunichi.co.jp/article/677154 |title=【阪神】7回完全で降板→プロ初完封初勝利「村上くん」「村上頌樹」相次ぎトレンド「エグすぎ」「淡路島の星」 |website=中日スポーツ・東京中日スポーツ |date=2023-04-22 |access-date=2023-11-28}}</ref>。その後5回と8回に[[福永裕基]]に2安打を許したものの<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/04/22/0016271990.shtml |title=阪神・村上が内容抜群の完封劇「ムダな走者を出さず」今季与四球ゼロ、17回連続無失点 散発2安打で10K |website=デイリースポーツ online |date=2023-11-29 |access-date=2023-11-28}}</ref>、結局許した走者はその2度のみで9回を投げ切り、10奪三振無失点。プロ入り初勝利を無四死球かつ2桁奪三振の完封で飾った。これはNPB史上初の出来事である{{R|nikkansports20230422}}。続く4月29日の対[[東京ヤクルトスワローズ]]戦([[明治神宮野球場]])でも8回無失点の好投で2勝目を挙げるとともに、開幕からの連続無失点記録を25イニングにまで伸ばし、防御率0.00のまま4月を終えた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/261736 |title=【阪神】村上頌樹また零封!25イニング連続無失点&2勝に…岡田監督も脱帽「すごいなぁ」 |website=東スポWEB |date=2023-04-29 |access-date=2023-11-24}}</ref>。この活躍により、3・4月度の[[月間MVP (日本プロ野球)|月間MVP]]を受賞した<ref>{{Cite web ja |url=https://hanshintigers.jp/news/topics/info_8675.html |title=村上頌樹選手『3・4月度大樹生命月間MVP賞』を受賞|球団ニュース |website=阪神タイガース公式サイト |date=2023-05-11 |access-date=2023-11-25}}</ref>。5月9日の対東京ヤクルトスワローズ戦([[阪神甲子園球場]])でも6回まで無失点に抑え、1963年の[[中井悦雄]](阪神)に並ぶ、開幕から31イニング連続無失点のセ・リーグ最多タイ記録を達成した{{R|nikkansports20230509}}。しかし、セ・リーグ記録更新がかかった7回に[[ドミンゴ・サンタナ]]にソロ本塁打を打たれてシーズン初失点を喫し、新記録達成とはならなかった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202305090001072.html |title=【阪神】村上頌樹、開幕連続無失点31イニングでストップ 7回サンタナに被弾 タイ記録で初失点 |website=日刊スポーツ |date=2023-05-09 |access-date=2023-05-09}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/05/09/0016332687.shtml |title=阪神・村上は7回1失点で無念の降板 セ新記録ならず ソロ被弾で開幕から31イニング連続無失点で止まる |website=デイリースポーツ online |publisher=デイリースポーツ |date=2023-05-09 |accessdate=2023-05-09}}</ref>。この試合は味方の援護点にも恵まれず、そのまま7回1失点で敗戦投手となった<ref>{{Cite web ja |url=https://baseballking.jp/ns/371647 |title=村上頌樹、60年ぶり快挙も7回1失点で今季初黒星…打線振るわず阪神0-1負け |website=BASEBALL KING |date=2023-05-09 |access-date=2023-11-25}}</ref>。その後、交流戦や夏場を経ても、目立って調子を崩すこともなく安定した投球を続け、9月8日の対広島戦(甲子園)では7回1/3を6安打1失点で、自身初の2桁勝利となる10勝目を挙げた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202309090000091.html |title=【阪神】9月負けなし6連勝でM10!最短14日アレ実現へ加速 村上頌樹が10勝目 |website=日刊スポーツ |date=2023-09-09 |access-date=2023-09-10}}</ref>。シーズン最終登板となった9月25日の対中日戦(バンテリン)では5回2失点で敗戦投手となったものの、自身初の規定投球回に到達した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202309250001135.html |title=【阪神】中日に逆転負けも、村上頌樹が規定投球回到達で防御率1位確定的 |website=日刊スポーツ |date=2023-09-25 |access-date=2023-11-24 |author=高垣誠}}</ref>。この年は実質一軍初帯同のシーズンでありながら、初先発からシーズンを通して[[先発ローテーション]]を守り抜くと、最終的に22試合に登板して144回1/3を投げ、10勝6敗1ホールド、防御率1.75という好成績を残した。[[最優秀防御率 (日本プロ野球)|最優秀防御率]]のタイトルも獲得し<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/10/04/kiji/20231004s00001173358000c.html |title=【セ投手タイトル】DeNA・東が最多勝など2冠 阪神・村上が最優秀防御率 全5投手が初タイトル |website=スポニチ Sponichi Annex |date=2023-10-04 |access-date=2023-11-24}}</ref>、阪神タイガース18年ぶりリーグ優勝の立役者の1人となるとともに、一気に先発投手陣の柱として定着したことで、自身にとっても大きな飛躍を遂げたシーズンとなった。また、[[WHIP]]が2リーグ分立後の歴代最高となる0.741を記録しただけでなく{{R|nikkansports20230926}}、規定投球回に達した12球団の全投手中で最高となる[[K/BB]]9.13、被打率.181、また21先発のうち18度の[[クオリティ・スタート]]を達成する<ref>{{Cite web ja |url=https://spaia.jp/column/baseball/npb/24022 |title=【CSファイナルS】阪神は最優秀防御率の村上頌樹、広島は九里亜蓮が中3日で先陣 |website=SPAIA |date=2023-10-18 |access-date=2023-11-24}}</ref>など、抜群の安定感で数々の驚異的な成績を残した。ポストシーズンでは、広島カープとの[[2023年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|CSファイナルステージ]]初戦(甲子園)の先発に抜擢されると<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20231017-XFXJVUCOENIXXGOHGYCH2HBAM4/ |title=阪神・村上頌樹、CSファイナル先陣抜擢に「こういう形で投げられるのは光栄」 |website=サンスポ |date=2023-10-17 |access-date=2023-11-24 |author=須藤佳裕}}</ref>、1-1の同点で迎えた5回裏一死一・三塁の場面で、相手先発[[九里亜蓮]]から、自ら勝ち越しとなる適時二塁打を放ち<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20231018-OHT1T51212.html?page=1 |title=【阪神】逆転で2勝!日本シリーズ進出率89%や!村上頌樹が史上3人目CS投手V打!森下翔太は同点弾 |website=スポーツ報知 |date=2023-10-18 |accessdate=2024-04-26}}</ref>、6回1失点で勝利投手となり首脳陣の期待に応えてみせた<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20231018-OHT1T51142.html?page=1 |title=【阪神】村上頌樹「心臓がバクバク」ながらCS3人目の勝利投手&勝利打点 岡田監督先勝にも「別に普通」 |website=スポーツ報知 |date=2023-10-19 |access-date=2023-11-24}}</ref>。[[オリックス・バファローズ]]との[[2023年の日本シリーズ|日本シリーズ]]でも第1戦(京セラドーム大阪)の先発を託されたことで、シリーズ開幕戦は村上と[[山本由伸]]による両リーグの最優秀防御率投手同士の投げ合いとなった<ref>{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2023/10/27/post1463058/ |title=オリ・山本、阪神・村上の“最優秀防御率対決” 日本S第1戦の予告先発発表 |website=Full-Count |date=2023-10-27 |access-date=2023-11-24}}</ref>。この結果、山本が5回途中7失点と打ち込まれたのに対し、村上は7回2安打無失点と好投し勝利投手となった<ref>{{Cite web ja |url=https://baseballking.jp/ns/398820 |title=村上頌樹が山本由伸に投げ勝つ!笘篠氏も「他のピッチャーも刺激を受けたと思う」と絶賛 |website=BASEBALL KING |date=2023-10-29 |access-date=2023-11-28}}</ref>。前年まで公式戦通算0勝であった投手が日本シリーズ開幕投手を務めたのは2021年の[[奥川恭伸]]以来史上2人目であり、さらに勝利投手となったのは日本人史上初のこと<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202310280001658.html |title=【阪神】村上頌樹がプロ野球史上初の快挙!前年まで通算0勝の投手が日本シリーズ開幕投手で白星 |website=日刊スポーツ |date=2023-10-28 |access-date=2023-11-24 |author=高野勲}}</ref>。その後、阪神の3勝2敗で迎えた第6戦で再び山本と投げ合ったが、今度は村上が5回4失点で降板したのに対し、山本が9回1失点の完投勝利を収めたことで初戦のリベンジを許した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202311040001944.html |title=【阪神】痛恨1敗…村上頌樹が感じた山本由伸との差「全部」「全然違う」 |website=日刊スポーツ |date=2023-11-04 |access-date=2023-11-24 |author=中野椋}}</ref>。しかし、自らの投球でチームを日本一に導くことは叶わずも、最終第7戦でチームが勝利したことで、3年連続投手4冠の絶対的エース山本から1勝を挙げ、阪神タイガースの38年ぶり日本一達成に大きな一役を買った形となった。11月28日に[[最優秀新人 (日本プロ野球)|新人王]]と[[最優秀選手 (日本プロ野球)|最優秀選手賞]]を獲得した。新人王とMVPの同時獲得は[[木田勇]](1980年)、[[野茂英雄]](1990年)以来となる3人目であり、セントラル・リーグ及び入団2年目以降の選手では初めての出来事であった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202311280000377.html |title=【NPBアワード】阪神村上頌樹MVP!新人王とのW受賞 野茂英雄以来3人目、セ初の快挙! |website=日刊スポーツ |date=2023-11-28 |access-date=2023-11-28 |author=古財稜明}}</ref>。また、[[ベストナイン_(日本プロ野球)|ベストナイン]]を逃しながらMVPを受賞したのはセ・リーグでは[[浅尾拓也]]以来12年ぶり7人目{{Efn2|先発投手としては[[野口茂樹]]・[[工藤公康]]以来24年ぶり。}}で、阪神では[[若林忠志]]以来76年ぶり2人目。12月10日に行われた契約更改交渉では、推定年俸700万円{{Efn2|2022年の契約更改後は推定750万円と報じられていたが、700万円だったことを明かした<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20231210-2R4F2AZ5MJGX5FOVA3Y4N2EOMU/ |title=阪神・村上頌樹、球団最高857%アップ6700万円で更改「本当に充実した1年」 |website=サンスポ |date=2023-12-10 |accessdate=2023-12-10}}</ref>。}}から6000万円増の6700万円でサインした。昇給率は857%で、これは球団史上最高のアップ率{{Efn2|これまでの最高は2023年度・[[湯浅京己]]の840%(500万円→4700万円)。}}、NPBでも史上3位のアップ率とされる{{Efn2|歴代1位は2010年度・[[福盛和男]]([[東北楽天ゴールデンイーグルス|楽天]])の1036%(440万円→5000万円)、2位は1995年度・[[イチロー]]([[オリックス・バファローズ|オリックス]])の900%(800万円→8000万円)。}}<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/12/10/0017116751.shtml |title=阪神・村上が球団最高&NPB3位の857%大幅増6700万円で更改「充実した一年でした」新人王&リーグMVP 大谷の話題で笑いも誘う |website=デイリースポーツ online |date=2023-12-10 |accessdate=2023-12-10}}</ref>。
'''{{By|2023年}}'''、4月1日の対[[横浜DeNAベイスターズ]]戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])で先発の[[秋山拓巳]]をリリーフする形で2シーズンぶりに一軍登板を果たし、1回1安打無失点でプロ初ホールドを記録した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20230402-4VHCZESQMNNV5DJXOGJV2QNYCI/ |title=阪神・村上領樹は「苦しかったけど、無失点でよかった」とプロ初ホールド |website=サンスポ |date=2023-04-02 |access-date=2023-11-28}}</ref>。4月12日の対[[読売ジャイアンツ]]戦([[東京ドーム]])では2シーズンぶりに一軍公式戦で先発<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20230412-TYECIV32OBCR3MTDJDIMNH5ASU/ |title=2年ぶりに1軍戦先発の阪神・村上は初回を完璧な立ち上がり |website=サンスポ |date=2023-04-12 |access-date=2023-11-28}}</ref>。7回まで無安打無四死球の[[完全試合]]状態だったが<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202304120001704.html |title=【阪神】7回完全の村上頌樹「これから、どうせ自分が迷惑次かけると思うので、はい」一問一答 |website=日刊スポーツ |date=2023-04-12 |access-date=2023-11-28}}</ref>、1-0とリードした8回表の攻撃で[[原口文仁]]を代打として送られ、勝ち投手の権利を持ったまま降板した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20230412-O6XSK6H6HNBEBKWDBMUWVF3BPI/ |title=阪神・村上頌樹が七回までパーフェクト投球も代打を送られて降板 「ええー」と虎党から声 |website=サンスポ |date=2023-04-12 |access-date=2023-11-28}}</ref>{{Efn2|その後、2番手として登板した[[石井大智]]が[[岡本和真]]に同点本塁打を打たれ、村上の勝ち投手の権利も消滅した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20230412-K7FHCE2RA5NBXNOKUPA5GF34HM/ |title=阪神が接戦制して今季初G倒 先発・村上が7回パーフェクトピッチ |website=サンスポ |date=2023-04-12 |access-date=2023-11-29}}</ref>。なお、延長10回表に[[近本光司]]の左前打で勝ち越し点を奪い、阪神が2-1で勝利した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/04/12/0016238611.shtml |title=騒然となった阪神・岡田采配 なぜ交代?評論家は「正解だと思う」その理由は2つ「奪三振がなくなっていた」村上7回完全投球 |website=デイリースポーツ online |date=2023-04-12 |access-date=2023-11-29}}</ref>。}}。翌登板となる4月22日の対[[中日ドラゴンズ]]戦([[ナゴヤドーム|バンテリンドーム ナゴヤ]])でも4回裏まで完全試合(前試合から11イニング連続)を演じた<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2023/games/s2023042200996.html |title=2023年4月22日 【公式戦】 試合結果 (中日vs阪神) |website=一般社団法人日本野球機構 |date= |access-date=2023-11-28}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.chunichi.co.jp/article/677154 |title=【阪神】7回完全で降板→プロ初完封初勝利「村上くん」「村上頌樹」相次ぎトレンド「エグすぎ」「淡路島の星」 |website=中日スポーツ・東京中日スポーツ |date=2023-04-22 |access-date=2023-11-28}}</ref>。その後5回と8回に[[福永裕基]]に2安打を許したものの<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/04/22/0016271990.shtml |title=阪神・村上が内容抜群の完封劇「ムダな走者を出さず」今季与四球ゼロ、17回連続無失点 散発2安打で10K |website=デイリースポーツ online |date=2023-11-29 |access-date=2023-11-28}}</ref>、結局許した走者はその2度のみで9回を投げ切り、10奪三振無失点。プロ入り初勝利を無四死球かつ2桁奪三振の完封で飾った。これはNPB史上初の出来事である{{R|nikkansports20230422}}。続く4月29日の対[[東京ヤクルトスワローズ]]戦([[明治神宮野球場]])でも8回無失点の好投で2勝目を挙げるとともに、開幕からの連続無失点記録を25イニングにまで伸ばし、防御率0.00のまま4月を終えた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/261736 |title=【阪神】村上頌樹また零封!25イニング連続無失点&2勝に…岡田監督も脱帽「すごいなぁ」 |website=東スポWEB |date=2023-04-29 |access-date=2023-11-24}}</ref>。この活躍により、3・4月度の[[月間MVP (日本プロ野球)|月間MVP]]を受賞した<ref>{{Cite web ja |url=https://hanshintigers.jp/news/topics/info_8675.html |title=村上頌樹選手『3・4月度大樹生命月間MVP賞』を受賞|球団ニュース |website=阪神タイガース公式サイト |date=2023-05-11 |access-date=2023-11-25}}</ref>。5月9日の対東京ヤクルトスワローズ戦([[阪神甲子園球場]])でも6回まで無失点に抑え、1963年の[[中井悦雄]](阪神)に並ぶ、開幕から31イニング連続無失点のセ・リーグ最多タイ記録を達成した{{R|nikkansports20230509}}。しかし、セ・リーグ記録更新がかかった7回に[[ドミンゴ・サンタナ]]にソロ本塁打を打たれてシーズン初失点を喫し、新記録達成とはならなかった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202305090001072.html |title=【阪神】村上頌樹、開幕連続無失点31イニングでストップ 7回サンタナに被弾 タイ記録で初失点 |website=日刊スポーツ |date=2023-05-09 |access-date=2023-05-09}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/05/09/0016332687.shtml |title=阪神・村上は7回1失点で無念の降板 セ新記録ならず ソロ被弾で開幕から31イニング連続無失点で止まる |website=デイリースポーツ online |publisher=デイリースポーツ |date=2023-05-09 |accessdate=2023-05-09}}</ref>。この試合は味方の援護点にも恵まれず、そのまま7回1失点で敗戦投手となった<ref>{{Cite web ja |url=https://baseballking.jp/ns/371647 |title=村上頌樹、60年ぶり快挙も7回1失点で今季初黒星…打線振るわず阪神0-1負け |website=BASEBALL KING |date=2023-05-09 |access-date=2023-11-25}}</ref>。その後、交流戦や夏場を経ても、目立って調子を崩すこともなく安定した投球を続け、9月8日の対広島戦(甲子園)では7回1/3を6安打1失点で、自身初の2桁勝利となる10勝目を挙げた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202309090000091.html |title=【阪神】9月負けなし6連勝でM10!最短14日アレ実現へ加速 村上頌樹が10勝目 |website=日刊スポーツ |date=2023-09-09 |access-date=2023-09-10}}</ref>。シーズン最終登板となった9月25日の対中日戦(バンテリン)では5回2失点で敗戦投手となったものの、自身初の規定投球回に到達した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202309250001135.html |title=【阪神】中日に逆転負けも、村上頌樹が規定投球回到達で防御率1位確定的 |website=日刊スポーツ |date=2023-09-25 |access-date=2023-11-24 |author=高垣誠}}</ref>。この年は実質一軍初帯同のシーズンでありながら、初先発からシーズンを通して[[先発ローテーション]]を守り抜くと、最終的に22試合に登板して144回1/3を投げ、10勝6敗1ホールド、防御率1.75という好成績を残した。[[最優秀防御率 (日本プロ野球)|最優秀防御率]]のタイトルも獲得し<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/10/04/kiji/20231004s00001173358000c.html |title=【セ投手タイトル】DeNA・東が最多勝など2冠 阪神・村上が最優秀防御率 全5投手が初タイトル |website=スポニチ Sponichi Annex |date=2023-10-04 |access-date=2023-11-24}}</ref>、阪神タイガース18年ぶりリーグ優勝の立役者の1人となるとともに、一気に先発投手陣の柱として定着したことで、自身にとっても大きな飛躍を遂げたシーズンとなった。また、[[WHIP]]が2リーグ分立後の歴代最高となる0.741を記録しただけでなく{{R|nikkansports20230926}}、規定投球回に達した12球団の全投手中で最高となる[[K/BB]]9.13、被打率.181、また21先発のうち18度の[[クオリティ・スタート]]を達成する<ref>{{Cite web ja |url=https://spaia.jp/column/baseball/npb/24022 |title=【CSファイナルS】阪神は最優秀防御率の村上頌樹、広島は九里亜蓮が中3日で先陣 |website=SPAIA |date=2023-10-18 |access-date=2023-11-24}}</ref>など、抜群の安定感で数々の驚異的な成績を残した。ポストシーズンでは、広島との[[2023年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|CSファイナルステージ]]初戦(甲子園)の先発に抜擢されると<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20231017-XFXJVUCOENIXXGOHGYCH2HBAM4/ |title=阪神・村上頌樹、CSファイナル先陣抜擢に「こういう形で投げられるのは光栄」 |website=サンスポ |date=2023-10-17 |access-date=2023-11-24 |author=須藤佳裕}}</ref>、1-1の同点で迎えた5回裏一死一・三塁の場面で、相手先発[[九里亜蓮]]から、自ら勝ち越しとなる適時二塁打を放ち<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20231018-OHT1T51212.html?page=1 |title=【阪神】逆転で2勝!日本シリーズ進出率89%や!村上頌樹が史上3人目CS投手V打!森下翔太は同点弾 |website=スポーツ報知 |date=2023-10-18 |accessdate=2024-04-26}}</ref>、6回1失点で勝利投手となり首脳陣の期待に応えてみせた<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20231018-OHT1T51142.html?page=1 |title=【阪神】村上頌樹「心臓がバクバク」ながらCS3人目の勝利投手&勝利打点 岡田監督先勝にも「別に普通」 |website=スポーツ報知 |date=2023-10-19 |access-date=2023-11-24}}</ref>。[[オリックス・バファローズ]]との[[2023年の日本シリーズ|日本シリーズ]]でも第1戦(京セラドーム大阪)の先発を託されたことで、シリーズ開幕戦は村上と[[山本由伸]]による両リーグの最優秀防御率投手同士の投げ合いとなった<ref>{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2023/10/27/post1463058/ |title=オリ・山本、阪神・村上の“最優秀防御率対決” 日本S第1戦の予告先発発表 |website=Full-Count |date=2023-10-27 |access-date=2023-11-24}}</ref>。この結果、山本が5回途中7失点と打ち込まれたのに対し、村上は7回2安打無失点と好投し勝利投手となった<ref>{{Cite web ja |url=https://baseballking.jp/ns/398820 |title=村上頌樹が山本由伸に投げ勝つ!笘篠氏も「他のピッチャーも刺激を受けたと思う」と絶賛 |website=BASEBALL KING |date=2023-10-29 |access-date=2023-11-28}}</ref>。前年まで公式戦通算0勝であった投手が日本シリーズ開幕投手を務めたのは2021年の[[奥川恭伸]]以来史上2人目であり、さらに勝利投手となったのは日本人史上初のこと<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202310280001658.html |title=【阪神】村上頌樹がプロ野球史上初の快挙!前年まで通算0勝の投手が日本シリーズ開幕投手で白星 |website=日刊スポーツ |date=2023-10-28 |access-date=2023-11-24 |author=高野勲}}</ref>。その後、阪神の3勝2敗で迎えた第6戦で再び山本と投げ合ったが、今度は村上が5回4失点で降板したのに対し、山本が9回1失点の完投勝利を収めたことで初戦のリベンジを許した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202311040001944.html |title=【阪神】痛恨1敗…村上頌樹が感じた山本由伸との差「全部」「全然違う」 |website=日刊スポーツ |date=2023-11-04 |access-date=2023-11-24 |author=中野椋}}</ref>。しかし、自らの投球でチームを日本一に導くことは叶わずも、最終第7戦でチームが勝利したことで、3年連続投手4冠の絶対的エース山本から1勝を挙げ、阪神タイガースの38年ぶり日本一達成に大きな一役を買った形となった。11月28日に[[最優秀新人 (日本プロ野球)|新人王]]と[[最優秀選手 (日本プロ野球)|最優秀選手賞]]を獲得した。新人王とMVPの同時獲得は[[木田勇]](1980年)、[[野茂英雄]](1990年)以来となる3人目であり、セントラル・リーグ及び入団2年目以降の選手では初めての出来事であった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202311280000377.html |title=【NPBアワード】阪神村上頌樹MVP!新人王とのW受賞 野茂英雄以来3人目、セ初の快挙! |website=日刊スポーツ |date=2023-11-28 |access-date=2023-11-28 |author=古財稜明}}</ref>。また、[[ベストナイン_(日本プロ野球)|ベストナイン]]を逃しながらMVPを受賞したのはセ・リーグでは[[浅尾拓也]]以来12年ぶり7人目{{Efn2|先発投手としては[[野口茂樹]]・[[工藤公康]]以来24年ぶり。}}で、阪神では[[若林忠志]]以来76年ぶり2人目。12月10日に行われた契約更改交渉では、推定年俸700万円{{Efn2|2022年の契約更改後は推定750万円と報じられていたが、700万円だったことを明かした<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20231210-2R4F2AZ5MJGX5FOVA3Y4N2EOMU/ |title=阪神・村上頌樹、球団最高857%アップ6700万円で更改「本当に充実した1年」 |website=サンスポ |date=2023-12-10 |accessdate=2023-12-10}}</ref>。}}から6000万円増の6700万円でサインした。昇給率は857%で、これは球団史上最高のアップ率{{Efn2|これまでの最高は2023年度・[[湯浅京己]]の840%(500万円→4700万円)。}}、NPBでも史上3位のアップ率とされる{{Efn2|歴代1位は2010年度・[[福盛和男]]([[東北楽天ゴールデンイーグルス|楽天]])の1036%(440万円→5000万円)、2位は1995年度・[[イチロー]]([[オリックス・バファローズ|オリックス]])の900%(800万円→8000万円)。}}<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/12/10/0017116751.shtml |title=阪神・村上が球団最高&NPB3位の857%大幅増6700万円で更改「充実した一年でした」新人王&リーグMVP 大谷の話題で笑いも誘う |website=デイリースポーツ online |date=2023-12-10 |accessdate=2023-12-10}}</ref>。

'''{{By|2024年}}'''、4月は2日の対DeNA戦(京セラドーム大阪)でシーズン初先発登板するが、初回に自己ワーストとなる1イニング4失点を喫し、3回5失点で敗戦投手となった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/04/03/kiji/20240403s00001173061000c.html |title=阪神・村上 昨年のMVP腕が「悪夢」初回4失点「球速は出ても打たれるので、質が良くなかった」 |website=スポーツニッポン |date=2024-04-03 |accessdate=2024-12-19}}</ref>。9日の対広島戦(甲子園)で7回無失点でシーズン初勝利<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2024/04/09/0017524969.shtml |title=阪神・村上が7回無失点の快投で初勝利 昨季のMVP右腕が甲子園開幕で真価発揮 3回5失点KOから見事に立て直す |website=デイリースポーツ |date=2024-04-09 |accessdate=2024-12-19}}</ref>、30日の対広島戦(マツダスタジアム)では9回1失点でシーズン初完投勝利を挙げる<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202405010000085.html |title=【阪神】村上頌樹、今季チーム初の9回完投勝利、3連勝で2位巨人に2.5差 |website=日刊スポーツ |date=2024-05-01 |accessdate=2024-12-19}}</ref>が、そこから6月18日の対[[北海道日本ハムファイターズ]]戦(甲子園)まで6試合勝ち星が付かなかった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202406180001422.html |title=【阪神】村上頌樹6戦勝ちなし「球数少なくもっと長いイニング投げたかった」5回無失点 |website=日刊スポーツ |date=2024-06-18 |accessdate=2024-12-19}}</ref>。同月24日に前日23日の対DeNA戦(甲子園)が雨天中止になったことで、先発予定の[[才木浩人]]が25日の対中日戦に先発登板のため、
開幕からここまで火曜日に登板していた村上は、木曜日へとローテーションが変更になった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/06/24/kiji/20240624s00001173126000c.html |title=阪神・村上は火曜日から木曜日にシフトチェンジも問題ナシ 「自分のやることは変わらない」 |website=スポーツニッポン |date=2024-06-24 |accessdate=2024-12-19}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20240624-JURUNHWTCBEA3N2GDSGBP7CAPI/ |title=25日誕生日の阪神・村上頌樹、木曜登板に変更も気持ちは不変「曜日がズレただけ。やることは変わらない」 |website=サンケイスポーツ |date=2024-06-24 |accessdate=2024-12-19}}</ref>。同月27日の対中日戦(甲子園)で自身初の毎回奪三振を記録し、8回1/3を1失点、自己最多の11奪三振でシーズン3勝目を挙げ、[[岡田彰布]]の監督通算700勝目に花を添えた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202406270001499.html |title=【阪神】村上頌樹、完封逃すも約2カ月ぶりの3勝目、岡田監督に監督通算700勝プレゼント |website=日刊スポーツ |date=2024-06-27 |accessdate=2024-12-19}}</ref>。7月4日の対広島戦(マツダスタジアム)では2回一死二・三塁の打席で[[アドゥワ誠]]からプロ初打点となる適時打を放つ<ref name="sanspo20240704">{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20240704-O3MPV6OSAVBHTOG4BMBVCTKUX4/ |title=阪神の逆転劇は1カ月ぶり!村上頌樹が失点を取り返すプロ初打点 |website=サンケイスポーツ |date=2024-07-04 |accessdate=2024-12-19 |archive-date=2024-07-06 |archive-url=https://web.archive.org/web/20240706031300/https://www.sanspo.com/article/20240704-O3MPV6OSAVBHTOG4BMBVCTKUX4/}}</ref>も、投げては7回3失点(自責点2)で同点の場面で降板となった<ref>{{Cite web ja |url=https://news.ntv.co.jp/category/sports/9d6b9b43b50d4185825ead69b1a8c452 |title=【阪神】逆転負けで3位転落 8回に石井の暴投などで4失点 7回満塁チャンスで佐藤が凡退 9回に大山が第6号ソロも反撃遅く |website=日テレNEWS NNN |date=2024-07-04 |accessdate=2024-12-19}}</ref>。8月17日の対中日戦(バンテリン)では自己ワーストとなる1試合5与四球を喫し、5回途中まで3失点で降板<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20240817-DAMAKC6XAVMTDM43X2V32EATSY/ |title=阪神・村上頌樹どうした!?自己ワースト5四球でKO |website=サンケイスポーツ |date=2024-08-17 |accessdate=2024-12-19}}</ref>し、翌18日に出場選手登録を抹消<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202408180000254.html |title=【阪神】村上頌樹が登録抹消、前夜にプロワースト5四球 代わってドラ5石黒佑弥が2度目の1軍 |website=日刊スポーツ |date=2024-08-18 |accessdate=2024-12-19}}</ref>。同月28日に出場選手登録される<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20240828-OHT1T51098.html?page=1 |title=【セパ公示】(28日)阪神が村上頌樹を登録し伊藤将司を抹消、ロッテが唐川侑己を登録し小島和哉を抹消 |website=スポーツ報知 |date=2024-08-28 |accessdate=2024-12-19}}</ref>と、9月は4日・18日の対中日戦で2勝を挙げた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202409040001612.html |title=【阪神】村上頌樹、苦しんで1カ月ぶり6勝目「もう少しイニングを投げられれば」6回途中4失点 |website=日刊スポーツ |date=2024-09-04 |accessdate=2024-12-19}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/317189 |title=【阪神】村上頌樹が7勝目 適時打でカモメポーズ披露も「あんまりやり方がわからなかった」 |website=東京スポーツ |date=2024-09-18 |accessdate=2024-12-19}}</ref>。27日の対広島戦(マツダスタジアム)では2-2の同点の場面で延長11回裏から6番手でシーズン初めて救援登板するが、12回に[[末包昇大]]に[[サヨナラゲーム|サヨナラ]]適時打を打たれて敗戦投手となり、自身初めてシーズン10敗目を喫した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/318241 |title=【阪神】村上頌樹が痛恨10敗 今季初リリーフを失敗し号泣「低めに投げていれば…」 |website=東京スポーツ |date=2024-09-28 |accessdate=2024-12-19}}</ref>。シーズン通算では25試合に登板、7勝11敗、防御率2.58という成績であった<ref name="hochi20241213">{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20241213-OHT1T51080.html?page=1 |title=【阪神】村上頌樹が1300万アップの8000万円でサイン「しんどい時期もあった」来季は防御率1点台&160イニング |website=スポーツ報知 |date=2024-12-13 |accessdate=2024-12-19}}</ref>。[[2024年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]ではDeNAとのファーストステージ(甲子園)で第2戦に6回表から2番手で救援登板するが、7回に[[マイク・フォード (野球)|マイク・フォード]]に代打本塁打を打たれるなど、1回3失点で降板した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20241013-VBGZFCQDC5ED7OIZH5FAQM5HLE/ |title=【試合結果】阪神は連敗でCS敗退 岡田監督、有終の美飾れず |website=サンケイスポーツ |date=2024-10-13 |accessdate=2024-12-19}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2024/stats/idp1s1_t.html |title=2024年度 阪神タイガース 個人投手成績(クライマックスシリーズ <ファーストステージ> ) |website=日本野球機構 |date= |accessdate=2024-12-19}}</ref>。オフの12月13日に1300万円増となる推定年俸8000万円で契約を更改した{{R|hochi20241213}}。


== 選手としての特徴・人物 ==
== 選手としての特徴・人物 ==
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;; 打撃記録
;; 打撃記録
* 初打席・初安打:2021年8月28日、対[[広島東洋カープ]]15回戦([[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島]])、2回表に[[野村祐輔]]から中前安打
* 初打席・初安打:2021年8月28日、対[[広島東洋カープ]]15回戦([[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島]])、2回表に[[野村祐輔]]から中前安打
* 初打点:2024年7月4日、対広島東洋カープ15回戦(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)、2回表に[[アドゥワ誠]]から左前適時打
* 初打点:2024年7月4日、対広島東洋カープ15回戦(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)、2回表に[[アドゥワ誠]]から左前適時打{{R|sanspo20240704}}
; その他の記録
; その他の記録
* 開幕から31イニング連続無失点:2023年4月1日 - 2023年5月9日 ※{{By|1963年}}の[[中井悦雄]]に並び、セ・リーグ史上最長タイ<ref name="nikkansports20230509">{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202305090000918.html |title=【阪神】村上頌樹60年ぶり快挙!6回無失点で開幕後31イニング連続無失点 セ界タイ記録 |website=日刊スポーツ |date=2022-05-09 |accessdate=2023-05-09}}</ref>
* 開幕から31イニング連続無失点:2023年4月1日 - 2023年5月9日 ※{{By|1963年}}の[[中井悦雄]]に並び、セ・リーグ史上最長タイ<ref name="nikkansports20230509">{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202305090000918.html |title=【阪神】村上頌樹60年ぶり快挙!6回無失点で開幕後31イニング連続無失点 セ界タイ記録 |website=日刊スポーツ |date=2022-05-09 |accessdate=2023-05-09}}</ref>

2024年12月19日 (木) 16:51時点における版

村上 頌樹
阪神タイガース #41
2023年3月25日 京セラドーム大阪
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 兵庫県三原郡南淡町(現:南あわじ市
生年月日 (1998-06-25) 1998年6月25日(26歳)
身長
体重
175 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2020年 ドラフト5位
初出場 2021年5月30日
年俸 8000万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

村上 頌樹(むらかみ しょうき、1998年6月25日[2] - )は、兵庫県三原郡南淡町(現:南あわじ市)出身[3]プロ野球選手投手[2])。右投左打[2]阪神タイガース所属。

セントラル・リーグにおける、開幕からの連続イニング無失点記録保持者2023年、31イニング、中井悦雄と並ぶタイ記録)[4]、及び2リーグ制移行後のシーズンWHIP歴代最高記録保持者(2023年、0.741)[5][注 1]

また、セントラル・リーグ史上唯一の新人王MVPの同時受賞者

経歴

プロ入り前

南あわじ市立賀集小学校1年で「賀集少年野球クラブ」に入団して野球を始め[6]、3年時から投手を務める。南あわじ市立南淡中学校時代は「アイランドホークス」に所属[7][8]。1学年上に村西良太がいる[9]

智辯学園高校では1年夏からベンチ入りし、1年夏と3年春夏に甲子園に出場[8]。3年春の甲子園ではエースとして全5試合を1人で投げ抜き、47回で防御率0.38を記録[7][10]。決勝の高松商業高校戦では延長11回までを1失点に抑えた上、その裏に中堅越えのサヨナラ二塁打を打ち、同校初の甲子園優勝に導いた[7][10]。3年夏の甲子園は2回戦で河野竜生擁する鳴門高校に敗れた[11]。2学年上に岡本和真[12]、1学年上に廣岡大志、1学年下に福元悠真[13]松本竜也がいる。

卒業後は東洋大学総合情報学部総合情報学科に進学[14]。1年春からリーグ戦に登板し[8]専修大学戦ではリーグ戦初完封初勝利を収めた[15]。2年時は登板機会に恵まれなかったものの、エースとして迎えた3年春には6勝無敗、防御率0.77の成績を残した。投手3冠、ベストナインの獲得と共に春季リーグ3連覇(2017・2018・2019年)に貢献[16][17]。同夏には日米大学野球選手権に出場する日本代表にも選出された[18]。4年秋に中央大学との開幕戦に先発するも、登板中に腕の張りを訴え4回1失点で降板した[19][20]。その後右前腕の肉離れが判明し戦線を離脱[21][22]、そのままリーグ戦を終えた。2学年上に上茶谷大河甲斐野央梅津晃大中川圭太藤井聖末包昇大、1学年上に佐藤都志也、1学年下に佐々木俊輔、3学年下に細野晴希石上泰輝がいる。

2020年10月26日に行われたドラフト会議阪神タイガースから5位指名を受け[8]、契約金4000万円、年俸720万円で仮契約を結んだ[23]。背番号は41[24]。担当スカウトは吉野誠[25]

阪神時代

2021年、二軍戦6試合で2勝1敗、防御率2.25を記録[26]。5月30日に一軍登録され[27]、同日の対埼玉西武ライオンズ戦(メットライフドーム)でプロ初登板・初先発を果たしたが、2回1/3を3安打3四球5失点で降板(チームが逆転勝ちし、勝敗つかず)[28]。翌5月31日に出場登録を抹消された[29]。その後8月28日の対広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)で先発したが、3回5失点と成果を残せなかった[30]。二軍では最終的に10勝1敗、防御率2.23を記録し、最多勝、最優秀防御率、最高勝率の三冠に輝いた[31]

2022年ウエスタン・リーグで最優秀防御率(3.09)、最高勝率(.700)の投手2冠を獲得[32]。同リーグの表彰対象ではないが、奪三振(74奪三振)も最多だった[33]。しかし一軍での登板はなくシーズンを終える[32]

2023年、4月1日の対横浜DeNAベイスターズ戦(京セラドーム大阪)で先発の秋山拓巳をリリーフする形で2シーズンぶりに一軍登板を果たし、1回1安打無失点でプロ初ホールドを記録した[34]。4月12日の対読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)では2シーズンぶりに一軍公式戦で先発[35]。7回まで無安打無四死球の完全試合状態だったが[36]、1-0とリードした8回表の攻撃で原口文仁を代打として送られ、勝ち投手の権利を持ったまま降板した[37][注 2]。翌登板となる4月22日の対中日ドラゴンズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)でも4回裏まで完全試合(前試合から11イニング連続)を演じた[40][41]。その後5回と8回に福永裕基に2安打を許したものの[42]、結局許した走者はその2度のみで9回を投げ切り、10奪三振無失点。プロ入り初勝利を無四死球かつ2桁奪三振の完封で飾った。これはNPB史上初の出来事である[12]。続く4月29日の対東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)でも8回無失点の好投で2勝目を挙げるとともに、開幕からの連続無失点記録を25イニングにまで伸ばし、防御率0.00のまま4月を終えた[43]。この活躍により、3・4月度の月間MVPを受賞した[44]。5月9日の対東京ヤクルトスワローズ戦(阪神甲子園球場)でも6回まで無失点に抑え、1963年の中井悦雄(阪神)に並ぶ、開幕から31イニング連続無失点のセ・リーグ最多タイ記録を達成した[4]。しかし、セ・リーグ記録更新がかかった7回にドミンゴ・サンタナにソロ本塁打を打たれてシーズン初失点を喫し、新記録達成とはならなかった[45][46]。この試合は味方の援護点にも恵まれず、そのまま7回1失点で敗戦投手となった[47]。その後、交流戦や夏場を経ても、目立って調子を崩すこともなく安定した投球を続け、9月8日の対広島戦(甲子園)では7回1/3を6安打1失点で、自身初の2桁勝利となる10勝目を挙げた[48]。シーズン最終登板となった9月25日の対中日戦(バンテリン)では5回2失点で敗戦投手となったものの、自身初の規定投球回に到達した[49]。この年は実質一軍初帯同のシーズンでありながら、初先発からシーズンを通して先発ローテーションを守り抜くと、最終的に22試合に登板して144回1/3を投げ、10勝6敗1ホールド、防御率1.75という好成績を残した。最優秀防御率のタイトルも獲得し[50]、阪神タイガース18年ぶりリーグ優勝の立役者の1人となるとともに、一気に先発投手陣の柱として定着したことで、自身にとっても大きな飛躍を遂げたシーズンとなった。また、WHIPが2リーグ分立後の歴代最高となる0.741を記録しただけでなく[5]、規定投球回に達した12球団の全投手中で最高となるK/BB9.13、被打率.181、また21先発のうち18度のクオリティ・スタートを達成する[51]など、抜群の安定感で数々の驚異的な成績を残した。ポストシーズンでは、広島とのCSファイナルステージ初戦(甲子園)の先発に抜擢されると[52]、1-1の同点で迎えた5回裏一死一・三塁の場面で、相手先発九里亜蓮から、自ら勝ち越しとなる適時二塁打を放ち[53]、6回1失点で勝利投手となり首脳陣の期待に応えてみせた[54]オリックス・バファローズとの日本シリーズでも第1戦(京セラドーム大阪)の先発を託されたことで、シリーズ開幕戦は村上と山本由伸による両リーグの最優秀防御率投手同士の投げ合いとなった[55]。この結果、山本が5回途中7失点と打ち込まれたのに対し、村上は7回2安打無失点と好投し勝利投手となった[56]。前年まで公式戦通算0勝であった投手が日本シリーズ開幕投手を務めたのは2021年の奥川恭伸以来史上2人目であり、さらに勝利投手となったのは日本人史上初のこと[57]。その後、阪神の3勝2敗で迎えた第6戦で再び山本と投げ合ったが、今度は村上が5回4失点で降板したのに対し、山本が9回1失点の完投勝利を収めたことで初戦のリベンジを許した[58]。しかし、自らの投球でチームを日本一に導くことは叶わずも、最終第7戦でチームが勝利したことで、3年連続投手4冠の絶対的エース山本から1勝を挙げ、阪神タイガースの38年ぶり日本一達成に大きな一役を買った形となった。11月28日に新人王最優秀選手賞を獲得した。新人王とMVPの同時獲得は木田勇(1980年)、野茂英雄(1990年)以来となる3人目であり、セントラル・リーグ及び入団2年目以降の選手では初めての出来事であった[59]。また、ベストナインを逃しながらMVPを受賞したのはセ・リーグでは浅尾拓也以来12年ぶり7人目[注 3]で、阪神では若林忠志以来76年ぶり2人目。12月10日に行われた契約更改交渉では、推定年俸700万円[注 4]から6000万円増の6700万円でサインした。昇給率は857%で、これは球団史上最高のアップ率[注 5]、NPBでも史上3位のアップ率とされる[注 6][61]

2024年、4月は2日の対DeNA戦(京セラドーム大阪)でシーズン初先発登板するが、初回に自己ワーストとなる1イニング4失点を喫し、3回5失点で敗戦投手となった[62]。9日の対広島戦(甲子園)で7回無失点でシーズン初勝利[63]、30日の対広島戦(マツダスタジアム)では9回1失点でシーズン初完投勝利を挙げる[64]が、そこから6月18日の対北海道日本ハムファイターズ戦(甲子園)まで6試合勝ち星が付かなかった[65]。同月24日に前日23日の対DeNA戦(甲子園)が雨天中止になったことで、先発予定の才木浩人が25日の対中日戦に先発登板のため、 開幕からここまで火曜日に登板していた村上は、木曜日へとローテーションが変更になった[66][67]。同月27日の対中日戦(甲子園)で自身初の毎回奪三振を記録し、8回1/3を1失点、自己最多の11奪三振でシーズン3勝目を挙げ、岡田彰布の監督通算700勝目に花を添えた[68]。7月4日の対広島戦(マツダスタジアム)では2回一死二・三塁の打席でアドゥワ誠からプロ初打点となる適時打を放つ[69]も、投げては7回3失点(自責点2)で同点の場面で降板となった[70]。8月17日の対中日戦(バンテリン)では自己ワーストとなる1試合5与四球を喫し、5回途中まで3失点で降板[71]し、翌18日に出場選手登録を抹消[72]。同月28日に出場選手登録される[73]と、9月は4日・18日の対中日戦で2勝を挙げた[74][75]。27日の対広島戦(マツダスタジアム)では2-2の同点の場面で延長11回裏から6番手でシーズン初めて救援登板するが、12回に末包昇大サヨナラ適時打を打たれて敗戦投手となり、自身初めてシーズン10敗目を喫した[76]。シーズン通算では25試合に登板、7勝11敗、防御率2.58という成績であった[77]クライマックスシリーズではDeNAとのファーストステージ(甲子園)で第2戦に6回表から2番手で救援登板するが、7回にマイク・フォードに代打本塁打を打たれるなど、1回3失点で降板した[78][79]。オフの12月13日に1300万円増となる推定年俸8000万円で契約を更改した[77]

選手としての特徴・人物

2023年の投球データ[80]
球種 配分
%
平均球速
km/h
ストレート 49.9 145.5
カットボール 18.1 137.4
フォーク 15.5 132.7
ツーシーム 11.7 137.6
スローカーブ 4.6 106.1
スライダー 0.1 132.7

オーバースロー[81]から最速154km/h[82]、平均回転数2,400rpm[83](NPB平均2,200rpm台[84])・最高2,600rpm超[85]を計測する伸びのあるストレートと制球力が最大の武器[85]。回転数の多いストレートは“浮き上がる魔球”と称され、スライダー気味に伸びるのが特徴(真っスラ)である[86]。変化球はツーシーム[8]、スライダー、カーブチェンジアップなど多彩に投げ分ける[22]

同姓である村上宗隆の愛称「村神様[87]」にちなんで、「虎の村神様」と呼ばれることもある[86]。中学時代はチームメイトにもう1人「しょうき」がいたことから「むらしょー」と呼ばれていた[86]

庄田隆弘は中学「アイランドホークス」、高校「智辯学園」、プロ野球「阪神」の先輩にあたり、中学時代はコーチ(庄田)と教え子(村上)の間柄だった[86]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2021 阪神 2 2 0 0 0 0 1 0 0 .000 30 5.1 9 3 5 0 0 0 1 0 10 10 16.88 2.63
2023 22 21 2 1 1 10 6 0 1 .625 532 144.1 92 9 15 0 1 137 0 0 30 28 1.75 0.74
2024 25 23 2 0 1 7 11 0 0 .389 635 153.2 143 7 33 2 2 130 5 0 57 44 2.58 1.15
通算:3年 49 46 4 1 2 17 18 0 1 .486 1197 303.1 244 19 53 2 3 267 6 0 97 82 2.43 0.98
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別投手(先発)成績所属リーグ内順位





















2021 23 セ・リーグ - - - - - - -
2022 24 - - - - - - -
2023 25 7位 7位 5位 6位 - 4位 1位
2024 26 4位 - - - 7位 4位 9位
  • - は10位未満。防御率・勝率における規定投球回数未満も - と表記。
  • 太字年度は規定投球回到達年度、年度背景色金色は最優秀選手賞(MVP)受賞年度

年度別守備成績



投手












2021 阪神 2 1 0 0 0 1.000
2023 22 6 14 1 4 .952
2024 25 6 27 0 4 1.000
通算 49 13 41 1 8 .982
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

表彰

記録

初記録
投手記録
打撃記録
その他の記録

背番号

  • 41(2021年 - )

登場曲

代表歴

  • 2019年 日米大学野球選手権大会 日本代表

脚注

注釈

  1. ^ 1リーグ制を含めた場合、1936年秋に景浦將が記録した0.72が最高記録。これまでセ・リーグ記録であったのは1959年村山実が記録した0.7483。村上も含め、全員がタイガース所属の投手(景浦、村山の記録達成時は「大阪タイガース」)。
  2. ^ その後、2番手として登板した石井大智岡本和真に同点本塁打を打たれ、村上の勝ち投手の権利も消滅した[38]。なお、延長10回表に近本光司の左前打で勝ち越し点を奪い、阪神が2-1で勝利した[39]
  3. ^ 先発投手としては野口茂樹工藤公康以来24年ぶり。
  4. ^ 2022年の契約更改後は推定750万円と報じられていたが、700万円だったことを明かした[60]
  5. ^ これまでの最高は2023年度・湯浅京己の840%(500万円→4700万円)。
  6. ^ 歴代1位は2010年度・福盛和男楽天)の1036%(440万円→5000万円)、2位は1995年度・イチローオリックス)の900%(800万円→8000万円)。

出典

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関連項目

外部リンク