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2022年J1最終節

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2022年J1最終節(2022ねんJ1さいしゅうせつ)は、2022年11月5日に行われた 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)ディビジョン1(J1)第34節のことを指す。

本項では、最終節まで優勝を争った横浜F・マリノス川崎フロンターレとJ2降格の可能性を有した湘南ベルマーレアビスパ福岡ガンバ大阪京都サンガF.C.清水エスパルスの試合を中心に記す。

概要

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Jリーグ開幕30年目のシーズンとなったこの年は、昨季は20チームにて行われていたリーグ戦だったが、2020シーズン以来の18チーム・全34試合の総当たり戦にレギュレーションが変更された。

J1・J2の昇降格については昨季は下位4クラブが降格となっていたが、2019シーズン同様、17位、18位が自動降格に。またJ1参入プレーオフも今シーズンから復活。J1リーグ16位のクラブとJ2リーグ3位~6位のうち、参入プレーオフ決定戦に進んだクラブ同士が対戦する(なお試合会場はJ1リーグ16位のクラブのホームにて行われる)。

AFCチャンピオンズリーグ2023/24の出場権については例年ではJ1リーグ1位、2位、3位(プレーオフより出場)と天皇杯優勝クラブに与えられるが、AFCチャンピオンズリーグ2022にて決勝に進んだ浦和レッズの結果次第では次大会の出場方式が変わる。優勝した場合、J1リーグ3位のクラブに代わって浦和がプレーオフから出場、敗れた場合は従来通り3位のクラブがプレーオフより出場することになる。

横浜FM2019年以来3年ぶりの王座奪還を狙うシーズンで、後半戦から一時首位独走となったが、終盤に勢いが落ち着き予断を許さない状況下に。川崎2009年鹿島以来史上2クラブ目となるJリーグ3連覇を目指すシーズン。リーグ戦4年ぶりの連敗を喫するなど苦しんだ時期もあったが、終盤に意地を見せ首位の横浜FMを猛追し、終盤まで優勝争いを繰り広げた。

その裏では残留争いも激しさを増していた。エース町野修斗の台頭や守護神谷晃生の2人が日本代表に選出され、昨季王者の川崎にはシーズンダブルを達成した湘南ルヴァン杯初のベスト4、天皇杯ベスト8に進み、リーグ戦ではJ屈指の守備力を発揮しながらも攻撃力不足に苦しみ2度の3連敗の喫し、残留争いに巻き込まれた福岡、エース宇佐美貴史の長期離脱、一時は自動降格圏内にも入ったものの、ユース出身の食野亮太郎、日本代表経験もある鈴木武蔵らの加入により徐々に序列を上げたG大阪、12年ぶりJ1復帰を果たし開幕戦で浦和に勝利、さらに川崎相手にも金星を挙げ天皇杯では3位に入賞するも、エースのピーター・ウタカの不調により得点力不足が表面化し後半戦から失速した京都、開幕から低迷し、シーズン途中にはC大阪を退団した乾貴士、ブラジル人アタッカーのヤゴ・ピカチュウ、海外でプレーしていたユース出身FWの北川航也などを獲得する大型補強、ゼ・リカルド監督を招聘しながら浮上する機会がなかった清水、昨季圧倒的攻撃力でJ2を制しながらも3年ぶりのJ1では攻守が全く噛み合わず、今季就任した伊藤彰監督の成績低迷による解任後も、下位を定位置としていた磐田の6チームが残留争いを繰り広げた。

最終節までの経緯

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第32節まで

Jリーグ開幕30年目となるこのシーズンは、前半戦は3連覇を狙う川崎フロンターレ(川崎)や鹿島アントラーズ(鹿島)、柏レイソル(柏)が日替わりで首位を争ったが、川崎が湘南、京都に連敗を喫したのを皮切りに第16節から横浜F・マリノス(横浜FM)が首位に躍り出た。その後は横浜FMの独走状態が続くも第28節にはこの時点で3冠の可能性を残していたサンフレッチェ広島が初めて首位に経ったが横浜FMがその翌節に首位を奪い返し、その後は首位をキープした。しかしその後ろを崖っぷちに追い込まれていた川崎Fが猛追し、第31節終了時点で勝ち点差8と連覇の可能性を残しており、3位広島も同差8の3位につけていた。

一方残留争いでは第25節から最下位を定位置としていたジュビロ磐田(磐田)を含め、第31節時点で10位名古屋グランパス(名古屋)、11位北海道コンサドーレ札幌(札幌)、12位ヴィッセル神戸(神戸)、13位京都サンガF.C.(京都)、14位清水エスパルス(清水)、15位湘南ベルマーレ(湘南)、16位アビスパ福岡(福岡)、17位ガンバ大阪(G大阪)の9クラブに降格の可能性が残されていた。自動降格圏内の17位G大阪と残留圏内の15位清水とは勝ち点差2、16位福岡とは僅か1ポイント差につけていた。

10月8日に行われたJ1第32節では、優勝に王手をかけた首位横浜FMは17位G大阪と対戦するも0-2で敗戦し今節での優勝決定とはならず[1]。逆にG大阪は残留へ向けて大きな勝点3を得た。一方の川崎Fはこの節敗れると優勝の可能性が完全消滅となる状況だった。清水も敗れれば残留に黄色信号になる可能性があった。試合は一時清水がリードする時間もあったが76分に山村和也、78分に小林悠と立て続けにゴールを奪った川崎がそのまま3-2で勝利し逆転優勝へ一縷の望みを繋いだ[2]。3位の広島はアウェイで12位神戸と対戦するも前半に退場者を出し、0-4の惨敗。首位横浜FMとの勝ち点差は変わらなかったものの優勝の可能性が消滅し、この試合で3冠の可能性が消滅した。一方神戸は4連勝を記録。

残留争いでは16位福岡は11位札幌と対戦し先制を許すも、2-1で鮮やかな逆転勝利を収めた。15位湘南はアウェイで6位FC東京に2-0の勝利。18位磐田は5位鹿島に一時2点のリードを奪うも、終了間際に追いつかれ3-3で引き分け。13位京都は10位名古屋に1-1の引き分け。清水は前述の通り川崎に2-3で敗戦し降格圏を抜け出せず。この結果、名古屋はJ2自動降格の可能性が無くなった。

第32節終了時点の順位表(上位)
順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差 備考
1 横浜F・マリノス 62 31 18 8 5 63 32 +31 ACL2023出場確定 ※1試合未消化
2 川崎フロンターレ 57 31 17 6 8 57 38 +19 ACL2023出場圏内 ※1試合未消化
3 サンフレッチェ広島 54 32 15 9 8 49 37 +12 ACL2023プレーオフ出場圏内(暫定)
4 セレッソ大阪 50 31 13 11 7 46 35 +11 ※1試合未消化
5 鹿島アントラーズ 48 32 12 12 8 46 42 +4
第32節終了時点の順位表(下位)
順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差 備考
10 名古屋グランパス 40 32 9 13 10 27 34 -7 J2自動降格回避
11 北海道コンサドーレ札幌 38 31 9 11 11 38 50 -12 ※1試合未消化
12 ヴィッセル神戸 37 31 10 7 14 32 36 -4 ※1試合未消化
13 湘南ベルマーレ 35 31 8 11 12 26 37 -11 ※1試合未消化
14 京都サンガF.C. 34 31 8 10 13 29 35 -6 ※1試合未消化
15 アビスパ福岡 34 32 8 10 14 26 36 -10
16 ガンバ大阪 33 32 8 9 15 31 44 -13 J1参入プレーオフ決定戦出場圏内
17 清水エスパルス 32 31 7 11 13 40 48 -8 J2降格圏内 ※1試合未消化
18 ジュビロ磐田 25 30 5 10 15 30 54 -24 J2降格圏内 ※2試合未消化

この結果、横浜FMと川崎の勝ち点差が5に縮まり、わずかながら川崎に優勝の可能性が残った。残留争いでは、敗れた清水が17位に転落。一方横浜FMを下したG大阪がついに16位に浮上した。

第25節・第27節 延期試合 10月12日開催

10月12日、本来は8月に予定されていたが台風14号の影響により中止となり延期となったJ1第25節の川崎F対京都、FC東京対C大阪の試合とACL出場による日程変更を受けた第27節の横浜FM対磐田などの2試合が同日に行われた。

首位横浜FMは前節同様勝利した上で川崎Fが勝てなければ優勝が決まる一戦で最下位の磐田と激突。試合は横浜FMが攻め立てるもゴールを奪えず、逆に84分、松原后が左サイドを突破すると、最後は古川陽介がポストプレーから右足を振り抜く。これがゴールに吸い込まれ決勝点となり[3]、アウェーの磐田が残留へ希望を繋ぐ勝利を収め、横浜FMの優勝は次節以降に持ち越しとなった一方、磐田は逆転残留へ向け大きな勝ち点3を獲得した。[4]

2位川崎Fはホームで14位京都との一戦に臨み3-1で川崎が勝利。川崎Fが逆転優勝に望みを繋いだ一方、京都にとっては痛い敗戦となった。

11位札幌はアウェーで8位浦和と引き分け、残留を争う12位神戸と13位湘南の一戦は神戸が大迫勇也のゴールを守り切って1-0で勝利。この結果、神戸は10位に浮上し、自動降格の可能性が消滅した。

第25節・第27節終了時点の順位表(上位)
順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差 備考
1 横浜F・マリノス 62 32 18 8 6 63 33 +30 ACL2023出場確定
2 川崎フロンターレ 60 32 18 6 8 60 39 +21 ACL2023出場圏内
3 サンフレッチェ広島 54 32 15 9 8 49 37 +12 ACL2023プレーオフ出場圏内(暫定)
第25節・第27節終了時点の順位表(下位)
順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差 備考
10 ヴィッセル神戸 40 32 11 7 14 33 36 -3 J2自動降格回避
11 名古屋グランパス 40 32 9 13 10 27 34 -7
12 北海道コンサドーレ札幌 39 32 9 12 11 39 51 -12
13 湘南ベルマーレ 35 32 8 11 13 26 38 -12
14 京都サンガF.C. 34 32 8 10 14 30 38 -8
15 アビスパ福岡 34 32 8 10 14 26 36 -10
16 ガンバ大阪 33 32 8 9 15 31 44 -13 J1参入プレーオフ決定戦出場圏内
17 清水エスパルス 32 31 7 11 13 40 48 -8 J2降格圏内 ※1試合未消化
18 ジュビロ磐田 28 31 6 10 15 31 54 -23 J2降格圏内 ※1試合未消化

10月22日、大雨の影響で中止となったJ1第31節の清水と磐田の静岡ダービーが行われた。清水は勝利すれば13位に浮上し残留に大きく近づくことができるが、敗れれば降格が一気に現実味を増す状況であった。一方の磐田は敗れれば得失点差の関係でG大阪以外のクラブを上回る可能性がほぼ消滅し、自動降格が決定的になるという状況であった。試合は清水がチアゴ・サンタナのゴールで先制したものの、終了間際に磐田がジャーメイン良のゴールで追いつき1-1の引き分けに終わった。[5] この結果、清水はG大阪と勝点33で並び得失点差で上回ったため16位に浮上したが、勝点2を取りこぼし痛い引き分けとなった。そして清水との勝ち点差が「7」となった名古屋と神戸のJ1残留が確定し、この時点で残留争いは12位以下に絞られることとなった。

第31節(10月22日)終了時点の順位(下位)
順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差 備考
10 ヴィッセル神戸 40 32 11 7 14 33 36 -3 J1残留確定
11 名古屋グランパス 40 32 9 13 10 27 34 -7
12 北海道コンサドーレ札幌 39 32 9 12 11 39 51 -12
13 湘南ベルマーレ 35 32 8 11 13 26 38 -12
14 京都サンガF.C. 34 32 8 10 14 30 38 -8
15 アビスパ福岡 34 32 8 10 14 26 36 -10
16 清水エスパルス 33 32 7 12 13 41 49 -8 J1参入プレーオフ決定戦出場圏内
17 ガンバ大阪 33 32 8 9 15 31 44 -13 J2降格圏内
18 ジュビロ磐田 29 32 6 11 15 32 55 -23

第33節

迎えた10月29日、前節同様勝利した上で川崎が引き分け以下だと優勝が決まる首位横浜FM[6] はホームで浦和相手にゴールラッシュを展開。17分にエウベルが先制点を挙げると、37分にはアンデルソン・ロペスが追加点をマーク。さらに後半にもエウベル、アンデルソン・ロペスが加点し試合を決定づけた。リードを4点に広げた直後に浦和のキャスパー・ユンカーに1点を返されるも、そのまま試合は終了。4-1で横浜FMが3試合ぶりの勝利を収め、2位川崎の結果を待つことに。[7]

横浜FMの結果を受け、引き分け以下でV逸が決まる川崎はホームに神戸を迎えた。試合は20分に家長昭博の柔らかいパスに走り込んでいたマルシーニョが右足でゴールを決め先制に成功。だが神戸も51分、敵陣中央でFKを得た神戸はキッカーの小林祐希が左足で直接ゴールを狙った。[8] そのシュートはスピードを保ったまま弧を描いて壁を越え、ゴール右上に突き刺さるスーパーゴールで同点に追いついた。79分に川崎の小林悠が神戸の小林友希に倒されFKを獲得。しかし倒された位置についてVARが介入。数分間の中断を経てオンフィールドレビューの結果PKに判定が変更された。キッカーの家長はゴール右にシュートを放つと神戸GK坪井湧也に触れられるも、防ぎきれずゴールイン。これが決勝点となり川崎が2-1で勝利。この結果横浜FMと川崎の勝ち点差は「2」のまま変わらず、優勝争いは最終節へ持ち越された。[9]


2022年10月29日
15:04
横浜F・マリノス 4 - 1 浦和レッズ
エウベル 17分、34分にゴール 17分、34分
アンデルソンロペス 37分、65分にゴール 37分、65分
公式記録 キャスパーユンカー 67分にゴール 67分
日産スタジアム
観客数: 46,387人
主審: 佐藤隆治

2022年10月29日
15:04
川崎フロンターレ 2 - 1 ヴィッセル神戸
マルシーニョ20分にゴール 20分
家長昭博(PK)84分にゴール (PK)84分
公式記録 小林祐希51分にゴール 51分
等々力陸上競技場
観客数: 22,110人
主審: 谷本涼

残留争いでは、13位湘南がホームで9位鳥栖と対戦。町野修斗が得点ランキング2位に躍り出る2ゴール、さらに山本脩斗の得点で3-0の快勝。勝ち点を「38」に伸ばし、16位との勝ち点差を「3」に広げ、残留へ一歩前に出た。[10]

15位福岡はホームで7位柏と対戦し、4分に山岸祐也の今季10点目のゴールで先制すると、44分にもフアンマ・デルガドが追加点。後半に戸嶋祥郎のゴールで柏に1点を返されるも2-1で福岡が逃げ切って勝利。[11] こちらも勝点3を獲得し、残留に大きく前進した。

14位京都はホームで4位C大阪との一戦に臨んだ。前半は京都ペースで試合が進むも、両チーム決定機が無いまま試合は進み後半アディショナルタイムにはマイナスのボールを受けたフリーの京都MF荒木大吾がシュートを放つも相手DFの足に当たり、[12] クロスバーの上を越え試合終了。スコアレスドローの京都は勝点1を積み上げた。

12位札幌は3位広島とアウェーで対戦し、興梠慎三宮澤裕樹のゴールで2-1と逆転勝利。勝った札幌は勝点を「42」に積み上げ、無条件でのJ1残留が確定した。[13]


2022年10月29日
15:04
湘南ベルマーレ 3 - 0 サガン鳥栖
町野修斗 7分、21分にゴール 7分、21分
山本脩斗 78分にゴール 78分
公式記録

2022年10月29日
15:03
アビスパ福岡 2 - 1 柏レイソル
山岸祐也 4分にゴール 4分
フアンマデルガド 44分にゴール 44分
公式記録 戸嶋祥郎47分にゴール 47分
ベスト電器スタジアム
観客数: 10,194人
主審: 上田益也

2022年10月29日
15:04
京都サンガF.C. 0 - 0 セレッソ大阪
公式記録

2022年10月29日
15:03
サンフレッチェ広島 1 - 2 北海道コンサドーレ札幌
野津田岳人 37分にゴール 37分 公式記録 興梠慎三 23分にゴール 23分
宮澤裕樹 55分にゴール 55分

一方、参入プレーオフ圏内16位の清水は鹿島とのホーム最終戦に臨んだ。前半はスコアレスに終わるも56分に試合が動く。クロスをGK権田修一がパンチングで掻き出すも、セカンドボールに反応した鹿島MF三竿健斗がシュート。しかし清水守備陣がブロックしMF中山克広がクリアを図るも、至近距離にいた三竿のブロックに遭う。三竿の足に当たったボールはそのまま清水ゴールに吸い込まれてしまう。不運な形で失った1点を最後まで取り返せず、0-1で敗戦。[14] 勝点は「33」のまま変わらず、さらにFW北川航也が負傷交代と最終戦に不安を抱えて挑むことになった。

その裏では17位G大阪と18位磐田の裏天王山がパナソニックスタジアム吹田にて行われた。G大阪は敗れると今節での降格には至らないものの残留争いで崖っぷちに追い込まれてしまい、磐田は敗れると即J2降格が決まってしまう一戦でもあった。前半は互いに譲らずスコアレスで折り返すが、迎えた66分、空いたスペースでボールを受けたG大阪MF山本悠樹がFW食野亮太郎にパスを送る。食野は細かいタッチでペナルティエリアに入ると、グラウンダーシュートがゴール右下に決まりG大阪が残留へ待望の先制点を手にする。さらに73分にはクリアされたこぼれ球の競り合いをG大阪MF齊藤未月が競り勝ち、前線にロブパスを送ると、FWパトリックが鮮やかなオーバーヘッドでゴールを揺らし、追加点を決める。そのまま試合は終了し2-0で勝利したG大阪が勝ち点を「36」に伸ばし、ついに清水をかわして残留圏内の15位に浮上。敗れた磐田は最終節を残して、1年でのJ2降格、J1最下位が確定した。[15]


2022年10月29日
15:03
清水エスパルス 0 - 1 鹿島アントラーズ
公式記録 三竿健斗 56分にゴール 56分
IAIスタジアム日本平
観客数: 16,605人
主審: 池内明彦

2022年10月29日
15:03
ガンバ大阪 2 - 0 ジュビロ磐田
食野亮太郎 66分にゴール 66分
パトリック 73分にゴール 73分
公式記録

第33節終了時点の順位は下記の通り。

第33節終了時点の順位表(上位)[16]
順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差 備考
1 横浜F・マリノス 65 33 19 8 6 67 34 +33 ACL2023出場確定
2 川崎フロンターレ 63 33 19 6 8 62 40 +22 ACL2023出場確定
3 サンフレッチェ広島 54 33 15 9 9 50 39 +11 ACL2023プレーオフ出場圏内(暫定)
4 セレッソ大阪 51 33 13 12 8 46 39 +7
5 鹿島アントラーズ 51 33 13 12 8 47 42 +5
第33節終了時点の順位表(下位)[16]
順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差 備考
10 北海道コンサドーレ札幌 42 33 10 12 11 41 52 -11 J1残留確定
11 サガン鳥栖 41 33 9 14 10 43 42 +1 J1残留確定
12 ヴィッセル神戸 40 33 11 7 15 34 38 -4 J1残留確定
13 湘南ベルマーレ 38 33 9 11 13 29 38 -9 自動降格回避
14 アビスパ福岡 37 33 9 10 14 28 37 -9 自動降格回避
15 ガンバ大阪 36 33 9 9 15 33 44 -11
16 京都サンガF.C. 35 33 8 11 14 30 38 -8 J1参入プレーオフ決定戦出場圏内
17 清水エスパルス 33 33 7 12 14 41 50 -9 J2降格圏内
18 ジュビロ磐田 29 33 6 11 16 32 57 -25 J2降格確定(順位確定)

この結果、第33節にて2位川崎のAFCアジアチャンピオンズリーグ2023の出場(2位以上)、10位札幌のJ1残留、18位磐田のJ2降格が確定した。13位湘南、14位福岡は自動降格の可能性が消滅した。

最終節

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2022年11月5日に最終節となるJ1第34節が行われた。7チームの対戦カードは以下の通り。[17][18]※太字は優勝、もしくは降格の可能性を有するクラブ。

ヴィッセル神戸(12位) ー 横浜F・マリノス(1位)(ノエビアスタジアム神戸

FC東京(6位)ー 川崎フロンターレ(2位)(味の素スタジアム)

柏レイソル(7位)ー 湘南ベルマーレ(13位)(三協フロンテア柏スタジアム

浦和レッズ(8位)- アビスパ福岡(14位)(埼玉スタジアム2002

鹿島アントラーズ(5位)- ガンバ大阪(15位)(カシマサッカースタジアム

ジュビロ磐田(18位)- 京都サンガF.C.(16位)(ヤマハスタジアム

北海道コンサドーレ札幌(10位)- 清水エスパルス(17位)(札幌ドーム

優勝及び残留のかかったクラブは全チームがアウェーで戦うこととなった。

首位横浜FMと2位川崎の勝ち点差は前節から「2」のまま変わらず。川崎が勝って横浜FMが引き分けだった場合は勝ち点で並ぶが、得失点差の関係で川崎の逆転はほぼ不可能な状況だったため、[注 1] 両チームの優勝条件は実質的に以下の通りとなった。

横浜FM - 勝利で無条件に優勝。引き分けでもほぼ優勝[注 2]。敗れた場合、川崎が引き分け以下で優勝。

川崎 - 勝利した上、横浜FMが敗れると優勝[注 3]。(引き分け以下の場合は横浜FMの結果に関わらず優勝の可能性が消滅する。)

一方残留争いではJ1参入プレーオフ決定戦にまわる16位の可能性があるのは湘南、福岡、G大阪、京都、清水の5チームで、このうち13位湘南と14位福岡は自動降格の可能性が無く、湘南は引き分け以上、福岡は勝利で自動残留が決まる。これら以外のケースでも「15位G大阪が引き分け以上」「16位京都が勝利」の両方を満たさない限り2チームの残留が決定する。(湘南はG大阪が引き分けでも残留)

前節で既に磐田のJ2降格及びJ1最下位が決まっており、残り1枠のJ2自動降格(17位)の可能性があるのはG大阪、京都、清水の3チームとなった。得失点差で見ると京都が「-8」で最も優位な状況ではあるが、清水は「-9」、G大阪は「-11」であり、清水は総得点で他クラブを大きく上回っていたため、各チームの残留条件は実質的に以下のようになった。

G大阪 - 勝利で無条件残留。引き分けた場合、「福岡が2点差以上で敗北」「京都が引き分け以下」のうち少なくとも一方を満たせば残留、両方満たせなかった場合は16位。敗れた場合は「京都が敗北」「清水が引き分け以下」のどちらか一方を満たせば16位、両方を満たせば残留。

京都 - 勝利した上で、「湘南が敗北」「福岡もしくはG大阪が引き分け以下」のいずれかの条件を満たせば残留。引き分けの場合は「G大阪が敗れる」「清水が引き分け以下」のどちらか一方を満たせば16位、両方を満たせば残留。敗れた場合、清水が引き分け以下で16位が決定、清水が勝利すれば降格が確定する。

清水 - 勝利した上で、「G大阪が敗北」「京都が引き分け以下」のどちらか一方を満たせば16位、両方を満たせば残留。(京都が引き分けた場合は得失点差あるいは総得点で清水が京都を上回る。勝てなければ他会場の結果に関わらず降格が確定する。)

京都、清水以外の3チームは勝てば即J1残留が確定するのに対し、清水は勝利が絶対条件の上、G大阪、京都の結果を待たなければならず、崖っぷちの状況に立たされていた。さらに同じ静岡県をホームとしているライバルの磐田が降格していることもあり、清水は負けて降格となると来シーズンは静岡勢が初めてJ1から消滅するという危機にも瀕していたため、まさに背水の陣ともいえた。

最終節の結果による勝ち点の変動 ○=勝 ▲=分 ●=敗
順位 クラブ 勝点 総得点 33 34 35 36[注 4] 37[注 5] 38[注 6] 39[注 7] 40 41
13 湘南ベルマーレ 38 -9 29
14 アビスパ福岡 37 -9 28
15 ガンバ大阪 36 -11 33
16 京都サンガF.C. 35 -8 30
17 清水エスパルス 33 -9 41

前半

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全試合がほぼ同時刻にキックオフ。その中でまず最初に試合が動いたのは味スタ。19分にマルシーニョからのパスを受けた脇坂泰斗がペナルティエリア手前からミドルシュートを放ち、先制点を奪取。逆転での3連覇に向け大きな先制点を手にした。ノエスタでは26分、エウベルがこぼれ球をヘディングで押し込み、横浜FMが優勝へ向けて幸先の良い先制点を奪う。すると29分、味スタではロングフィードを受けたFC東京のアダイウトンに川崎のチョン・ソンリョンのスライディングが直撃。このプレーが決定的な得点機会の阻止とみなされ、主審はチョン・ソンリョンにレッドカードを提示。10人で戦うことを余儀なくされた川崎は丹野研太登里享平と交代でピッチに入った。

札幌ドームでは、41分に札幌のガブリエル・シャビエルが先制ゴールを決め、清水は手痛いリードを許してしまう。ほぼ同時刻に三協F柏では町野修斗が得点ランク暫定トップタイにつける先制点を決め、自力残留を大きく手繰り寄せた。その頃、前半アディショナルタイムにノエスタでは神戸の武藤嘉紀が同点ゴールを決め、試合を振り出しに戻し前半終了。埼スタでは浦和、福岡ともに決め手を欠き無得点のまま前半を終える。カシマではやや押され気味のG大阪だったが、守備陣が奮闘しスコアレスで前半終了。ヤマハでは京都が前半から主導権を握るも、磐田ゴールを破れずに試合を折り返す。

前半終了時の途中経過

  • 神戸 1 - 1 横浜FM
  • FC東京 0 - 1 川崎
  • 柏 0 - 1 湘南
  • 浦和 0 - 0 福岡
  • 鹿島 0 - 0 G大阪
  • 磐田 0 - 0 京都
  • 札幌 1 - 0 清水

前半終了時の暫定順位

昇降 暫定順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差
1 横浜F・マリノス 66 34 19 9 6 68 35 +33
2 川崎フロンターレ 66 34 20 6 8 63 40 +23
昇降 暫定順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差
13 湘南ベルマーレ 41 34 10 11 13 30 38 -8
14 アビスパ福岡 38 34 9 11 14 28 37 -9
15 ガンバ大阪 37 34 9 10 15 33 44 -11
16 京都サンガF.C. 36 34 8 12 14 30 38 -8
17 清水エスパルス 33 34 7 12 15 41 51 -10

後半

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湘南は開始早々、昨季まで柏に在籍していた瀬川祐輔が追加点を決めリードを2点に広げる。味スタではゴール前での混戦で反応したアダイウトンが押し込み、FC東京が47分に同点に追いつく。このままいくと降格となる清水だったが、チアゴ・サンタナが49分にスーパーゴールを決め同点に追いつくと、わずか2分後にはチアゴ・サンタナが起点となり、味方からのスルーパスを受けた白崎凌兵が、飛び出していた相手GKの足下を抜き、逆転に成功する。53分、ノエスタではFKから水沼宏太が直接ゴールを狙い、一度が坪井湧也に弾かれるも、こぼれ球に最も早く反応した西村拓真が左足で押し込んで横浜FMが勝ち越しに成功。三協F柏では54分、小屋松知哉にゴールを奪われ湘南は1点を返されてしまう。その2分後、埼スタでは岩波拓也が敵陣中央からミドルシュートを放ち浦和が先制に成功。先制を許した福岡だったが、60分にフアンマ・デルガドがヘディングで同点弾を決める。

清水は逆転に成功しこの勢いで札幌をさらに突き放すかと思われたが、60分にディフェンスラインの裏を飛び出した青木亮太がシュートを放つ。一度は権田修一が防ぐもこぼれ球を再び青木に押し込まれ同点に追いつかれてしまう。味スタでは61分、森重真人にハードプレスを掛け敵陣でボールを奪った橘田健人が即座に低いクロスを出すと、ゴール前にいたマルシーニョが体勢を崩しながらのシュートが決まって勝ち越しに成功する。

その頃カシマではG大阪は後半に入っても劣勢のまま進みピンチを招くも、東口順昭の好セーブもあり、0-0のまま試合が進んでいく。磐田では京都が57分にピーター・ウタカパウリーニョ本多勇喜の3人を一気に投入するも、決定打を欠いたままスコアレスで試合が進行していく。

後半20分時点の途中経過

  • 神戸 1 - 2 横浜FM
  • FC東京 1 - 2 川崎
  • 柏 1 - 2 湘南
  • 浦和 1 - 1 福岡
  • 鹿島 0 - 0 G大阪
  • 磐田 0 - 0 京都
  • 札幌 2 - 2 清水

後半20分時点の暫定順位

昇降 暫定順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差
1 横浜F・マリノス 68 34 20 8 6 69 35 +34
2 川崎フロンターレ 66 34 20 6 8 64 41 +23
昇降 暫定順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差
13 湘南ベルマーレ 41 34 10 11 13 31 39 -8
14 アビスパ福岡 38 34 9 11 14 29 38 -9
15 ガンバ大阪 37 34 9 10 15 33 44 -11
16 京都サンガF.C. 36 34 8 12 14 30 38 -8
17 清水エスパルス 34 34 7 13 14 43 52 -9

70分まで各会場で大きな動きはなく、ノエスタで73分にゲームが動く。水沼宏太がマイナス方向にグラウンダーのパスを供給すると、投入されたばかりの仲川輝人が反応し、右足で冷静に決めスコアを3-1とし、優勝を決定づける追加点を決めた。85分に交代した水沼はこの3得点に全て関与する大活躍を見せた。74分、味スタでは渡邊凌磨のクロスにアダイウトンが合わせてこの日2点目となるゴールを決めFC東京が再び同点に追いつくが、直後に川崎ボールで試合が再開すると敵陣深くで車屋紳太郎がファーサイドにクロスを出すと、ゴール前にいた知念慶には合わなかったもののその後ろにいた渡邊の足にあたる。GKのヤクブ・スヴォビィクも反応できず、ボールはゴールに吸い込まれオウンゴール。FC東京にとっては痛い負け越し点となり、川崎にとっては優勝に望みをつなぐ勝ち越し点となった。

78分、札幌では敵陣ゴール前での混戦を制したホナウドが執念の勝ち越し点を決め、清水が再びリードを奪った。他4チームは試合が動かないままタイムアップが近づく。この時点で清水と京都が勝点「36」で並び、勝点、得失点差が同じだった場合は総得点の多いクラブが上位に入ることになる。清水が16位浮上となり、京都は総得点で清水を大きく下回っているため、このまま終われば京都の降格が決定となる。

後半35分時点の途中経過

  • 神戸 1 - 3 横浜FM
  • FC東京 2 - 3 川崎
  • 柏 1 - 2 湘南
  • 浦和 1 - 1 福岡
  • 鹿島 0 - 0 G大阪
  • 磐田 0 - 0 京都
  • 札幌 2 - 3 清水

後半35分時点の暫定順位

昇降 暫定順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差
1 横浜F・マリノス 68 34 20 8 6 70 35 +35
2 川崎フロンターレ 66 34 20 6 8 65 42 +23
昇降 暫定順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差
13 湘南ベルマーレ 41 34 10 11 13 31 39 -8
14 アビスパ福岡 38 34 9 11 14 29 38 -9
15 ガンバ大阪 37 34 9 10 15 33 44 -11
↑1 16 清水エスパルス 36 34 8 12 14 44 52 -8
↓1 17 京都サンガF.C. 36 34 8 12 14 30 38 -8

優勝争いは横浜FMが神戸の反撃を寄せ付けず、試合終了の笛を待つことに、川崎は数的不利ながらも懸命な守備でリードを保つ展開が続いた。残留争いではG大阪は自陣で引いて守る時間帯が続くも、鹿島の攻撃を何度も跳ね返し続ける。京都は80分にピーター・ウタカのスルーパスに川﨑颯太が抜け出し絶好のチャンスとなったが、シュートはゴール右に外れてしまう。

清水はこのまま勝利し、かつ京都が引き分け以下なら自動降格を回避できる状況下だった。しかし86分に札幌は田中駿汰の横パスに反応したキム・ゴンヒがゴール左にシュートを放ちゴールネットを揺らす。土壇場で清水は同点に追いつかれてしまう。そして後半アディショナルタイム、キム・ゴンヒがPA内でフリーになっていた青木亮太にパスを繋ぐと青木が右足でシュートを放ち逆転弾を決め、札幌が土壇場で逆転。ここにきてリードされた清水は時間・状況を考えても降格が決定的となった。京都は上福元直人井上黎生人が相手のチャンスを潰し猛攻を防いできたものの90+6分、ラストプレーで磐田の伊藤槙人がペナルティエリア中央からシュートを放ち、ボールは上福元の脇を抜けゴールかと思われたが、白井康介が懸命に身を投げ出し、このシュートをスーパーブロック。絶体絶命のピンチを防いだところで試合終了。京都は清水の結果を待つことになった一方、湘南はそのまま2-1で逃げ切り自力残留を決めた。福岡、G大阪はともに引き分けに終わり、どちらも残留を決めた。そして優勝争いでは味スタが先に終了し、猛追を振り切り勝利した川崎は横浜FMの結果を待っていた。

最終結果

  • 神戸 1 - 3 横浜FM
  • FC東京 2 - 3 川崎
  • 柏 1 - 2 湘南
  • 浦和 1 - 1 福岡
  • 鹿島 0 - 0 G大阪
  • 磐田 0 - 0 京都
  • 札幌 4 - 3 清水

ノエスタはスコア変わらず1-3で試合終了。この瞬間、横浜FMが3年ぶり5回目のJリーグ制覇を決めた。奇しくもホーム3連戦で連敗、完封負けを喫し、ホームでシャーレを掲げることはできなかったが、シーズンを通して圧倒的な攻撃力を見せ、見事王者の座を奪い返してみせた。一方川崎は史上2クラブ目のJリーグ3連覇をまたしても成し遂げられずにシーズンを終えることとなった。

そして札幌ドームでも4-3のままタイムアップの笛が鳴った。札幌は劇的な逆転勝利で最終戦を白星で飾った。一方敗れた清水は2度のリードを守り抜けず最後は総攻撃を仕掛けるも、残留の絶対条件である勝利を達成できず、2015年以来2度目のJ2降格が確定した。ライバルの磐田も降格が決まっていたため、2023シーズンは初めてトップディビジョンに静岡県勢がいないシーズンとなることが決定した。チアゴ・サンタナは最終的に得点王のタイトルが確定したものの、試合終了の瞬間に崩れ落ち、札幌の選手から励ましを受けているシーンがあった。スコアレスで終わった京都は一時は降格の可能性があったものの自動降格は回避、しかしG大阪が引き分けたため16位に終わりJ1参入プレーオフに回ることになった。また連勝でシーズンを締め括った湘南は最終的に神戸をかわして12位でフィニッシュした。

最終順位

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順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差
1 横浜F・マリノス 68 34 20 8 6 70 35 +35
2 川崎フロンターレ 66 34 20 6 8 65 42 +23
3 サンフレッチェ広島 55 34 15 10 9 52 41 +11
4 鹿島アントラーズ 52 34 13 13 8 47 42 +5
5 セレッソ大阪 51 34 13 12 9 46 40 +6
順位 クラブ 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失点差
12 湘南ベルマーレ 41 34 10 11 13 31 39 -8
13 ヴィッセル神戸 40 34 11 7 16 35 41 -6
14 アビスパ福岡 38 34 9 11 14 29 38 -9
15 ガンバ大阪 37 34 9 10 15 33 44 -11
16 京都サンガF.C. 36 34 8 12 14 30 38 -8
17 清水エスパルス 33 34 7 12 15 44 54 -10
18 ジュビロ磐田 30 34 6 12 16 32 57 -25

試合結果

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脚注

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注釈

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  1. ^ 首位横浜FMが引き分け、2位川崎が勝利すると、勝ち点「66」で並ぶが、33節終了時で横浜FMの得失点差は「+33」なのに対し川崎は「+22」。横浜FMの得失点差は川崎より11点上回っているため、川崎がこの条件で優勝するためにはFC東京に少なくとも11点差以上で勝利しなければいけない。
  2. ^ 横浜FMが引き分け、川崎が勝利の場合、川崎がFC東京に10点差以内での勝利で横浜FMの優勝が決定する。
  3. ^ 川崎が勝利、横浜FMが引き分けの場合、川崎が優勝するためにはFC東京に11点差以上で勝利する必要がある。
  4. ^ G大阪、京都、清水が勝ち点36で並んだ場合、G大阪の得失点差は「-12以下」、京都の得失点差は「-8」、清水の得失点差は「-8以上」となり、清水は京都を総得点で大きく上回っていることから、順位は「清水>京都>G大阪」の順となることが濃厚である。
  5. ^ 勝ち点37以上で自動降格回避が確定。G大阪、福岡が勝ち点37で並んだ場合、G大阪の得失点差は「-11」、福岡の得失点差は「-9-(最終節の点差)」となり、G大阪は京都を総得点で大きく上回っていることから、福岡が1点差の負けであれば順位は「福岡>G大阪」、2点差以上の負けであれば順位は「G大阪>福岡」となることが濃厚である。
  6. ^ 湘南、福岡、京都が勝ち点38で並んだ場合、湘南の得失点差は「-10以下」、福岡の得失点差は「-9」、京都の得失点差は「-7以上」となり、順位は「京都>福岡>湘南」の順となる。
  7. ^ 勝ち点39以上で残留が確定。

出典

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  1. ^ ガンバ大阪が首位撃破! 横浜F・マリノスは7戦ぶり黒星で今節優勝ならず | Jリーグ | Goal.com”. www.goal.com. 2022年11月6日閲覧。
  2. ^ 川崎F、逆転優勝に望みをつなぐ! 清水に競り勝って横浜FMとの勝ち点差は「5」に | Goal.com”. www.goal.com. 2022年11月6日閲覧。
  3. ^ 磐田MF古川陽介のJ初ゴールは残留望みつなぐ劇的弾!! 圧巻ドリブルで時間稼ぎも「ここで蹴ったら普通の選手やなと」”. ゲキサカ (2022年10月12日). 2024年9月10日閲覧。
  4. ^ ジュビロ磐田が奇跡の残留へ金星!横浜F・マリノスまさかの連敗で優勝争い接戦に(フットボールチャンネル)”. Yahoo!ニュース. 2022年11月6日閲覧。
  5. ^ 静岡ダービー痛み分け…最下位磐田は29日G大阪戦負けならJ2降格 清水16位浮上も続く残留争い - J1 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年11月6日閲覧。
  6. ^ J1第33節、首位横浜Vと最下位磐田の降格が決まる可能性も/29日の優勝&残留争いの行方(日刊スポーツ)”. Yahoo!ニュース. 2022年11月5日閲覧。
  7. ^ 横浜F・マリノス、浦和レッズに4発快勝も優勝争いの行方は最終節へ | Jリーグ | Goal.com”. www.goal.com. 2022年11月6日閲覧。
  8. ^ 「華麗にゴールネットを揺さぶった」神戸MF小林祐希の直接FK弾が10・11月度J1月間ベストゴールを受賞”. ゲキサカ. 2022年11月6日閲覧。
  9. ^ 【J1第33節まとめ】横浜FMは優勝決まらず決着は最終節へ。川崎Fは2位以上が確定。磐田は降格 - サッカーマガジンWEB”. soccermagazine.jp. 2022年11月6日閲覧。
  10. ^ 【番記者の視点】2発の湘南FW町野修斗が日本代表ドイツ遠征で得た自信と風格…“新戦術”もたらしJ1残留ぐいっ(スポーツ報知)”. Yahoo!ニュース. 2022年11月6日閲覧。
  11. ^ アビスパ福岡がJ1残留へ王手。相手の裏を突いた、狙いすました攻撃のカラクリとは?(webスポルティーバ)”. Yahoo!ニュース. 2022年11月6日閲覧。
  12. ^ 【京都】曹監督「最後入ったと思って喜んだ」外した荒木「俺以外は笑ってくれたらいい」(日刊スポーツ)”. Yahoo!ニュース. 2022年11月6日閲覧。
  13. ^ コンサドーレ、J1残留決定(北海道新聞)”. Yahoo!ニュース. 2022年11月6日閲覧。
  14. ^ 鹿島がMF三竿健斗弾で8試合ぶりの白星! 残留目指す清水は痛恨の黒星”. ゲキサカ. 2022年11月6日閲覧。
  15. ^ 【J1】磐田がJ2降格、G大阪2発快勝/残留争い詳細 - サッカー : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年11月6日閲覧。
  16. ^ a b J. League Data Site”. data.j-league.or.jp. 2022年11月6日閲覧。
  17. ^ J1最終節 どうなる優勝・残留争い”. Yahoo!ニュース. 2022年11月6日閲覧。
  18. ^ 横浜FMの3年ぶり優勝なるか。それとも川崎Fの逆転3連覇か。熾烈な優勝争いの結末はいかに?【プレビュー:明治安田J1 第34節】:Jリーグ.jp”. Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ). 2022年11月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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