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JR貨物U55A形コンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
U55A形から転送)
JR貨物U55A形コンテナ
TOYOTAロゴが目立つ、U55A形。 盛岡(タ)にて、2010年5月2日撮影
TOYOTAロゴが目立つ、U55A形。
盛岡(タ)にて、2010年5月2日撮影
基本情報
種別 有蓋コンテナ
所有者 日本通運日本梱包運輸倉庫
※今後、新規他社登録の可能性あり。
製造メーカー 日通商事パブコ
製造数 771個
主要諸元
全長 9,410 mm
全高 2,800 mm
総重量 14.5 t
備考 寸法関係は一例である
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U55A形コンテナ(U55Aがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している31 ft私有コンテナ有蓋コンテナ)である。

概要

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本形式の数字部位 「 55 」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積55 m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算の為に、内容積54.5 m3 - 55.4 m3の間に属するコンテナが対象となる[1]

また形式末尾のアルファベット一桁部位「A」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が「普通品の輸送」を表す記号として付与されている[2]

トヨタ自動車では2006年(平成18年)から自動車部品専用列車「ロングパス・エクスプレス」を運行している。ロングパス・エクスプレスは、名古屋南貨物駅発、盛岡貨物ターミナル駅着の専用列車でありJR線内の荷役管理は、本コンテナ所有者日本通運が行っている。トヨタの生産方式である「ジャストインタイム」では在庫を極力減らし流動資産減少の製造方法である。この為荷役時間の短縮、定時性、効率化が求められ本コンテナの両側フルウイング開きが採用された。

番台毎の概要

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39500番台

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39501 - 39950(450個)[3]
日本通運所有。日通商事製造の、片妻側両側フルウイング開きの三方開き構造を採用。「トヨタロングパス」と名付けられた自動車部品輸送用に配備された為に、全ての固体両側に「 TOYOTA 」の文字が大書きされている。三種類の規格外ハローマーク付き = 全高2,800 mm (H)、全長9,410 mm (L)、総重量14.5 t (G)。コキ50000形積載禁止。フォークポケットは空荷時専用。
39951 - 39966(16個)[要出典]
日本梱包運輸倉庫所有。二種類の規格外ハローマーク付き = 全高2,790 mm (H)、全長9,410 mm (L)、総重量15.5 t。
コキ50000積載禁止。39951のみロゴマーク無し。2019年頃に39963から39966が増備された。
139501 - 139810(310個)[4]
日本通運所有。日通商事製造の片妻側、両側フルウイング開きの三方開き構造を採用。三種類の規格外ハローマーク付き = 全高2,800 mm (H)、全長9,410 mm (L)、総重量14.5 t (G)。従来からのトヨタ輸送用の内、老朽化などの更新用としながらも、「 TOYOTA 」の文字はない。代わりに日通の汎用ロゴシリーズの流れにより、容積55 m3と全長が31フィートサイズなどの特徴を現した「 55 BIG ECO LINER 31 」表記となった。
コキ50000積載禁止。架線下のトップリフター荷役禁止。

脚注

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出典

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  1. ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p449.
  2. ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p 448 - 449.
  3. ^ 『トラベルMOOK 新しい貨物列車の世界』交通新聞社、2021年、22頁。ISBN 978-4-330-05421-6 
  4. ^ 『トラベルMOOK 新しい貨物列車の世界』交通新聞社、2021年、24頁。ISBN 978-4-330-05421-6 

参考文献

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  • 貨車技術発達史編纂委員会『日本の貨車-技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2008年3月1日。 
  • 『トラベルMOOK 新しい貨物列車の世界』交通新聞社、2021年。ISBN 978-4-330-05421-6 

関連項目

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