「新名神高速道路」の版間の差分
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|style="background-color:#CCC"|大津 |
|style="background-color:#CCC"|大津PA<ref>{{Cite web |url=https://corp.w-nexco.co.jp/activity/branch/kansai/shinmeishin/outline/outline02/01/index.html |title=NEXCO西日本 {{!}} E1A新名神高速道路 {{!}} 道路の概要 {{!}} 連絡施設・構造等 |accessdate=2018-12-30}}</ref>/[[新名神大津スマートインターチェンジ|新名神大津SIC]]<ref>{{Cite web |date=2014-08-08 |url=http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000436.html |title=スマートインターチェンジの追加設置について |publisher=国土交通省 |accessdate=2017-02-10}}</ref> |
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|style="background-color:#CCC"|[[京都府道783号・滋賀県道782号宇治田原大石東線|県道782号宇治田原大石東線]]<ref>{{Cite web |date=2014-08-08 |url=http://www.pref.shiga.lg.jp/h/doro/kosokukansen/renketsukyoka.html |title=新名神大津スマートIC(仮称)の連結許可について |publisher=滋賀県 |accessdate=2017-02-22}}</ref> |
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2019年1月7日 (月) 06:25時点における版
高速自動車国道 (有料) | |
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E1A 新名神高速道路 | |
地図 | |
路線延長 | 149.6 km 2018年(平成30年)3月現在: 90.4 km |
開通年 | 2005年(平成17年) - |
起点 | 四日市JCT |
主な 経由都市 |
大津市、八幡市、高槻市、川西市 |
終点 | 神戸JCT |
接続する 主な道路 (記法) |
E1A 伊勢湾岸自動車道 E23 東名阪自動車道 C3 東海環状自動車道 E1 名神高速道路 E24 京奈和自動車道 E2A 中国自動車道 E2 山陽自動車道 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
新名神高速道路(しんめいしんこうそくどうろ、SHIN-MEISHIN EXPRESSWAY)は、三重県四日市市から滋賀県、京都府、大阪府を経由し兵庫県神戸市北区へ至る高速道路(高速自動車国道)である。略称は新名神高速(しんめいしんこうそく、SHIN-MEISHIN EXPWY)、新名神(しんめいしん)など。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、新東名高速道路・伊勢湾岸自動車道ともに「E1A」が割り振られている[1]。
概要
新東名高速・伊勢湾岸道と共に、東名高速道路(東名)・名神高速道路(名神)と機能を相互に補完する役割を担う道路である。東名・名神は、1966年の全線開通以降、東京、名古屋、大阪の日本三大都市を結ぶ基幹的な高速道路となった。しかし、交通量の増加により交通混雑が頻発しているほか、自動車交通に依存している産業・経済を支える役割の道路が断絶した場合の影響は壊滅的な状況になるものであると予測されたことから、東名・名神とのダブルネットワーク、適切な交通機能の分担により、高い信頼性を確保する道路として計画されたものである[2]。
おおむね名神高速と並行するが、関ヶ原・琵琶湖南岸を通過する中山道沿いから天王山を越えて進む名神高速に対して、新名神は鈴鹿峠越えの東海道(国道1号)沿いを進み、淀川を横断して北摂山系を貫くルートで建設されており、名古屋~神戸間を比較的直線的に結ぶ一方で、大阪市や京都市といった大都市の市域からは離れたルートが選択されている。
新名神の整備により、交通の流れや交通量に変化が出ている。
高速自動車国道法に基づく法定路線名(正式名)は名古屋・神戸間を結ぶ「近畿自動車道名古屋神戸線」といい[3]、近畿自動車道名古屋神戸線のうちの四日市ジャンクション (JCT) - 神戸JCT間に相当する区間を、一般公衆に案内する道路名(営業路線名・通称名)として「新名神高速道路」の名称で一部供用中の高速道路である[注釈 1]。道路名称決定までの仮称は「第二名神高速道路」であったが、2007年4月23日に「快適性や走行性に優れた21世紀の新時代にふさわしい道路となる」ということから新名神高速道路と道路名称が発表された経緯がある[5][6]。
愛称は、第二名神自動車道建設促進協議会によって募集・決定された「畿央まほろばハイウェイ」[7][8]。「しんめちゃん」というマスコットキャラクターが存在する[9]。部分開通を迎えた際、テレビ・ラジオCMやリーフレットなど宣伝広告に用いられたキャッチコピーは、「日本のまん中に、元気な流れ」。
建設に当たっては紫香楽宮に関連する遺跡や鵜殿のヨシ原の付近を通過する箇所があり、前者については工事計画の変更を余儀なくされ、後者については2013年に国土交通大臣に計画の見直しを求めて約7万9000人分の署名簿が提出される[10] などの事象が生じている。
新名神や新東名などの中央分離帯に専用軌道を敷き、東京 - 大阪間に物流専用の高速貨物鉄道を整備する東海道物流新幹線構想がある。
道路規格
城陽JCT/IC - 八幡京田辺JCT/IC間と高槻JCT - 神戸JCT間は工費や工期削減のため従来の4車線構造で施工されており[11]、路肩部分も下記に示す幅は確保されていない。
本線
- 道路構造 : 第1種第1級(亀山西JCT - 甲賀土山ICの下り線以外は暫定施工時 : 第1種第2級)
- 設計速度 : 100[注釈 2] - 120 km/h
- 車線
- 亀山西JCT - 甲賀土山IC 下り線 : 3.50 m×2+3.75 m
- 上記以外の区間 : 走行車線3.50 m 追い越し車線3.75(用地買収 : 6車線)
- 路肩(往復分離しない区間[注釈 3])
- 土工部 : 2.50 m - 3.00 m×2(左側)
- 橋梁部(中小橋) : 2.50 m - 3.00 m×2(左側)
- 橋梁部(長大橋) : 1.75 m - 3.125 m×2(左側)
- 路肩(往復分離する区間[注釈 4])
- 土工部 : 2.50 m - 3.50 m(左側)1.25 m - 1.75 m(右側)
- トンネル部 : 1.00 m - 2.50 m
- 橋梁部(中小橋) : 2.50 m - 3.00 m(左側)1.25 m - 1.75 m(右側)
- 橋梁部(長大橋) : 1.75 m - 3.125 m(左側)1.25 m(右側)
- 中央分離帯 : 4.50 m
- 中央分離帯の路肩 : 2.00 m(トンネル部1.25 m)
- 最小曲線半径 : 標準値3,000 m 特例値1,500 m
- 最急勾配 : 標準値2.0% 特例値3.0%
- 最小縦断曲線半径 : 凸型標準値40,000 m 特例値23,000 m 凹型標準値9,000 m 特例値6,000 m
- 停止視距 : 310 m
名神に比べ、車線は1車線あたり15 cm広く、道路全体では4 m広い。曲線半径は名神が一般的にR=1,000 m - 2,000 mに対し、新名神は大部分がR=3,000 m以上である。勾配の割合も名神が5%に対し、新名神は半分以下の2%に抑えている。
連絡路
- 道路構造 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80 km/h
- 車線 : 3.50 m×2
- 路肩 : 2.50 m(橋梁部1.75 m)
- 最小曲線半径 : 標準値700 m
- 最急勾配 : 標準値4.0%
一部区間の建設凍結と凍結解除の経緯
新名神高速道路は新東名・伊勢湾岸道と共に、東京・名古屋・大阪の日本三大都市を結ぶ日本の新しい大動脈として期待されている。しかし、道路関係四公団民営化推進委員会委員であった猪瀬直樹が京滋バイパスや第二京阪道路と重複し、交通需要が低く採算性が見込めない区間とされる滋賀県大津市 - 京都府城陽市間約25 kmと京都府八幡市 - 大阪府高槻市間約10 kmの整備をしない意向を示した旨の意見書を、当委員会の最終意見として2002年12月6日に当時の小泉純一郎総理大臣に提出した。
これにより、2003年12月22日に政府・与党申し合わせで当区間が抜本的見直し区間に設定。同年12月25日の第1回国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)では、新東名などと共に本線部分の暫定4車線での施工など、大幅な整備計画変更(コスト削減)が決定された。さらに2006年2月7日の第2回国幹会議にて「主要な周辺ネットワークの供用における交通状況等を見て、改めて事業の着工について判断する当面着工しない区間」とされ、第二京阪道路が全線開通した2010年3月20日以降に着工判断が持ち越され、法的に建設が予定されている国土開発幹線自動車道の整備を占う象徴的区間として政争の中心となっていた。沿線の滋賀県・京都府・大阪府の3知事などは凍結解除・早期着工を求めており、2009年4月27日の第4回国幹会議では、議論に至ったものの凍結解除は見送られた。
馬淵澄夫国土交通副大臣は2010年4月13日に毎日新聞の取材を受け、国幹会議で整備計画区間でありながら建設が凍結されている当路線を含む4路線5区間について「整備計画からの格下げもありうる」と発言し、建設中止を示唆していた[12]。第174回国会に提出中だった道路整備事業財政特別措置法改正案の適用で整備計画区間からの除外も可能であったことや、現職副大臣の発言であったため建設中止の可能性が高まっていた。
事業を担当するNEXCO西日本の西村英俊会長兼社長は「危機管理の点からも絶対に必要な道路。当然、着工しないといけない。」と明言していた[13]。
2009年3月31日に国土交通省が費用便益比(B/C)の再評価を以下のように発表している[14]。
区間 | 延長(km) | 事業費(億円) | 計画交通量(台/日) | 費用便益比(B/C) |
---|---|---|---|---|
四日市JCT - 菰野IC | 12.6 | 1,461 | 40,000–51,700 | 4.1 |
菰野IC - 亀山西JCT | 15.2 | 1,798 | 41,600 | 3.9 |
大津JCT - 城陽IC | 25.1 | 3,273 | 45,200–49,200 | 2.3 |
城陽IC - 高槻JCT | 14.2 | 5,155 | 29,600–46,500 | 2.0 |
高槻JCT - 神戸JCT | 40.5 | 7,206 | 34,900–42,200 | 1.1 |
上記の通り、費用便益比が1.1の高槻JCT - 神戸JCT間が先に事業化されており、1.1より高い大津JCT - 城陽IC間が当面着工しない区間に指定されていた。
その後、2012年4月6日に前田武志国土交通大臣が当面着工しない区間の建設凍結解除を表明[15][16] し、同月20日には事業許可が下りた[17]。この結果、未開通区間は全て事業中となり、2023年度までに全線開通予定である。
整備効果
2005年3月19日の草津JCT - 草津田上IC間の開通に続き、当初2009年3月の開通予定だった亀山JCT - 草津田上IC間の49.7 kmが、コスト削減により設計規格を見直し、1年前倒しで2008年2月23日に開通した(総事業費4652億円)。これにより、名神と新名神のダブルネットワークが完成したが、後述のとおり、東名阪道で渋滞が頻発している。そのほか名神草津JCT以西の上り線に設置されてある距離案内標識が、新名神経由のものに変更され、名神草津JCT以東近傍の下り線に、名古屋方面の距離案内標識が新設された。[要出典]
2008年に開通した区間を含む、名古屋付近から京都付近までのルートについては、先に造られた名神高速道路や、鉄道路線のJR東海道本線及び東海道新幹線が中山道に沿ったルートで関ヶ原・米原を経由しているのに対して、当路線は東海道に沿ったルートの国道1号と同じく、亀山・鈴鹿峠(正確には鈴鹿峠の北東の安楽越)を経由する。計画では、東名阪道・名神・中国道(神戸JCT以東)と並行する高規格6車線道路で、新名神連絡路(4車線道路)を介して相互に補完し合うようになっている。この開通によって、以下の効果を得ることが出来る。
- 首都圏・静岡県・愛知県三河地方東部と名古屋市南部を挟んで京阪神間との短絡化(距離で34 km、時間で約20分の短縮)。
- 鈴鹿峠を挟む三重・滋賀県間の交通事情の改善[注釈 5]。
- 名神きっての豪雪地帯で、冬季に速度規制や通行止措置が頻発している大垣IC(岐阜県大垣市)-米原JCT(滋賀県米原市)間の回避。
全線開通した場合には、豊田JCT - 神戸JCT間を通行する際に東名・名神・中国道経由の場合、約240 kmの約160分かかっているが、伊勢湾岸道・新名神経由の場合は約210 kmの約130分と、距離は約30 km、時間は30分が短縮される。また西行きに限っては、海老名南JCT(新東名高速道路。神奈川県海老名市)から頴娃IC(指宿スカイライン。鹿児島県南九州市)にかけて道形で走行できるようになる[注釈 6]。
2017年12月10日に高槻JCT - 川西IC間の23.6 kmが開通、2018年3月18日に川西IC - 神戸JCT間16.9 kmが開通し[18]、名神・中国道と新名神のダブルネットワークが完成した[19]。開通前年の3月20日 - 26日と開通年の3月19日 - 25日の、新名神に並行する名神・中国道の高槻JCT - 神戸JCTの1日当たりの交通量を比較すると、約10万6千台から約8万台まで減少した。また、同区間では交通集中や事故による渋滞が前年同期間で17回、渋滞の最大の長さが19.9 kmだったが、開通後は同期間では4回、渋滞長も最大9.8 kmまで減少した[20]。
ここで示す交通量は台/日。また交通量は概数であり、四捨五入の関係で合計が合わない場合がある。
- 新名神の交通量
- 新名神亀山JCT - 草津JCT間の1年間の平均通行量は29,000台で、開通以降の月別交通量は26,000-35,000台で推移した。(最高値は2008年8月の35,000台、最低値は2008年2月と6月の26,000台)休日交通量は32,000台となり、平日交通量28,000台の約1.1倍となった。大型車の割合は平日が50%、休日が22%、全日で41%となった。
- 各ICの出入交通量は、甲賀土山ICが5,400台で、(内訳は関西2府4県が36%(滋賀県は14%)、愛知県が28%、三重県が29%、その他7%)信楽ICが6,100台であった。(内訳は関西2府4県が84%(滋賀県は38%)、愛知県が8%、三重県が6%、その他2%)※草津田上ICは未発表
- 大型車交通量は12,000台で、全交通量に占める割合は約4割となった。一方、名神(八日市IC-竜王IC間)の大型車交通量は24,000台から17,000台まで減少し、全交通量に占める割合が約4割から約3割に減少した。
- 周辺各高速道路の交通量
- 東名の交通量は前年度に比べ、豊田JCT - 豊田IC間で67,000台から10,000台減少の57,000台になった。
- 名神の交通量は前年度に比べ、関ヶ原IC - 米原JCT間で55,000台から15,000台減少の40,000台に、八日市IC - 竜王IC間で64,000台から14,000台減少の50,000台に、草津JCT-瀬田東JCT間で92,000台から9,000台増加の101,000台に、大山崎JCT - 茨木IC間で125,000台から2,000台増加の127,000台になった。
- 東名阪道の交通量は前年度に比べ、鈴鹿IC - 亀山JCT間で61,000台から16,000台増加の77,000台になった。
- 伊勢湾岸道の交通量は前年度に比べ、豊田JCT - 豊田南IC間で51,000台から8,000台増加の59,000台になった。
- 各高速道路の渋滞回数の変化
- 東名・名神の豊田JCT - 一宮JCT間の渋滞回数は782回から526回に減少した。
- 名神の一宮JCT - 草津JCT間の渋滞回数は662回から202回に減少、草津JCT - 吹田JCT間の渋滞回数は1,041回から1,232回に増加した。
- 京滋バイパスの瀬田東JCT - 大山崎JCT間の渋滞回数は80回から125回に増加した。
- 伊勢湾岸道の豊田JCT - 四日市JCT間の渋滞回数は29回から41回で増加した。
- 東名阪道の四日市JCT - 亀山JCT間の渋滞回数は231回から614回に増加した。
- 新名神と名神の交通分担率
- 2008年12月の豊田JCT - 草津JCT間の通過交通量は13,500台であり、分担率は新名神ルートが74%(通過交通量は10,000台)、名神ルートが26%(通過交通量は3,500台)である。
- 新名神沿線の影響
- 甲賀地域にはここ6年間で滋賀県に進出した企業197社のうち、約4割にあたる79社が進出した。
- 大津市・栗東市・甲賀市の地価(商業地)は全国地方平均が下落傾向にある中、2007年度以降上昇に転じた。
- 高速バスの便数増加
- 新名神を利用する高速バスは、開通後1年間で191/日(片道)まで増加し、開通後1年間に4路線30便/日(片道)の高速バスが新設された。
- 観光台数の入込客数の増加
- 沿線の観光施設では、開通後10ヶ月間の入込客数が前年同時期に比べ6%増加した。
- 東名・名神の代替ルートとしの機能
- 東名・名神の新名神開通後1年間で生じた13回の通行止(9回が5時間以上)の際には、新名神が代替ルートとして機能した。(名神通行止の時間帯に新名神の交通量が増加)
2008年2月の開通から2009年4月にかけて高速道路会社が定期的に記者発表している[21] 交通量を下表に示す。 表中の単位は台/日。傍線部はデータ不明。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
開通からの時期 | 本線全体の利用実績 (台/日) |
区間利用実績 (台/日) | IC利用実績 (台/日) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
亀山JCT - 甲賀土山IC | 甲賀土山IC - 信楽IC | 信楽IC - 草津田上IC | 甲賀土山IC | 信楽IC | 草津田上IC | ||
1週間 2008年2月24日(日) - 3月1日(土) |
26,300 | 26,800 | 26,100 | 25,900 | 5,900 | 6,000 | 11,300 |
2週間 2008年2月24日(日) - 3月8日(土) |
27,000 | 27,000 | 26,000 | 26,000 | - | - | - |
3週間 2008年2月24日(日) - 3月15日(土) |
27,000 | 28,000 | 26,000 | 26,000 | - | - | - |
4週間 2008年2月24日(日) - 3月22日(土) |
28,000 | 29,000 | 27,000 | 27,000 | - | - | - |
1ヶ月 2008年2月24日(日) - 3月23日(日) |
28,100 | 29,000 | 28,000 | 28,000 | 6,300 | 6,900 | 11,700 |
3ヶ月 2008年2月24日(日) - 5月23日(金) |
29,300 | 31,000 | 30,000 | - | 6,200 | 6,900 | 11,100 |
6ヶ月 2008年3月1日(土) - 8月31日(日) |
29,000 | - | - | - | 5,700 | 6,400 | 10,400 |
12ヶ月 調査期間不明 |
29,000 | - | - | - | 5,400 | 6,100 | - |
2008年2月の開通からの交通集中期(ゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィーク・年末年始)の高速道路会社が定期的に発表している交通量を下表に示す。
- 表中の単位は台/日。
- 利用実績とは各区間の平均断面交通量であり、通過交通量のことである。
- トラフィックカウンターによる速報値であり、概数。
- 交通量は、ETC車以外も含む全車種合計したもの。
ゴールデンウィーク
年度 | 区間 | 期間中利用実績(台/日) | 期間中 平均 |
前年 比 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25日 | 26日 | 27日 | 28日 | 29日 | 30日 | 1日 | 2日 | 3日 | 4日 | 5日 | 6日 | ||||
2008 年度 |
亀山JCT - 甲賀土山IC | 37,500 | 37,500 | - | |||||||||||
甲南IC - 信楽IC | 37,100 | 37,100 | - | ||||||||||||
2009 年度 |
亀山JCT - 甲賀土山IC | 47,600 | 47,600 | 127% | |||||||||||
甲南IC - 信楽IC | 49,000 | 49,000 | 132% | ||||||||||||
2010 年度 |
亀山JCT - 甲賀土山IC | - | - | - | 61,600 | - | 61,600 | 112% | |||||||
甲南IC - 信楽IC | - | - | - | 40,900 | 61,200 | 51,800 | 71,800 | 75,200 | 73,300 | 73,300 | 64,100 | - | 64,000 | 113% |
- 2008年度のGW時には甲南ICが開通していなかったため、当年度分の利用実績は甲賀土山IC - 信楽IC間のもの。
- 2009年度のGWは休日特別割引開始後、初となる大型連休という事もあり全国の高速道路の交通量が増加する中、新名神も大幅な交通量の増加に至った。
- 甲南IC - 信楽IC間の2009年度期間中の最大日交通量は68,100台(2009年5月2日)で2008年度期間中の最大日交通量51,300台(2008年5月3日)の137.2%であった。
お盆
年度 | 区間 | 期間中利用実績(台/日) | 期間中 平均 |
前年 比 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5日 | 6日 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 | 12日 | 13日 | 14日 | 15日 | 16日 | ||||
2009 年度 |
亀山JCT - 甲賀土山IC | - | 52,500 | 52,500 | 128% | ||||||||||
甲南IC-信楽IC | - | 42,000 | 59,000 | 68,000 | 63,100 | 40,300 | 40,100 | 47,400 | 57,400 | 56,700 | 62,400 | 63,300 | 53,100 | 133% | |
2010 年度 |
亀山JCT-甲賀土山IC | 56,100 | 56,100 | 111% | |||||||||||
甲南IC-信楽IC | 42,500 | 50,100 | 65,400 | 67,400 | 50,100 | 51,000 | 59,200 | 55,700 | 59,300 | 67,500 | 67,700 | 59,000 | 57,900 | 110% |
- 亀山JCT - 甲賀土山IC間の各日通過交通量が不明なために、期間中全日の平均値を記載。
- 2009年度期間中の休日特別割引実施日は、6 - 9日と13 - 16日の計8日間。
- 2010年度期間中の休日特別割引実施日は、7 - 8日と14 - 15日の計4日間。
- 休日特別割引開始前の2008年と開始後の2009年で、甲南IC - 信楽IC間の交通量が13,200台も増加した。
シルバーウィーク
年度 | 区間 | 期間中利用実績(台/日) | 2009年 平均 |
2008年 同期間平均 |
前年 比 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
19日(土) | 20日(日) | 21日(月) | 22日(火) | 23日(水) | |||||
2009 年度 |
亀山JCT - 甲賀土山IC | 61,300 | 61,300 | - | - | ||||
甲南IC-信楽IC | 62,900 | 64,700 | 66,000 | 64,300 | 57,400 | 63,100 | 26,700 | 236% |
- 亀山JCT - 甲賀土山IC間の各日通過交通量が不明なために、期間中全日の平均値を記載。
- 亀山JCT - 甲賀土山IC間の2008年同期間平均が不明であり、伴って前年比も不明。
年末年始
年度 | 区間 | 期間中利用実績(台/日) | 2009年 平均 |
2008年 平均 |
前年 比 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26日(土) | 27日(日) | 28日(月) | 29日(火) | 30日(水) | 31日(木) | 1日(金) | 2日(土) | 3日(日) | 4日(月) | 5日(火) | |||||
2009 年度 |
亀山JCT-甲賀土山IC | 46,200 | 46,200 | 38,300 | 121% | ||||||||||
甲南IC-信楽IC | 43,900 | 40,800 | 37,300 | 47,900 | 46,600 | 39,200 | 51,800 | 56,800 | 60,000 | 55,700 | 40,600 | 47,300 | 37,000 | 128% |
- 亀山JCT - 甲賀土山IC間の各日通過交通量が不明なために、期間中全日の平均値を記載。
- 背景色が■である日時は、休日特別割引実施日を示す。
- 背景色が■である数値は2008年は甲南ICが開通していなかったために、甲賀土山IC - 信楽IC間の数値である。
2008年12月時点で東名豊田JCT - 名神草津JCT間を通過する車両が、名神経由26%・新名神経由74%になり、交通量も上記に示すとおり、当初予測の2倍を超えるものである。そのため、接続先の東名阪道の亀山JCT - 四日市JCT間ではGWや土日・祝日の夕方などに渋滞が多発している。渋滞が10 - 20 km以上に及ぶこともあり、名神草津JCT以西から東名豊田JCT以東を通過する場合に通常時は新名神経由が20分ほど早く通過出来るが、渋滞時は名神経由と同等、もしくは名神経由の方が早い場合がある。渋滞緩和のため、東名阪道の一部区間で付加車線が設置されたが渋滞解消には至らず、抜本的な対策として早期の新四日市JCT - 亀山西JCT間の開通が待たれている。
インターチェンジなど
名神ではIC番号は東名からの通し番号となっているが、新名神は新東名との間に伊勢湾岸道を挟むことなどから新東名からの通し番号とはなっておらず、新名神単独で1から振られている。
- IC番号欄の背景色が■である区間は既開通区間に存在する。
施設欄の背景色が■である区間は未開通区間または未供用施設に該当する。
未開通区間のうち、大津JCT〜城陽JCT間(大津JCT含む)の名称は仮称である。 - スマートインターチェンジ (SIC) は背景色■で示す。
- 路線名の特記がないものは市道。
- バスストップ (BS) のうち、○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- 英略字は以下の項目を示す。
本線
亀山連絡路
- この区間は全区間三重県亀山市に所在。
- 現在、亀山連絡路と本線(亀山JCT〜大津JCT)のキロポスト(KP)の数字は連続したものになっているが、亀山西JCT以北が開通する際には、亀山西JCT以北の区間と本線のKPが連続したものになり、亀山連絡路のKPは亀山連絡路内のKPに変更される。
- 上り線のKPの数字の左には「F」、下り線には「E」とアルファベットが表記されている。
これは亀山連絡路が新名神と東名阪道を結ぶランプであるため、亀山西JCTのランプ(A・B・C・Dランプ)の続きである「E」と「F」が表記されている。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) |
BS | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
鈴鹿亀山道路[41](調査中) 鈴鹿方面 | |||||
32-1 | 亀山JCT | E23 東名阪自動車道 | 0.0 | - | |
亀山西JCT | E1A 本線 | 5.3 | - | 大津JCT方面のみ接続 |
大津連絡路
- KPの数字の左には、「W」のアルファベットが表記されている。
- 起終点は草津JCTから大津JCTであるが、KP上は大津JCTから草津JCTとなっている。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) |
BS | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
30-1 | 草津JCT | E1 名神高速道路 | 3.6 | - | 滋賀県 | 草津市 | |
7-1 | 草津田上IC | 県道342号草津田上インター線 県道2号大津能登川長浜線(県道342号経由) |
2.4 | ||||
大津JCT | E1A 本線 | 0.0 | - | 亀山西JCT方面のみ接続 | 大津市 |
歴史
- 1987年(昭和62年)
- 6月30日:第四次全国総合開発計画の閣議決定により、第二名神自動車道として名古屋 - 神戸間が高規格幹線道路に構想される[42][43]。
- 9月1日:国土開発幹線自動車道建設法の一部改正により、近畿自動車道名古屋神戸線として名古屋市 - 神戸市が国土開発幹線自動車道の予定路線となる[44]。
- 1989年(平成元年)
- 1991年(平成3年)12月3日:亀山 - 城陽間の整備計画が決定する[46]。
- 1993年(平成5年)
- 1996年(平成8年)12月27日 : 四日市 - 菰野間、城陽 - 八幡間、八幡 - 高槻間、箕面 - 神戸間の整備計画が決定する[46]。
- 1997年(平成9年)12月25日 : 城陽 - 八幡間の施工命令が出る[46]。
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)1月12日:高槻第一JCT - 箕面IC間の事業に着手する。
- 2001年(平成13年)11月28日:新宮神社遺跡の保存ため工法を変更する。
- 2002年(平成14年)12月6日:道路関係四公団民営化推進委員会が大津 - 城陽間と、八幡 - 高槻間を整備をしない意向を示した意見書を、当時の小泉純一郎総理大臣に提出する。
- 2003年(平成15年)
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)4月23日:道路名称が第二名神高速道路から新名神高速道路に、亀山JCT〜草津田上IC間の各施設の名称が正式決定する[5][6]。
- 2008年(平成20年)2月23日:亀山JCT - 草津田上IC間が開通し[47]、それに伴い草津JCT - 草津田上IC間が新名神高速道路に編入する。
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)3月1日:宝塚SAに併設する形でスマートICを設置する方針が固まる[60]。
- 2011年(平成23年)12月4日:城陽JCT/IC - 八幡JCT/IC間の工事に着手する[61]。
- 2012年(平成24年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
発生日 | 発生場所 | 死者数 | 負傷者数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2016年4月22日 | 兵庫県神戸市北区道場町 | 2 | 8 | 橋桁落下→新名神高速道路有馬川橋橋桁落下事故 |
2016年5月19日 | 大阪府箕面市下止々呂美 | 0 | 0 | 橋桁を支える仮受設備の転倒 |
2016年6月20日 | 三重県四日市市北山町 | 1 | 0 | 建設機械による轢過[65] |
2016年10月3日 | 兵庫県猪名川町広根 | 1 | 0 | 足場から転落[67] |
2017年6月19日 | 大阪府箕面市下止々呂美 | 1 | 0 | 鉄板の落下 |
2017年9月12日 | 大阪府箕面市下止々呂美 | 1 | 0 | 足場から転落 |
2018年3月15日 | 大阪府枚方市樟葉 | 1 | 0 | 足場の落下 |
開通予定年度
本線
※上記は日本高速道路保有・債務返済機構との協定上の完成予定年度である。
建設にかかる事件・事故
- 入札情報漏洩疑い
- 2009年12月12日に高槻JCT - 神戸JCTの40.5 kmが着工されたが、この区間のうちの一部において、工事価格の情報が、入札前に清水建設に漏洩した疑いが出ており、この疑惑を受け西日本高速道路は工事の入札を中止しており、兵庫県警が清水建設及び社員宅を捜索するなどして捜査を行った[76]。
- 有馬川橋橋桁落下事故
- 2016年4月22日午後4時30分頃、兵庫県神戸市北区の工事区間で橋桁落下事故が発生。120mの長さの橋桁の片方が国道176号上に落下し、10人が巻き込まれ、2人が死亡した。この影響で、国道176号が長期通行止めとなったほか、高槻JCT/IC - 神戸JCT間の開通が半年から1年遅れた。
路線状況
車線・最高速度
区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 | |
---|---|---|---|
本線 | 四日市JCT - 新四日市JCT | 4=2+2(暫定4車線) | 100 km/h |
亀山西JCT - 甲賀土山IC | 5=2+3(暫定5車線) | ||
甲賀土山IC - 大津JCT | 4=2+2(暫定4車線) | ||
城陽JCT/IC - 八幡京田辺JCT/IC | 80 km/h[注釈 9] | ||
高槻JCT - 神戸JCT | 100 km/h | ||
亀山連絡路 | 亀山JCT - 亀山西JCT | 4=2+2(完成4車線) | 80 km/h |
大津連絡路 | 草津JCT - 大津JCT |
甲南トンネル-大津JCT付近にかけては、山の斜面に建設されたために、上下線で路面の高さが異なっている。またトンネル部はスピード感覚が希薄になるため走行速度には注意を要する。
雨天時の水捌けが向上し、車両走行による水飛沫の発生・騒音の低減効果を有する高機能舗装で舗装されており、車線逸脱時の注意喚起として凹型注意喚起舗装、白線も従来の20cmから30cmの幅広タイプの採用など、全線において様々な面で安全対策がとられている。
コスト削減により、下り線の亀山西JCT-甲賀土山IC間を除く本線は暫定4車線での開通になったが完成6車線分の用地買収はされており、トンネルや一部橋梁では完成6車線規格での施工が済んでいる箇所がある。完成6車線での施工か否かは施工時期によって異なっており、暫定4車線区間の完成6車線での運用の際には、土工部では中央分離帯の暫定緑化を縮小する、橋梁部では橋桁や橋脚の拡幅(一部橋脚は片側3車線分の幅で施工済み箇所あり)をするなど新たな追越車線となる3車線目を施工する必要がある。また、高槻JCT-神戸JCTの区間のトンネルは片側2車線分の幅しかないため、完成6車線で供用するにはトンネルをもう一本掘るなどの工事が必要になる。
突発的な事故や渋滞の発生、気象状況等によって、三重県警・滋賀県警高速道路交通警察隊が規制速度を定めている。特に当路線では濃霧や横風により最高速度が50 km/hまでに制限される。
サービスエリア・パーキングエリア
土山サービスエリア (SA)・甲南パーキングエリア (PA)・宝塚北サービスエリア (SA)には売店があるが、茨木千提寺パーキングエリア (PA)には売店がない。また土山SA・宝塚北SAは上下線集約型の特殊構造型SAで、レストラン・ガソリンスタンドがあり、フードコート・売店・ガソリンスタンド・コンビニエンスストア(土山SAのみ、セブン-イレブン)が24時間営業となっている。土山SA・甲南PAは第三セクターが管理・運営する。
トンネルと橋
本線
- 錐ヶ瀧橋(亀山西JCT-土山SA) : 上り線1,257 m 下り線1,303 m
- 鈴鹿トンネル (亀山西JCT - 土山SA) : 上り線4,010 m 下り線3,960 m
- 池田高架橋(甲賀土山IC - 甲南IC/PA) : 上り線1,464 m 下り線1,460 m
- 甲南トンネル(甲南IC/PA - 信楽IC) : 上り線2,560 m 下り線2,530 m
- 隼人川橋(甲南IC/PA - 信楽IC) : 上り線674 m 下り線708 m
- 近江大鳥橋(信楽IC - 大津JCT) : 上り線495 m 下り線555 m
- 金勝山トンネル(信楽IC - 大津JCT) : 上り線3,840 m 下り線3,770 m
- (建設中)枚方トンネル(八幡京田辺IC/JCT - 高槻JCT):約3,000 m[77]
- 箕面トンネル(茨木千提寺IC/PA-箕面とどろみIC):上り線4,997 m 下り線4,982 m[78]
- 生野大橋(宝塚北SA/SIC - 神戸JCT) : 606 m
- 新名神武庫川橋(宝塚北SA/SIC - 神戸JCT) : 442.2 m
亀山連絡路
大津連絡路
- 萱尾川橋(大津JCT - 草津田上IC) : 上り線302 m 下り線302 m
トンネルと橋の数
区間 | トンネル | 橋梁 | |||
---|---|---|---|---|---|
上り線 | 下り線 | 上り線 | 下り線 | ||
本線 | 四日市JCT - 新四日市JCT | 0 | 0 | 2 | 2 |
亀山西JCT - 土山SA | 1 | 1 | 4 | 4 | |
土山SA - 甲賀土山IC | 0 | 0 | 0 | 0 | |
甲賀土山IC - 甲南IC/PA | 0 | 0 | 10 | 10 | |
甲南IC/PA - 信楽IC | 1 | 1 | 4 | 4 | |
信楽IC - 大津JCT | 1 | 1 | 8 | 8 | |
城陽JCT/IC - 八幡京田辺JCT/IC | 0 | 0 | 1 | 1 | |
高槻JCT/IC - 茨木千提寺IC/PA | 3 | 3 | 不明 | ||
茨木千提寺IC/PA - 箕面とどろみIC | 1 | 1 | |||
箕面とどろみIC - 川西IC | 2 | 2 | |||
川西IC - 宝塚北SA/SIC | 3 | 3 | |||
宝塚北SA/SIC - 神戸JCT | 1 | 1 | |||
亀山連絡路 | 亀山JCT - 亀山西JCT | 1 | 1 | 8 | 7 |
大津連絡路 | 草津JCT - 草津田上IC | 0 | 0 | 3 | 3 |
草津田上IC - 大津JCT | 0 | 0 | 3 | 3 | |
合計 | 14 | 14 | 40以上 | 39以上 |
亀山JCT - 草津田上IC間(草津JCT - 草津田上IC間の1.2 kmを除く)の49.7 kmのうち、土工部が26.7 km(54%)、橋梁部が11.5 km(23%)、トンネル部が11.5 km(23%)であり、地形比率は山地部約80%、平地部約20%である。
城陽JCT/IC-八幡JCT/IC間の3.5 kmのうち、土工部0.6 km(17%)・橋梁部2.9 km(83%)である。また、高槻JCT/IC-神戸JCT間の40.5 kmのうち、土工部13.4 km(35%)・橋梁部10.6 km(25%)・トンネル部17.3 km(40%)であり、大半が山地であるため橋梁33本、トンネル10本が設けられる。
道路照明灯
- 亀山JCT・草津JCT付近
- 甲賀土山IC・甲南IC・信楽IC・草津田上IC付近
- 土山SA・甲南PA付近
- 大津Aランプ橋・大津Dランプ橋(低位置照明)
ほぼ全線にわたり、山間部を通過している上に道路照明灯がJCT・IC・SA・PA付近にしか設置されていないので夜間は見通しが悪い。
また、信楽地区などで濃霧が発生しやすいため、一部区間の左側路肩に緑色の、右側路肩にオレンジ色の自発光LED霧対策用視線誘導灯が10m間隔で近畿地方では初めて設置されている。濃霧発生時だけでなく見通しの悪い夜間にも稼働している場合がある。
道路管理者
- NEXCO中日本 名古屋支社
- 桑名保全・サービスセンター : 四日市JCT - 新四日市JCT、亀山西JCT - 甲賀土山IC(甲賀土山ICを含まない)、亀山JCT - 亀山西JCT(亀山連絡路)
- NEXCO西日本 関西支社
ハイウェイラジオ
- 土山(亀山西JCT - 甲賀土山IC)
- 甲賀(甲賀土山IC - 甲南IC/PA)
- 甲南トンネル上り(甲南IC/PA - 信楽IC 上り線のみ)
- 甲南トンネル下り(甲南IC/PA - 信楽IC 下り線のみ)
- 金勝山トンネル上り(信楽IC - 大津JCT 上り線のみ)
- 金勝山トンネル下り(信楽IC - 大津JCT 下り線のみ)
- 原萩谷(高槻JCT - 茨木千提寺IC)
- 箕面(茨木千提寺IC - 箕面とどろみIC)
- 止々呂美(箕面とどろみIC - 川西IC)
- 切畑(川西IC - 宝塚北SA/SIC)
- 道場(宝塚北SA/SIC - 神戸JCT)
甲南トンネル上り・甲南トンネル下りと金勝山トンネル上り・金勝山トンネル下りは無線局を持たないトンネル内ラジオ再放送設備を介したトンネル内放送である。また、上下線別放送になっており、上り線は上り方面のみの情報、下り線は下り方面のみの情報提供である。
NEXCO中日本名古屋支社とNEXCO西日本関西支社の管理境界となる甲賀土山ICを境に、東側は名古屋支社の一宮管制による4点チャイムの後に「○○時○○分現在の高速道路情報をお知らせします」で始まる形態、西側は関西支社の形態に分けられている。
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成22年(2010年)度 | 平成27年(2015年)度 |
---|---|---|
四日市JCT - 新四日市JCT | 調査当時未開通 | |
亀山JCT - 甲賀土山IC | 36,369 | 46,645 |
甲賀土山IC - 甲南IC | 34,608 | 44,717 |
甲南IC - 信楽IC | 36,840 | 48,022 |
信楽IC - 草津田上IC | 40,428 | 51,270 |
草津田上IC - 草津JCT | 46,089 | 55,851 |
城陽JCT/IC - 八幡京田辺JCT/IC | 調査当時未開通 | |
高槻JCT/IC - 茨木千提寺IC | ||
茨木千提寺IC - 箕面とどろみIC | ||
箕面とどろみIC - 川西IC | ||
川西IC - 宝塚北SA/SIC | ||
宝塚北SA/SIC - 神戸JCT |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
地理
通過する自治体
- 本線
- 亀山連絡路
- 大津連絡路
通過予定の自治体
本線
接続する高速道路
- E1A 伊勢湾岸自動車道(四日市JCTで直結)
- E23 東名阪自動車道(四日市JCTで接続)
- C3 東海環状自動車道(新四日市JCTで直結)
- E23 東名阪自動車道(亀山連絡路を経由して亀山JCTで接続)
- E1 名神高速道路(大津連絡路を経由して草津JCTで接続)
- E24 京奈和自動車道(城陽JCTで接続)
- E89 第二京阪道路(八幡京田辺JCTで接続)
- E1 名神高速道路(高槻JCT/ICで接続)
- E2A 中国自動車道(神戸JCTで接続)
- E2 山陽自動車道(神戸JCTで直結)
ギャラリー
-
池山高架橋付近より安坂山トンネル方面を臨む
-
安坂山トンネル南坑口より亀山JCT方面を臨む
-
土山橋付近より鈴鹿トンネル方面を臨む
-
大水戸跨道橋より甲賀土山IC方面を臨む
-
高野高架橋付近より甲南IC/PA方面を臨む[注釈 10]
-
竜法師跨道橋より甲南IC/PA方面を臨む
-
広徳寺展望台より甲賀土山IC方面を臨む
-
広徳寺展望台より甲南IC/PA方面を臨む
-
甲南トンネル西坑口より信楽IC方面を臨む
-
信楽IC付近より金勝山トンネル方面を臨む[注釈 11]
-
黄瀬跨道橋より信楽IC方面を臨む
-
黄瀬跨道橋より金勝山トンネル方面を臨む
脚注
注釈
- ^ 名港中央IC - 四日市JCT間は、「伊勢湾岸自動車道」の道路名で案内される。ただし、東海IC - 名港中央IC - 飛鳥ICの区間は、一般国道302号の自動車専用道路(伊勢湾岸道路)である[4]。
- ^ 高槻JCT - 神戸JCTは設計速度100 km/h
- ^ 中央分離帯による上下線の分離なし
- ^ 中央分離帯による上下線の分離あり
- ^ 開通半年後の2008年9月2日には、豪雨により両県を結ぶ国道のうち国道306号鞍掛峠・国道421号石榑峠・国道477号鈴鹿スカイラインが通行止めになり、特に崩落の激しかった国道421号・国道477号は復旧までに2年以上を要する長期通行止めに追い込まれた。
- ^ 東行きは途中の下関JCTまたは宇部JCTで分岐するため。
- ^ 建設凍結解除の際コスト削減を理由に、休憩施設の設置は大津SAへ統合され当SAは設置されない計画となったが、城陽市は設置を要望している。
“平成25年 第1回定例会(第3号 3月8日) No.163 園崎弘道議員”. 城陽市議会 会議録検索システム. 城陽市議会 (2013年3月8日). 2017年2月10日閲覧。 - ^ 名神分岐 - 新名神分岐間のキロポストは数字の左側に「W」のアルファベットが表記されている。
- ^ 開通区間が短く、事実上第二京阪道路と京奈和自動車道の連絡路のようになっているため
- ^ 右端に甲南トンネル東坑口が確認出来る
- ^ 写真奥の上り線(右側)を見ると高低差が確認出来る
出典
- ^ “高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2017年2月28日閲覧。
- ^ “E1A新名神高速道路とは”. 西日本高速道路. 2018年4月9日閲覧。
- ^ 浅井建爾 2015, p. 169.
- ^ 浅井建爾 2015, p. 172.
- ^ a b “近畿自動車道 名古屋神戸線(仮称:第二名神高速道路)の名称について”. 中日本高速道路株式会社 (2007年4月23日). 2017年3月2日閲覧。
- ^ a b “近畿自動車道 名古屋神戸線の名称について”. 西日本高速道路株式会社 (2007年4月23日). 2017年3月2日閲覧。
- ^ a b “「第二名神高速道路」の愛称決定!”. 愛知県 建設部 道路建設課 (2005年9月13日). 2013年4月12日閲覧。
- ^ “心と心をつなぐ ココロード通信 第5巻 第2号” (PDF). 滋賀県土木交通部道路課 (2005年12月14日). 2013年4月12日閲覧。
- ^ “しんめちゃんって?”. 西日本高速道路株式会社. 2011年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月2日閲覧。
- ^ “鵜殿のヨシ原:「新名神」で消滅も 見直し署名提出へ”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2013年11月16日). オリジナルの2013年11月17日時点におけるアーカイブ。 2017年3月2日閲覧。
- ^ “新東名の6車線化について” (PDF). 国土交通省道路局 (2018年8月10日). 2018年8月10日閲覧。
- ^ “馬淵副国交相:整備区間建設中止も…高速道に新たな枠組み”. 株式会社 毎日新聞社 (2010年4月14日). 2010年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月2日閲覧。
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- ^ a b “高松自動車道・長崎自動車道4車線化、新名神高速道路等の事業許可について”. 西日本高速道路株式会社 (2012年4月20日). 2017年3月2日閲覧。
- ^ “新名神 高槻-神戸間全線開通、並行する名神・中国道の渋滞が7割減”. Response. (イード). (2018年3月29日) 2018年4月14日閲覧。
- ^ “NEXCO西日本、宝塚渋滞を解消する新名神 川西IC~神戸JCT開通セレモニー。宝塚トンネル回避で最大50分の短縮に”. トラベルWatch (impress). (2018年3月18日) 2018年4月14日閲覧。
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- ^ 開通後の交通状況 Archived 2009年4月13日, at the Wayback Machine.
- ^ “一般国道477号四日市湯の山道路の部分供用を5月24日(土)に開始します。”. 三重県 (2014年5月16日). 2017年2月20日閲覧。
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- ^ “広報あいこうか 2016年7月15日号 No.266” (PDF). 甲賀市. p. 2 (2016年7月15日). 2017年2月21日閲覧。
- ^ “広報あいこうか 2013年9月1日号 No.197” (PDF). 甲賀市. p. 6 (2013年9月1日). 2017年2月21日閲覧。
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参考文献
- 浅井建爾『日本の道路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2015年10月10日。ISBN 978-4-534-05318-3。
関連項目
- 新名神高速道路のトンネルと橋
- 新東名高速道路
- 東名高速道路
- 名神高速道路
- 中国自動車道
- 伊勢湾岸自動車道
- 山陽自動車道
- 近畿地方の道路一覧
- 高速自動車国道
- 東海道
- ミッシングリンク (日本の高速道路)