「柏崎駅」の版間の差分
Mister0124 (会話 | 投稿記録) m JR東日本の駅構内図のサイトが公表された為、のりばの方面表記を再修正 |
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|画像説明 = 駅舎(2018年7月) |
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|電報略号 = カサ |
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2020年2月15日 (土) 02:36時点における版
柏崎駅 | |
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駅舎(2018年7月) | |
かしわざき Kashiwazaki | |
所在地 | 新潟県柏崎市駅前[1]一丁目1-30 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物)* |
電報略号 | カサ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,657人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)8月1日[2] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■信越本線 |
キロ程 | 36.3 km(直江津起点) |
◄鯨波 (3.7 km) (3.0 km) 茨目► | |
所属路線 | ■越後線 |
キロ程 | 0.0 km(柏崎起点) |
(1.6km) 東柏崎► | |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有[1] 駅レンタカー 有[1] |
* オフレールステーションを併設[1]。 |
柏崎駅(かしわざきえき)は、新潟県柏崎市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である[1]。
概要
新潟県の中越地方に位置する柏崎市の代表駅[1]で、中心市街地の南側に位置している。JR東日本とJR貨物が共同で使用し、信越本線を所属線とし[3]、当駅を起点とする越後線を加えた2路線が乗り入れている。ただし、JR貨物の第二種鉄道事業の路線は信越本線のみである。また、JR東日本が運行する旅客列車の発着はあるが、JR貨物が運行する貨物列車の発着は1997年(平成9年)以降なくなっている。
1日約2,000人の乗車客があり、普通列車のほか特急「しらゆき」や、快速「らくらくトレイン信越・おはよう信越」が停車する。
駅の開設は1897年(明治30年)である。開設当初は北越鉄道の運営であり、柿崎方面からの終着駅だった。1912年(大正元年)には越後鉄道(現:越後線)が乗り入れた。北越鉄道・越後鉄道の両社は国有化されたため柏崎駅は国有鉄道の運営となっていたが、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化によって旅客営業はJR東日本が担当、貨物営業はJR貨物が担当する形態に変わった。
歴史
駅の設置は土地の寄付により枇杷島村大字道楽神に決定されたが、低質な地であり戦後まで洪水に悩まされた[4]。
年表
- 1897年(明治30年)
- 1907年(明治40年)8月1日:北越鉄道が国有化。帝国鉄道庁の駅となる。
- 1912年(大正元年)11月11日:越後鉄道の柏崎駅が開業し、同社線が石地駅まで開通。
- 1927年(昭和2年)10月1日:越後鉄道線が国有化され、国有鉄道の越後線となる。
- 1967年(昭和42年)10月6日:現駅舎完成[1]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本とJR貨物の駅となる。
- 1995年(平成7年)2月28日:びゅうプラザが移転新装オープン[5]。
- 1997年(平成9年)3月22日:コンテナ輸送貨物列車の発着が廃止され、自動車代行輸送開始[2]。
- 1998年(平成10年)3月25日[6]:この日を最後に石油類輸送貨物列車の発着が廃止。
- 2000年(平成12年)12月12日:駅構内の信号制御盤をてこ式から電子連動装置に交換し、使用開始[7]。
- 2003年(平成15年)3月:黒姫 - 越後石山間のCTC・PRC化[8]に併せて当駅での運転取扱業務がなくなる。
- 2004年(平成16年)3月24日:駅構内に11人乗りエレベータ2基が設置される[9][10]。
- 2005年(平成17年)12月15日:自動改札機を設置する。
- 2006年(平成18年)4月1日:柏崎オフレールステーションを開設。
- 2007年(平成19年)7月16日:新潟県中越沖地震により当駅構内に停車中の越後線普通列車(2両編成)が脱線。人的被害はなかったが、越後線・信越本線は一部区間で長期間にわたって運休した。
- 2014年(平成26年)
- 2018年(平成30年)3月30日:びゅうプラザが閉店。
駅構造
地上駅で、ホームは合計2面4線ある[1]。駅構内南側のホームは2本の線路(2番線・3番線)がホームの南北に接する島式ホームである。改札口には発車標が設置されている。
北側にあるホームには駅舎が設置されており、ホームの南側が1番線に接し、ホームの北側の駅舎より東側が0番線に接している。なお、0番線は車止めが設置された行き止まり式となっている。ホームに接する線路ほか、構内には車両留置用や貨物用の側線が設けられている。ホーム間の移動手段として、バリアフリー対策のエレベーターが併設された跨線橋が設置されている[9][10]。
直営駅(社員配置駅)である。改札口には自動改札機が3通路設置されており、Suica等の交通系iCカードが利用できる。ただし当駅周辺のSuica新潟エリアは、信越本線下り(長岡方面)は宮内駅以北の各駅、上り(直江津方面)は直江津駅のみ、越後線は吉田駅以北の各駅でのみ利用可能で、以上3区間内に所在する各駅では利用できない。当駅は自動改札機が設置されているが、Suica一部対応駅のため、交通系iCカードの発売・払い戻し・再発行は取り扱っていない。最寄りの対応駅は宮内駅となる。 駅舎内にはみどりの窓口・タッチパネル式自動券売機・指定席券売機・待合室・自動販売機・売店のNewDays・化粧室などがある。
出入口は構内北側だけに設置されているため、駅南側へは駅舎を出て東側に進んだところに設けられた地下通路を通り抜ける必要がある。
-
コンコース
-
観光案内所
-
みどりの窓口
-
自動券売機
-
改札機設置後の改札口
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
0 | ■越後線 | 下り | 出雲崎・吉田方面[14] | 当駅始発 |
1 | ||||
■信越本線 | (待避列車・当駅始発) | |||
2 | 下り | 長岡・新潟方面[14] | ||
3 | 上り | 直江津・金沢方面[14] |
貨物の取扱い
柏崎オフレールステーション
柏崎オフレールステーション(略称:柏崎ORS)は、旅客駅舎の西側にあり、JR貨物柏崎駅に属するコンテナ集配基地である[1]。12フィートのコンテナ貨物を取扱っており、貨物列車代替のトラック便が南長岡駅との間で1日5.5往復(当施設発が6本)運行されている[15]。
かつては柏崎駅には貨物列車が発着し、コンテナは列車で輸送されていたが、1997年(平成9年)にトラック輸送に切り替えられ自動車代行駅となった。その後の2006年(平成18年)にコンテナ部門は柏崎オフレールステーションに変更された。
専用線
柏崎駅の東側には2001年(平成13年)まで日本石油加工柏崎工場(旧・日本石油柏崎製油所)があり、駅から分岐しこの工場へ向かう専用線も存在していた。1983年の専用線一覧表によれば、作業キロ0.6km、総延長キロ1.8kmで、構内作業は日本石油輸送の機関車が行っていた[16]。
専用線の敷設は柏崎製油所新設の翌年の1900年(明治33年)である[17]。専用線では原油や石油製品の輸送が行われ、ピーク時の1970年代には1000両余りのタンク車が出入りしていたが、トラック輸送に切り替えられ1998年(平成10年)に廃止された[6]。
利用状況
旅客
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は1,657人である[旅客 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 2,328 | [旅客 2] |
2001年(平成13年) | 2,232 | [旅客 3] |
2002年(平成14年) | 2,138 | [旅客 4] |
2003年(平成15年) | 2,137 | [旅客 5] |
2004年(平成16年) | 2,105 | [旅客 6] |
2005年(平成17年) | 2,118 | [旅客 7] |
2006年(平成18年) | 2,110 | [旅客 8] |
2007年(平成19年) | 2,027 | [旅客 9] |
2008年(平成20年) | 2,102 | [旅客 10] |
2009年(平成21年) | 2,017 | [旅客 11] |
2010年(平成22年) | 1,996 | [旅客 12] |
2011年(平成23年) | 1,937 | [旅客 13] |
2012年(平成24年) | 1,911 | [旅客 14] |
2013年(平成25年) | 1,904 | [旅客 15] |
2014年(平成26年) | 1,796 | [旅客 16] |
2015年(平成27年) | 1,739 | [旅客 17] |
2016年(平成28年) | 1,671 | [旅客 18] |
2017年(平成29年) | 1,623 | [旅客 19] |
2018年(平成30年) | 1,657 | [旅客 1] |
貨物
「新潟県統計年鑑」によると、2017年度(平成29年度)の発送貨物は15,400トンである[貨物 1]。
1993年度(平成5年度)の発送貨物は107,122トンであり、1996年度(平成8年度)まで10万トン台を保っていた。だが、日本石油加工の専用線が廃止された1997年度(平成9年度)に7万5千トンに減少し、1998年度(平成10年度)には1万トン台まで減少した。その後も1万トン前後で推移していたが、2003年度(平成15年度)から増加に転じている。
なお、近年の推移は以下のとおりである。
貨物輸送推移 | ||
---|---|---|
年度 | 発送貨物 (単位:千トン) |
出典 |
2002年(平成14年) | 9.0 | [貨物 2] |
2003年(平成15年) | 12.7 | |
2004年(平成16年) | 13.9 | |
2005年(平成17年) | 15.8 | |
2006年(平成18年) | 16.4 | |
2007年(平成19年) | 16.4 | [貨物 3] |
2008年(平成20年) | 15.9 | |
2009年(平成21年) | 14.8 | |
2010年(平成22年) | 15.8 | |
2011年(平成23年) | 16.4 | |
2012年(平成24年) | 16.7 | [貨物 4] |
2013年(平成25年) | 15.3 | |
2014年(平成26年) | 16.6 | |
2015年(平成27年) | 15.9 | |
2016年(平成28年) | 16.2 | |
2017年(平成29年) | 15.4 | [貨物 1] |
駅周辺
北口側
海側の北口は正面口として機能しており、周辺には宿泊施設、商業施設や金融機関などが軒を連ね、県立高校や海水浴場・陸上競技場などの施設が多く集積している。
南側
南側には郊外型の家電量販店などの商業施設が軒を連ねるが、多くは住宅街となっている。
バス路線
2019年4月1日現在、越後交通が運行する路線バスと、同社および共同運行する頸城自動車・西武バス・南海バスの高速バスが乗り入れている。 路線バスについて、詳細は「柏崎市公共交通マップ」および「越後交通 柏崎地区時刻表」を参照。
柏崎駅前バスのりば(正面口)
- 1番線
- 2番線
- 荒浜・椎谷・出雲崎(土休日は椎谷止まり)
- 鯨波・川内・谷根
- 米山台
- 赤坂山公園経由 柏崎駅南口 (土休日全便運休)
- 野田
- 中田(・平井)・畔屋経由 曽地・妙法寺
- 3番線
- 総合医療センター(一部)・安田経由 岡野町・じょんのび村
- 総合医療センター(一部)・南条経由 宮平北 (土休日全便運休)
- 総合医療センター経由 堀・久米
- 総合医療センター経由 杉平
- 東循環【ひまわり】比角先回り・半田先回り
- 柏崎総合医療センター(土休日全便運休)
- 高速バスのりば
- 【高速】池袋駅東口・バスタ新宿(頸城自動車・西武バスとの共同運行)
- 【高速】京都・大阪(なんば)・堺(南海バスとの共同運行)
柏崎駅南口
- すべて越後交通による運行
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■信越本線
- 特急「しらゆき」・快速「らくらくトレイン信越」「おはよう信越」停車駅
- ■越後線
- 柏崎駅 - 東柏崎駅
脚注
記事本文
- ^ a b c d e f g h i j 『週刊 JR全駅・全車両基地』 21号 新潟駅・弥彦駅・津南駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年12月30日、20頁。
- ^ a b c d 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 2』 JTB、1998年
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 1』JTB 1998年
- ^ 瀬古龍雄「新潟県鉄道のあゆみ」『鉄道史学』No.23、2005年、53頁
- ^ 交通新聞平成7年3月1日3面
- ^ a b 「日本石油輸送石油鉄道輸送を終了」『鉄道ファン』第447号、交友社、1998年
- ^ JR柏崎駅のポイントなどパソコン切り替えに - 柏崎日報
- ^ 運行管理システムの変革 (PDF) - 東日本旅客鉄道
- ^ a b “4駅にエレベーター”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2004年3月24日)
- ^ a b “JR柏崎駅もバリアフリーに エレベーター設置工事終了”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 35(東京地方版/新潟). (2004年3月25日)
- ^ Suica の一部サービスをご利用いただける駅が増えます - 2013年11月29日東日本旅客鉄道株式会社
- ^ "柏崎駅がリニューアルオープン" (pdf) (Press release). 東日本旅客鉄道 新潟支社. 2 October 2013. 2018年8月7日閲覧。
- ^ 佐々木康弘 (2013年10月4日). “新潟県・JR信越本線柏崎駅リニューアルオープン! 海をイメージした駅舎に”. マイナビニュース (東京都千代田区: マイナビ) 2014年10月25日閲覧。
- ^ a b c “駅構内図(柏崎駅)”. 東日本旅客鉄道. 2020年2月1日閲覧。
- ^ 『貨物時刻表 平成27年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2015年、145頁。
- ^ 「昭和58年版専用線一覧表」『トワイライトゾーンMANUAL 6』 ネコ・パブリッシング、2005年
- ^ 「旧日石加工保管のレールが鉄道発祥の地に」(柏崎日報2003年4月12日付)。2008年11月27日閲覧
利用状況
旅客
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月2日閲覧。
貨物
- ^ a b “第11章 運輸” (PDF). 第129回 新潟県統計年鑑 2018. 新潟県. p. 208 (2019年3月). 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月2日閲覧。
- ^ “第11章 運輸” (PDF). 第118回 新潟県統計年鑑 2007. 新潟県. p. 232 (2008年3月). 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月2日閲覧。
- ^ “第11章 運輸” (PDF). 第123回 新潟県統計年鑑 2012. 新潟県. p. 208 (2013年3月). 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月2日閲覧。
- ^ “第11章 運輸” (PDF). 第128回 新潟県統計年鑑 2017. 新潟県. p. 208 (2018年3月). 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月2日閲覧。