「島越駅」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
Tokyo-Good (会話 | 投稿記録) m 外部リンクを変更。 |
|||
6行目: | 6行目: | ||
|pxl = 300px |
|pxl = 300px |
||
|画像説明 = 2015年 |
|画像説明 = 2015年 |
||
{{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point|marker=rail}} |
|地図={{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point|marker=rail}} |
||
{{location map|width=240|Japan Iwate|label=島越駅|mark=MUTCD I-12.svg|marksize=12|caption=島越駅位置図(岩手県)|float=center}} |
{{location map|width=240|Japan Iwate|label=島越駅|mark=MUTCD I-12.svg|marksize=12|caption=島越駅位置図(岩手県)|float=center}} |
||
|よみがな = しまのこし |
|よみがな = しまのこし |
2020年2月15日 (土) 06:41時点における版
島越駅 | |
---|---|
2015年 | |
しまのこし SHIMANOKOSHI | |
◄岩泉小本 (8.5 km) (2.0 km) 田野畑► | |
所在地 | 岩手県下閉伊郡田野畑村1-1-20 |
所属事業者 | 三陸鉄道 |
所属路線 | ■リアス線 |
キロ程 | 125.6 km(盛起点) |
電報略号 | シコ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
39人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1984年(昭和59年)4月1日 |
島越駅(しまのこしえき)は、岩手県下閉伊郡田野畑村にある三陸鉄道リアス線の駅である。
駅の愛称は「カルボナード」。宮沢賢治の童話『グスコーブドリの伝記』の舞台の一つ、カルボナード火山島に由来する。
歴史
- 1984年(昭和59年)4月1日:三陸鉄道北リアス線の駅として開業。駅舎は田野畑村によって建築されたもので、開業時より簡易委託駅として営業。駅舎の1階には出札窓口・売店、2階には喫茶店があり、瀟洒な南欧風の八角形のドームと青い屋根の佇まいは、多くの観光客や鉄道ファンに親しまれていた。ホームは松前川橋梁に続く高架線上にある単式ホーム1面1線を有していた。
- 2011年(平成23年)3月11日:東北地方太平洋沖地震による津波で被災。駅舎の土台、階段の一部等を除き駅舎、ホーム、高架線路の全てが消失[1]。田野畑村の震度は4であり、地震の揺れは比較的小さかったが、その後襲来した津波が当駅を襲った。全線が復旧するまで間運行された岩手県北バスによる列車代替バスは、駅から徒歩1時間(約4km)ほど離れた国道45号を走り、当駅付近は通らなかった。このため当駅を含む島越地区への公共交通機関は田野畑村営バスによるわずかな便のみとなっており、公共交通機関でのアクセスが極めて困難な状況となっていた。
- 2013年(平成25年)12月9日:流失駅舎の再建着工(旧駅舎所在地の約100m北に建設)[2]。
- 2014年(平成26年)
- 2019年(平成31年)3月23日:東日本旅客鉄道山田線釜石駅 - 宮古駅間の三陸鉄道への経営移管に伴い、リアス線所属となる。
駅構造
- 簡易委託駅。
- 再建された駅は松前川より北側の築堤に隣接するかさ上げ盛土の上に移転している。震災前は駅舎もホームも松前川の南側にあった。
- 駅舎は八角形の塔屋や屋根に初代駅舎の面影を持つ。中央にある改札口、コンコースを挟んで北側に待合室と展示室、南側にきっぷ売場・駅務室と売店・飲食スペースがある。塔屋にはらせん階段が付けられていて、2階の展望台に行くことが出来る。なお、クウェートの援助によって再建されている。
- ホームは単式ホーム1面1線であり、駅舎とは同じ高さに併設されている。
- この付近の路線は震災前の高架構造から津波防波堤を兼ねた築堤に変更されている。
- 駅前広場は2016年に完成した。
利用状況
1日乗降人員推移 [7] | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2014年 | 63 |
2015年 | 61 |
2016年 | |
2017年 | |
2018年 | 39 |
駅周辺
旧駅舎の駅前広場には前述の津波にも流失しなかった宮沢賢治の詩碑(「発動機船 二」)[8]及び旧駅舎よりホームへ向かうための階段が震災遺構として保存されている。
- 県道44号岩泉平井賀普代線
- 島越漁港〔北山崎断崖クルーズ(旧・北山崎めぐり観光船)[9]乗船場〕 - 徒歩約8分[注 2]
- 島越海水浴場(震災の復旧工事用地となっているため閉鎖中)
- 島越郵便局(震災による津波で局舎が全壊したため、窓口業務及びATM共休止中)
その他
- 「目の前に海が広がる、お洒落な南欧風の独特な駅舎」として、2002年(平成14年)、東北の駅百選に選定された。
- 2013年(平成25年)- 4月から9月まで放映されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、線路が津波で流されたシーンは当駅付近にて撮影された。
隣の駅
脚注
注釈
- ^ この新駅舎オープン(使用開始)当日の扱いについて三鉄では、駅前広場および周辺施設の未整備を理由に「プレオープン」として式典の類を執り行わず、平成27年(2015年)に「正式オープン」予定としている[5]
- ^ 「断崖クルーズ」乗船場(島越港)に至る当駅からの片道所要時間に関しては、2014年7月30日現在、三鉄が「徒歩8分」と案内している[5]のに対し、「断崖クルーズ」を運航する「陸中たのはた(クルーズ観光船発着所)」は「徒歩5分」と案内している[10]
出典
- ^ “三陸鉄道「国の支援なければ、もはや何も…」”. 読売新聞. (2011年4月5日). オリジナルの2011年4月8日時点におけるアーカイブ。 2014年7月27日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ “島越駅舎が待望の着工 田野畑、三陸鉄道北リアス線”. 岩手日報. (2013年12月10日). オリジナルの2013年12月13日時点におけるアーカイブ。 2014年7月27日閲覧。《》
- ^ “三鉄が4月全線再開 南リアス線5日、北リアス線6日”. 岩手日報. (2014年1月2日). オリジナルの2014年1月3日時点におけるアーカイブ。 2014年7月27日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ “三陸鉄道、島越駅駅舎再建に遅れ”. 読売新聞. (2013年9月22日). オリジナルの2014年1月11日時点におけるアーカイブ。 2014年7月27日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ a b "島越駅窓口営業再開のお知らせ" (Press release). 三陸鉄道. 16 July 2014. 2014年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月30日閲覧。《》
- ^ “三陸鉄道 津波で全壊の駅舎を再建”. NHKニュース. (2014年7月27日). オリジナルの2014年7月27日時点におけるアーカイブ。 2014年7月27日閲覧。《》
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ)2011-2015年 - 国土交通省、国土数値情報(駅別乗降客数データ)2018年 - 国土交通省 、2019年9月3日閲覧
- ^ “岩手・田野畑 流失の宮沢賢治詩碑見つかる”. 河北新報. (2011年7月26日). オリジナルの2011年10月20日時点におけるアーカイブ。 2014年7月27日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ “観光船3年4カ月ぶり復活 岩手・田野畑の北山崎”. まちむらの宝. 全国町村会. 2014年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月30日閲覧。《》
- ^ “北山崎断崖クルーズ” (PDF). 2014年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月30日閲覧。《》
関連項目
外部リンク
- 駅・周辺情報【島越駅】:三陸鉄道