鵜沼朝日町
鵜沼朝日町 | |
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国 | 日本 |
都道府県 | 岐阜県 |
市町村 | 各務原市 |
地区 | 鵜沼地区 |
人口 | |
• 合計 | 5,801人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
509-0145[2] |
市外局番 | 058 (岐阜MA)[3] |
ナンバープレート | 岐阜 |
鵜沼朝日町(うぬまあさひまち)は、岐阜県各務原市の地名。現行行政町名は鵜沼朝日町一丁目から鵜沼朝日町五丁目。
地理
[編集]各務原市の東部の鵜沼地区に位置する。町域の東部と南部は鵜沼大伊木町、西部は前渡東町及び航空自衛隊岐阜基地、北部は鵜沼三ツ池町、鵜沼各務原町に接する。
戦後、陸軍各務原飛行場東飛行場を開拓した地区である。地名の「朝日町」は「朝日が天に昇るがごとく開拓が成功して、社会に貢献すると共に各家庭が隆昌すること」を考慮した名である[4][5]。かつては鵜沼町朝日区であった[6]。
- 道路
- 岐阜県道17号江南関線
- 岐阜県道95号芋島鵜沼線
- 各務原駅前通り
- 産業通り
歴史
[編集]この地域は各務原台地の原野であったが、1917年(大正6年)に陸軍各務原飛行場が完成。この地域は各務原飛行場東飛行場となる[7]。戦後、東飛行場の北半分(現在の鵜沼各務原町の一部)は地元の農家に払い下げられたが、南半分は開拓地として開放され、1945年(昭和20年)に岐阜陸軍航空整備学校の復員兵を中心に「農耕隊」を結成し開墾に着手する[8]。1946年(昭和21年)には「各務原開拓団」が結成され、93戸が入植する[9]。旧東飛行場は笹の原野を平坦にして固めたものであったため、開墾は困難であった。
1948年(昭和23年)4月、開拓地が稲葉郡鵜沼町朝日区として発足(地名としては鵜沼町字東旭、字西旭)[4]。同年8月には各務原開拓団を発展解消し、「各務原開拓農協」が発足。開墾は進められ、1951年(昭和26年)に開墾が完了する[10]。
朝日区は農業地域となり、サツマイモ、タバコ、スイカ、畜産(養豚)、酪農(乳牛、ヤギ)が行われ[10][11]、サツマイモを利用した加工品(水飴、デンプン、ぶどう糖)を製造する工場も造られた[10][11]。
昭和30年代から徐々に住宅や工場が建てられ、徐々に農地は減少。農業従事者も減少し、1973年(昭和48年)には「各務原開拓農協」が解散[10][12]。
この地域一帯が鵜沼土地改良区西工区として区画整理され[13]、1975年(昭和50年)1月21日、鵜沼朝日区(鵜沼字東旭、鵜沼字西旭)をもって鵜沼朝日町を設置する[14][15]。
世帯数と人口
[編集]2024年(令和6年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[16]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
鵜沼朝日町一丁目 | 49世帯 | 100人 |
鵜沼朝日町二丁目 | 753世帯 | 1,649人 |
鵜沼朝日町三丁目 | 279世帯 | 646人 |
鵜沼朝日町四丁目 | 669世帯 | 1,491人 |
鵜沼朝日町五丁目 | 779世帯 | 1,915人 |
計 | 2,529世帯 | 5,801人 |
小・中学校の学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[17][18]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 各務原市立陵南小学校 | 各務原市立中央中学校 |
交通
[編集]- 各務原市ふれあいバス東西線朝夕便、稲羽線
- チョイソコかかみがはら
- 町内に駅は無い。最寄りの駅は名古屋鉄道各務原線二十軒駅、名電各務原駅。
主な施設
[編集]- 東ライフデザインセンター
- 陵南福祉センター
- 朝日コミュニティセンター
- 朝日稲荷神社
- 本栄寺
脚注
[編集]- ^ “町名別人口・世帯数” (PDF). 各務原市 (2024年10月1日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2024年9月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2024年9月11日閲覧。
- ^ a b 朝日町 2017, p. 8.
- ^ 各務原市歴史民俗資料館 1991, p. 47.
- ^ 梅田 2011, p. 338.
- ^ 各務原市教育委員会 2024, p. 111.
- ^ 朝日町 2017, p. 3.
- ^ 各務原市教育委員会 2024, p. 144.
- ^ a b c d 各務原市教育委員会 2024, p. 145.
- ^ a b 朝日町 2017, p. 23-24.
- ^ 朝日町 2017, p. 20.
- ^ 広報かかみがはら№284(昭和50年3月15日発行)
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1980, p. 862.
- ^ 朝日町 2017, p. 60.
- ^ “町丁目別人口・世帯数” (PDF). 各務原市 (2024年10月1日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ “小学校就学区域”. 各務原市. 2024年9月11日閲覧。
- ^ “中学校就学区域”. 各務原市. 2024年9月11日閲覧。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 21 岐阜県』角川書店、1980年。ISBN 4-04-001210-0。
- わが町朝日町編さん委員会 編『わが町朝日町:絆(朝日町70年の歴史)』朝日町自治会連合会、2017年。
- 各務原市教育委員会 編『新発見!各務原市の歴史』各務原市教育委員会、2024年。
- 各務原市歴史民俗資料館 編『各務原市の地名(各務原市資料調査報告書第十四号)』各務原市歴史民俗資料館、1991年。
- 梅田薫 編『新鵜沼の歴史』鵜沼歴史研究会、2011年。