アビダンマッタ・サンガハ
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アビダンマッタ・サンガハ | |
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基本情報 | |
宗教 | 仏教 |
作者 | アヌルッダ(Anuruddha) |
言語 | パーリ語 |
時期 | 11世紀 |
章節 | 9章 |
アビダンマッタ・サンガハ(巴: Abhidhammattha Saṅgaha、摂阿毘達磨義論[1])は、仏教の南伝上座部大寺派に属する僧侶アヌルッダ(Anuruddha)によって11世紀頃に書かれた、仏教綱要書。題名は、「論(アビダンマ)の意味の集成」といった意味。
上座部仏教圏では、入門的テキストとして用いられている。
構成
[編集]- 第1章 心の分析 【摂心分別】
(巴: Citta-saṅgaha-vibhāga) - 第2章 心所(心の中身)の分析 【摂心所分別】
(巴: Cetasika-saṅgaha-vibhāga) - 第3章 雑多なものの分析 【摂雑分別】
(巴: Pakiṇṇaka-saṅgaha-vibhāga) - 第4章 路(心の生滅)の分析 【摂路分別】
(巴: Vīthi-saṅgaha-vibhāga) - 第5章 離路(業と輪廻)の分析 【摂離路分別】
(巴: Vīthimutta-saṅgaha-vibhāga) - 第6章 物質の分析 【摂色分別】
(巴: Rūpa-saṅgaha-vibhāga) - 第7章 まとめという分析 【摂集分別】
(巴: Samuccaya-saṅgaha-vibhāga) - 第8章 縁起の分析 【摂縁分別】
(巴: Paccaya-saṅgaha-vibhāga) - 第9章 業処の分析 【摂業処分別】
(巴: Kammaṭṭhāna-saṅgaha-vibhāga)
日本語訳
[編集]- 『南伝大蔵経』 第65巻 「摂阿毘達磨義論」 高楠順次郎監修、水野弘元訳 大蔵出版
- ウ・ウェープッラ, 戸田忠『アビダンマッタサンガハ 南方仏教哲学教義概説〔新装版〕』中山書房仏書林、2013年。ISBN 978-4-89097-076-6。
- 藤本晃『『アビダンマッタサンガハ』を読む』サンガ、2013年。ISBN 978-4-905425-55-7。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ しょうあびだつまぎろん。近代における日本の漢訳タイトル。『南伝大蔵経』 第65巻
- ^ 藤本 2013, §目次.
- ^ ウ・ウェープッラ, 戸田忠 2013, §目次.
関連項目
[編集]外部リンク
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