ラグビー日本代表 2025年メンバー
ユニオン | 日本ラグビーフットボール協会 | ||
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愛称 |
ブレイブ・ブロッサムズ ジャパン エディー・ジャパン | ||
エンブレム | 桜 | ||
ヘッドコーチ | エディー・ジョーンズ(2012-2015, 2024-) | ||
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ラグビー日本代表 2025年メンバー | |
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ラグビー日本代表 2025年メンバー(ラグビーにほんだいひょう2025ねんメンバー)は、ラグビー日本代表として、2025年に編成されるラグビーユニオンのナショナルチーム。日本ラグビーフットボール協会が組織する。愛称は「ブレイブ・ブロッサムズ」(Brave Blossoms)[注 1][1]。ヘッドコーチの名を冠して「エディー・ジャパン」ともいう。日本代表に準じるセカンドチームに、「JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)」がある。
2025年の動向
[編集]前年の動向は「ラグビー日本代表 2024年メンバー」を参照。
国代表条件の緩和
[編集]2024年8月1日からワールドラグビーにより、国代表となる条件が緩和された。「プレーする時点の直前の60ヶ月間継続して当該国を居住地としていた」という項目が撤廃[2][3]。海外に国籍を持つ選手であっても、60ヶ月間 日本国内チームに在籍していれば(途中で海外チームに所属していなければ)、日本代表になる条件を満たすことになる[2]。
新ルールの導入
[編集]2025年1月1日からワールドラグビーは、世界的試験実施ルール(コンバージョンキックまでの時間を90秒から60秒に短縮、ラインアウト形成は30秒以内、スクラム・ラック・モールでのスクラムハーフの保護、争われないラインアウトでのノットストレートの許容)を施行。
日本国内では4月1日から施行する[4]。社会人大会ジャパンラグビーリーグワンでは、2024年12月21日のシーズン開幕戦から導入済み[5]。
用語の変更
[編集]1月6日、日本ラグビーフットボール協会は「新たにラグビー競技を観戦する人たちにわかりやすく伝えるため」として、用語の変更を発表した。主なものは、ノックオン→ノックフォワード、ジャッカル→スティール、 ゴールライン→トライライン、インゴールエリア→トライゾーン/トライエリアなど[4]。
リーグワンは6月1日まで
[編集]ジャパンラグビーリーグワン2024-25のリーグ戦は2025年5月11日まで[6]。以後、入替戦と共にDIVISION1(1部リーグ)のプレーオフ(優勝決定戦)が、6月1日まで行われる[6][7]。
パシフィックネーションズカップ
[編集]前年から刷新されたパシフィックネーションズカップの2025年大会が、8月から9月にかけて開催される見込み。カナダおよびアメリカ合衆国とのプール戦は原則どちらかのホームで行い、ファイナルシリーズ(決勝トーナメント)はアメリカ合衆国で実施される[8][9]。
テストマッチ10試合を予定
[編集]- 国内開催のテストマッチを、2024年度に11試合、2025年度に10試合、2026年度に10試合行う予定であることが、日本ラグビーフットボール協会から2023年7月9日に発表されている[10][11]。
- 2024年から2027年まで、オールブラックス、マオリ・オールブラックス、All Blacks XVと、日本で定期的な対戦を行う[12][12]。
- 2024年から2029年まで、ワラビーズ(オーストラリア代表)およびオーストラリアA代表との日本での定期的な対戦を行う[13]。
2025年の対戦
[編集]未定。前年は「ラグビー日本代表 2024年メンバー」を参照。
日付 | 開始時間 | 対戦 | 結果 | 会場 | 特記事項 | 備考 |
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2024年12月21日 - 2025年5月11日 | ジャパンラグビーリーグワン2024-25 リーグ戦 | [6] | ||||
2025年5月17日 - 2025年6月1日 | ジャパンラグビーリーグワン2024-25 プレーオフトーナメント | [6] | ||||
8月-9月 | パシフィックネーションズカップ2025 カナダ代表 vs 日本代表 |
カナダまたは日本 | プール戦 | [8][9] | ||
8月-9月 | パシフィックネーションズカップ2025 アメリカ合衆国代表 vs 日本代表 |
アメリカ合衆国または日本 | プール戦 | [8][9] | ||
8月-9月 | パシフィックネーションズカップ2025準決勝 | アメリカ合衆国 | ファイナルシリーズ(決勝トーナメント) | [8][9] | ||
8月-9月 | パシフィックネーションズカップ2025決勝 または3位決定戦 |
アメリカ合衆国 | ファイナルシリーズ(決勝トーナメント) | [8][9] |
世界ランキング
[編集]ランキング日付 | 順位 | 順位が変動した理由 |
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2024年11月18日から | 14位→13位 | 2024年11月16日、19位ウルグアイに勝利。秋遠征を行わなかった13位サモア[14]と入れ替わる。[15] |
2025年の日本代表選手
[編集]未定。
日本代表 合宿参加メンバー
[編集]未定。
初キャップ獲得選手
[編集]2025年に初キャップ獲得の選手。
- 未定
スタッフ
[編集]日本代表スタッフ
[編集]未定。
代表資格
[編集]国籍は関係ない
[編集]ラグビーでは、国の代表チームとしてプレーする際にその国籍は問われないため、「所属協会主義」と呼ばれる[16][17]。ワールドラグビーの レギュレーション8条 により、代表資格は以下の4条件で規定されている[18][19]。
- 当該国(日本)で出生している、または、
- 両親、祖父母の1人が当該国(日本)で出生している、または、
- プレーする時点の直前の60か月間継続して当該国(日本)の 協会もしくはラグビー団体のみ に登録されていた、または
- プレーする時点までに、通算10年間、当該国(日本)に滞在していた。
上記の規定は、過去に他の国での代表戦出場が無いことが前提となる。他国でのジュニア代表出場は不問。ただし、オリンピックおよびその予選の場合、ワールドラグビーの代表資格規定は該当せず、その国の国籍を持つ選手のみ(国籍主義)となる[20][21][22]。
日本への帰化選手
[編集]「外国人選手が多い」という批判がある[17][23] が、日本は外見的特徴からそのように指摘されやすい。
他のラグビー代表チームも同様に、異なる国の出身者が含まれる[注 2][24][25]。ワールドカップ2023において、自国出身選手のみで構成されたのは、南アフリカ共和国とアルゼンチンだけだった[26]。
高校・大学時代から日本で生活し、日本に帰化(日本国籍を取得)している選手も少なくない[27][28][29][30][31]。カタカナだけの氏名であっても、姓と名の表記の間に「・」が無い選手は、原則として日本国籍を持つ者である(戸籍に記号は使えないため)[32]。
放送・配信
[編集]未定。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 海外のメディアでは古くから、エンブレムから「チェリー・ブロッサムズ」と呼ばれていたが、2003年ワールドカップにおいてスコットランド代表相手に対しての健闘を、地元オーストラリアの新聞が「BRAVE BLOSSOMS」と形容したことが英語圏において広まった。 BRAVE BLOSSOMSとは ラグビー日本代表
- ^ 一例として、ワールドカップ2019で日本と戦ったスコットランドの先発メンバー15人のうち5人は、スコットランド以外の出身である。南アフリカ2人、オーストラリア・ニュージーランド・イングランド各1人。-- ラグビーワールドカップ2019 日本代表#第4試合(スコットランド戦)
出典
[編集]- ^ “【JRFU公式】ラグビー日本代表応援サイト - WE ARE BRAVE BLOSSOMS”. www.rugby-japan.jp. 2021年10月30日閲覧。
- ^ a b “国代表資格の条件が変更。「5年継続居住」の要件なくなる。 - ラグビーリパブリック” (2024年8月19日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ worldrugby.org. “Amendment to World Rugby Regulation 8 (national team eligibility) from 1 August 2024 | ワールドラグビー”. www.world.rugby. 2024年8月19日閲覧。
- ^ a b 編集ラグリパ編集部 (2025年1月8日). “「世界的試験実施ルール」は日本国内では4月1日より施行。ノックオン、ジャッカルなどの用語も変更へ。 - ラグビーリパブリック”. 2025年1月8日閲覧。
- ^ 編集ラグリパ編集部 (2024年11月26日). “リーグワン、2024-25シーズンでスピードアップ、パフォーマンス向上目的の世界的試験ルールを導入。 - ラグビーリパブリック”. 2025年1月8日閲覧。
- ^ a b c d 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン. “NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 大会概要決定のお知らせ | 【公式】ジャパンラグビー リーグワン ニュース”. 【公式】NTTジャパンラグビー リーグワン. 2025年1月8日閲覧。
- ^ 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン. “NTTジャパンラグビー リーグワン D1 年間スケジュール(2024-25) | 【公式】ジャパンラグビー リーグワン”. 【公式】NTTジャパンラグビー リーグワン. 2025年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e “世界のラグビーがさらに活発化。2027年W杯から24か国出場、2026年からトップ12か国新大会、2024年からPNC - ラグビーリパブリック”. ラグビーリパブリック (2023年10月25日). 2024年1月26日閲覧。
- ^ a b c d e Cahill, Calder (2023年10月24日). “World Rugby launches Pacific Nations Cup, annual competition with the USA Men’s Eagles included as one of six competing nations” (英語). usa.rugby. 2024年1月29日閲覧。
- ^ “2024年~2026年日本代表戦 国内開催地公募のお知らせ”. JRFU. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “日本ラグビー協会が代表戦開催地を全国公募 24年は国内で11試合開催か - スポニチ Sponichi Annex スポーツ”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年7月9日閲覧。
- ^ a b “ニュージーランドラグビー協会(NZR)との覚書締結のお知らせ”. JRFU. 2023年5月10日閲覧。
- ^ “オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)との覚書締結のお知らせ”. JRFU. 2023年7月21日閲覧。
- ^ “Samoa rugby facing 'significant financial challenges', withdraws from Europe tour” (英語). RNZ (2024年8月6日). 2024年11月18日閲覧。
- ^ “【ラグビー】日本は13位に浮上 日本時間25日に7位のイングランドと24年最終戦(スポニチアネックス)”. Yahoo!ニュース. 2024年11月18日閲覧。
- ^ “ラグビー国代表資格 継続居住条件「60ヵ月間」への改正時期は2022年1月1日に延期 | ラグビーリパブリック” (2020年8月7日). 2021年10月28日閲覧。
- ^ a b “【ジャパン2020】 ラグビー日本代表が示した多様性と「日本の和」”. BBCニュース (2020年1月10日). 2021年6月11日閲覧。
- ^ “国代表資格の条件が変更。「5年継続居住」の要件なくなる。 - ラグビーリパブリック” (2024年8月19日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ worldrugby.org. “Amendment to World Rugby Regulation 8 (national team eligibility) from 1 August 2024 | ワールドラグビー”. www.world.rugby. 2024年8月19日閲覧。
- ^ “公正であるはずのスポーツを作っているのは誰? | スポーツ | RADIANT - 立命館大学研究活動報 | 研究・産学官連携 | 立命館大学”. RADIANT - 立命館大学研究活動報サイト. 2023年9月12日閲覧。
- ^ “東京2020オリンピックに挑む、7人制ラグビー男女日本代表が決定│&rugby”. andrugby.com. 2023年9月12日閲覧。
- ^ “なぜなの?ラグビー日本代表に外国人が多い理由”. SPAIA. 2023年9月12日閲覧。
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- ^ “ラグビー日本代表に外国人が多い理由と代表資格の条件 | 教えて!ラガマルくん” (2019年9月18日). 2021年12月7日閲覧。
- ^ “ラグビー代表に外国人選手がいる理由は? 発祥地「大英帝国」の歴史が背景に”. shiRUto(シルト). 2023年1月18日閲覧。
- ^ 諒, 西山 (2023年9月17日). “日本代表は7カ国から参集 グラフで見るラグビーW杯代表選手の出身地と所属チーム”. 産経新聞:産経ニュース. 2025年1月7日閲覧。
- ^ “ラグビー日本代表キャプテン・リーチマイケル「日本に恩返しがしたい」 - 情熱大陸を読む | MBSコラム”. www.mbs.jp. 2021年10月30日閲覧。
- ^ 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン. “リコーブラックラムズ東京、アマト・ファカタヴァ選手 帰化のお知らせ | 【公式】ジャパンラグビー リーグワン ニュース”. 【公式】NTTジャパンラグビー リーグワン. 2025年1月8日閲覧。
- ^ “「もっとうまくなりたい」: ラグビー韓国代表の父を持つ具智元が、国籍を変えてまで日本代表としてプレーする理由”. nippon.com (2021年4月27日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ “日本代表では給水係経験のレメキ ロマノ ラヴァ、1部で戦うためNEC移籍。【ラグビー旬な一問一答】(向風見也) - 個人”. Yahoo!ニュース. 2023年5月26日閲覧。
- ^ Karin (2023年9月8日). “サウマキ兄弟・サウマキアマナキ(弟)の国籍や年俸、家族について!|KARIN塔”. KARIN塔. 2023年9月12日閲覧。
- ^ “ラグビー帰化選手は「姓・名」の順で表記- 特集:ラグビーワールドカップ 2019 日本大会:読売新聞”. 【ラグビーワールドカップ2019】日本大会のニュース・実況解説:読売新聞 (2019年9月30日). 2023年1月18日閲覧。
関連項目
[編集]- リポビタンDチャレンジカップ2025
- リポビタンDツアー2025
- パシフィックネーションズカップ2025
- ラグビー日本代表のテストマッチ一覧
- ラグビー日本代表歴代キャップ保持者一覧
- 日本ラグビーフットボール協会
外部リンク
[編集]- 15人制男子日本代表 - 日本ラグビーフットボール協会
- ラグビー日本代表応援サイト WE ARE BRAVE BLOSSOMS - 日本ラグビーフットボール協会